JPS6085864A

JPS6085864A - スロ−アウエイチツプ研摩用セツト治具

Info

Publication number: JPS6085864A
Application number: JP58190576A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hirata; 平田　孝一; Hiroshi Hamada; 浜田　宏; Masashi Kamiya; 神谷　巨士; Hirokazu Yamazaki; 山崎　廣和
Original assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1983-10-12
Filing date: 1983-10-12
Publication date: 1985-05-15
Also published as: JPH0453665B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、スローアウェイチップの刃先研摩時に使用す
るチップのセット治具に関する。

（ロ）従来技術側面にいわゆる黒皮を残したスローアウェイチップは、
研削加工によって刃先部、中でもサラエ刃とチャンファ
を仕上げる必要がある。この作業は、精度が要求される
ため、従来は、第１図に示すように、互いに交差した２
平面ｉａ、ｉｂを有する鋼製治具本体１に、３個の超硬
ボール２ａ、２ｂ、２Ｃを一部が平面上に突出するよう
埋め込み、このボールにスローアウェイチップＡの２側
面を接触させることによってチップを正しく位置決めし
た後、クランプ手段によって固定されたチップに砥石３
を切込ませて刃先を仕上げている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記の方法は、製品の寸法精度は砥石の摩耗による影響
を除くとチップの位置決め精度によって保証される。し
かし、図示の如き治具では、３個のボールにチップが正
しく接触しているがどぅがを確認できず、従って、実際
の作業は、指の感触に頼ってセットしているのが実情で
ある。ところが、手さぐりによる作業は、熟練度に左右
されるところが大きく、このため、正確なセットのため
のマンツーマン方式による指導、治具や作業工程の標準
化、絵図による作業の勘所の説明などの教育、訓練を行
っているが、それらの対策はさして効果的ではなく、結
果として加工不良率が高まっている。

また、加工終了後でないと製品の良否の判別がつかない
ことから、作業者に精神的負担を強いることにもなって
いる。

に）問題点を解決するための手段本発明は、上述の問題点を解決することを目的として、
スローアウェイチップの支持ボールに対する接触状態の
良否をランプ標示によって確認するようにしたものであ
る。具体的には、治具本体を絶縁材によって形成すると
共にこの本体に導電スリーブを介して埋込んだ３個の超
硬ボールを接点とする電気回路を構成し、スローアウェ
イチップが３個のボールに同時接触したときにのみラン
プを点燈するようにしである。

（ホ）実施例以下、添付第２図乃至第６図に基づ′いて本発明の治具
の実施例と作用を説明する。

第２図は、本発明に係る治具の全体を表わしたもので、
スローアウェイチップＡをセットする本体１１は、研削
負荷に耐え得る絶縁材によって形成されている。また、
この本体１１の上部に形成された互いに交差する２つの
平面１１ａ、Ｉｌｂ上には、チップを支持する３個の超
硬ボール１２ａ。

１２ｂ、１２Ｃが一部突出して設けられている。

上記客超硬ボール１２は、電気回路との電気導通を得る
ため、第３図に示すように、スプリング１３を挿入した
鋼製スリーブ１４の先端部に接着剤１５を介して固着さ
れ、一方、スプリング１３を介して超硬ボールと電気的
につながったスリーブ１４は、本体に設けた穴１１ｄに
挿入後、後方のねじ穴１４ａに止めねじを通すなどして
本体１１に固定され、これによって３個の超硬ボールは
定位置に安定して保持されている。

また、各スリーブ１４にはリード線１６が接続され、そ
の線の延長部にはランプ１７と電源をつなぐ回路を開閉
する２個のリレー１８．１９が設けられている。

本発明は、基本的には、超硬ボールに好ましくは必要最
少域の電流を流し、その電流によって上記２個のリレー
を作動させ、ランプを点燈させればよいが、一般的リレ
ーを使用した場合、接点となる超硬ボールがチップに接
触している間引き続いて各ボールに電流が流れ、超硬ボ
ールの電食摩耗が起こる。従って、ランプを点燈したら
、一定時間経過後にランプの点燈状態は保持して超硬ボ
ールに流れる電流を遮断するのが望ましい。

第４図は、その機能を折り込んだリレー回路の一例を示
す図であって、符号２ｏは第１のセンサ、２１は第２゛
のセンサ、２２はランプ点燈時より設定時間経過後に超
硬ボールに流れる電流を遮断するＩＣタイマ作動リレー
を示している。この回路によれば、ボール１２ａ、１２
ｂ、１２Ｃが共ニチッフに接触したときにのみランプ１
７が点燈する。即ち、センサ２０は、ボール１２ａと１
２ｂが接触したとき、一方、センサ２１はボール１２ｂ
と、１２Ｃがチップに接触したときにもそれぞれ一作動
するが、このケースでは、一方のセンサが作動しても他
方のそれが非作動のためランプは点燈されず、３個のボ
ールがチップに同時接触したときにのみ両センサ２０，
２１が作動して電源とランプ間の回路が接続される。

また、ランプ点燈後は、ＩＣタイマ作動リレー２２が働
いて第５図のブロックダイヤグラムと第６図のタイムチ
ャート図を見てわがるように、うンプの点燈状態を保持
したま＼、設定時間経過後に超硬ボールに流れる電流を
遮断する。なお、ランプの清規は、加工終了時の接点信
号を導入して点燈の自己保持状態を解除してやればよい
。また、加工時のチップは、治具と一体又は別体のクラ
ンプ手段によって保持しておくことは云うまでもない。

（へ）効果以上説明したように、本発明のセット治具は、チップの
位置決め用超硬ボールを接点とする電気回路を構成して
ランプ点燈の有無によりチップの位置決め状態の良否を
確認するようにしたので、熟練した技術がなくても正確
なセットが短時間のうちに行え、不良品の発生率が大巾
に低下する。

例えば、従来の治具による不良発生率は０．６％強程度
であったのが、本発明の治具では、０．１％以下、正確
には０．０６％前後と約１桁小さな数値に抑えられるこ
とが確認されている。

また、従来は、良品であっても、加工許容誤差の範囲で
寸法のバラツキが大きかったが、本発明の治具では、そ
のバラツキが半減し、従って、質的に安定した商品を提
供でき、市場競争′力の面でも有利となる。

そのほか、ランプ点燈後、超硬ボール電流を遮断するよ
うにしたものは、ボールの電食摩耗が最小限に抑えられ
る利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のチップセット治具を示す正面図、第２
図は本発明のセット治具の一例を示す正面図、第３図は
超硬ボールとその支持スリーブを示す断面図、第４図は
リレ・−回路の一例を示す線図、第５図は第４図の回路
によるランプ消燈までの動作を示すブロックダイヤグラ
ム、第６図は同じくそのタイムチャート図である。１１　・・・治具本体、１２ａ、１２ｂ、１２Ｃ・・・
超硬ボール、１３・・・スプリング、１４・・・導電ス
リ・−ブ、１６・・・リード線、１７−・・ランプ、１
８　、１９−・・リレー、２０．２１・・・センサ、２
２・・・ＩＣタイマ作動リレー。第１図３図第４図５第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）治具本体に３個の超硬ボールを取付け、このボー
ルの２個でスローアウェイチップの交差した２側面のう
ち一方の側面を支持し、残りの１個で他方の側面を支持
するようにしたチップ研摩用のセット治具において、上
記ブロックを絶縁材によって形成すると共に、３個の超
硬ボールを接点とする電気回路を構成し、上記３個のボ
ールがチップに同時接触したときにのみランプを点燈さ
せるようにしたスローアウェイチップ研摩用セット治具
。
（２）　上記超硬ボールと治具本体間にリード線をつな
ぐ導電性スリーブを介在し、かつ、このスリーブと超硬
ボールはスリーブに収納したスプリングを介して電気的
に接続したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
記載のスローアウェイチップ研摩用セット治具。
（３）　上記電気回路に、３個の超硬ボールのチップへ
の接触によって同時作動する２個のセンサと、ランプ点
燈の後、設定時間経過後に超硬ボールに流れる電流を遮
断し、かつランプの点燈状態を保持するＩＣタイマリレ
ーが含まれることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項又は第（２）項記載のスローアウェイチップ研摩用セ
ット治具。