JPS608587A - パイプ貫通部の延焼防止構造 - Google Patents

パイプ貫通部の延焼防止構造

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JPS608587A
JPS608587A JP58115354A JP11535483A JPS608587A JP S608587 A JPS608587 A JP S608587A JP 58115354 A JP58115354 A JP 58115354A JP 11535483 A JP11535483 A JP 11535483A JP S608587 A JPS608587 A JP S608587A
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JP
Japan
Prior art keywords
fire
pipe
hole
spread
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP58115354A
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English (en)
Inventor
寺崎 和憲
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Dainichi Nippon Cables Ltd
Original Assignee
Dainichi Nippon Cables Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ポリオレフィンパイプ又はフイロンバイづを
用いた給水用、給湯用等の屋内配管における壁でのパイ
プ貫通部の延焼防止構造に関するものである。
〔従来技術〕
従来、ビルディング等の屋内における給水用、給湯用等
の配管材として、ポリオレフィンバイづやナイロンバイ
づは、これが火災時に焼失すること及び該焼失層のパイ
プ貫通孔が延焼経路や煙の拡散経路となること等が懸念
される/こめ、金属パイプにない優れた耐食性を有する
にも拘らず、未だ実用に供されていない。
〔本発明の要旨、並びに効果〕
本発明の要旨は、前記特許請求の範囲に示す通りである
本発明者の行った多数の火災模擬燃焼実験から次の諸事
実が判明した。
ポリオレフィンパイプやナイロンパイプが貫通している
壁貫通孔の空隙がロックウールやtルタルなどの耐火性
材料で封じられている貫通部構造につきJIS A 1
304に規定された耐火曲線に沿って壁の片側のみ加熱
する燃焼試験を行うと、加熱開始から数分にして加熱側
のベイづ部分が溶融、燃焼して壁貫通孔の付根から切断
、落下し、壁貫通孔内のパイプ部端面が火焔にさらされ
ることとなる。
通常の水道管、給湯管はその末端はカランにより閉鎖さ
れていることを考慮して上記燃焼試験においては、加熱
側と反対側のパイプの先端は常時閉鎖されているが、こ
の閉鎖により、パイプ内の空気の移動がないため、また
更に、貫通孔内のパイプ部分はその外部が耐火材料にて
囲繞され工いるだめ、加熱側の火焔及び高熱がパイプ内
を伝わる速度は比較的緩慢であり、ために壁貫通孔内の
パイづ部分は、その先端部から、不完全燃焼による炭化
にて亀裂が生じて徐々に短尺化していく。加熱開始後3
0.〜40分后1パイプ先端は壁貫通孔の反対側の付根
に達すると、やがてパイプ先端は貫通孔の空隙を封して
いる耐火性材料の面から離れて両者間に隙間が生じ、こ
の隙間から大気中に放出され−る少火焔により空気の供
給が豊富なパイプ外表面が加熱される。この加熱により
、やがて壁貫通孔根部のパイプは、その外表面から燃焼
し始める。
上記の隙間が生じてからパイづが燃焼し始めるまでには
10〜20分もの比較的長時間を要するが、一旦燃焼し
始めると燃焼の勢が急激に増大してパイづが短尺化し、
これによって貫通孔においてパイプが占めていた空間が
空気の流通が自由となるため煙道化する。
これに対して、本発明においては、貫通孔の左右に出て
いるパイづの根部外表面は、難燃性材料又は耐火性利料
にて防火保護されているので、壁貫通孔の一方の側にお
いて火災が生じて、パイづが燃焼短尺化し貫通孔の反対
側の付根から火焔が出て来ても上記の防火保護によりパ
イプの根部外表面の加熱が緩和される、あるいは加熱さ
れても空気の供給が制限されているのて燃焼し難く、従
って貫通孔のパイプが存在していた空間が依然としてパ
イプにより蓋をされた状態に長時間保持されるので煙道
化せず壁の反対側の室への火災の伝播が長時間にわたっ
て防止される。
〔本発明要旨についての具体的、かつ詳細な説明〕
本発明において給水用、給湯用等の屋内配管材として用
いられるポリオレフィンパイづを構成するポリマーとし
ては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリラテ
ン、ポリメチルペンテン、カルボン酸変性(グラフト又
は共重合)ポリエチレンのような非架橋系ポリオレフィ
ン、あるいはそれを水架橋、パーオ士サイト架橋などで
架橋したポリオレフィン、あるいは6−ナイ0ン、6.
6−fイロン、12−ナイロンあるいはその他のナイロ
ン類である。ポリオしフィン系パイづが架橋系ポリオレ
フィンで構成されている場合、殊に水架橋系ポリオレフ
ィンで構成されている場合、該パイプの配管作業時にそ
の架橋はすでに完了していてもよいし、進行途中ないし
未進行であってもよい。
また、本発明で用いるパイづの構成旧材は、ω(1燃剤
により蕪燃化されたものであってもよい。
本発明で用いる耐火性材料の耐火性能は次の耐火試験に
よって評価される。
耐火試験・・・・・・・・・外径50wn、長さ30c
mのセラミック柱に試験体をチーづ巻回、あるいは半割
りカバー等の方法で厚さ5叫に被覆し、JISA 13
04に規定する耐火曲線に清って加熱する。このとき、
X時間の加熱後も焼失せずに、少なくとも酸素遮断の効
果を有する程度に形態を保持しているものをX時間耐火
性材料と称する。たとえば、10分耐火性材料、50分
耐火性材料、1時間耐火性利料又は2時間耐火性利料は
それぞれ、10分の加熱(705°C)、60分の加熱
(840℃)、1時間の加熱(925℃)又は2時間の
加熱(1010°C)ののちも上記の形態保持性を有す
る材料であることを意味する。
10分耐火性材料の例としてはたとえば、ポリイ三ド、
フッ素樹脂はどの耐熱性有機ポリマー類、アルミニウム
などの低融点金属類やカラスウールが挙げられる。
60分耐火性材料の例としては、たとえばガラスチーづ
、マイカなどが挙げられる。
2時間耐火性材料の例としては、たとえばDックウーj
し、石綿、セラミック、シラスJ”t To −ン、土
砂、アルミナ、珪酸カルシウム、セメント誘導物類たと
えばモルタルや]ニアクリート、高融点金属類たとえば
鉄、チタンなどが挙げられる。これら耐火性羽村のうち
、粒状、繊維状、ウール状、あるいは注形固化性のもの
は貫通孔の空隙閉鎖用として好適であり、一方、ウール
状、シーh又はチーづ状のものはパイプ表面に巻回して
使用するのに適している。また、上記の材料は半割状や
筒状に成形して用いてもよい。
パイプの根部外表面の防火保護のために難燃性材料を用
いるときは、該材料としては、酸素指数(JIS K 
7201−1976により測定)が少なくとも30の難
燃性材料が用いられる。
たとえば、有機及び/又は無機の難燃剤で難燃化したプ
ラスチック類やjム類、硬質塩化しニルなどの難燃性プ
ラスチックス類である。これらのうち、酸素指数が少な
くとも35、特に少なくとも40のものが好ましい。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、いずれも本発明実施例の断面図で
ある。それらの図において、ピルなどの建屋の壁1に設
けたパイプ貫通孔2にポリオレフィンバイラ又はナイロ
ンパイづ6たとえば口径60〜200mmのものが通さ
れている。
貫通孔2の空隙は、耐火性材料4にて封じられており、
貫通孔2の左右にでているパイ′:53の根部51及び
52は、耐火性材料又は離燃性拐料からなる防火層5及
び5′によりそれぞれ防火保護されている。
耐火性羽村4は、火災の初期から火焔で炙られる場合が
多いので、2時間耐火旧材が用いられる。就中、好まし
くはモルタルやコシクリートなどのセメント誘導物、ロ
ックウール、あるいはそれらの併用である。
前記した通り、パイづ6の根部61及び32は、各パイ
プ伺根に生じた隙間から漏れ出る小火焔による加熱から
パイプ表面を保護するのみで効果があるから、防火層5
及び5′の構成材料としては10分耐火材料を用いても
充分効果がある。また、耐火性材料に代って前記しだ難
燃性材料を用いて防火保護してもよい。しかしな料を用
いることが好ましい。
防火層5及び5′の長さは、いずれも耐火性材料40表
面又は壁10表面を基点として少くとも10cmとする
。防火層5及び5′の各一端は耐火性材料4の表面と接
触させる必要は必ずしもなく、敷部程度の隙間があって
もさしつかえないが、火焔によりパイづ3が直接炎られ
るのを防止して本発明の防火構造の寿命を長くするため
に、防火層5及び5′の各一端は耐火性材料4の上面と
密着させる、特に、耐火性材料4中にうめ込んでしまう
ことが好ましい。
防火層5及び5′は、それぞれパイづ根部51及び62
の外表面を火焔から一定時間断熱保護する作用をなすも
のであってもよく、まだ、仮え断熱作用は乏しくとも該
外表面への空気の供給を一定時間遮断する作用をなすも
のであっても効果がある。たとえば鉄板をパイづ表面に
巻付けたものは、断熱作用はないか空気遮断効果を有し
、一方、粗目の)jラス布を重ね巻きしたものや硬質ポ
リ塩化ビニルなどの離燃性プラスチックスからなるもの
は、断熱効果と空気遮断効果の両方を有するので、1〜
5霜程度の比較的薄肉の防火層であっても、相当な防火
効果を有する。従って、Oツクウールや石綿のような2
時間耐火性材料からなる数咽〜数十鮪の厚さのもの、あ
るいはカラステーラなどの30分而面牲 火材料の上に鉄板層を有する2重構造などは断Δ 熱と空気遮断の双方の作用において優れているので防火
層5及び5′の構成材料として特に優れている。
防火層5及び51により防火保護されるパイづ根部31
及び32の長さは、いずれも長し1方力;好ましく少な
くとも30cmとすると一層優れた防火効果が達成され
る。第2図の実施例でをよ、パイプ根部61と62とが
、貫通孔2内にあるパイプ部分とともに同一の耐火性材
料たとえばロックウールなどの2時間耐火材料にて防火
保護された場合が示されている。
〔実験例〕
10cm厚の軽量発泡コンクリート板を壁材として作成
した模擬延焼防止構造実験例1〜8の構造、並びに各実
験例につきJIS A 1304 tこ規定する加熱条
件により壁の一方側シこつぎカロ熱を行い壁の反対側へ
の延焼性を調べる耐火試験の成績を次表に示す。なお、
各実験例で使用のノ\イづの全長は3mでその中央に貫
通部を有し、その両端を0・ソクウールシこて気密をこ
封鎖した状態で耐火試験を行った。
同表に示したように、バイづ根部シこ防火層を有しない
実験例1においては加熱28分后シこおいてすでに加熱
反対側で漏煙がみられたが、実験例2〜8においては加
熱1時間后においても漏煙がみられなかった。なお、実
験例2〜8の60〜120分間の加熱の間にいずれも数
秒間程度の一時的な漏煙が1〜2回みられたにすぎず、
2時間后においても実質的シこ加熱反対側への延焼はみ
られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はいずれも本発明の実施例であって、
1は壁、2は貫通孔、3はポリオレフィンバイづ又はナ
イロンパイプ、4は貫通孔2の空隙を封じる耐火性材料
、5はパイプ根部31を防火保護する防火層、5はパイ
プ根部52を防火保護する防火層である。 特許出願人 大日日本電線株式会社 イ壕者似頴役青山幸雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィンパイプ又はナイロンパイプが貫通す
    る壁貫通孔の空隙は2時間耐火性材料で封じられており
    、かつ、貫通孔の左右に出ているパイプの根部外表面の
    少なくとも10CI11は、酸素指数が少なくとも30
    の難燃性材料又は少なく10分耐火性材料により防火保
    護されてなることを特徴とするパイプ貫通部の延焼防止
    構造。 2 壁貫通孔の空隙は、セメント誘導材料及び/又はロ
    ックウールにより封じられており、バイづの上記根部は
    0ツクウール、カラスウール、ガラス繊維、石綿、鉄板
    からなる群から選ばれた1種又は2種以上により防火保
    護されてなる特許請求の範囲第1項又は第2項の延焼防
    止構造。
JP58115354A 1983-06-27 1983-06-27 パイプ貫通部の延焼防止構造 Pending JPS608587A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07301373A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Asano Slate Co Ltd 耐火二層管の防火区画体貫通部の防火措置工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07301373A (ja) * 1994-04-28 1995-11-14 Asano Slate Co Ltd 耐火二層管の防火区画体貫通部の防火措置工法

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