JPS60843A - 粉砕分散機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、横型乾式メゾイヤ攪拌型で連続の粉砕分散
機に関するものである。

一般にこの種の粉砕分散機は、横型のタンク内で砕料の
粉砕が進むと粒子の凝集力が大きくなって上記の砕料が
タンクの内壁に付着することになる。従ってその付着に
より上記の砕料がダンゴ状に固まるため、攪拌体の負荷
が増加し、遂には過負荷の状態となって前記砕料に対す
る粉砕の連続処理が不能になるという問題点があった。

この発明、は上記の問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的とするところは、タンクの一端に連
通ずる軸シール部へシールガスを供給するシールガス供
給管を設け、この供給管には分散剤供給源に連通ずる分
散剤供給管を調整弁を介して合流させるとともに、上記
の調整弁を動力源あ負荷を検出する電流計器に接続して
、その検出された負荷の変動量に応じて調整弁の開度が
調整可能となるように上記の動力源に連動させることに
より、タンク内における砕料の付着が確実に防止されて
安定した良好な１′５）砕が得られ、これによって砕料
に対する分散の効率を高めて粉砕の能率が大幅に向上で
きる粉砕分散機を提供することにある。

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

まず構成を説明すると、横型配置によるタンク１の一方
の上位部には粉砕を目的とする砕料１４の給入口１ａが
設けられ、また他方の下位部には後記するメゾイヤ１３
およびこれと同径以上の粒度による砕料１４の通過を不
能とする径選別のセパレーク部１２が収納配置されてい
て、その直下位置には前記粒度以下でセパレータ部１２
を通過した粉砕後の砕料１４を外部に祿出するための取
出口１ｂが設置されている。そしてこのタンク１の周壁
内には必要に応じて冷却水を充填したり排除するために
その一方側に給入口ＩＣが、また他方側には排水口１ｄ
がそれぞれ設けられている。

さらにこのタンク１内には外部の軸受１７による支承と
オイルシール５ａによる軸シール部５を配備した状態で
モータ等の動力源４により駆動する回転軸２が水平方向
に収装されている。この回転軸２の軸上には複数個の攪
拌体３がほぼ等間隔により固定されている。また上記攪
拌体３間のタンク１内には給入口１ａから供給される砕
料１４を摩砕するための鋼球等によるメゾイヤ１３が移
動可能のように収容された横型乾式メゾイヤ攪拌型連続
粉砕分散機において、上記軸シール部５の他端側にはタ
ンク１の一端と連通ずるオリフィス５ｂが設けられ、こ
の態様による軸シール部５には上記のオリ、フィス５ｂ
を介してタンクｌ内へミストを含むエアー等によるシー
ルガス１５を供給するために、シールガス供給口６と結
合した一連のシールガス供給管７が挿着されている。ま
たこのシールガス供給管７の中途位置には後記する調整
弁１０が連通状に接続されている。この調整弁ＩＯの下
部には例えばエチルアルコール等の分散剤１６を収容し
た分散剤供給源８に基端を挿入した分散剤供給管９が、
調整弁ｌＯを介して前記のシールガス供給管７に合流す
るように接続されている。この供給管７によるシールガ
ス１５の流れを利用して前記の分散剤１ＧをＪｌ宛上記
のガスＩ５中に添加するように構成されている。さらに
前記した調整弁１０は動力源４の負荷を検出する電流計
器１１に接続されている。そしてその検出された負荷の
変動量に応じてこの言回整弁１０の開度゛ゝ゛・が比例
配分により調整され、これによってオリフィス５ｂから
タンク１内へ供給するシールガス１５に混合される上記
の分散剤１６が増減するように前記の動力源４に連動さ
れている。この場合における調整弁１０の開度の調整は
、雷時全開にして分散剤１６を上記ガス１５中に連続的
に添加するか、また通常は閉弁状態にして前記した動力
源４に加わる負荷が設定値を超えたときに分散剤１６を
上記ガス１５中に間欠的に添加するかのいずれかの任意
の設定において可能なように構成されている。なお上記
の調整弁１０は、前記軸シール部５のオリフィス５ｂよ
りも流体通過の抵抗値が大であるように設定されている
。

次に作用を説明する。

上記の構成により、動力源４をもって回転軸２を一方向
に回動させながら給入口１ａからタンク１内に砕料１４
を定量宛フィーダ等により供給すると、この砕料１４は
攪拌体３により攪拌され、同時にメゾイヤ１３と混合し
ながらその位置毎のメゾイヤ１３によって摩砕作用を受
けることになる。この場合攪拌体３を駆動する動力源４
と調整弁１０を連動させることにより、シールガス供給
口６かｄ給入されたエアー等によるシールガス１５がシ
ールガス供給管７およびオリフィス５ｂを介してタンク
ｌ内に供給される際、このガス１５中には調整弁１０を
介して分散剤１６が適量宛添加されるため、砕料１４の
粒子がタンクｌの内壁に付着することで起こる過負荷状
態が完全に解消される。従ってこの種粉砕分散機におけ
る無人運転が可能になる。また上記の分散剤１６は、連
続或いは間欠的に添加するので、砕料１４における粒子
の凝集が確実に防止され、これによって終始安定した良
好な粉砕作業を連続的に行うことができる。

上記の分散剤１６として熱容量の大きい物質を使用する
と、タンクｌ内における熱除去も同時に可能となる。ま
た上記の分散剤１６は、オリフィス５ｂに近い位置から
添加するので上記オリフィス５ｂにおける詰まり現象を
一掃することができる。

以上に説明したようにこの発明は、横型のタンク１内で
水平方向に回転軸２を支承し、このＵ転軸２に複数個の
攪拌体３を固定した横型乾式メゾイヤ攪拌型連続粉砕分
散機において、上記タンク１の一端に連通ずる軸シール
部５にはシールガス１５を供給するシールガス供給管７
を接続し、この供給管７には分散剤供給源８に連通ずる
分散剤供給管９を調整弁１０を介して合流させるととも
に、上記の調整弁１０を動力源４の負荷を検出する電流
計器１１に接続して、その検出された負荷の変動量に応
じて調整弁１０の開度が調整可能となるように上記の動
力源４に連動させることにより、分散剤１６を上記のガ
ス１５中にミストとして添加することが可能となるため
、タンク１内における砕料１４の付着が確実に防止され
て安定した良好の粉砕ができ、これによって常に粒度の
均一な良質の砕料１４が得られるうえ、上記の分散剤１
６は粉砕時の砕料１４内へ均−状に浸透させて分散効率
を一層高めることがで５きるとともに、軸シール部５も
冷却してこの内部を容易に保護するこく、ができ、また
この分散剤１６あ添加により一前記のタンク１内では砕
料１４の付着が一掃されて、セパレー′夕部１２やその
他の要所における上記砕料１４の詰まり現象が皆無とな
るため、この砕料１４を摩砕するメゾイヤ１３の増量が
可能になって、この種粉砕作業の能率を大幅に向上する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明による粉砕分散機の構成と砕料の粉砕時
におけるシールガスと分散剤の混合噴射態様を示す詳細
図である。 １・・・　タンク　２・・・　回転軸 ３・・・　攪拌体　４・・・　動力源 ５・・・　軸シール部　５ｂ・・・　オリフィス６・・
・　シールガス供給口 ア・・・　シールガス供給管 ８・・・　分散剤供給源　９・・・　分散剤供給管１０
・・・　調整弁　１１・・・　電流計器１５・・・　シ
ールガス　１６・・・　分１　？Ｊ代理人　荒　垣　恒
　輝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 横型のタンク内で水平方向に回転軸を支承し、この回転
   軸に複数個の攪拌体を固定した横型乾式メゾイヤ攪拌型
   連続粉砕分散機において、前記のタンクと連通ずる軸シ
   ール部へシールガスを供給するシールガス供給管と、分
   散剤供給源に連通し調整弁を介して前記のシールガス供
   給管に合流する分散剤供給管とを設け、前記の攪拌体を
   駆動する動力源の負荷を検出しその検出された負荷の変
   動に応じて前記調整弁の開度が調整可能となるように動
   力源と連動させたことを特徴とする粉砕分散機。