JPS6086180A - 記録液 - Google Patents

記録液

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JPS6086180A
JPS6086180A JP58194078A JP19407883A JPS6086180A JP S6086180 A JPS6086180 A JP S6086180A JP 58194078 A JP58194078 A JP 58194078A JP 19407883 A JP19407883 A JP 19407883A JP S6086180 A JPS6086180 A JP S6086180A
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正博 千葉
Kazuo Iwata
岩田 和夫
Tadahiro Nakousai
中河西 忠裕
Hiroko Ogawa
小川 博子
Takashi Oba
大庭 孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、記録ヘッドのオリフィスから液滴を飛翔させ
て記録を行うインクジェット記録方式あるいは筆記用具
に使用するのに好適な記録液、と41 k l+ m 
ttlが1す一イ4 h力、東ロ↓フ餉鰐猜1ゲ龍ユる
インクジェット記録法は、騒音の発生が少なく、許通紙
に対して特別な定着処理を要することなく高速記録が行
えることから、種々のタイプのものが活発に研究されて
いる。このようなインクジェット記録法に於いて使用さ
れる記録液としては、粘度、表面張力等の物性値が適正
範囲内にあること、微細な吐出口(オリフィス)を目詰
まりさせないこと、鮮明な色調でしかも十分に高い濃度
の記録画像を与えること、保存中に物性変化あるいは固
形分の析出部を生じないこと等の諸性性が要求される。
さらにこれらの特性に加えて、紙に代表される被記録材
の種類を制限せずに記録が行えること、被記録材への定
着速度が大きいこと、耐水性、耐溶剤性(特に耐アルコ
ール性)。
耐光性、耐摩耗性に優れていること、解像度の優れた画
像を与えること等の性質も要求される。
インクジェット記録法に適用する記録液は、基本的には
記録剤としての染料とその溶媒とから組成されるもので
あるから、上記記録液の特性は染料の有する固有の性質
に左右されるところが大きい。したかって、記録液が上
記諸特性を具備するよう染料を選択することはかかる技
術分野に於いては極めて重要な技術である。
特に、記録液の液媒体に対する溶解性は重要であり、水
に対しても、また一般的に有機溶剤からなる湿潤剤に対
しても十分な溶解性をもつことが良好な目詰まり防止性
及び記録剤の溶解安定性を維持させるための基本となる
一方、インクジェット記録法によりブランクの印字を行
う場合にはブラック原色の記録液の使用が必要になり、
またフルカラーの記録画像を再現する場合には、マゼン
タ、イエロー、シアンの三原色の記録液にブラック原色
の記録液を加えた四原色の記録液を使用し、これらの減
色混合によって記録画像の色調が決定される。この場合
に所望の色相の記録画像を得るためには、これら記録液
の色相がそれぞれ他の色味を帯びていない理想的なマゼ
ンタ、イエローあるいはシアンの原色を呈することはも
ちろんのこと、ブラック記録液についても他の色味を帯
びていない理想的なものぞあることか要求される。した
がって、ブランク記録液が呈する色調を十分考慮して記
録剤としての染料を選択することも極めて重要な技術で
ある。
しかしながら、従来知られていたブラックの記録液につ
いては、上記のような諸特性、特に溶解性、色調、耐光
性を十分に満足するものは皆無に近く、これらを満たす
ブランクの記録液の開発が強く望まれていた。
本発明の目的は、液媒体成分に対する溶解性。
あるいは長期の溶解安定性が高く、吐出オリフィスの目
詰まりの生じ難い記録液を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、理想的なブラック原色を呈
し、かつ耐光性に優れた記録液を提供することにある。
上記及び多の目的は、以下の本発明によって達成される
すなわち本発明の記録液は、記録剤として水溶性染料を
含む液組成物から成り、前記染料として、C,1,7−
トブラツク 2と、(a) C,1,アシントイエロー
17:1. c、r、アシッドイエロー23、C,1,
アシ・ンドイエロー49、C,1,アシントイエロー6
5、C1,アシントイエロー104 、 C,1,アシ
ッドイエロー183 、 C,1,アシッドイエロー1
55 、C,1,アシ・ンドイエロ−194、C,1,
ダイレクトイエロー86、C,1,ダイレクトイエロー
10ft 、 C,1,ダイレクトイエロー142 、
 C,1,ダイレクトイエロー194から成る群より選
ばれた1種以上とを併用することを特徴とする。
本発明によれば、粘度、表面張力等が適正範囲内にあり
、微細なオリフィスを1」詰まりさせず、上のに高い濃
度の記録画像を与え、保存中に物性値変化あるいは固形
分の析出等を生じることなく、被記録材の種類を制限せ
ずに種々の部材に記録が行え、定着速度が大きく、耐水
性、耐光性。
耐摩耗性及び解像度の優れた画像を与える記録液が得ら
れる。
本発明に於いて記録剤の主成分として用いる染・料、C
,1,フードブラック2は、溶解性、耐光性等の前述し
たインクジェット記録法に適用する記録液の記録剤とし
ての重要な特性に関し極めて優れたものである。しかし
ながら、色調に関しては、やや青色気味のブランク色を
呈するため、この染料のみではブラック原色用の記録剤
としては十分なものではない。
一方、(a)群の染料は、いずれも黄色染料であり、溶
解性、耐光性等の前述したインクジェット記録法に適用
する記録液の記録剤としての重要な特性に関し極めて優
れたものである。
したがって、本発明に於いては、c、r、フートブラッ
ク 2と(a)群より選ばれた染料の一種以上を併用す
ることによって、C,1,フートブランク 2の呈する
やや青色気味の色調を(a)群の染料により相殺するこ
とによって、理想的なブラック原色を呈し、かつ溶解性
、溶解安定性、耐光性等の重要な特性に於いても優れた
記録剤を含む記録液が得られた。
記録液中のこれら記録剤、すなわちC,1,フードブラ
ック 2と(a)群より選ばれた染料の一種以上とを合
計した染料の量は、液媒体の種類、記録液に要求される
特性等に依存して決定されるが、一般的には記録液全量
に対して0.5〜20重量%、好ましくは0.5〜15
%、より好ましくは 1〜10%の範囲とされる。
また、このときの0.1.フードブラック 2と(a)
群より選ばれた一種以上の染料との混合比は、(a)群
の染料の呈する色調あるいはその強さが個々の染料で異
るため、それらの選択の各組み合せ毎に最適な値が決定
されるが、C,1,フードブラック 2と(a)群より
選ばれた染料との重M混合比としては+00: 1〜1
00:、30の範囲内から選択される。該混合比が 1
00: 1未満ではC,1,フートブランク 2の呈す
るやや青色気味の色調の改善が十分でなく、また該混合
比が100 : 30を超え場合には、得られる記録液
は逆に赤味気味のブランク色を呈するため適当ではない
本発明の記録液は水を主な液媒体成分とするが、水車体
のみならず、望ましくは水と水溶性の各種有機溶剤との
混合物が使用される。水溶性の有機溶剤としては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、インプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール。
5ec−ブチルアルコール ル、イソブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキル
アルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミF等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール
等のケトンまたはケトンアルコール類:テトラヒドロフ
ラン,ジオキサン等のエーテル類,N−メチル−2−ピ
ロリドン、1、3−ジメチル−2−イミダンリジノン等
の含窒素複素環式ケトン類:ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコー
ル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,
B−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレ
ングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基
が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
グリセリン;エチレンクリコールメチルエーテル、ジエ
チレングリコールメチル(またはエチル)エーテル、ト
リエチレングリコールモノメチル(またはエチル)エー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が
挙げられる。
これらの多くの水溶性溶剤の中でも、多価アルコールの
ジエチレングリコール、多価アルコールの低級アルキル
エーテルのトリエチレングリコールモノメチル(又はエ
チル)エーテル等は、特に目詰まり防止上、好ましいも
のである。
記録液中の上記水溶性有機溶剤の含有量は,一般には記
録液全重量に対して重量%で5〜95%、好ましくは1
0〜80%、より好ましくは20〜50%の範囲とされ
る。
この時の水の含有量は、上記溶剤成分の種類、その組成
あるいは所望される記録液の特性に依存して広い範囲で
決定されるが、記録液全重量に対して一般に10〜90
%、好ましくは10〜70%、より好ましくは20〜7
0%の範囲とされる。
このような成分から調製される記録液は、それ自体で記
録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長期間の記録休止後の吐出安定性
)、保存安定性、被記録材への定着性,゛あるいは記録
画像の、耐光性、耐候性、耐水性等のいずれもバランス
のとれた優れたものである。そして、このような特性を
更に改善するために、従来から知られている各種添加剤
を更に含有させてもよい。例えばポリビニルアルコール
、セルロース類、水溶性樹脂等の粘度調節剤;カチオン
、アニオン又は/ニオン系の各種界面活性剤ニジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤
;緩衝液によるPH調整剤;防カビ剤等を挙げることが
できる。
また、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用される記録液を調合するためには、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等
の比抵抗調整剤が添加される。
なお、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させる
タイプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的
ふ物性値(例えば、比熱,熱膨張係数、熱伝導率等)が
調整されることもある。
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 インクジェット記録用のブラック原色記録液を下記の配
合にしたがって作製した。
C,1,フードブラック2 3.0重量部c、r、アシ
ッドイエロー1?:1 0.3 //ジエチレンゲルコ
ール 30.0 7/N−、’−F−ルー2−ピl:l
’Jト’7 15.Q ttイオン交換水(以後水と略
す) 残 量合計 100〃 」二記配合各成分は、容器の中で充分混合溶解し、孔径
0.45.のテフロンフィルターで加圧ろ過したのち、
真空ポンプを用いて脱気処理し、記録液とした。
この記録液を用いて、ピエゾ振動子によって記録液を吐
出させるオンデマンド型記録ヘッド(吐出オリフィス径
50u、ピエゾ振動子駆動電圧θOV、周波数4KHg
)を有する記録装置を用いて、その吐出安定性につ検討
した。その結果、室温(21”C)、 5°C140℃
、60℃の各雰囲気下(湿度30%)で各48時間の連
続吐出及び間欠吐出のいづれにおいても良好な吐出安定
性が維持できた。
一方、記録液の長期保存安定性の検討を0℃、30°C
160°Cで各2年間行ったが、記録剤の析出、変色等
の問題は生じなかった。
なお、印字物の色調は鮮明で他の色味を帯びない理想的
なブラック色を呈し、キセノンフ・ニードメーターに於
ける50時間の照射試験後も印字物の判読が十分可能で
あり、耐光性も良好であった。
実施例2 実施例1と同様な方法により、下記配合に基づくブラッ
ク原色記録液を作成した。
C,1,フードブラック2 3.0重量部C,1,アシ
ッドイエロー85 0,2 ttジエチレングリコール
 15.0 //1.3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン!5.Ottポリエチレングリコール(300) 
15.0 //水 残 量 合計100 tt 一方、イエロー原色記録液、シアン原色記録液及びマゼ
ンタ原色記録液を上記と同様にして作成した。但し、前
記ブラック原色記録液組成のうちC,1,フードブラッ
ク 2及びC,1,アシッドイエロー65の代わりにイ
エロー原色記録液ではC,1,アシッドイエロー23を
、シアン原色記録液ではC,1,ダイレクトブルー86
を、マゼンタ原色記録液ではC,I。
アシッドレッド35を各2重量%宛配合した。
これら記録液を、記録ヘッド内の記録液に熱エネルギー
を与えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンドタイ
プのマルチヘッド(吐出オリフィス径35μs、発熱抵
抗体抵抗値150Ω、駆動電圧30■、周波数2KHz
)を有する記録装置へ供給し、カラー印字試験を行った
。吐出安定性については、実施例1と同様な条件下で、
いづれも安定な吐出が維持できた。また、得られた画像
も、理想的な色調の発現されたフルカラー画像であり、
各記録液が減色混合用の記録液として優れているこ)−
六■爺価で 考 丹 −“田りご 宙協偏 1 シ面 
1−遍萼姓禁験後も印画物の判読がり能であった。
実施例3〜14 C,1,フードブラック 2及びC,,1,アシッドイ
エロー17:1の代わりに、第1表に示した染料とその
配合量を使用したことを除き実施例1と同様にしてブラ
ック原色記録液を作成した。これら記録液につき、実施
例1と同様にして吐出安定性、長期保存安定性、印字物
の色調並びに耐光性を評価したが、いづれも良好であり
、ブラック原色用の記録液として優れていることが判明
した。
第1表 手続補正書(自発) 昭和59年 1月17日 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第 1114078号2、発明の名称 記録液 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 キャノン株式会社 4、代 理 人 住所 東京都港区赤坂1丁目9番20号5、補正の対象 明細書全文 明 細 書 1、発明の名称 記録液 2、特許請求の範囲 (+)記録剤として水溶性染料を含む液組成物から成り
、前記染料として、C61,フードブラック 2と、m
丑91種以上とを併用することを特徴とする記録液。
3、発明の詳細な説明 本発明は、記録ヘッドのオリフィスから液滴を飛翔させ
て記録を行ラインクジエラI・記録方式あるいは筆記用
具に使用するのに好適な記録液、とりわけ理想的なブラ
ック色を呈する記録液に関する。
インクジェット記録法は、騒音の発生が少なく、普通紙
に対して特別な定着処理を要することなく高速記録が行
えることから、種々のタイプのものが活発に研究されて
いる。このようなインクジェット記録法に於いて使用さ
れる記録液とじてること、微細な吐出口(オリフィス)
を目詰まりさせないこと、鮮明な色調でしかも十分に高
い濃度の記録画像を与えること、保存中に物性変化ある
いは固形分の析出等を生じないこと等の緒特性が要求さ
れる。さらにこれらの特性に加えて1紙に代表される被
記録材の種類を制限せずに記録が行えること、被記録材
への定着速度が大きいこと、耐水性、耐溶剤性(特に耐
アルコール性)、耐光性、耐摩耗性に優れていること、
解像度の優れた画像を与えること等の性質も要求される
インクジェット記録法に適用する記録液は、基本的には
記録剤としての染料とその溶媒とから組成されるもので
あるから、上記記録液の特性は染料の有する固有の性質
に左右されるところが大きい。したがって、記録液が上
記緒特性を具備するよう染料を選択することはかかる技
術分野に於いては極めて重要な技術である。
特に、記録液の液媒体に対する溶解性は重要であり、水
に対しても、また一般的に有機溶剤から良好な目詰まり
防止性及び記録剤の溶解安定性を維持させるための基本
となる。
一方、インクジェット記録法によりブラックの印字を行
う場合にはブラック原色の記録液の使用が必要になり、
またフルカラーの記録画像を再現する場合には、マゼン
タ、イエロー、シアンの三原色の記録液にブラック原色
の記録液を加えた四原色の記録液を使用し、これらの減
色混合によって記録画像の色調が決定される。この場合
に所望の色相の記録画像を得るためには、これら記録液
の色相がそれぞれ他の色味を帯びていない理想的なマゼ
ンタ、イエローあるいはシアンの原色を呈することはも
ちろんのこと、ブラック記録液についても他の色味を帯
びていない理想的なものであることが要求される。した
がって、ブラック記録液が呈する色調を十分考慮して記
録剤としての染料を選択することも極めて重要な技術で
ある。
しかしながら、従来知られていたブラックの記録液につ
いては、上記のような緒特性、特に溶解性、色調、耐光
性を十分に満足するものは皆無に近く、これらを満たす
ブラックの記録液の開発が強く望まれていた。
本発明の目的は、液媒体成分に対する溶解性、あるいは
長期の溶解安定性が高く、吐出オリフィスの目詰まりの
生じ難い記録液を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、理想的なブラック原色を呈
し、かつ耐光性に優れた記録液を提供することにある。
上記の目的及び他の目的は、以下の本発明によって達成
される。
すなわち本発明の記録液は、記録剤として水溶性染料を
含む液組成物から成り、前記染料として、(,1,2−
トブラツク2と、黄色染料の1種以上とを併用すること
を特徴とする。
本発明によれば、粘度、表面張力等が適正範囲内にあり
、微細なオリフィスを目詰まりさせず、十分に高い濃度
の記録画像を与え、保存中に物性値変化あるいは固形分
の析出等を生じることなく、被記録材の種類を制限せず
に種々の部材に記録が行え、定着速度が大きく、耐水性
、耐光性、耐摩耗性及び解像度の優れた画像を与える記
録液が得られる。
本発明に於いて記録剤の主成分として用いる染料、C,
1,フードブラック2は、溶解性、耐光性等の前述した
インクジェット記録法に適用する記録液の記録剤として
の重要な特性に関し極めて優れたものである。しかしな
がら1色調に関しては、やや青色気味のブラック色を呈
するため、この染料のみではブラック原色用の記録剤と
しては十分なものではない。
一方、本発明に於いて記録剤のもう一つの成分としてC
,1,フードブラック 2と併用する黄色染料とは、そ
の吸収スペクトルの最大吸収を350nm〜4Hnmの
範囲内に有し、溶解性、耐光性等の前述したインクジェ
ット記録法に適用する記録液の記録剤としての重要な特
性に関し優れたものを言い、その1種以上が併用される
このような黄色染料のなかでも好ましいものとして、例
えばC,1,アシッドイエロー17:1. C,1,ア
シッドイエロ′−23、C,1,アシッドイエロー48
、(1;、1.7シツトイエロー65、C,1,アシン
トイエロー104 、C,1,アシッドイエロー183
 、 (:、1.アシッドイエロー155 、 C,1
,アシッドイエロー194 、 C,I。
ダイレクトイエロー86、C,1,ダイレクトイエロー
108 、 C,1,ダイレクトイエロー142 、 
C,1,ダイレクトイエロー184等を挙げることがで
きる。
記録液中のこれらの記録剤、すなわちC,1,フードブ
ラック 2と黄色染料の1種以上とを合計した染料の量
は、液媒体の種類、記録液に要求される特性等に依存し
て決定されるが、一般的には記録液全量に対して0.5
〜20重量%、好ましくは0.5〜15%、より好まし
くは1−10%の範囲とされる。
また、このときのC,1,フードブラック 2に対する
黄色染料の1種以上の混合比は、黄色染料の呈する色調
あるいはその強さが個々の染料で異るため、それらの選
択の各組み合せ毎に最適な値が決定されるが、(:、1
.フードブラック2と、黄色染料の1種以上との重量混
合比としては 100: 1〜+00:30の範囲内か
ら選択される。該混合比が100 : 1未満ではC,
1,フードブラック 2の呈するやや青色気味の色調の
改善が十分でなく、また該混合比が+00 : 30を
超え場合には、得られる記録液は逆に黄味気味のブラッ
ク色を呈するため適当ではない。
本発明の記録液は水を主な液媒体成分とするが、水単体
のみならず、望ましくは水と水溶性の各種有機溶剤との
混合物が使用される。水溶性の41機溶剤としては、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、゛n−ブチ
ルアルコール、5ec−ブチルアルコール、tert−
ブチルアルコール、インブチルアルコール等の炭素数1
〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミF等のアミド類;アセトン、ジアセ
トンアルコール等のケトンまたはケトンアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;N−
メチル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等の含窒素複素環式ケトン類;ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアル
午レンゲリコール類;エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、1,2.8−へ午サントリオール、チオジグリコ
ール、ヘキシレングリコール、ジエーF−1/ングリコ
ール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアル
キレングリコール類;グリセリン;エチレングリコール
メチルエーテル、ジエチレングリコールメチル(または
エチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ア
ルキルエーテル類等が挙げられる。
これらの多くの水溶性溶剤の中でも、多価アルコールの
ジエチレングリコール、多価アルコールの低級アルキル
エーテルのトリエチレングリコールモノメチル(又はエ
チル)エーテル等は、特に目詰まり防止上、好ましいも
のである。
記録液中の上記采溶性有機溶剤の含有量は、一般には記
録液全重量に対して重量%で5〜85%。
好ましくは10〜80%、より好ましくは20〜50%
の範囲とされる。
この時の水の含有量は、上記溶剤成分の種類、その組成
あるいは所望される記録液の特性に依存して広い範囲で
決定されるが、記録液全重量に対して一般に10〜80
%、好ましくは10〜70%、より111fましくは2
0〜70%の範囲とされる。
このような成分から調製される記録液は、それ自体で記
録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長期間の記録休止後の吐出安定性
)、保存安定性、被記録材への定着性、あるいは記録画
像の、耐光性、耐候性、耐水性等のいずれもバランスの
とれた優れたものである。そして、このような特性を更
に改善するために、従来から知られている各種添加剤を
更に含有させてもよい。例えばポリビニルアルコール、
セルロース類、水溶性樹脂等の粘度調節剤:カチオン、
アニオン又はノニオン系の各種界面活性剤;ジェタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤:
緩衝液によるPH調整剤;防カビ剤等を挙げることがで
きる。
また、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用される記録液を調合するためには、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等
の比抵抗調整剤が鰯加される。
なお、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させる
タイプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的
な物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が
調整されることもある。
このようにして調製された本発明の記録液は、C,1,
フードブラック 2と、本発明に於いて定義した黄色染
料の一種以上とを併用することによって、C,1,フー
ドブラック2の呈するやや青色気味の色調が黄色染料に
より相殺されて、理想的なブラック原色を呈し、かつ溶
解性、溶解安定性、耐光性等の重要な特性に於いても優
れた記録剤を含む記録液である。
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 インクジェット記録用のブラック原色記録液を下記の配
合にしたがって作製した。
C,1,フードブラック2 3.0重量部C01,アシ
ッドイエロー17:1 0,3 ttジエチレンゲルコ
ール 30.Ott N−メチル−2−ピロリドン 15 、、 O//イオ
ン交換水(以後水と略す) 残 量合計 100〃 上記配合各成分は、容器の中で充分混合溶解し、孔径0
.45−のテフロンフィルターで加圧ろ過したのち、真
空ポンプを用いて脱気処理し、記録液とした。
この記録液を用いて、ピエゾ振動子によって記録液を吐
出させるオンデマンド型記録ヘット(吐出オリフィス径
50μs、ピエゾ振動子駆動電圧6゜V、周波数4KH
z)を有する記録装置を用いて、その吐出安定性につい
て検討した。その結果、室温(21″C)、 5℃、4
0”0.80”O(7)各雰囲気下(湿度30%)で各
48時間の連続吐出及び間欠吐出のいづれにおいても良
好な吐出安定性が維持できた。
一方、記録液の長期保存安定性の検討を 0℃、30°
C160°Cで各2年間行ったが、記録剤の析出、変色
等の問題は生じなかった。
なお、印字物の色調は鮮明で他の色味を帯びない理想的
なブラック色を呈し、キセノンフェードメーターに於け
る50時間の照射試験後も印字物の判読が十分可能であ
り、耐光性も良好であった。
実施例2 実施例1と同様な方法により、下記配合に基づくブラッ
ク原色記録液を作成した。
C,1,フードブラック2 3.0重量部C,1,アシ
ッドイエロー65 0.2 trジエチレングリコール
 15.Ott l、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン15.Ott
ポリエチレングリ占−ル(300) 15.Ott水 
残 量 合計100 tt 一方、イエロー原色記録液、シアン原色記録液及びマゼ
ンタ原色記録液を上記と同様にして作成した。但し、前
記ブラック原色記録液組成のうちC,I’、フードブラ
ック 2及びC,1,アシッドイエロー65の代わりに
イエロー原色記録液ではC,1,アシッドイエロー23
を、シアン原色記録液ではC,1,ダイレクトブルー8
6を、マゼンタ原色記録液ではC,I。
アシッドレッド35を各2重量%宛配合した。
° これら記録液を、記録ヘッド内の記録液に熱エネル
ギーを与えて液滴を発生させ記録を行なうオンデマンド
タイプのマルチヘッド(吐出オリフィス径35u、発熱
抵抗体抵抗値150Ω、駆動電圧30V、周波数2KH
z)を有する記録装置へ供給し、カラー印字試験を行っ
た。吐出安定性については、実施例1と同様な条件下で
、いづれも安定な吐出が維持できた。また、得られた画
像も、理想的な色調の発現されたフルカラー画像であり
、各記録液が減色混合用の記録液として優れていること
が評価できた。更に、実施例1と同じ耐光性試験後も印
画物の判読が可能であった。
C,1,フードブラック 2及びC,1,アシッドイエ
ロー17:1の代わりに、第1表に示した染料とその配
合量を使用したことを除き実施例1と同様にしてブラッ
ク原色記録液を作成した。これら記録液につき、実施例
1と同様にして吐出安定性、長期保存安定性、印字物の
色調並びに耐光性を評価したが、いづれも良好であり、
ブラック原色用の記録液として優れていることが判明し
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録剤として水溶性染料を含む液組成物から成り
    、前記染料として、C,1,フードブラック 2と。 (a) C,1,アシッドイエロー17:1、C,1,
    アシッドイエロー23、C,1,7シ’7ドイxロー4
    9、C,1,7シyトイxロー65、C,1,アシント
    イ−mロー104 、 C,I。 アシッドイエロー18j、 C,1,アシントイエロー
    155 、 C,1,アシッ゛ドイエC1−194、C
    ,lダイレクトイエロ −88,C,1,ダイレクトイ
    エl:l−108、C,1,ダイレクトイエロー142
     、C,1,ダイレクトイエロー184から成る群より
    選ばれた1種以上とを併用することを特徴とする記録液
JP58194078A 1983-10-19 1983-10-19 記録液 Granted JPS6086180A (ja)

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JP58194078A JPS6086180A (ja) 1983-10-19 1983-10-19 記録液
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GB08426068A GB2149415B (en) 1983-10-19 1984-10-16 Recording liquid
DE19843438421 DE3438421A1 (de) 1983-10-19 1984-10-19 Aufzeichnungsfluessigkeit
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JPS55120676A (en) * 1979-03-09 1980-09-17 Ibm Ink jet printer ink
JPS58147470A (ja) * 1982-02-26 1983-09-02 Fuji Photo Film Co Ltd インクジエツト印刷用水性インキ

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