JPS63503005A - 耐火プラスチツクパイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 耐火プラスチックパイプ 本発明は耐火プラスチックパイプに関する。

フローライン回路（ｆｌｏｗｌｉｎｅ　ｃｉｒｃｕｉｔｓ）におけるプラスチッ ク材料の使用が、船上又は沖合ブラット含泡体上のような危険な場所で現在制限 されるのは、主にこの材料が金属材料に比較して耐火性が低いからである。

例えばその壁に各種の被覆を施すことなど、プラスチックフローラインの耐火性 を向上させるために多数の提案がなされている。実験を通して、火事の場合に多 くの被覆がパイプ壁を一時的には保護するが、長時間欠に曝すと被覆は効力を失 うことが判明した。

本発明の目的は、パイプが長時間欠に曝されても、その壁が火から保護されるプ ラスチックパイプを提供することである。

本発明によれば、この目的は、その外側表面をフェノール樹脂の含泡体から成る 熱絶縁層で被覆しであるプラスチックパイプによって達せられる。熱絶縁層は、 火に曝された際に溶は合う繊維から成る保全把持層で包囲してあって、それによ りパイプが火に曝された時に含泡体に機械的強度を与える。

本発明を、本発明による耐火プラスチックパイプを示す添付の図面を参照しなが ら、具体例によって詳細に説明する。

図のパイプは、ソケット及びスピゴット連結部３によって連結しである二つのプ ラスチックパイプ分割材１及び２から成る。各パイプ分割材の外側表面の大部分 は、フェノール樹脂含泡体の連続絶縁層４で被覆しである。Ｎ４にはガラスファ イバー強化エポキシ樹脂の保全把持層５で上包みしである。連結部３の箇所では パイプ壁を一連のフェノール樹脂含泡体ブロック６で包囲してあり、ブロック６ は一連の相補的な部品６に切断してあって、隣接する連続含泡体層４の閏の隙間 を埋める０部品６はガラスファイバー強化エポキシ樹脂の被覆７によって所定の 場所に維持しである。被覆７は、保全把持層５と共に、フェノール樹脂含泡体の 全体を包囲するガラスファイバー強化エポキシ樹脂の連続層を形成する。

一般的にフェノール樹脂含泡体は、室温での適当な熱絶縁材と見なされている。

フェノール樹脂含泡体は燃えるが、本来発火しに＜＜、炎に直接あたるとゆっく り炭化する傾向があり、同時に、非常にわずかな煙しか出さない。

外壁をフェノール樹脂金泡体被覆で絶縁しであるプラスチックパイプの実験を通 して、含泡体が炎に直接あたると非常にゆっくり焦げるが、それが機械的に非常 に弱くなることや、炎による上昇気流が絶縁材のほとんどを吹き飛ばすことが明 らかになった。損傷した絶縁材の詳細調査は、炎の影響で、フェノール樹脂金泡 体被覆が亀裂を生じ易く、亀裂の原因は未損傷含泡体にかかる炭になった層の収 縮であることを明らかにした。フェノール樹脂含泡体の靭性が比較的小さいこと により、このように生じた亀裂はパイプ表面まで貫通して、熱流束の増大を招き 、従って保護効果を低減する。

本発明が少なくとも部分的に基づく見解は、炎にあたって亀裂を生じるフェノー ル樹脂含泡体の傾向をもし抑制できれば、含泡体は火事の場合にもその絶縁特性 を維持できて耐火材料となり得ることである。

フェノール樹脂金泡体絶縁層なガラスファイバー強化マスチックで上包みすると 、含泡体の耐火特性を予期しない程大きくすることが判明した。実験は、火に曝 した後では、ガラスファイバー上包みが溶は合って含泡体に対して強靭な保護層 を形成しており、含泡体は焦げてはいたがその熱的及び機械的特性の大部分を維 持したことを示した。火に曝すことで溶は合うファイバーから成る上包みの存在 は、パイプが火に曝された時にフェノール樹脂含泡体の機械的及び熱的特性を維 持するために不可欠である。ガラスファイバーの代わりに又はそれに加えて、火 に曝した際に繊維の少なくとも幾らかが溶は合い且つフェノール樹脂含泡体に溶 は入るならば、繊維状の上包みが別の繊維状材料でもよい。繊維上包みにエポキ シ又はフェノール樹脂といったマスチックを含浸させると、パイプの通常操作の 間に含泡体が突発的な衝撃から保護されるという利点がある。しかし火事の場合 は、マスチックは急速に燃えつきて、そのことが含泡体に機械的強度を与える溶 融の効果となる。

更に、分断したガラスファイバーをフェノール樹脂含泡体に加えると、火に曝し た際に含泡体を介しての亀裂の伝播を更に抑制できる。プラスチックパイプ自身 はエポキシ又はポリエステル樹脂のような適当な合成材料で作成すればよい。パ イプ壁は一つ又はそれ以上のガラスファイバ一層によって強化し得る。

このように製造する耐火パイプは、例えば、矩形又は環状を有するガラスファイ バー強化プラスチックパイプ、又は大直径の圧力容器又は貯蔵容器゛といった耐 火性が必要な全ての管状構築物に適している。船又は沖合ブラット含泡体での使 用に加えて、パイプは耐火性が必要な陸上フローライン回路にも適用できること が分かる。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　τＯ計Ｅ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰＯＲ Ｔ　０ＮｒｌｆｒＥＲ，’ＪＡＴＩＯＮＡＬＡＰＰＬＩＣＡＴｒＯＮＮｏ、ＰＣ Ｔ／ＥＥ’８７１００１７１（Ｓ八：Ｌ６７９−りＤＥ−Ａ−３４２８７９７１ ３１０２／８６　ＮｏｒｓｅＤＥ−Ａ−２３４４５５３２０１０３／７５　Ｎｏ ｎｅ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．その外側表面をフェノール樹脂含泡体から成る熱絶縁層で被覆してあるプラ スチックパイプであって、前記絶縁層が火に曝した時に溶け合う繊維を含む保全 把持層で包囲されており、それによってパイプが火に曝された時に含泡体に機械 的強度を与えるパイプ。
2. ２．保全把持層がエポキシ樹脂又はフェノール樹脂含浸の織物ガラスファイバー マットから成る請求の範囲１に記載のパイプ。
3. ３．絶縁層がフェノール樹脂含泡体から成る請求の範囲１に記載のパイプ。
4. ４．絶縁層がフェノール樹脂含泡体及び分断ガラスファイバーから成る請求の範 囲１に記載のパイプ。
5. ５．パイプをガラスファイバー強化樹脂で作製する請求の範囲１に記載のパイプ 。
6. ６．パイプが複数の相互に連結するパイプ分割材から成り、パイプの各分割材の 壁の大部分がフェノール樹脂含泡体から成る熱絶縁材料の連続層によって覆われ ており、一組の隣接するパイプ分割材を相互に連結する各連結部の範囲が、フェ ノール樹脂含泡体から成る熱絶縁材料の一連の相補的な部品によって覆われてお り、前記部品及び前記連続層の外側表面が火に曝された際に溶け合う繊維を含む 連続的繊維性保全把持層によって覆われている請求の範囲１に記載のパイプ。