JPS6090874A - プラスチツク耐火物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工業窯炉において炉壁、天井等に使用される
プラスチック耐火物に関】る。

工業窯炉の炉壁、天井等を構成する耐火材料としては、
耐スポーリング性、施工性等の観点から、いわゆるプラ
スチック耐火物が使用されており、又その施工法として
は、従来の打ちこみ工法の２〜５倍程度の施工能率を有
する吹き付は工法が採用されつつある。しかしながら、
現行のプラスチック耐火物の吹き付は工法には、以下の
如き欠点かあり、その改善が装置されている。

（イ）　プラスチック耐火物のリバウンドによる吹き付
はロスが大きい。吹き付はロス分の回収による再利用も
行なわれているが、この場合には回収の為の要員、設備
等が必要となり、施工能率を却って低下させるとともに
施工コストが大巾に増大する０ （ロ）　吹き付はロスを減少すべく、プラスチック耐火
物の含有水分を増加させて吹き付けを行なう試みもなさ
れているか、この場合にはホースの詰り等の問題が庄じ
る。即ち、含有水分が多い場合には、プラスチック耐火
物中の粗粒のまわりに付着した微粉及びその付着に寄与
する耐火粘土の微粉が軟らかくなり、吹き付は操作時に
マテリアルホース内を圧さく空気で搬送中の粗粒まわり
の微粉がはがれ、ホース内の突起物（ジヨイント部のビ
スの頭）、ホースの曲り部分等に付着する。そして、こ
の付着麓が次第に増大してホース詰りを生ずるものと考
えられている。

け工法の欠点に鑑みて種々研究を重ねた結果、プラスチ
ック耐火物に特定量の有機繊維及び／又は無機繊維を配
合することにより、吹き付はロスが減少し且つホース詰
りも実際土庄じなくなることを見出した。即ち、本発明
は、プラスチック耐火物中の骨材及び粘土１００重り部
に対し有機繊維及Ｏ無機繊維の少なくともｌ柚０．１−
１５　重量部を配合したことを特徴とするプラスチック
耐火物に係る０ 本発明で使用する繊維材料としては、パルプ線１ｇ繊維
、ビニロン繊維、すさ、古紙氷解物、パルプ繊維等の有
機繊維及びセラミックファイバー、クラスファイバー、
スラグウール、石綿等の無機繊維が例示される。繊維の
長さは、０．００２〜２０ｍｍ程度とすることが好まし
い。有ａｔ繊維及び無ｉａ繊維は、夫々単独で使用して
も良く、或いは２種以上を併用しても良い。プラスチッ
ク耐火物に対する繊維材料の配合割合は、前者中の骨材
と粘土との合計１００重量部に対し０．１〜１５　重量
部、より好ましくは０．１〜１０　重量部程度である。

繊維材料の配合量がｏ、１ｆｆｉｆｆｉ部未満の場合に
は、吹き付はロスが大きく、施工部位に対する耐火物の
付着率の改善が認められないのに対し、１５重置部を上
回る場合には、施工後の強度か大巾に低下する。

本発明において、繊維材料以外のプラスチック耐火物の
組成は、公知のプラスチック耐火物のそれと異なるとこ
ろはなく、耐火骨材及び耐火粘土を適宜配合し、粉末バ
インダー及び／又は液体バインダー並ひに水（マグネシ
ア質原料の場合を除く）を加えて使用する。

耐火骨材としては、電融アルミナ、焼結アルミナ、ボー
キサイト、パン土頁岩、合成ムライト等の高アルミナ質
原料、マグネシア、クロム鉱等の塩基性原料、粘土質シ
ャモット、ジルコン、ロー石、カイヤナイト等の除性原
料、炭素、炭化珪素等が例示され、これ等の１種又は２
種以上を使用することか出来る。又、これ等の骨材に対
し、中空アルミナ、軽麓シャモット、パーライト等の断
熱性を有する軽嵐骨材の少なくとも１８＆ｉを併用する
ことが出来、更に平均粒度２５μｍ以下より好ましくは
１μｍ　以下のアルミナ超微粉、ジルコン超微粉、シリ
カ超微粉等の少なくとも１１１１を併用しても良い。耐
火骨材は、常法に従って適宜粒度調整して使用するが、
その−例を示せは、６〜ｌｎ′ＩＴ１程度のものを２０
〜６０　重量％程度、１〜０．１５ｍｍ程度のものを１
〜３０！ｊ１％程度、０．１５ｍｍ米満の６のを２０〜
５０重凰％程度とする。

耐火粘土としては、本山本節粘土、蛙目粘土、ベントナ
イト等の１棟又は２種以上を使用Ｔる。

耐火骨材と耐火粘土の割合は、通富前者９９．５〜６０
重Ｍ都に刻し後者０．５〜４０３に置部の合計１００重
量部とする。

粉末バインダーとしては、硫腋アルミニウム、珪酸ナト
リウム、メタ珪酸ナトリウム、ビロリン酸ナトリウム、
多価の糖アルコール等が例示さ札その１ａｌｌ又は２池
以上を耐火骨材と耐火粘土との合計１００重諷部に対し
０．１〜５血が部程度使用する。

液体バインダーとしては、糖蜜、パルプａｍ、リン酸ア
ルミニウム、グリセリン、イソプロピルアルコール、多
価の糖アルコール等が挙げらｎ、その１種又は２＆Ｉ以
上を耐火骨詞と耐火粘土との合計１００１ｊ！部に対し
０．１〜２０　重量部程度使用すム水の使用態は、耐火
骨相と耐火粘土との合計１００重嵩部に対し２〜４０重
旭部８Ｉ！度とすることが好ましい。但し、マグネシア
質の耐火骨材を使用する場合には、ＭｇＯの水和による
峡化を防止する為に、水は使用しない、。

尚、繊維材料以外の各原料についての上記の記載は単な
る例示に過ぎず、不発ψＪを何ら限定するものではない
。

本発明のプラスチック耐火物は、吹き柑は施工に特に適
しているが、打ちこみ施工においても使用可能である。

本発明の吹き付は用プラスチック耐火物は、以下の如き
顕著な効果を奏する。

（１）吹き付はロスが少なく、施工部位に対する付着率
が高い。

（１１）施工能率が高い。

（ｉｉｉｌ　吹き付はガンに連なるホース内での詰りを
主じない。

（ｉｖｌ　施工部の断熱性が良いので、省エネルギー効
果が大きい。

実施例１〜６及び比較例１ 第１表に示す配合（重量部）のプラスチック耐火物を使
用して、吹き付は装置（スイス、アリバー社製、４００
型月こより吹き付は試験を行なったリバウンドによる吹
き句はロス及び吹き付は施工体の物性値をｍ２表に示す
。尚、リバウンドロスは、落下物１意／吹き付は重態Ｘ
　１００（％）で示す０ 第　ｌ　表 第２表 第２表に示す結果から明らかな如く、本発明プラスチッ
ク耐火物を使用する場合には、吹き付はロスが大巾に減
少している。

又、比較例１及び実施例２のプラスチック耐火物２７０
０Ｋｇを使用して、吹き付は装置（前記に同じ）により
加熱炉側Ｑ　（３，４ｍ２）に吹き付は施工を行なった
ところ、比較例１では吹き付はロスは２５％であったの
に対し、実施例２では吹き付はロスはわずかに１２ｔＩ
ｂ　であった。使用後に詔いても、比較例１及び実施例
２ともに亀裂、剥離等の異常は認められなかった。

実施例７〜１１及び比較例２ 第３表に示す配合割合（重態ｓ）のプラスチック耐火物
を使用して、エアーランマーにより打ちこみ施工を行な
い、１１０℃で１（）時間乾燥した。

乾燥後の物性は、第４表に示す通りであり、本発明品の
使用により、断熱性に優れた施工体が得られることか明
らかである。

第　３　表 第　４　表 実施例１２ 中空アルミナを含む第５表に示す配合割合（重量部）の
プラスチック耐火物を使用して実施例１と同様にして吹
き付は施工した。

吹き付はリバウンドロス及び吹き付は施工体の物性を第
６表に示す。

第５表 第　６　表 実施例１３ 第７表に示す配合割合（重量部）のクロム質プラスチッ
ク耐火物を使用して実施例１と同様にして吹き付は施工
を行なった。

吹き付はリバウンドロス及び吹き付は施工体の第　７　
表 第　８　表

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■　プラスチック耐火物中の骨材と粘土との合計１００
   重鳳部に対し有機繊維及び無機繊維の少なくとも１種０
   ．１〜１５　重量部を配合したことを特徴とするプラス
   チック耐火物。