JPS60848A - 電気集塵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば空気中に含有される不純物粒子（以後ダ
ストと称す）を補集除去する電気集塵装置に関する。

従来家庭用あるいは業務用に使用されているエアーコン
ディショナー等の室内空気清浄装置は室内の空気温度を
最適状態に保持するだけのものが多く、空気中のダスト
補集に関してはわずかに目の粗いエアーフィルター等を
設けているにすぎず、このようなエアーフィルターでは
例えば煙草の煙のような微細粒子になるとその集塵効果
は殆ど期待できないのが実情であシ、集塵効果の向上が
要求されていた。

本発明は以上の点にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、集塵効果の向上を図シかつ装置とし
ての小型化およびエネルギー消費量の低減を図ることが
可能な電気集塵装置を提供することにある。

すなわち本発明による電気集塵装置は、イオン風を発生
させ粒子を帯電させる放電極と、上記イオン風流通方向
と平行に配置せられた集塵極とを備え対向する集塵極間
に電位差を持たせた電気集塵装置において、上記放電極
と上記対向する集塵極の内どちらか一方の集塵極を一体
に形成した構成である。

すなわち放電極と対向する集塵極の内どちらか一方の集
塵極とを一体に形成する仁とにより１つの部材でイオン
風全発生させる電離部および高い電界を形成する電解部
としての機能を果す構成である。したがって、構成が簡
単となシ装置としての小形化を図ることができ、コスト
の低減を図る上できわめて効果的である。

以下、第１図を参照して本発明の一実施例を説明する。

８１！１図は本実施例による電気集塵装置の概略構成を
示す図である。図中符号ユは電気集塵ユニット全示し、
電気集塵装置はこの電気集塵ユニットユ全複数直列に接
続した構成である。そこでますこの電気集塵ユニットユ
の構成について説明する。

すなわち、荷電側集塵極２および集塵側集塵極３が所定
の間隔を有して交互に配置されておシ、荷電側集塵極２
は高電圧装置４に接続されている。この高電圧装置４に
よシ負の高電圧全印加する構成である。（なお、正の高
電圧全印加してもよい） 上記荷電側集塵極２は集塵側集塵極３との間の距離を狭
める為に板厚に形成されておシ、マた針状の放電極５が
一体に取付けられている。

この放電極５の先端（図中Ｐ点）からコロナ放電する構
成である。いま放電極５の先端と隣接集塵ユニッ）７の
集塵側集塵極３の端部（図中Ｂ点）との距離ヲｔ！ｌと
すると、ｔＡ＞ｔＢの関係にある。これはＰ点からのコ
ロナ放電がＢ点の方向のみに向うようにする為である。

なお、集塵側集塵極３の一端（図中左側端部）は放電し
ないように十分な丸みを有した構成である。

上記構成によると、放電極５および荷電側集塵極２には
高電圧発生装置４によシ負の高電圧圧が印加され、放電
極５はＰ点からコロナ放電する。これによってＰ点から
隣接する電気集塵ユニッ）Ｊの集塵側集塵極３のＢ点に
向って負のイオンが高速で移動する。これらのイオン群
が放電極５と集塵側集塵極３との間の中性の空気分子に
衝突しそれらを加速する為に空気流が発生する。これが
いわゆるイオン風である。このイオン風は例えば空気清
浄器において室内の汚染空気を清浄装置内に導く吸引力
として作用する。これがいわゆる自己送風機能である。

汚染空気中に含まれる煙の粒子は高電圧の印加によ多形
成あるいは発生するクーロン力あるいは前記イオン風に
よって移動し、集塵極３のＢ点近傍に捕集される。そし
て上記Ｂ点近傍で捕集されなかった粒子は荷電側集塵極
２および集塵側集塵極３との間を流通し、その際集塵側
集塵極３に捕集される。このとき荷電側集塵極２は平板
であシ、シたがって主空気流を阻害する直角方向の気流
は抑制され、かつ十分高い電界が形成されているので、
煙等の粒子も高い効率で集塵側集塵極２に捕集される。

すなわち、放電極５と荷電側集塵極２とを一体に形成す
ることによシ１つの部材でイオン風を発生させる電離部
および高い電界を形成する電解部としての機能を果すこ
とができ、またイオン風が汚染空気を吸引する吸引力と
して作用するので、吸引ファンの小形化あるいは吸引フ
ァンを不要とすることができるので、騒音の低減化、構
成の簡略化それによる装置の小形化ひいてはコストの低
減を図ることができる。さらに本実施例の場合、電気集
塵ユニ、トユを複数段石側に設置した構成なので、１段
目の電気集塵ユニットユで捕集できなかったダストも、
２段目、３段目の電気集塵ユニットユで捕集することが
できるので、捕集効率全大巾に向上させることができる
。

次に、第２図ないし第７図を参照して変形例を説明する
。第２図に示す変形例は、１段目の電気集塵ユニッ）Ｊ
の荷電側集塵極２の放電極５と相対する側に別の放電極
６を設けた構成である。この放電極６のｐ／点からもコ
ロナ放電しイオン風が発生する。したがって、汚染空気
の吸引が効果的に行々われる。また放電極５に大径部５
Ａ′を設けである。これは放電極５のＰ点でのみコロナ
放電を行なわせ他の部分でのコロナ放電を防止する為で
ある。

また前記実施例では放電極５を針状のものとしたが、こ
れに限ったことではない。例えば第３図に示すようにワ
イヤ７を張設した構成でもよく、マた第４図に示すよう
な打ち抜きによシ刺８を形成してもよく、第５図に示す
ような刃状のもの、第６図に示すような薄板状のもので
もよい。

さらに、電気集塵ユニ、）Ｊ全体の構成としては、前記
実施例のように荷電側集塵極２および集塵側集塵極３を
平板状として平行に配置した構成以外にも、例えば第７
図に示すように荷電側集塵極２を棒状とし、集塵側集塵
極３を格子状（ハニーカム状）としてもよい。また第８
、図に示すように集塵側集塵極３を円筒状にする、ある
いは第９図に示すよう罠集塵側集塵極３を放射状に配置
してもよい。なお、前記実施例において集塵極２および
放電極５側をアースとして集塵極３側に高電圧を印加し
ても同様であることはいうまでもない。

なお、前記実施例と同一箇所には同一符号を付して示し
た。

以上詳述したように本発明による電気集塵装置は、イオ
ン風を発生させ粒子を帯電させる放電極と、上記イオン
風流通方向と平行に配置せられた集塵極とを備え対向す
る集塵極間に電位差を持たせた電気集塵装置において、
上記放電極と上記対向する集ｍ極の内どちらか一方の集
塵極企一体に形成した構成である。

すな、わち゛、放電極と対向する集塵極の内どちらか一
方の集塵極とを一体に形成することによシ１つの部材で
イオン風全発生させる′Ｔ［陥部および高い電界を形成
する電解部と１−ての機能を果す構成である。したがっ
て構成が簡単となシ、装置としての小形化を図ることが
できコストの低減全図る上できわめて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例金示す電気集塵装置の概略構
成図、第２図ないし第９図は変形例を示す図で、第２図
は１段目の電気集塵ユニットの荷電側Ｊ％塵極の放電極
と相対する側に別の放電極ｖｉ−設けた状態を示す図、
第３図ないし第６図は、放電極の変形例を示す図、第７
図は集塵側集塵極を格子状に設けた状態を示す図、第８
図は集塵側集塵極を円筒状とした状態を示す図、第９図
は集塵側集塵極を放射状に設けた状態を示す図である。 １・・・電気集塵ユニット、２・・・荷電側集塵極、３
・・・集塵側集塵極、５・・・放電極。 出願人復代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第３図　第４
図　第５図 第７図 第８図 ３ 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. イオン風を発生させ粒子を帯電させる放電極と、上記イ
   オン風流通方向と平行に配置せられた集塵極とを備え対
   向する集塵極間に電位差を持たせた電気集塵装置におい
   て、上記放電極と上記対向する集塵極の内どちらか一方
   の集塵極を一体に形成したことを特徴とする電−気集塵
   装置。