JPS60104168A - 記録液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、記録ヘントのオリフィスから最適を飛翔させ
て記録を行うインクシェツト記録方式にあるいは筆記用
具に使用するのに好適な記録液、とりわけ理想的な赤色
を早する記録液に関する。

インクシェツト記録法は１騒１１の発生か少なく、ｆ、
通紙に対して特別な定着処理を要することなく　ｌｔ＋
Ｉ速記録が行えることから１種々のタイプのものが活発
に研究されている。このようなインクシェツト記録法に
於いて使用される記録液に対しては、粘度、表面張力等
の物性値が適正範囲内にあること、微細な吐出口（オリ
フィス）をＩＪ晶まりさせないこと、鮮明な色調でしか
もト分に高い濃度の記録画像を！ノーえること、保存中
に物性変化あるいは固形分の析出等を生じないこと等の
諸特性か要求される。さらにこれらの特性に加えて、紙
に代表される被記録材の種類を制限せずに記録か杓える
こと、被記録材への定石速度か大きいこと、四本性、１
ｍｌ溶剤性（特に耐アルコール性）、＋１１４光性、＋
ｆｆｄｆｆ性に優れていること、解像度の優れた画像を
ダ、えること等の性質も要求される。

インクジェ、１・記＃ｉ法に適用する記録液は、基本的
には記録剤としての染料とその溶媒とから組成されるも
のであるから、上記記録液の特性は染才１のイ」する固
有の性質に左右されるところか大きい。したがって、記
録液か上記諸特性を几備するように染料を選択すること
はかかる技術分野に於いては極めて重要な技術である。

特に、記録液の液媒体に夕４する溶解性は重要であり、
水に対しても、また一般的に有機溶剤からなる湿潤剤に
対しても１−分な溶解性をもつことが良好なＩＪ　＋！
＋’ｉまり防止性及び記録剤の溶解安定性を推持させる
ための基本となる。

一方、インクシエンド記録法により赤の印字を行う場合
には、使用する赤色記録液の色調が他の色味を帯ひてい
ない理想的な赤であることが要求される。従って、赤色
記録液か呈する色調を十分’５１ａして記録剤としての
染料を選択することも極めて重要な技術である。

しかしながら、従来知られていた赤色の記録液について
は、」、記のような品持性、特に溶解性、色調、耐光性
を１−分に満足するものは皆無に近く、これらを満たす
赤色の記録液の開発が強く望まれていた。

本発明の目的は、液媒体成分に対する溶解性、あるいは
長期の溶解安定性が高く、吐出オリフィスの１］詰まり
の生じ難い記録液を提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、理想的な赤色を呈し、かつ
耐光性に優れた記録液を提供することにある。

に記の１」的及び他の目的は、以下の本発明によって達
成される。

すなわち本発明の記録液は、記録剤として水溶　□性染
ネ゛１を含む液組成物から成り、前記染料として、赤色
染料の１挿具−１−と、Ｃ，１，タイレクトイエロー８
６とを併用することを特徴とする。

本発明によれば、粘度１表面張力等が適正範囲内にあり
、微細なオリフィスを１」詰まりさせず、十分に高い濃
度の記録画像を与え、保存中に物性変化あるいは固形分
の析出等を生しることなく、被記録旧の種類を制限せず
に種々の部材に記録が４１なえ、定着速度が大Ｊく、耐
水性、耐光性、対摩耗性及び解像度の優れた画像を与え
る記録液が得られる。

従来知られていた赤色染料の一挿具」二を単独で用いた
場合の記録液では、特に色調に関して、赤色記録ｌαと
しての他の色味を帯びていない理想的な赤色か青にくい
ため、従来の赤色染料のみでは赤色用の記録剤としては
十分なものではない。

そこで、本発明に於いては、赤色染料の一挿具」二と、
Ｃ，１，ダイレクトイエロー８６とを併用することによ
って、これらの染料の色調を互いに程良く調和させ、理
想的な赤色を呈し、かつ溶解性、溶解安定性、耐光性等
の重要な特性に於いても優れた記録剤を含む記＃Ｊ、ｍ
が得られた。

本５６　’ＪＪに於いて記録剤の１成分として用いる赤
色染料とは、その吸収スペクトルの最大吸収を６００ｎ
ｍ〜７００ｎｍの範囲内に有し、溶解性、耐光性等のｒ
Ｎｒ述したインクシェツト記Ｍ　法に適用する記録液の
記録剤としての重要な特性に関し優れたものを、」い、
その１種以上が使用される。

このような赤色染料のなかでも好ましい染料として、例
えばＣ，１，アシッドレッド３５、Ｃ，１，アシッドレ
ッド３７、Ｃ，Ｉアンッドレ、Ｉ・５０、Ｇ、１．アシ
。

１・し・ンド５１、Ｃ，１，アシントレンＪ：’５２．
　Ｃ，１，アシ・ントレッｌ５８７、Ｇ、１．アシッド
レッド９１．Ｃ，１，アシッドレッド３２、Ｃ，１，ア
シ、ドレッド９３、Ｃ，１，アシッドレッド９４、Ｃ，
Ｉアシットレッｌ５９５、Ｃ，１，アシッドレット８８
、Ｃ，１，アシッドレット２８９　、Ｇ、１．アシッド
レッド１４３等を挙げることができる。

本発明に於いて記録剤のもう１つの成分とじて（Ｊｌ用
するＣ、１．ダイレクトイエロー８６もまた前述したイ
ンクジェット記録法に適用する記録液の記録剤としての
重要な特性に関し優れた染料であり、１−記の赤色染料
とその所定量を併用することにより、記録液に他の色味
を帯びていない理ｇ的な赤色を伺り−することのできる
ものである。

記録液中のこれら記録剤、すなわち赤色染料の１挿具」
−とＣ，１，ダイレクトイエロー８６とを合計した染ネ
ｌの１−１は、液媒体の種類、記録液に要求される４￥
刊″９に依存して決定されるが、一般的には記録液全量
に対して０．５〜２０重星％、好ましくは０．５〜１５
％、より好ましくは１−１０％の範囲とされる。

また、口のときの赤色染料の１種以上とＣ，１，ダイレ
クトイエロー８６との混合比は、赤色染料の呈する色調
あるいはその強さが選択された個々の染料で異るため、
それらの選択の各組み合せ毎に最適な値が決定されるが
、赤色染料の１種以上とＣ，１，グイレクトイエロー８
６との重量混合比としては　１０４１〜１ご１０の範囲
内から構成される装置混合比に規定された範囲内より赤
色染料の１種以上の重ｉ　ｈ合比が多い場合には、Ｃ，
１，グイレフトイエロー８６を併用することの効果が得
られず充分に理想的な赤色が得られない、また、赤色染
料の１種以上の重１４混合比が少ない場合には、記録液
はもはや赤色を呈さないので好ましくない。

本発明の記録液は水を主な液媒体成分とするか、水単体
のみならず、望ましくは水と水溶性の各種有機溶剤との
混合物が使用される。水溶性のイ１ａ溶剤としては、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール、ｎ−プロ
ピルアルコール、インプロピルアルコール、■−ブチル
アルコール、５ｅｅ−ブチルアルコール、ｔｅｒｔ−ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素数１〜
４のアルキルアルコール類ニジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等のアミド類、アセトン、ジアセト
ンアルコール等のケトンまたはケトンアルコール類：テ
トラヒト口フラン、ジオキサン等のエーテル類；Ｎ−メ
チル−２−ピロリドン、１．３−ジメチル−２−イミダ
ゾリジノン等の含窒素複素環式ケトン類；ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキ
レングリコール類；エチレングリコール、プロピレング
リコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、１，２．８−ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等の
アルキレン基が２〜６個の炭素原子を含むアルキレング
リコール類；グリセリン；エチレングリコールメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチル（またはエチル）
エーテル、トリエチレングリコールモノメチル（または
エチル）エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエ
ーテル類等か挙げられる。

これらの多くの水溶性溶剤の中でも、多価アルコールの
ジエチレングリコール、多価アルコールの低級アルキル
エーテルのトリエチレングリコールモノメチル（又はエ
チル）エーテル等は、特に１」詰まり防止」二、好まし
いものである。

記録液中の」二記水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
記録液全重量に対して重量％で５〜９５％、好ましくは
１０〜８０％、より好ましくは２０〜５０％の範囲とさ
れる。

この時の木の含有量は、上記溶剤成分の種類、その組成
あるいは所望される記録液の特性に依存して広い範囲で
決定されるが、記録液全重量に対して一般に１０〜９０
％、ＤＩましくは１０〜７０％、より好ましくは２０〜
７０％の範囲とされる。

このような成分から調製される記録液は、それ自体で記
録特性（信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、
長時間の連続記録性、長期間の記録体１に後の吐出安定
性）、保存安定性、被記録材への定着性、あるいは記録
画像の、耐光性、耐候性、耐本性等のいずれもバランス
のとれた優れたものである。そして、このような特性を
更に改＾するために、従来から知られている各種添加剤
を更に含有させてもよい。例えばポリビニルアルコール
、セルロース類、水溶性樹脂等の粘度調節剤、カチオン
、アニオン又はノニオン系の各種界面活性剤；ジェタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤
；緩衝液によるＰＨ調整剤：防カビ剤等を挙げることが
できる。

また、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用される記録液を調合するためには、塩化リチウ
ム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等
の比抵抗調整剤が雄加される。

なお、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させる
タイプのインクシエンド方式に適用する場合には、熱的
な物性値（例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等）が
調整されることもある。

本発明を以下の実施例により更に詳細に説明する。

実施例１ インクジェット記録用の赤色記録液をド記の配合にした
がって作製した。

Ｃ，１，タイレフトイエロー８８　１．０　重量部Ｃ，
１，アシッドレット９１　１　、　Ｏｔｔジエチレンゲ
ルコール　３０　、　Ｏ／／Ｎ−メチル−２−ピロリド
ン　ｌ　５　、　Ｏｔｔイオン交換水　残　量 合計　１００　／／ ］二記配合の各成分は、容器の中で充分混合溶解し、孔
径０．４５−のテフロンノイルタ〜で加ＪＥろ過したの
ち、真空ポンプを用いて脱気処理し、記録液とした。

この記録液を用いて、ビエツ振動子によって記録液を吐
出させるオンデマンド型記録ヘット（吐出オリフィス径
５０ｕ＋、ピエン振動子駆動電圧６０Ｖ、周波数４Ｋｌ
ｌｚ）を有する記録装置を用いて、その吐出安定性につ
検討した。その結果、室温（２１，’Ｃ）、　５°Ｃ１
４０°Ｃ１６０°Ｃの各雰囲気ド（湿度３０％）で各４
８時間の連続吐出及び間欠吐出のいづれにおいても良好
な吐出安定性が維持できた。

−力、記録１夜の長期保存安定性の検討を０℃、３０°
Ｃ１６０°Ｃで各２年間行ったが、記録剤の析出、変色
等の問題は生じなかった。

なお、印字物の色調は鮮明で他の色味を帯びない理想的
な赤色を呈し、キセノンフェートメーターに於ける５０
時間の照射試験後も印字物の判読が十分ｕｆ能であり、
耐光性も良好であった。

実施例２〜１５ Ｃ，１，タイレフトイエロー８６及びアシッドレッド９
１の代りに、第１表に示した染料とその配合量を使用し
たことを除き実施例１と同様にして赤色記録液を作成し
た。これら記録液につき、実施例１と同様にして吐出安
定性、長期保存安定性、印字物の色調並びに耐光性を評
価したが、いづれも良好であり、赤色用の記録液として
優れていることが判明した。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録剤として水溶性染料を含む液組成物から成り、前記
   染＄１として、赤色染料の１粁以りと、ｃ、　ｒ、グイ
   レクトイエロー８６とを（ＩＩ川することを特徴とする
   記録液。