JPS608873B2 - サイクロン分離器 - Google Patents
サイクロン分離器Info
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- JPS608873B2 JPS608873B2 JP401880A JP401880A JPS608873B2 JP S608873 B2 JPS608873 B2 JP S608873B2 JP 401880 A JP401880 A JP 401880A JP 401880 A JP401880 A JP 401880A JP S608873 B2 JPS608873 B2 JP S608873B2
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- inlet duct
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はサイクロン分離器に関し、特に流体の圧損を低
減すると共に粉粒体の分離効率(捕集効率)を高めたサ
イクロン分離器に関するものである。
減すると共に粉粒体の分離効率(捕集効率)を高めたサ
イクロン分離器に関するものである。
サイクロン分離器は大別して渦巻型と軸流型に分類され
るが、処理能力では前者の方が優れている為、各種工業
分野において渦巻型サイクロンが広く利用されている。
るが、処理能力では前者の方が優れている為、各種工業
分野において渦巻型サイクロンが広く利用されている。
渦巻型サイクロン分離器の利用例としては、流体中に含
まれる固形異物を気流と共に旋回させながら遠心力によ
って分離・捕集したり、或は固形異物を流体中に混入さ
せておき、該固形異物をその質量に応じて分級したり、
固体一気体の接触及び分離をしたりしながら両者間で熱
交換を行ったりするもので、用途に応じ単独装置として
或は複合装置として、たとえば以下に示す様な用途に利
用される。{a} 粉粒体空気力輸送設備の端末分離器
。
まれる固形異物を気流と共に旋回させながら遠心力によ
って分離・捕集したり、或は固形異物を流体中に混入さ
せておき、該固形異物をその質量に応じて分級したり、
固体一気体の接触及び分離をしたりしながら両者間で熱
交換を行ったりするもので、用途に応じ単独装置として
或は複合装置として、たとえば以下に示す様な用途に利
用される。{a} 粉粒体空気力輸送設備の端末分離器
。
{b} 石炭等の気流乾燥設備における端末分離器。{
c’各種鉱石、原料等の閉回路粉砕設備におけるサイク
ロンセ/ぐレー夕。(d)セメント原料粉末、水酸化ア
ルミニウム粉末、粒状石灰右糖を焼成するときの予熱交
換装置。
c’各種鉱石、原料等の閉回路粉砕設備におけるサイク
ロンセ/ぐレー夕。(d)セメント原料粉末、水酸化ア
ルミニウム粉末、粒状石灰右糖を焼成するときの予熱交
換装置。
たとえば第1図は、サイクロン分離器の一例を示す一部
破断見取り図で、外筒1の下部側には下方に向って順次
断面積を縮少した逆円錘体2を一体的に形成し、下端部
に固形異物の取出口3を設ける。
破断見取り図で、外筒1の下部側には下方に向って順次
断面積を縮少した逆円錘体2を一体的に形成し、下端部
に固形異物の取出口3を設ける。
外筒1の頂部には天井4を形成してその中央部に気体排
出ダクト5を接続すると共に、該ダクト5は外筒1の内
側に突出させる。また外筒1の上部側に接線方向に入口
ダクト6が接続され、該ダクト6からは分離枚は分級ご
れるべき粉粒体が気体と共に導入される。そしてこれら
の混相流は、排出ダクト5と外筒1の間で旋回し、旋回
流8は順次降下して円錘筒2の下部付近で反転し中心流
9を形成して上昇し、排出ダクト5を通じて取り出され
る。他方粉流体は旋回流8による遠心力によって分離又
は分級され、外筒1及び円錐筒2の内壁に沿って取出口
3から取出される。ところでこの種のサイクロンでは気
流の圧損が相当大きく、吸引又は送風能力のかなり大き
い議引・送風機を使用する必要があり、省エネルギーの
観点から圧損を極力少なくすることが望まれる。そこで
本発明者等はまず圧損を高めている原因を究明すべく検
討したところ、サイクロンの構造上の欠陥が1つの原因
になっていることをつきとめた。即ち従来のサイクロン
では、第2図(第1図の横断面相当図)及び第3図(第
1図の横断面相当図)に矢印で示した如く、サイクロン
内でひとまわりしてきた流体が、入口部から入ってくる
新たな流体に対して斜め方向から吹きつける様に当たる
結果、入口ダクト6からの流体がサイクロン周壁側に押
し流される様な所調縮流現象が生じる。この様な現象が
生じると、周壁面では入口ダクト6部分よりも流速が増
大し、これに伴って周壁面との摩擦による圧損が増大し
ていることが確認さされた。またサイクロン内での流体
の旋回々数が多くなるほど、圧損は大きくなることも確
認された。従って前記縮流現象を防止すると共に、粉粒
体の分離効率を低下させない程度にサイクロン内での旋
回々数を少なくしてやれば、庄損を相当低減できると考
えられる。本発明は上記の知見を基に鋭意研究の結果な
されたものであって、入口ダクトのサイクロン中心側々
壁のほぼ延長線上に、サイクロン内部へ突出した案内羽
根を設けると共に、該案内羽根の下部を入口ダクトの底
面より下方へ延長する点に第1発明の要旨が存在し、こ
れによって縮流現象の防止に大きく寄与することが、圧
損低下の目的を達成することができた。
出ダクト5を接続すると共に、該ダクト5は外筒1の内
側に突出させる。また外筒1の上部側に接線方向に入口
ダクト6が接続され、該ダクト6からは分離枚は分級ご
れるべき粉粒体が気体と共に導入される。そしてこれら
の混相流は、排出ダクト5と外筒1の間で旋回し、旋回
流8は順次降下して円錘筒2の下部付近で反転し中心流
9を形成して上昇し、排出ダクト5を通じて取り出され
る。他方粉流体は旋回流8による遠心力によって分離又
は分級され、外筒1及び円錐筒2の内壁に沿って取出口
3から取出される。ところでこの種のサイクロンでは気
流の圧損が相当大きく、吸引又は送風能力のかなり大き
い議引・送風機を使用する必要があり、省エネルギーの
観点から圧損を極力少なくすることが望まれる。そこで
本発明者等はまず圧損を高めている原因を究明すべく検
討したところ、サイクロンの構造上の欠陥が1つの原因
になっていることをつきとめた。即ち従来のサイクロン
では、第2図(第1図の横断面相当図)及び第3図(第
1図の横断面相当図)に矢印で示した如く、サイクロン
内でひとまわりしてきた流体が、入口部から入ってくる
新たな流体に対して斜め方向から吹きつける様に当たる
結果、入口ダクト6からの流体がサイクロン周壁側に押
し流される様な所調縮流現象が生じる。この様な現象が
生じると、周壁面では入口ダクト6部分よりも流速が増
大し、これに伴って周壁面との摩擦による圧損が増大し
ていることが確認さされた。またサイクロン内での流体
の旋回々数が多くなるほど、圧損は大きくなることも確
認された。従って前記縮流現象を防止すると共に、粉粒
体の分離効率を低下させない程度にサイクロン内での旋
回々数を少なくしてやれば、庄損を相当低減できると考
えられる。本発明は上記の知見を基に鋭意研究の結果な
されたものであって、入口ダクトのサイクロン中心側々
壁のほぼ延長線上に、サイクロン内部へ突出した案内羽
根を設けると共に、該案内羽根の下部を入口ダクトの底
面より下方へ延長する点に第1発明の要旨が存在し、こ
れによって縮流現象の防止に大きく寄与することが、圧
損低下の目的を達成することができた。
また該案内羽根の下部を、入口ダクトに背を向ける方向
に湾曲させごた点に第2発明の要旨が存在し、これによ
り旋回流8の掬に上げ効果が発揮され、粉粒体の分離効
率を維持しつつ圧損を低下させるという圧損を低下させ
るという目的が達成される。以下実施例図面に基づいて
本発明の構成及び作用効果を説明するが、下記の実施例
は代表例に過ぎず、本発明を限定する性質のものではな
い。
に湾曲させごた点に第2発明の要旨が存在し、これによ
り旋回流8の掬に上げ効果が発揮され、粉粒体の分離効
率を維持しつつ圧損を低下させるという圧損を低下させ
るという目的が達成される。以下実施例図面に基づいて
本発明の構成及び作用効果を説明するが、下記の実施例
は代表例に過ぎず、本発明を限定する性質のものではな
い。
又前・後記の趣旨に適合し得る範囲でサイクロン本体の
形状や構造、案内羽根の形状や取付手段等を適当に変更
することはすべて本発明の範囲に含まれる。第4〜6図
は第1発明に係るサイクロン分離器を例示するもので、
第4図は一部破断見取り図、第5図は横断面図、第6図
は縦断面図であり、全体の構成は第1〜3図の例とほぼ
同様である。
形状や構造、案内羽根の形状や取付手段等を適当に変更
することはすべて本発明の範囲に含まれる。第4〜6図
は第1発明に係るサイクロン分離器を例示するもので、
第4図は一部破断見取り図、第5図は横断面図、第6図
は縦断面図であり、全体の構成は第1〜3図の例とほぼ
同様である。
但し本第1発明では、入口ダクト6のサイクロン中心側
々壁のほぼ延長線上で且つ入口ダクト6の外側々壁とほ
ぼ平行に、サイクロン内部へ突出した案内羽根10が設
けられ、該案内羽根1川ま下方部10aが入口ダクト6
の底面6aよりも下方に延長して形成されている。従っ
て入口ダクト6から流入した流体の旋回流は、第5図に
示す如くサイクロンの内壁に沿って1周し、入口ダクト
6の開□部に至る前に案内羽根101こ当り、曲率半径
の小さな円を描く様に旋回しつつ降下する。従ってサイ
クロン入口部での縮流現象が可及的に抑制されることに
なり、周壁部での旋回流速が低下する。しかも、案内羽
根10の下端部10aを入口ダクト6の底面6aよりも
下方に延長して形成することにより、分離効率の低下を
防止しつつ圧損をかなり大幅に改善し得ることが確認さ
れた。即ち外筒の内半径(R):150側、同高さ(H
):225肌、入口ダクトの高さ(h):165柳のサ
イクロン分離器を用い、入口ダクトのサイクロン中心側
々壁の延長線上に、幅(W)が40側で高さ(L)の異
なる直板状の案内羽根10を取り付け、(L)と圧損(
△P)及び分離効率(刀)の関係を調べた。但し流体と
しては、市販のセメント粉末を混入した乾燥空気を使用
した(セメント粉末送給量:20kg/分、入口ダクト
部の流速:18m/秒)。その結果第7,8図の結果が
得られた。第7図からも明らかな様に圧損は、(L/h
)が大きくなるにつれ低下する。一方分離効率は、第8
図からも明らかな様に(L/h)が0.7付近までは急
激に低下するが、入口ダクト6の底面より長く(L/h
〉1.0)なるにつれて向上し、1.3〜1.4付近に
於て、分離効率は(L/h)が零の場合と同程度にまで
向上した。これらの結果から、本実験の場合は、(L/
h)が、1.3〜1.4の範囲になる様に入口案内羽根
の形状を設定することにより、圧頃を最少眼に押えつつ
高い分離効率を確保し得ることが判った。第1発明に係
るサイクロン分離器は、前述の如く(L/h)が1以上
になる様に設計したところに最大の特徴があり、この様
な構成によりサイクロン内での圧損軽減効果が得られる
。
々壁のほぼ延長線上で且つ入口ダクト6の外側々壁とほ
ぼ平行に、サイクロン内部へ突出した案内羽根10が設
けられ、該案内羽根1川ま下方部10aが入口ダクト6
の底面6aよりも下方に延長して形成されている。従っ
て入口ダクト6から流入した流体の旋回流は、第5図に
示す如くサイクロンの内壁に沿って1周し、入口ダクト
6の開□部に至る前に案内羽根101こ当り、曲率半径
の小さな円を描く様に旋回しつつ降下する。従ってサイ
クロン入口部での縮流現象が可及的に抑制されることに
なり、周壁部での旋回流速が低下する。しかも、案内羽
根10の下端部10aを入口ダクト6の底面6aよりも
下方に延長して形成することにより、分離効率の低下を
防止しつつ圧損をかなり大幅に改善し得ることが確認さ
れた。即ち外筒の内半径(R):150側、同高さ(H
):225肌、入口ダクトの高さ(h):165柳のサ
イクロン分離器を用い、入口ダクトのサイクロン中心側
々壁の延長線上に、幅(W)が40側で高さ(L)の異
なる直板状の案内羽根10を取り付け、(L)と圧損(
△P)及び分離効率(刀)の関係を調べた。但し流体と
しては、市販のセメント粉末を混入した乾燥空気を使用
した(セメント粉末送給量:20kg/分、入口ダクト
部の流速:18m/秒)。その結果第7,8図の結果が
得られた。第7図からも明らかな様に圧損は、(L/h
)が大きくなるにつれ低下する。一方分離効率は、第8
図からも明らかな様に(L/h)が0.7付近までは急
激に低下するが、入口ダクト6の底面より長く(L/h
〉1.0)なるにつれて向上し、1.3〜1.4付近に
於て、分離効率は(L/h)が零の場合と同程度にまで
向上した。これらの結果から、本実験の場合は、(L/
h)が、1.3〜1.4の範囲になる様に入口案内羽根
の形状を設定することにより、圧頃を最少眼に押えつつ
高い分離効率を確保し得ることが判った。第1発明に係
るサイクロン分離器は、前述の如く(L/h)が1以上
になる様に設計したところに最大の特徴があり、この様
な構成によりサイクロン内での圧損軽減効果が得られる
。
しかし第8図に見られた如く、特に案内羽根の高さ(L
)を充分大きくしない限り分離効率に若干の悪影響が出
るという問題があった。その分離効率の低下を可及的に
抑えつつ圧損を低下させるということが次の課題となっ
た。第9〜12図は第2発明に係るサイクロン分離器を
例示するもので、第9図は一部破断見取り図、第10図
は横断面図、第11,12図は第10図における紅−幻
線及び狐一皿線断面図であり、全体の構成は第4〜6図
の第1発明の例とほぼ同様である。
)を充分大きくしない限り分離効率に若干の悪影響が出
るという問題があった。その分離効率の低下を可及的に
抑えつつ圧損を低下させるということが次の課題となっ
た。第9〜12図は第2発明に係るサイクロン分離器を
例示するもので、第9図は一部破断見取り図、第10図
は横断面図、第11,12図は第10図における紅−幻
線及び狐一皿線断面図であり、全体の構成は第4〜6図
の第1発明の例とほぼ同様である。
但し本第2発明では、案内羽根10の下方部10bが入
口ダクト6に背を向ける方向に湾曲されている。従って
、サイクロン入口部での縮流現象が抑制されるだけでな
く、周壁部に沿って旋回下降してきた旋回流が湾曲部1
0bによって掬い上げられ、この上向流れが入口ダクト
6よりサイクロン内に流入した流体の流線方向を下向き
に規制して、サイクロン内における流体の総旋回々数を
減少させる作用を発揮する。これらの結果、サィクロン
ー内における流体の圧損を大幅に低減し得ることになっ
た。ちなみに、前記寸法のサイクロンを使用し、案内羽
根を付属しない場合(比較例)、幅(W)が4仇肋で高
さ(L)が20仇肋(L/h二1.2)の直板状案内羽
根を付属する場合(実施例1)、および同案内羽根の下
方100柳を曲率半径15仇ゆで湾曲した場合(実施例
2)につき前記と同じ条件にて分離試験を行ったところ
、第1表の結果が得られた。
口ダクト6に背を向ける方向に湾曲されている。従って
、サイクロン入口部での縮流現象が抑制されるだけでな
く、周壁部に沿って旋回下降してきた旋回流が湾曲部1
0bによって掬い上げられ、この上向流れが入口ダクト
6よりサイクロン内に流入した流体の流線方向を下向き
に規制して、サイクロン内における流体の総旋回々数を
減少させる作用を発揮する。これらの結果、サィクロン
ー内における流体の圧損を大幅に低減し得ることになっ
た。ちなみに、前記寸法のサイクロンを使用し、案内羽
根を付属しない場合(比較例)、幅(W)が4仇肋で高
さ(L)が20仇肋(L/h二1.2)の直板状案内羽
根を付属する場合(実施例1)、および同案内羽根の下
方100柳を曲率半径15仇ゆで湾曲した場合(実施例
2)につき前記と同じ条件にて分離試験を行ったところ
、第1表の結果が得られた。
第1表
第1表の結果からも明らかな様に、案内羽根を付属しな
い従釆型のサイクロン(比較例)では、分離効率は相当
高いものの圧損がかなり大きい。
い従釆型のサイクロン(比較例)では、分離効率は相当
高いものの圧損がかなり大きい。
また単なる直板状の案内羽根を入口ダクトの底面より下
方に延長させる様に設けた第1発明のサイクロン(実施
例1)では、圧損は相当低下するものの分離効率も若干
低下するきらいがある。これらに対し、案内羽根の下方
を入口ダクトに背を向ける方向に湾曲させた第2発明の
サイクロン(実施例2)では、高い分離効率を維持しつ
つ圧損を大幅に低減することができる。この様に本発明
では入口ダクト部分に案内羽根を設け、且つ該案内羽根
の下方を入口ダクトの底面より下方に延長させる構成、
並びに当該下方部を入口ダクトに背を向ける様に湾曲さ
せる構成とすることにより、入口ダクト部分における縮
流現象を防止すると共に、特に旋回流を掬い上げるよう
に構成した場合にはサイクロンに流入した流体を下向き
に方向親側する作用を発揮する。
方に延長させる様に設けた第1発明のサイクロン(実施
例1)では、圧損は相当低下するものの分離効率も若干
低下するきらいがある。これらに対し、案内羽根の下方
を入口ダクトに背を向ける方向に湾曲させた第2発明の
サイクロン(実施例2)では、高い分離効率を維持しつ
つ圧損を大幅に低減することができる。この様に本発明
では入口ダクト部分に案内羽根を設け、且つ該案内羽根
の下方を入口ダクトの底面より下方に延長させる構成、
並びに当該下方部を入口ダクトに背を向ける様に湾曲さ
せる構成とすることにより、入口ダクト部分における縮
流現象を防止すると共に、特に旋回流を掬い上げるよう
に構成した場合にはサイクロンに流入した流体を下向き
に方向親側する作用を発揮する。
その為、圧損を大幅に低減しつつ高い分離効率を確保し
得ることになった。又、このような案内羽根は単にサイ
クロン自体の圧損を低減するのみならずず、後続の排出
ダクト5における圧損も低減させる効果をもっている。
ところで案内羽根の形状は格別限定されず、第4〜6図
及び第9〜12図のほか種々変更することができる。
得ることになった。又、このような案内羽根は単にサイ
クロン自体の圧損を低減するのみならずず、後続の排出
ダクト5における圧損も低減させる効果をもっている。
ところで案内羽根の形状は格別限定されず、第4〜6図
及び第9〜12図のほか種々変更することができる。
たとえば第13図〜15図は案内羽根10の他の例を示
す見取り図、第13図は下部を屈曲させて掬い上げ部を
形成した例、第14図は下部のサイクロン内壁側の掬い
上げ傾斜角(Q)がサイクロン中心側の掬い上げ傾斜角
(3)よりも漸次つ・ごくなる様に形成して掬い上げ効
果を高めた例、第1 5図は下方部の幅W′を上方部の
幅Wよりも広く形成し掬い上げ効果を高めた例であり、
この様に案内羽根の形状を適当に変更すればその機能を
−−段と高めることができる。また案内羽根の寸法も特
に限定されないが、第6図及び第11図に示す如く、案
内羽根10の幅(W)とサイクロンの半径(R)の比(
W/R)を1/10〜1/2に、案内羽根10の高さ(
L)と入口ダクト6の高さ(h)の比(L/h)を1以
上に設定することにより、案内羽根の機能を最大限に高
めることができる。しかして(W/R)が前記範囲を外
れると分離効率を十分に高めることができず、また(L
/h)が1未満では圧損低減効果及び分離効率共に十分
な効果が得られ難いからである。更に案内羽根の取付手
段も格別限定されず、第4図及び第9図の様にサィク。
す見取り図、第13図は下部を屈曲させて掬い上げ部を
形成した例、第14図は下部のサイクロン内壁側の掬い
上げ傾斜角(Q)がサイクロン中心側の掬い上げ傾斜角
(3)よりも漸次つ・ごくなる様に形成して掬い上げ効
果を高めた例、第1 5図は下方部の幅W′を上方部の
幅Wよりも広く形成し掬い上げ効果を高めた例であり、
この様に案内羽根の形状を適当に変更すればその機能を
−−段と高めることができる。また案内羽根の寸法も特
に限定されないが、第6図及び第11図に示す如く、案
内羽根10の幅(W)とサイクロンの半径(R)の比(
W/R)を1/10〜1/2に、案内羽根10の高さ(
L)と入口ダクト6の高さ(h)の比(L/h)を1以
上に設定することにより、案内羽根の機能を最大限に高
めることができる。しかして(W/R)が前記範囲を外
れると分離効率を十分に高めることができず、また(L
/h)が1未満では圧損低減効果及び分離効率共に十分
な効果が得られ難いからである。更に案内羽根の取付手
段も格別限定されず、第4図及び第9図の様にサィク。
ン内壁側に取り付ける以外にも、第16図の如く排出ダ
クト5に取付けることも可能である。また、案内羽根を
取付けるサイクロンの入口ダクト形状についても接線入
口型、半円周渦巻入口径など、その型式を限定するもの
ではない。さらに、排出ダクト5内にも特関昭52−1
4966などに示した様な整流翼を取付けて圧損を更に
低減することもでき、これらの程度の変更はすべて本発
明の範囲に含まれる。本発明は以上の様に構成されてお
り、サイクロンの入口ダクト部分に該入口ダクトの低面
より下方に延長した案内羽根或は該羽根の下方を入口ダ
クトに背を向ける方向に湾曲させる案内羽根を取り付け
る比較的簡単な構成で、圧損低減による省エネルギーを
可能にすると共に、粉粒体の分離効率を効果的に高め得
たもので、先に述べた様な粉粒体の分離補集及び分級若
し〈は熱交換装置としての利用価値は頗る大きい。
クト5に取付けることも可能である。また、案内羽根を
取付けるサイクロンの入口ダクト形状についても接線入
口型、半円周渦巻入口径など、その型式を限定するもの
ではない。さらに、排出ダクト5内にも特関昭52−1
4966などに示した様な整流翼を取付けて圧損を更に
低減することもでき、これらの程度の変更はすべて本発
明の範囲に含まれる。本発明は以上の様に構成されてお
り、サイクロンの入口ダクト部分に該入口ダクトの低面
より下方に延長した案内羽根或は該羽根の下方を入口ダ
クトに背を向ける方向に湾曲させる案内羽根を取り付け
る比較的簡単な構成で、圧損低減による省エネルギーを
可能にすると共に、粉粒体の分離効率を効果的に高め得
たもので、先に述べた様な粉粒体の分離補集及び分級若
し〈は熱交換装置としての利用価値は頗る大きい。
第1〜3図は従来のサイクロンを例示するもので、第1
図は一部被断見取り図、第2図は横断面図、第3図は縦
断面図である。 第4〜6図は第1発明のサイクロンを例示するもので、
第4図は−−部破断見取り図、第4図は横断面図、第6
図は縦断面図、第7,8図は第4図のサイクロンを用い
たときの効果を示すクラフ、第9〜12図は第2発明の
サイクロンを例示するもので、第9図は一部破断見取り
図、第10図は横断面図、第11,12図は第10図に
おける幻−幻線及び血−皿線断面図、第13〜15は案
内羽根の他の例を示す見取り図、第16図は案内羽根の
他の取り付け例を示す一部被断見取り図である。1・・
・サイクロン本体、5・・・排出ダクト、6・・・入口
ダクト、10・・・案内羽根。 第1図 繁2図 繁3M 鮫ム図 第5図 第6図 第7図 第8図 簾9図 燐10図 第11図 繁は図 第13榊 筋仏鼠 第15図 第16髄
図は一部被断見取り図、第2図は横断面図、第3図は縦
断面図である。 第4〜6図は第1発明のサイクロンを例示するもので、
第4図は−−部破断見取り図、第4図は横断面図、第6
図は縦断面図、第7,8図は第4図のサイクロンを用い
たときの効果を示すクラフ、第9〜12図は第2発明の
サイクロンを例示するもので、第9図は一部破断見取り
図、第10図は横断面図、第11,12図は第10図に
おける幻−幻線及び血−皿線断面図、第13〜15は案
内羽根の他の例を示す見取り図、第16図は案内羽根の
他の取り付け例を示す一部被断見取り図である。1・・
・サイクロン本体、5・・・排出ダクト、6・・・入口
ダクト、10・・・案内羽根。 第1図 繁2図 繁3M 鮫ム図 第5図 第6図 第7図 第8図 簾9図 燐10図 第11図 繁は図 第13榊 筋仏鼠 第15図 第16髄
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入口ダクトが外筒の上部に接続されるサイクロン分
離器において、入口ダクトのサイクロン中心個々壁のほ
ぼ延長線上で、且つ入口ダクトの外側々壁とほぼ平行に
サイクロン内部へ突出した案内羽根を設けると共に、該
案内羽根の下部を入口ダクトの底面よりも下方に延長し
てなることを特徴とするサイクロン分離器。 2 入口ダクトが外筒の上部に接続されるサイクロン分
離器において、入口ダクトのサイクロン中心側々壁のほ
ぼ延長線上で、且つ入口ダクトの外側々壁とほぼ平行に
サイクロン内部へ突出した案内羽根を設けると共に、該
案内羽根の下部を入口ダクトの底面よりも下方に延長し
、該案内羽根の下部を、入口ダクトに背を向ける方向に
湾曲させてなることを特徴とするサイクロン分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP401880A JPS608873B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | サイクロン分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP401880A JPS608873B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | サイクロン分離器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9812380A Division JPS56100662A (en) | 1980-06-11 | 1980-07-16 | Cyclone separator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56100661A JPS56100661A (en) | 1981-08-12 |
JPS608873B2 true JPS608873B2 (ja) | 1985-03-06 |
Family
ID=11573225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP401880A Expired JPS608873B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | サイクロン分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608873B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222059A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 円周溶接部の超音波探傷装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137458U (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-16 | 三菱重工業株式会社 | サイクロン分離器 |
KR20010018973A (ko) * | 1999-08-24 | 2001-03-15 | 구자홍 | 싸이클론 집진장치의 공기 흡입 유로구조 |
KR100444552B1 (ko) * | 2001-09-13 | 2004-08-16 | 삼성광주전자 주식회사 | 진공청소기의 사이클론 집진장치 |
-
1980
- 1980-01-16 JP JP401880A patent/JPS608873B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222059A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 円周溶接部の超音波探傷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56100661A (en) | 1981-08-12 |
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