JPS608397Y2 - 電子レンジのヒ−タ取付部の電波漏洩防止機構 - Google Patents
電子レンジのヒ−タ取付部の電波漏洩防止機構Info
- Publication number
- JPS608397Y2 JPS608397Y2 JP11395978U JP11395978U JPS608397Y2 JP S608397 Y2 JPS608397 Y2 JP S608397Y2 JP 11395978 U JP11395978 U JP 11395978U JP 11395978 U JP11395978 U JP 11395978U JP S608397 Y2 JPS608397 Y2 JP S608397Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- radio wave
- heating chamber
- power receiving
- receiving terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electric Ovens (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は加熱室内にヒータを着脱自在に装着した電子レ
ンジにおけるヒータ取付部の電波漏洩防止機構に関する
ものである。
ンジにおけるヒータ取付部の電波漏洩防止機構に関する
ものである。
一般に、電子レンジは高周波エネルギにより被加熱物を
内部から加熱調理するものであるため、加熱雰囲気温度
が低い。
内部から加熱調理するものであるため、加熱雰囲気温度
が低い。
このため、高い雰囲気温度を要する加熱調理を行なう場
合、あるいは被加熱物に焦げ目をつける場合等には加熱
室内にヒータを設ける必要がある。
合、あるいは被加熱物に焦げ目をつける場合等には加熱
室内にヒータを設ける必要がある。
ところが、このようなヒータ付電子レンジにおいては、
加熱室内部が水、油等の蒸気、吹きこぼれ等で汚れ易い
ため頻繁に清掃する必要があり、このためヒータを取外
せるようにして、加熱室内部の清掃を行ない易く、また
ヒータそのものも清掃できるようにするのがよい。
加熱室内部が水、油等の蒸気、吹きこぼれ等で汚れ易い
ため頻繁に清掃する必要があり、このためヒータを取外
せるようにして、加熱室内部の清掃を行ない易く、また
ヒータそのものも清掃できるようにするのがよい。
しかしながら、このようにすると、加熱室壁部に形成さ
れたヒータの取付穴から高周波が直接外部へ漏洩したり
、あるいはそのヒータの受電端子がアンテナになって同
じように高周波が外部へ漏洩したりする問題がある。
れたヒータの取付穴から高周波が直接外部へ漏洩したり
、あるいはそのヒータの受電端子がアンテナになって同
じように高周波が外部へ漏洩したりする問題がある。
本考案の目的は、このような問題点を解消し、ヒータの
取付け、取外し時のいずれにおいても高周波の漏洩を確
実に防止できるようにした漏洩防止機構を提供すること
にある。
取付け、取外し時のいずれにおいても高周波の漏洩を確
実に防止できるようにした漏洩防止機構を提供すること
にある。
以下、本考案を具体化した一実例を図面に基づいて説明
すると、図面中1はこの実施例の電子レンジのケース、
2はそのケース1の内部に設けられた加熱室であって、
この内底面に食品載置用の回転テーブル3が設けられて
いる。
すると、図面中1はこの実施例の電子レンジのケース、
2はそのケース1の内部に設けられた加熱室であって、
この内底面に食品載置用の回転テーブル3が設けられて
いる。
4は加熱室2の前面開放部を開閉する扉である。
5は前記加熱室2の上部に載置固定されたマグネトロン
であって、加熱室2内に高周波エネルギを供給するよう
になっている。
であって、加熱室2内に高周波エネルギを供給するよう
になっている。
6は図示しない支持金具上に載置されて前記回転テーブ
ル3を囲むように配置された下部ヒータ、7は図示しな
い支持金具によってテーブル3の上方位置に吊下配置さ
れた上部ヒータであって、これらの両ヒータ6.7の両
端には、第2図に示すように、碍子部8を介して受電端
子9が設けられている。
ル3を囲むように配置された下部ヒータ、7は図示しな
い支持金具によってテーブル3の上方位置に吊下配置さ
れた上部ヒータであって、これらの両ヒータ6.7の両
端には、第2図に示すように、碍子部8を介して受電端
子9が設けられている。
次に、ヒータ取付部の構成を説明する。
10は加熱室2の後壁板2aの上下両側4ケ所に透設さ
れた取付穴であって、第2図に示すように、加熱室2の
外側へ短い筒状部10aが突出形成され、前記両ヒータ
6.7の碍子部8が遊挿されるようになっている。
れた取付穴であって、第2図に示すように、加熱室2の
外側へ短い筒状部10aが突出形成され、前記両ヒータ
6.7の碍子部8が遊挿されるようになっている。
11は前記各取付穴10と対応するように、後壁板2a
の外側面に固定された金属製の高周波減衰器であって、
2枚のカップ状器片11a、11bによって構成され、
その内部に形成された空間はチョーク構造になっている
。
の外側面に固定された金属製の高周波減衰器であって、
2枚のカップ状器片11a、11bによって構成され、
その内部に形成された空間はチョーク構造になっている
。
12は前記高周波減衰器11の前部側器片11a中心に
透設された挿通穴であって、内方に向けて形成された短
い筒状部12aが前記取付穴10の筒状部10aの外周
に嵌合されている。
透設された挿通穴であって、内方に向けて形成された短
い筒状部12aが前記取付穴10の筒状部10aの外周
に嵌合されている。
13はその筒状部12aの外周に一端が嵌合固定された
金属製の取付管であって、内部に前記碍子部8が遊挿さ
れるようになっている。
金属製の取付管であって、内部に前記碍子部8が遊挿さ
れるようになっている。
このようにして前記筒状部10a、12a及び取付管1
3によって形成され、前記受電端子9を案内可能にした
金属製の筒状部14は充分に長く形成され、使用高周波
の11皺長、即ち約15咽程度の内径及び長さのものと
なっている。
3によって形成され、前記受電端子9を案内可能にした
金属製の筒状部14は充分に長く形成され、使用高周波
の11皺長、即ち約15咽程度の内径及び長さのものと
なっている。
15は前記金属製筒状部14と対応するように、高周波
減衰器11の後部側器片11bに透設された貫通穴であ
って、前記受電端子9が貫通するようになっている。
減衰器11の後部側器片11bに透設された貫通穴であ
って、前記受電端子9が貫通するようになっている。
16はその貫通穴15を囲むように高周波減衰器11の
内側面に固着されたフェライトゴムよりなる環状の第1
の電波吸収体であって、高周波減衰器11より外部に漏
洩する高周波を吸収できるとともに、貫通された状態の
前記受電端子9の基部を包囲してその受電端子9から漏
洩する高周波を吸収できるようになっている。
内側面に固着されたフェライトゴムよりなる環状の第1
の電波吸収体であって、高周波減衰器11より外部に漏
洩する高周波を吸収できるとともに、貫通された状態の
前記受電端子9の基部を包囲してその受電端子9から漏
洩する高周波を吸収できるようになっている。
17は前記貫通穴15と対応するように、高周波減衰器
11の後面中央部に取付金具18を介して固定された支
持碍子であって、内部には収容室19が形成されている
。
11の後面中央部に取付金具18を介して固定された支
持碍子であって、内部には収容室19が形成されている
。
なお、この支持碍子17は上下または左右に分割形成さ
れ、それらが取付金具18によって一体に抱持されてい
て、その取付金具18の前端を高周波減衰器11の後側
面に取付けることにより固定されたものである。
れ、それらが取付金具18によって一体に抱持されてい
て、その取付金具18の前端を高周波減衰器11の後側
面に取付けることにより固定されたものである。
20は前記支持阻子17の前面に貫設された連通穴であ
って、前記受電端子9がこの連通穴20から前記収容室
19内に進入するようになっている。
って、前記受電端子9がこの連通穴20から前記収容室
19内に進入するようになっている。
21は支持碍子17の前面に前記連通穴20側へ収束す
るように形成されたガイド面であって、受電端子9を連
通穴20へ導くためのものである。
るように形成されたガイド面であって、受電端子9を連
通穴20へ導くためのものである。
22は前記収容室19内に設けられた給電端子であって
、受電端子9が挟入接触されるようになっている。
、受電端子9が挟入接触されるようになっている。
23はその給電端子22を包囲するように収容室19内
に設けられたフェライトゴムよりなる環状の第2の電波
吸収体であって、受電端子9から漏洩される高周波を吸
収するようになっている。
に設けられたフェライトゴムよりなる環状の第2の電波
吸収体であって、受電端子9から漏洩される高周波を吸
収するようになっている。
さて、このように構成された電子レンジにおいて、両ヒ
ータ6.7を取付けた状態で高周波加熱を行なう場合に
電波漏洩防止機構は次のように作用する。
ータ6.7を取付けた状態で高周波加熱を行なう場合に
電波漏洩防止機構は次のように作用する。
すなわち、まず、ヒータ6.7の取付穴10から直接漏
洩しようとする高周波は、その高周波の8分の1波長の
長さを有する金属製筒状部14において減衰され、わず
かに漏洩した高周波は高周波減衰器11によって減衰さ
れるとともに、第1の電波吸収体16によって吸収され
る。
洩しようとする高周波は、その高周波の8分の1波長の
長さを有する金属製筒状部14において減衰され、わず
かに漏洩した高周波は高周波減衰器11によって減衰さ
れるとともに、第1の電波吸収体16によって吸収され
る。
また、ヒータ6.7の受電端子9がアンテナとなって漏
洩される高周波は高周波減衰器11によって減衰される
とともに、第1、第2の電波吸収体16.23によって
吸収される。
洩される高周波は高周波減衰器11によって減衰される
とともに、第1、第2の電波吸収体16.23によって
吸収される。
このようにして高周波の外部漏洩を確実に防止できる。
また、ヒータ6.7を使用して加熱調理を行なうと水、
油等の蒸気により加熱室2内が汚れるが、この場合はヒ
ータ6.7の受電端子9を給電端子22から離脱させて
そのヒータ6.7を加熱室2から取出せば、その加熱室
2及びヒータ6゜7を容易に清掃することができる。
油等の蒸気により加熱室2内が汚れるが、この場合はヒ
ータ6.7の受電端子9を給電端子22から離脱させて
そのヒータ6.7を加熱室2から取出せば、その加熱室
2及びヒータ6゜7を容易に清掃することができる。
そして、このヒータ6.7を取外した状態において高周
波加熱を行なっても、前記と同様に金属製筒状部14、
高周波減衰器11及び第1、第2の電波吸収体16.2
3の作用によって高周波が取付穴10から漏洩するのを
確実に防止できる。
波加熱を行なっても、前記と同様に金属製筒状部14、
高周波減衰器11及び第1、第2の電波吸収体16.2
3の作用によって高周波が取付穴10から漏洩するのを
確実に防止できる。
以上詳述したように本考案はヒータの受電端子を取付け
るための取付穴の外方へ金属製筒状部を充分に長く設け
るとともに、その金属製筒状部を包囲するように高周波
減衰器を設け、その高周波減衰器には第1の電波吸収体
を設け、そして、ヒータの受電端子と接触する給電端子
を包囲するように第2の電波吸収体を設けたことにより
、高周波の漏洩を確実に防止できる優れた効果を奏する
。
るための取付穴の外方へ金属製筒状部を充分に長く設け
るとともに、その金属製筒状部を包囲するように高周波
減衰器を設け、その高周波減衰器には第1の電波吸収体
を設け、そして、ヒータの受電端子と接触する給電端子
を包囲するように第2の電波吸収体を設けたことにより
、高周波の漏洩を確実に防止できる優れた効果を奏する
。
第1図は本考案を具体化した電子レンジの断面図、第2
図はその要部を拡大して示す断面図である。 2・・・・・・加熱室、6・・・・・・下部ヒータ、7
・・・・・・上部ヒータ、9・・・・・・受電端子、1
0・・・・・・取付穴、11・・・・・・高周波減衰器
、14・・・・・・金属製筒状部、16・・・・・・第
1の電波吸収体、22・・・・・・給電端子、23・・
・・・・第2の電波吸収体。
図はその要部を拡大して示す断面図である。 2・・・・・・加熱室、6・・・・・・下部ヒータ、7
・・・・・・上部ヒータ、9・・・・・・受電端子、1
0・・・・・・取付穴、11・・・・・・高周波減衰器
、14・・・・・・金属製筒状部、16・・・・・・第
1の電波吸収体、22・・・・・・給電端子、23・・
・・・・第2の電波吸収体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 加熱室2内に着脱自在に装着されるヒータ6゜7を備え
た電子レンジにおいて、 ヒータ6.7の受電端子9を取付けるために加熱室壁部
2aに形成された取付穴10と、この取付穴10の孔縁
より更に加熱室2外方に向かって突出形成され、かつ前
記ヒータ6.7の受電端子9を案内するとともにその外
周を包囲する金属製筒状部14と、 この金属製筒状部14を包囲するように加熱室2外部に
取付けられ、かつその金属製筒状部14により案内され
たヒータ受電端子9の先端部を更に加熱室2外方に向か
って突出させる貫通穴15を有する金属製の高周波減衰
器11と、 この高周波減衰器11の前記貫通穴15の内側周囲にそ
の貫通穴15を囲むように取付けられた環状の第1の電
波吸収体16と、 前記高周波減衰器11の貫通穴15を通って更に外方に
突出したヒータ受電端子9の先端と接触するように配置
された給電端子22と、 この給電端子22の外周を包囲する遠吠の第2の電波吸
収体23と、 よりなる電子レンジのヒータ取付部の電波漏洩防止機構
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11395978U JPS608397Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電子レンジのヒ−タ取付部の電波漏洩防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11395978U JPS608397Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電子レンジのヒ−タ取付部の電波漏洩防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5530481U JPS5530481U (ja) | 1980-02-27 |
JPS608397Y2 true JPS608397Y2 (ja) | 1985-03-25 |
Family
ID=29064256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11395978U Expired JPS608397Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電子レンジのヒ−タ取付部の電波漏洩防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608397Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2209673B (en) * | 1987-09-15 | 1991-06-12 | Wallace Ltd H G | Catheter and cannula assembly |
JP2006024448A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Takasago Ind Co Ltd | マイクロ波加熱炉 |
-
1978
- 1978-08-19 JP JP11395978U patent/JPS608397Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5530481U (ja) | 1980-02-27 |
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