JPS6090009A - 中空糸型膜分離装置の製造方法 - Google Patents

中空糸型膜分離装置の製造方法

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JPS6090009A
JPS6090009A JP19758583A JP19758583A JPS6090009A JP S6090009 A JPS6090009 A JP S6090009A JP 19758583 A JP19758583 A JP 19758583A JP 19758583 A JP19758583 A JP 19758583A JP S6090009 A JPS6090009 A JP S6090009A
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JP
Japan
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case
hollow fiber
curing agent
hollow
sealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19758583A
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English (en)
Inventor
Koichi Naruse
成瀬 功一
Hiroyuki Toyoda
豊田 弘之
Masaomi Eguchi
江口 正臣
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中空糸型血液透析装置に代表される中空糸型膜
分離装置の製法に関するものである。
さらに詳しくは中空糸集束体端部における/−リング性
硬化剤による中空糸同志の接合(シールjおよび中空糸
端とケース端部との7−ルが改良され、ケース内気密性
のすぐれた中空糸型膜分離装置を製造する方法に関する
ものである。
膜分離装置、たとえば人工腎臓に代表される血液透析装
置としては1通常第1図tこ示したような中空糸型が一
般的であり、その構造はケース1内に中空糸集束体2を
装填し、血液流入口6から血液を導入して中空糸の中空
部へ血液を、また透析液注入口4から透析液を導入して
ケース1の空隙へ透析液を、それぞれ通液させて。
中空糸自体の半透膜効果により、血液内の老廃物を透析
液側へ透析せしめるよう構成されている。
この中空糸型血液透析装置を製造するには、(1)まず
中空糸集束体を製造し、(2)この中空糸集束体をケー
ス内tこ装填し、(3)ケース端部にシーリング性硬化
剤からなる硬化層を形成し、(4)中空糸端部同志8よ
び中空糸端部とケース端部が接合し、かつ中空糸端部の
中空部が開口1−るように硬化層を切断し、(5)ケー
ス端部にヘッダーを設け、(6)次いで必要に応じケー
ス内および中空糸の中空部を洗浄するという各工程の組
合せにより行なわれている。
ここでとくに上記第(3)工程はいわゆるポツティング
工程として重要であり、形成される硬化層が中空糸の端
部同志および中空糸端とケース端とを確実に接合し、ケ
ース内の気密性を十分保持するようシールされているこ
とが要求される。従来のボッティング工程としては、ケ
ース端をシーリング性硬化剤中に浸漬した後硬化する方
法およびケース端に7−ルキヤソプをかぶせて第1図の
透析液注入口4から7−リング性硬化剤を注入し、圧力
または遠心力により硬化剤をケース両端に移動させて、
そこで硬化させる方法が主として行なわれているが、こ
れらの方法tこにいては、硬化剤や中空繊維に含まれる
微量な水分の影響により硬化時に気泡を生ずるため、形
成される硬化層が多数の微細な気泡を含有するものとな
る。こめように硬化層が気泡を含有すると5次いで上記
第(4)工程tこおいて硬化層を切断する際に中空糸端
部の開口と共に気泡部分もが開口して、硬化層eこ気泡
が連通し。
ケース内の気密性が不十分となって、この部分から透析
液が漏れるというトラブルを生ずる場合が多い。さらに
また上述のポツティング方法に束密度の高い中空糸集束
体や中空糸同志の繍み合いがある中空糸集束体を適用す
る場合には、中空糸集束体へのツーリング性硬化剤の浸
透が妨げられて、7一ル不足を招き易いという問題があ
る。
そこで本発明者らは硬化層のシール効果を高め、気密性
のすぐれた中空糸型膜分離装置を製造することを目的と
して@麗検討した結果、上記(4)工程の終了後、さら
にケース内へシーリング性硬化剤を注入して、これをケ
ース両端部へ分配し、固化させることにより、上記(3
)工程で予め形成された硬化層が補修されて完全な気密
7−ルが達成できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は中空糸集束体を装填したケースの両端
部tこ、シーリング性硬化剤からなる硬化層を形成して
、中空糸端部同志および中空糸端部とケース端部を接合
せしめ、次いで中空糸端部の中空部が開口するようtこ
硬化層を切断した後、さらにケースの内側から端部へと
硬化性シーリング剤を導入し、両端部にてこれを固化せ
しめることを特徴とする中空糸型膜分離装置の製造方法
を提供するものである。
本発明で用いる中空糸集束体とはポリメタクリル酸メチ
ル、アクリロニトリル系共重合体、セルローズおよびセ
ルロース誘導体などのポリマ物質を紡糸して得られる中
空糸を数千〜数万本糸方向に連ねた集束体であり、各単
糸の直径は200〜350μm、中空部直径は150〜
300μの範囲が好ましい。
本発明で硬化層を形成するために用いるシーリング性硬
化剤とは、ポリウレタン、エポキシ樹脂およびシリコー
ンなどtこ硬化剤を混合してなる二液型接着剤を意味し
、この混合はシーリング性硬化剤の使用直前に行なわれ
る。
次に本発明の方法を第2図〜第8図にしたがって説明す
る。
第2図〜第6図は本発明の方法により中空糸型血液透析
装置を製造する際の各過程における縦断面図であり、第
7図および第8図はそれぞれ第5図および第6図に対応
するケース端部硬化層の拡大縦断面図である。
本発明の実施に際してはまず第2図に示した如く、ケー
ス本体1内に中空糸集束体2を両端がケースからそれぞ
れ突出するようtこ装填する。
次にこのケースの両端tこ硬化層を形成するポツティン
グ工程に移行するが、その具体的手段としてはケース内
部に硬化剤を注入し、ケースに遠心力を付与して硬化剤
をケース両端部tこ移動させ、その部分で硬化せしめる
方法が望ましく、ケース両端を硬化剤に浸漬する方法は
、ケース端部外壁などに硬化剤が付着し、ケース外観を
低下させるため好ましくない。
しかして本発明に3いては第3図に示したようにケース
1の両端にシール用キャップ7.7′ヲカフせ、ケース
1の透析液注入口4,4′を硬化剤注入口として利用し
て、ここから矢印で示したシーリング性硬化剤の所定量
を注入する。
硬化剤を注入しながらケースに遠心力を付与することに
より、ケース内の硬化剤をケース両端tこ移動させる。
これはケース本体を回転円盤上に載置・固定して、通常
約500〜2500r、p、mの回転を約15〜40分
間与えることeこより達成される。
上記遠心力の付与eこより、硬化剤はケース両端に移動
し、その部分で硬化して、第4図のようtこ硬化層6.
6′が形成され、この硬化層6.6′により中空糸同志
および中空糸端部とケース端部が接合し5シールされた
形態となる。
次いでシール用キャップ7.7′を取り外し。
第4図の矢印部分を切断して、中空糸の中空部を両端で
開口せしめる。
しかして両端の硬化層を切断し、かつケース端部tこヘ
ッダー5,5′を取り付けたのが第5図の態様である。
この第5図の態様における硬化層の端部は、第7図にそ
の拡大縦断面図を示したように、端部8で各中空糸9が
各々開口し、中空糸同志が硬化層6で接合されている。
しかるに硬化層6は硬化剤や中空糸が含有する水分が硬
化時に発泡して生成した微細な気泡10をところどころ
に含んでおり、この気泡はたとえば10′のようにこ硬
化層間を連通して、ケースの気密性を著しく阻害するこ
とになる。
そこで本発明においては第5図に矢印で示したように、
さらに透析液注入口からシーリング性硬化剤の所定量を
注入し、再度ケースに遠心力を与えて硬化剤をケース両
端に移動させ、第6図のようtこ、予め形成された硬化
層6.6′の内側へ、追加の硬化層++、++’を形成
せしめるのである。
この第6図の再硬化終了後の硬化層の端部は第8図にそ
の拡大縦断面図を示したように、気泡の連通部10′が
追那の硬化ノー11により補修されるため、ソール効果
が而<、気密性が極めて改良されたものとなる。
な8この追加の硬化剤の注入は、予めケース端部tこ形
成した硬化層6.6′を切断した後行なうことか必要で
あり、追加の硬化層11.11′を形成した後で切断す
る場合eこは、気泡の連通化は防止し得す、気泡を完全
に追いだすこともできない。
かくして本発明の方法によりボノテイング工程を終了し
た中空糸型血液透析装置は、ケース両端のシール性が高
く、ケース内気密性もすぐれているので、次いでケース
内および中空糸中空部を必要Vこ応じて洗浄することに
より、高品位かつ高品質の製品を製造することができる
以上中空糸型血液透析装置の製造に基づいて本発明を説
明したが、本発明の方法は血晶交換装置などの体液処理
装置、海水処理装置、廃水処理装置などの水処理装置お
よび人工肺などの気体分離装置などの中々糸型膜分離装
置の製造にも同様に適用することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明する。
実施例 次の方法で中空糸型血液透析装置を製造し、得られた製
品について気密試験を行なった。
なお気密試験はケース内に100011+1Hg相当の
空気圧を30秒かけた後、これを密閉して三層(株)製
リークテスター(LT−エル)に供し、10秒間?こも
れる空気量を測定して、空気量0. ’173 mj?
未満を合格、ロ、+73m6以上を不合格と判定した。
まず内径41期、長さ200間の円筒形プラスチックケ
ース内に、外径250μ、内径200μ、長さ230朋
のポリメタクリル酸メチル製中空糸+1ooo本を束ね
た中空糸集束体を挿入し、ケース両端に/−ル用キャッ
プをかぶせたものを回転円盤上eこ載置、固定し、その
透析液注入口(円径8 wR)に分岐型硬化剤注入用ノ
ズルを挿入して、シーリング性硬化剤として二液性ポリ
ウレタン樹脂85gを注入した後、ただちにケースに1
00 Or、p、mの回転を約21分間付与し、硬化剤
をケース両端に移動させ。
その部分で硬化せしめた、 次にケースからシール用キャップを取り外し。
両端硬化層をそれぞれ外側から14.5mの位置でカッ
ターにより切断した後、ケース両端にヘッダーをセット
して上記気密試験に供した。
この結果、製造した中空糸型血液透析装置200本の内
で284%は合格したが、1696が不合格であった。
不合格品についてケース内両端部を精密検査したところ
、第7図のようtこ硬化層に気泡の連通部分を生じてい
ることが確認された。
一方上記16%の不合格品について、さら(・こ透析液
注入口から二液性ポリウレタン樹脂10gを追加注入し
、上記と同様にケースに遠心力を付与して追加の硬化層
を形成した。これらについて上記気密試験を行なった結
果、不合格品の内81.3%が合格するに至った。この
合格品につぎケース両端を精密検査したところ、第8図
のように追加の硬化層により気泡の連通部分が効果的に
補修されていた。
したがって本発明の方法によれば、−次合格率84%−
二次合格率(16X0.8+3)=97%の合格率とな
り、シール性が高く、気密性のすぐれた中空糸型血液透
析装置を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は中空糸型血液透析装置の縦断面図である。第2
図〜第6図は本発明の方法により中空糸型血液透析装置
を製造する際の各過程?こ8ける縦断面図であり、第7
図8よび第8図はそれぞれ第5図および第6図に対反す
るケース端部硬化層の拡大縦断面図である。 1〜ケ一ス本体 2〜中空糸集束体 3.3′〜血液注入口 4.4′〜透析液注入口 5.5′〜ヘツダー 6.6′〜硬化層 717′〜ンール用キヤツプ 8〜端部 9〜中空糸 10〜気泡 10′ 〜気泡連通部 11〜追加の硬化層 特許出願人 東 し 株 式 会 社 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中空糸集束体を装填したケースの両端部ニ。 シーリング性硬化剤からなる硬化層を形成して。 中空糸端部同志および中空糸端部とケース端部な接合せ
    しめ、次いで中空糸端部の中空部が開口するように硬化
    層を切断した後、さらにケースの内側から端部へと硬化
    性シーリング剤を導入し、両端部にてこ、ltを固化せ
    しめることを特徴とする中空糸型膜分離装置の製造方法
JP19758583A 1983-10-24 1983-10-24 中空糸型膜分離装置の製造方法 Pending JPS6090009A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61157308A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 Daicel Chem Ind Ltd 中空糸型膜モジユ−ル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56168805A (en) * 1980-06-02 1981-12-25 Toshiba Corp Production of hollow membrane separating module

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