JPS6087885A

JPS6087885A - 洗浄方法及び装置

Info

Publication number: JPS6087885A
Application number: JP19664183A
Authority: JP
Inventors: 敦資坂井田; 鈴木　正徳; 柴田　忠彦
Original assignee: NipponDenso Co Ltd
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 1983-10-20
Filing date: 1983-10-20
Publication date: 1985-05-17
Also published as: JPS6341634B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】であり、例えば油等で汚染された精密機器類等の被洗浄
物を洗浄する方法又は装置として用いて有効である。

洗浄装置は、油等で汚染された被洗浄物を例えばフロン
又はトリクレン等の洗浄溶剤中に浸漬するなどして油等
を除去する装置であって、従来その構造は第１図に示ず
ように、洗浄装置本体１と蒸留器２とにより成り、洗浄
装置本体１内はヒータ３ａを有する温浴槽３、超音波振
動子４ａを有する冷浴槽４、及びヒータ５ａ’ｉ＝有す
るベーパ一槽５より構成されている。その作動は、まず
、被洗浄物８を治具付チェンコンベア７に乗せ、温浴槽
３に浸漬する。この温浴槽３内で被洗浄物８に付着して
いる油等は膨潤し、大部分の汚れが洗浄溶剤中に溶解す
る。次に、冷いぎれいな溶剤の入った冷浴槽４内に被洗
浄物８を浸漬し、浸漬洗浄と冷却を行い、同時に、超音
波により油等の異物を被洗浄物８より剥離させる。さら
に、被洗浄物８をペーパ一槽５内に搬送しペーパー雰囲
気内に設置すると、被洗浄物８表面で洗浄溶剤が冷却凝
縮し、被洗浄物８表面をすすぎ洗いをする。この後、被
洗浄物８を冷却蛇管６の上部に移動させ、乾燥して取り
出している。この様な洗浄過程において、例えば１個の
被洗浄物８表面に付着している油分量が７０ｍｇ／個の
ものを洗浄して、油分量が１〜２ｍｇ／個以下の洗浄品
質を得るには、温浴槽３、冷浴［４、及びペーパ一槽５
にそれぞれ各１８０秒間、合計５４０秒もの長い時間に
渡って浸漬する必要があるので、設備が非常に大型にな
るという問題点があった。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、よ
り短時間に被洗浄物の洗浄を行なうことができる方法、
及びその装置を提供することを目的とする。

この目的を達成する為に、本発明では、被洗浄物を績做
◇槽内に順次に浸漬するチェンコンベアを、その一部を
上方に移動させたとき、他の一部が下方に移動するごと
く揺動させることにより、被洗浄物を上下に揺動させ、
洗浄の効率を上げ、洗浄品質を向上させる構成とした。

次に、本発明の実施例を図に基づいて説明する。

第２図は本実施例の洗浄装置９全体を示す断面図である
。洗浄装置９は、その外形を外枠１０によって形成され
、この外枠１０の内側は内枠１１によって形成されてい
る。この外枠１０の上方側面には搬送開口部１１ａを設
け、この開口部１１ａより治具付チェンコンベア１２に
取付けられた被洗浄物１３が洗浄装置９内に搬入される
。治具付チェンコンベア１２は、ターンホイール１４に
よってその進行方向を変えられており、搬送開口部１１
ａより洗浄装置９内に進行した直後に、下方ニ向って進
行する。との治具付チェンコンベア１２が下方に向う途
中に、コイル状の冷却蛇管１５が配され、この冷却蛇管
１５の内側を治具付チェンコンベア１２が通過している
。冷却蛇管１５の内部には冷水が流れており、冷却蛇管
１５の近傍を冷却している。下方に進行する治具付チェ
ンコンベア１２は、荒洗浄槽９ａの下部まで来ると、移
動用ターンホイール１４ａによって進行方向を上に逆転
している。さらに、上方に進むと、第１ノズル１６．ｌ
により被洗浄物１３を大気圧沸点以」二の洗浄溶剤液に
て洗浄している。荒洗浄槽９ａ内の洗浄溶剤液を第１シ
ヤワーポンプ１７ａにて０、５〜２．０　ｋｇ　／　ｃ
ｍ’　Ｇまで加年し、さらに、温水等の間接加熱による
第１熱交換器１８Ｈにより５０〜８０°Ｃまで加熱し、
配管１９ａを介して第１ノズル１６ａでシャワーしてい
る。この時の第１ノズル１６ａより噴射される洗浄溶剤
は、高温液状である。そして、荒洗浄槽９ａから出て、
移動用ターンホイール１４ａ、１４ｂで方向転換して仕
上洗浄槽９ｂに進入し、第２ノズル１６ｂより、第１ノ
ズル１６ａと同様の大気圧沸点以上に第２シャワーポン
プ１７ｂ、第２熱交換器１８ｂにより加圧加熱された洗
浄溶剤液を噴出させている。なお、減速機２０は、治具
付チェンコンベア１２を駆動する物である。治具付チェ
ンコンベア１２を前進・後退させる揺動シリンダ２４に
ょって、このシリンダ２４を往復させ、伝達バー２６を
固定シャフト２５を中心に揺動させ、さらにピン２３を
介して揺動シーヤフト２１ａと揺動シャフト２１ｂを交
互に上下動させている。この揺動シャフト２１８１２１
ｂは軸受２２ａ、２２ｂによってそれぞれガイドされて
いる。さらＪこ、揺動シャワｌ−２１ａ、２１ｂの上下
に移動用ターンホイール１４ａ、１４ｂが固定されてお
り、移動用ターンホイール１４ａ、１４ｂが交互に上下
動することにより治具付チェンコンベア１２が前進、後
退し、被洗浄物１３も同様に上下動し、第１ノズル１６
ａ１及び第２ノズル１６ｂからの加圧加熱された洗浄溶
剤液によって、被洗浄物１３が間欠的に洗浄される構成
になっている。ここで洗浄された被洗浄物１３は、冷却
蛇管１５の内側を通過して、搬送開口部１１ａに取出さ
れる。荒洗浄槽９ａにおいて汚染された洗浄溶剤液は、
蒸留器２７に導びかれ、再生して仕上洗浄槽９ｂに導入
され、この仕上洗浄槽９ｂ内を清浄な洗浄溶剤液にし、
設定量以上の洗浄溶剤液はオーバーフローして、荒洗浄
槽９ａ内に流入する団結になっている。さらに、洗浄溶
剤液面より蒸発した洗浄溶剤の蒸気は冷却蛇管１５で、
冷却液化され、洗浄装置９の外面に設置した水分離器２
８に流入する。

この水分離器２８は、溶剤と水との比重差によって溶剤
を分離回収する装置であり、分離された溶剤は前記蒸留
器２７によって蒸留された溶剤と合流し、仕上洗浄槽９
ｂに流入する。本実施例では洗浄溶剤としてフロン溶剤
を用いている。

次に、本実施例の作動について説明する。

まず、搬送開口部１１ａより外方に出ている治具付チェ
ンコンベア１２に、油等で汚れた被洗浄物１３を取付け
る。治具付チェンコンベア１２は、減速機２０によって
第２図中矢印Ｒで示す方向に１ピツチずつ駆動されてお
り、最初に被洗浄物１３は冷却蛇管１５の内側を通過す
る。この後、治具付チェンコンベア１２の進行に伴い荒
洗浄槽９ａ内に入り、洗浄溶剤液中に浸漬する。この時
、被洗浄物１３に付着している油類、または除去しにく
い不溶性の汚れは膨潤し、一部洗浄溶剤中に溶解する。

さらに、揺動シリンダ２４にて伝達バー２６を往復運動
させると、揺動シャフト２１ａ１２１、　ｂが上下動し
、治具付チェンコンベア１２も」二十動じ、被洗浄物１
３に付着している油等の溶解力が増大し、油等の剥離が
始まる。治具付チェンコンベア１２を上下動しても、コ
ンベア長すは一定である為、チェンコンベア１２が延び
たりｍまったりはしない。次に、第１ノズル１６ａの位
置まで被洗浄物１３が移動し、揺動シリンダ２４により
、また、被洗浄物１３が上下動して、第１ノズル１６ａ
からの大気圧沸点以上の加圧加熱された洗浄溶剤液が噴
射され、被洗浄物１３に均一に噴射される。仕上げ洗浄
槽９ｂ内においては、荒洗浄ｔ！’？　９　ａ内の揺動
シャワ）２１ａが上方に動くとき、仕上げ洗浄槽９ｂ内
の揺動シャフト２１ｂが下方に移動することによって、
同様の動作が行なわれ、被洗浄物１３が仕上げ洗浄され
る。

このような洗浄を行なうと、従来５４０秒がかっていた
ものが、約３０秒で約７９　ｍｍｇ／個から１〜２ｍｇ
／個　の残留油分になった。−ｆ＋！７Ｉ〒−一（ト）
春１　−字尖□洗浄された被洗浄物１３は、治具付チェンコンベア１２に伴
って、冷却蛇管１５の内側を通過して乾燥され、搬送開
目部１１ａまで運ばれる。

なお、上記実施例では槽９ａ、９ｂ内の洗浄溶剤液中で
、シャワー洗浄する方式に被洗浄物１３の揺動機構を加
えたもので説明したが、従来の温浴槽、冷浴槽等の浸漬
方式に、被洗浄物の揺動機構を加えても洗浄時間を短縮
できる。さらに具体的に説明すると、従来の浸漬方式で
５４０秒の洗浄時間がかかるものに本発明の揺動機構を
付加すると、約３００秒で同一洗浄品質が得られた。

また、上記一実施例では洗浄溶剤としてフロン溶剤を用
いたが、トリクレン、ｌ−リフロールエタン等の洗浄溶
剤でも同様の洗浄効果を得ることができる。

以」二説明した様に、本発明になる洗浄方法は上記の構
成を有するから、従来より短時間に被洗浄物の洗浄を行
なうことができ、また短時間に高洗浄品質の洗浄を行な
うことができるという優れた効果がある。更に、本発明
装置によれば、上記本発明方法を良好に実施することが
できると共に、装置が非常に小型になるなどの優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の洗浄装置を表わす断面図、第２図は本発
明実施例の洗浄装置全体を示す断面図である。９ａ・・・荒洗浄格、９ｂ・・・仕上げ洗浄４ｉｙ、１
２・・・／ｉ：？　ｊ−４（ｔナエンコンベア、１３・
・・被ｂＥｅ物、１４　ａ　。１４ｂ・・・移動用ターンホイール、１６ａ・・・第１
ノズル、１６ｂ・・・第２ノズル、１７ａ・・・第１シ
ヤワーポンプ、１７ｂ・・・第２シヤワーポンプ、１８
ａ・・・第１熟交換器、１８ｂ・・・第２熱交換器、２
１ａ、２”　ｂ・＝＃１ｉＢ１）Ｉシャフト、２２ｓ１
２２ｂ−・・軸受、２３−・・ピン、２４・・・揺動シ
リンダー、２５・・・固定シャフト、２６・・・伝達レ
バー。゛　フ婚ユ・

Claims

【特許請求の範囲】０）被洗浄物をチェンコンベアに取り付け、畏数←槽内
にＳ子−４浸漬して洗浄する洗浄方法におを前記槽内に
おいて上下に揺動させながら洗浄を行うことを特徴とす
る洗浄方法。＠漬黴尋槽内に浸漬している被洗浄物を取り付けたチェ
ンコンベアを、該コンベアの一部を上方に移動させ他の
一部を下方に移動させるごとく上下に揺動させる機構と
、洗浄溶剤液を加圧する加圧手段と、洗浄溶剤液を大気
圧沸点以上に加熱する加熱手段と、前記加圧手段及び前
記加熱手段によって加圧加熱された洗浄溶剤液を前記槽
内において前記被洗浄物に噴射する噴射手段とを備える
ことを特徴とする洗浄装置。