JPS6085478A - フロツピ−デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明はフロッピーディスクに関し、詳しくは磁気記録
媒体を基体フィルム上に形成したフレキシブルディスク
と該ディスクを内蔵するジャケットから成るフロッピー
ディスクに関する。

ｂ、従来技術 ＯＡ機器の普及に伴い、コンピューター、マイコンの記
憶部分を受け持つフロッピーディスクが広く使用される
ようになってきた。従来は、よく管理されたコンピュー
ター室等でフロッピーディスクが使用されていたが、最
近は一般事務所１作業場等各種雰囲気で使用される事が
多くなってきている。かかる各種雰囲気条件下に於ても
従来並の信頼性をもってフロッピーディスクが作動する
事が必要であり、フロッピーディスクの信頼性向上のた
めの品質向上が重要な課題となってきている。フロッピ
ーディスクは前述の通り円板状に打ち抜かれた磁気記録
媒体を有するフレキシブルディスクとそれを内蔵するジ
ャケットより構成されており、該ジャケットの内側には
磁気記録媒体上のゴミを除去する目的でライナーが内張
すされている。

フレキシブルディスクの回転によりその磁気記録媒体が
ジャケットに内張すされたライナーと適度に接触し媒体
上の異物除去が効率的に行われる。

近年、フロッピーディスクの小型化が進行し従来の８″
サイズから５．２５″サイズと主流が移行し、さらに３
″、３．２５　”　、３．５″、３．９″等マイクロフ
ロッピーの検討が精力的に行われている。これらは一般
ユーザーを指向しており、より厳しい条件下で使用され
る事を前提に商品化が進められている。

ところでフロッピーディスクの磁気記録媒体は磁性体、
ポリマーバインダー、各種フィラー、分散剤、潤滑剤等
から構成されており、ヘッドの滑り性、馴み性の面より
潤滑剤の役割は重要である。

これらの潤滑剤はヘッドやライナーとの接触によって減
少方向に進む傾向にある。一方ライナーは主にレーヨン
を主体とする不織布よりなるがレーヨン以外にもポリプ
ロピレン、ポリエステル等各種の素材が使用されている
。これらのライナーは塩化ビニールジャケットに熱でタ
ッキング固定されている。これらのライナーの役割はゴ
ミの拭き取り性が主であり、バルキー性、クッション性
等の性能も要求される。又繊維状物質を使用しているた
めに、毛羽が発生しこれが一時的なエラー（ｔｒａｉｓ
ｉｅｎｔ　ｅｒｒｏｒ　）の原因となる場合もある。

本発明はかかる点に鑑みなされたもので、フロッピーデ
ィスクの信頼性向上に対する検討を進めた際ジャケット
のライナーの占める役割が重要であることを知見した結
果なされたものである。

Ｃ０発明の構成 本発明は、磁気記録媒体を備えたフレキシブルディスク
と該ディスクを内蔵するジャケットからなるフロッピー
ディスクにおいて、ジャケットの内側に設けられるライ
ナー中に脂肪酸エステル。

炭化水素系化合物、シリコンオイル、弗素オイル。

長鎖カルボン酸から選ばれる１種または２種以上の潤滑
剤をライナーに対して０．０１〜１５重量％含有せしめ
たことを特徴とするフロッピーディスクである。

ライナーにかかる潤滑剤を含ませる方法としては不織布
製造時に含浸させる事も出来るし、又ライナー形成後含
浸させる事も出来る。又塩化ビニルジャケットにライナ
ーをタッキングにより貼り合せた後含浸させる事も可能
である。また潤滑剤を含ませる方法としては含浸法に限
らずコーティング法、スプレー法等任意の方法で行なう
ことができる。

脂肪酸エステルとしては炭素数８〜２３の脂肪酸とアル
コールから成るエステル、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン
、ペンタエリスリトールと炭素数８〜２３の脂肪酸との
エステル、アジピン酸。

アゼライン酸等の多塩基酸と炭素数８以上のアルコール
のエステル等が挙げられる。又ヤシ油、亜麻仁油、オリ
ーブ油等天然の動植物油も例示できる。炭化水素系化合
物としては、鉱物油、流動パラフィン、ｎ−パラフィン
、α−オレフィンオリゴマー、液状ポリプロピレン等が
例示できる。

シリコーンオイルとしてはジメチルシリコーン。

及びフェニル変成体等に代表されるシリコーンオイルを
例示できる。弗素オイルは含弗素オイルであり含弗素シ
リコーンオイルも例示することが出来る。長鎖カルボン
酸としてはオレイン酸、イソステアリン酸等が例示でき
る。これらのｌ！１ｍ剤は室温にて液状のものが好まし
い。

添加量は、０，０１重量％〜１５重量％が好適である。

０．５重量％〜５重鰺％が更に好適である。

０．０１重量％以下では効果の発現が充分ではなく、又
１５重量％をこえると、粘着性が出てきて好ましくない
。

ｄ、実施例 次に本発明の実施例を述べる。以下の実施例において潤
滑剤量％はすべでライナー基材たる不織布の乾重量に対
する比を示す。

実施例１ ７５μ■厚のポリエステルフィルム基体の両面に、それ
ぞれ３μｍ厚の磁性層を設け、８インチに打抜いたフレ
キシブルディスク媒体を開口部を有する下記ジャケット
に挿入し、次いで該開口部を折曲げ、封着して、フロッ
ピーディスクを得た。

ジャケット：厚さ０，２５７ＦＬ／ｍの塩化ビニールシ
ートにレーヨンを主成分とする不織布からなるライナー
をタッキングし、該不織布全面に１ｌｉｆｌ潰剤として
２−エチルヘキシルステアレートを２％含浸させた後折
曲封肴加工を行って作製 比較例１ 実施例１において、潤滑剤を含浸しないライナーを有す
るジャケットを作成し、実施例１と同様にフロッピーデ
ィスクを得た。

実施例２，３および４ 実施例１において潤滑剤として２−エチルへキシルステ
アレートの代りに表１の組成に変えて、実施例１と同様
にフロッピーディスクを得た。

表　１．　実施例２．３．４の組成及び徂このようにし
て作製した各実施例、比較例のフロッピーディスクの耐
久性の評価を８インチの両面型フロッピーディスク装置
を用いて室温にて以下の通り行った。

即ら一定トラックにヘッドロードし、連続して回転させ
て、所定時間毎に出力を測定して出力レベルが初期値の
８０％以下になる時間をもって媒体の耐久時間とした。

またｔｒａｎｓｉｅｎｔ　ｅｒｒｏｒは上記耐久性評価
途中５００時間の段階でヘッドロードしていない全トラ
ックの出力を各１０枚のディスクについてチェックし、
読取りｒｅｔｒｖ　ｏ回でのエラ一枚数と読取りｒｅｔ
ｒｙ　３回を行った後でのエラ一枚数との差をもって判
定した。

上記実施例および比較例によって得た耐久性およびｔｒ
ａｎｓｉｅｎｔ　ｅｒｒｏｒの評価結果を表２に示す。

７− 表２゜ ｅ１発明の効果 以上のように、ライナーに潤滑剤を付与せしめることに
より耐久性を向上させ、ｔｒａｎｓｉｅｎｔ　ｅｒｒ−
０「を減少させることができた。この理由は必ずしも明
らかではないが、ライナーに含ませた潤滑剤がライナー
と媒体の界面にあってライナーの摩耗を減じさせること
により毛羽の発生を抑制するとともに、一部はライナー
から媒体への移行が起って媒体のヘッドによる摩耗を減
少させたためと推−〇− ８−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁気記録媒体を備えたフレキシブルディスクと該デ
   ィスクを内蔵するジャケットからなるフロッピーディス
   クにおいて、ジャケットの内側に設けられるライナー中
   に脂肪酸エステル、炭化水素系化合物、シリコンオイル
   、弗素オイル、長鎖カルボン酸から選ばれる１種または
   ２種以上の潤滑剤をライナーに対して０．０１〜１５重
   量％含有せしめたことを特徴とするフロッピーディスク
   。