JPS6083575A - 玉葱の皮剥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、玉葱の皮を自動的に剥くための装置、特に
高圧空気の噴射によって薄い外表皮及びその内側の硬い
肉質外皮を剥くための装置に関するものである。

従来、容器内に多数の玉葱を入れてその上から圧搾空気
を吹付ける装置が知られているが、この装置では各玉葱
全体に圧搾空気が作用せず、吹付は力も散漫であるため
、薄い外表皮を剥くことができても、その内側の硬い肉
質外皮を剥くことはできない。

そこで従来、このような硬い肉質外皮を剥くために玉葱
の外周に予めカッター等で多数の傷を付け、この傷口に
圧搾空気を吹込んで肉質外皮を剥くようにした装置も知
られているが、玉葱の形状、大きさ及び外皮のＪｌさは
必ずしも一定していないため、食用に必要な肉質までも
傷を付けてしまい、一般家庭用に版売する市場製品とし
て価値を失い、加工業者用の用途にしか使用できない玉
葱になってしまう欠点がある。

また予め玉葱に傷を付けるものでは、そのための装置を
要し、構造及び工程が煩雑になる欠点もある。

この発明の第一の目的は、玉葱をその大きさの大小や形
状のバラツキにかかわらず予め外周に傷を付けることな
く肉質外皮を自動的に剥くことができる装置を提供する
ものである。

この発明の他の目的は、玉葱を常に同位置に安定的に保
持して移動しながら、より高圧の圧搾空気を玉葱に確実
かつ均等に当てることができる装置δを提供するのもで
ある。

この発明の他の目的は、一連の工程中に玉葱の肉質を痛
めることなく確実かつ能率的に肉質外皮を奇麗に剥き、
一般市場製品としての玉葱を得ることができるようにし
た装置を提供するものである。

この発明の他の目的は、玉葱を皮剥き工程に一個ずつ一
定のタイミングで順序よく送込むことができる装置を提
供するものである。

この発明の他の目的は、剥き終った玉葱を痛めることな
く自動的に搬出できる装置を提供するものである。

この発明の他の目的は、玉葱に各種の角度から隈なく圧
搾空気を噴射して確実かつ迅速に肉質外皮を剥くことが
できる装置を提供するものである。

この発明は、周囲に螺旋羽根を形成し、表面全体に緩衝
材皮膜を被覆した三木の螺旋軸を玉、葱の通過可能な通
路空間を囲むようにケーシング内に回転可能に配置し、
各螺旋軸間にカイト部材及びエアーノズルを配置し、通
路空間に投入した玉葱を三木の螺旋軸の螺旋羽根の回転
によって下降させながらエアーノズルからの高圧のエア
ー噴射により肉質外皮を破壊し、これを吹飛ばして剥く
ように構成した玉葱の皮向き装置を提供するものである
。

以下この発明を図面に示す実施例について説明すると、
第１図に示すようにケーシングｌは上端筒状部２、円錐
形の蓋部３、円環状胴部４逆円錐形の底部５とを一体に
結合した空胴体で、底部５に設けた複数の脚６によって
ヘース７等に固定されている。

ケーシングｌの上端筒状部２の］一端部にはにｉ板８が
取付けられ、その中心部に玉葱９を投入する筒状の投入
口１０が取伺けられ、この投入口１０には玉葱を一定の
タイミングで一個ずつ連続的に投入する投入装置１１が
接続されている。

投入装置１１は、第２図に示すようにコンベヤｉ２等で
連続的に搬送されてシュート１３に放出した玉葱Ａを順
次大０１４から受入れる円筒体１５、円筒体１５内にお
いて玉葱９を一個ずつに分配しながら回転して円筒体１
５の出口１６に・移送する分配体エフ及び出口１６から
放出された玉葱９をケーシングｌの投入口１０に導入す
る導入管１８を備えている。

分配体１７は、スポンジゴムなどの緩衝材を被覆した上
面に玉葱９を一個ずつ区会する多数の溝１９を中心から
放射方向に設けた円錐形に形成され、その周囲は円筒体
１５の内面に近接して垂直な回転軸２０により回転する
ようになっている。従って、シュート１３から円筒体１
５内に連続して送込まれた玉葱９は回転する分配体エフ
の溝１９内に順次−個ずつ分配され、溝１９と円筒体１
５の内面とによって保持されなから順次出口１６側に回
転移送され、出口１６に到って溝１９から導入管１８に
一定のタイミングで連続的に放出される。

回転軸２０は、その回転動力機構としてのモーター２１
、その回転軸に塩イー１けたスプロケ・シト２２１回転
軸２０に取付けたスプロケ・７１・２３及びスプロケッ
ト２２．２３に巻掛けたチェーン２４等の回転動力機構
により回転するようになっている。

第３図及び第５図に示すようにケーシングｌの内部には
、その投入口ｌＯのド方に三本の１刊直な螺旋軸３０が
玉葱９が通過しうる通路空間を三方から囲むように互い
に等間隔で平行に配置され、それぞれ上端を蓋板８に、
かつト端をネ竺数のアーム３１に支持された支持板３２
に同転自在に支持されている。第３図及び第４図に示す
ように各螺旋軸３０は、その上端に取伺けたスプロケッ
ト３３と、モーター３４、その回転軸に取付けられたス
プロケンＩ・３５及びスプロケッ３３．３５に巻掛けら
れチェーン３６等の回転動力機構によって同速で同時に
回転するようになっており、その周囲には４＝ｊ根から
周縁に向って先細り状をなす所定ピ・ソチの螺旋羽根３
７が設けられている。

各螺旋軸３０の外周及び螺旋羽根３７の表面には、スポ
ンジゴムなどの適度な軟弾性を有する緩衝材皮膜３８が
被覆されている。そして各螺旋軸３０の螺旋羽根３７は
、各螺旋軸３０で囲まれる通路空間の中心に近接する部
分においてそれぞれほぼ同一高さになるように設定され
、この部分に玉葱９を安定して保持しうるようになって
いる。

各螺旋軸３０の間には、上下端を蓋板８支び支持板３２
に固定したロッド等のガイド部材３９が配置されている
。各ガイド部材３９は、その下部に圧搾空気を各螺旋軸
３０で囲まれる通路空間の中心に向かって噴射する複数
のエアーノズル４０，４１．４２が上下に所定間隔を置
いて設けられている。

各エアーノズル４０．４１．４２は、第６図に示すよう
にガイド部材３９の下部にポルト４３で接続されたノズ
ルロッド４４に設けた流路４５．４６．４７の先端にね
じ込むことにより固定されており、それぞれ噴射口の角
度、内径が異なるものを選んで取付けることによりエア
ーの噴射角度、噴射圧力（３〜７　Ｋｇ）及び噴射量を
各ノズル毎に変化させることができる。例えば、噴射口
を絞れば噴射圧が高い細い噴射流が得られ、玉葱９の硬
い肉質外皮の集中破壊に効果的であり、また噴射口を多
少広げれば風量が多く太い噴射流が得られ、肉質外皮の
傷や破壊部から内側にエアーを多量に侵入させて剥離し
やすくすることができる。また例えば１一部のノズルを
下向きに、中間のノズルを水平向きに、下部のノズルを
上向きすることにより、１．牧９のほぼ全面に同時に集
中的にエアーを噴射して玉葱９を回転させながら確実か
つ均一に肉質外皮を剥離させることができる。

なお、エアーノズル４１，４２．４３は、カイト部材３
９に設けることなく、独立別個に設けてもよい。

カイト部材３９及びノズルロッ”１・４４の表面にはス
ポンジゴムなどの緩町村皮膜４８か被覆されている。

流路４５．４６．４７、の後端には、ケーシング１の下
部外周に配した環状のエアー供給管５０にバルブ５１を
介して接続された分岐管５２が接続され、エアー供給管
５０にはポンプから圧搾空気を圧送するホース５３が接
続されている。

ケーシングｌの内部には、下方に向かって洗浄液を噴射
する洗浄ノズル５４が設けられ、皮剥き作業の終了後ケ
ーシング１の内部を洗浄できるようになっている。

またケーシング１の内部には、蓋部３と底板５とを結合
する補強材５５が設けられている。

ケーシング１の胴部４には、内部を覗くための透視窓５
６が設けられ、また上端筒状部２には通気口５７が設け
られている。

螺旋軸３０及びガイド部材３９によって囲まれる通路空
間の上端は導入口１０に連通し、没入装置１１から一定
のタイミングで送られてきた玉葱９をこの通路閃間内に
順次導入して各螺旋軸３０の最上部の三枚の螺旋羽根３
７によって通路空間の中心部に安定的に保持する。この
状態で各螺旋軸３０が回転するにつれて下部９は各螺旋
羽根３７に沿って下降し、二カに配されたノズルロフト
４４が位置する部分において各エアーノズル４０，４１
．４２から噴射する圧搾空気の高圧噴射によって通路空
間内の中央において任意に回転されながら外表皮及びそ
の内側の硬い肉質外皮が小片状に破壊又は剥離されて吹
飛ばされ、奇麗に皮か剥かれた状態で１ユ記通路空間の
下端に連通ずる支持板３２の放出口５８から下方の搬出
装置に落下する。この場合、螺旋軸３０及びエアーノズ
ル４４の周囲に被覆された緩衝材皮膜３８．４８が玉葱
９の転勤による衝突のショックを緩衝し、衝突による痛
みを防止する。

また、剥離された小片状の外表皮及び肉質外皮の皮屑は
底部５の下端の排出”１」５９から搬出装置内に落下し
て排出される。

第１図及び第３図に示す搬出装置は、水流によって玉葱
９を搬出する例を示したもので、底部５のυ１出口５９
の周囲に接続した下部排出部６０には、その左右にバイ
ブロ１．６２が一直線状に接続されている。バイブロ１
の入口６３にはポンプから圧送された水が導入され、入
口６４には圧搾空気が導入されてウォータジェットとじ
て下部排出部６０内に流入するようになっている。下部
排出部６０の底部には、その内部を流れる水中に落下し
た玉葱９が衝突した場合にそのショックを緩衝するよう
に上面に緩衝材を取付けた受板６５が設けられ、また内
部の水を排出するバルブ付き排出管６６が設けられてい
る。

皮を剥かれた玉葱９は、剥離した皮屑と共に下部Ｄ［山
部６０内の水中に落下した後、バイブロ２あるいは必要
に応じてこれに接続された延長パイプにより水と共に外
部にｕ１出され、そのυ１山部において簀子等により水
及び皮屑と分離して取出される。

第７図に示す他の構成の搬出装置は、底部５の排出口５
９の下端に増刊けた排出ケーシング７０内にコンベヤ７
１を設置して玉葱９を搬出子るようにしたもので、水流
を使うものに比へて剥離した皮屑を乾いた状態で取出す
ことかでき、皮屑の処理が容易となる利点がある。

コンベヤ７１は、放出口５８の下方に設置され、その搬
出側端部は搬出ケーシング７０に設けた搬出ロア２から
外部に延出している。このコンベヤ７１は、玉葱９のみ
を載せ、皮屑はＦ方に通過させるように、コンベヤベル
トとして左右のチェーン７３．７３間に多数のローラ７
４を所定間隔で支持した簀子状のベルトを使用し、各ロ
ーラ７４の表面には玉葱９の落ド衝撃を緩硬Ｉするスポ
ンジゴム等の緩衝材か被覆されている。なお、コンベヤ
ベルトとして多数の透孔を有するゴムベルトを使用して
もよい。

放出口５８の下端にはコンベヤ７１に向かって複数のロ
フトを半円状に並列して重ドしたカイト７５が設けられ
、玉葱９を放出口５８からコンベヤ７１上に脱落するこ
となく案内し、゛１′−円端の間隙からコンベヤ７１の
搬出方向に搬出するようになっている。

排出ケーシング７０の内面には、コンベヤ７１の側方か
ら落下する皮屑を下方に集中的に放出するための斜め下
向きに傾斜し、たガイド板７６が設けられている。ガイ
ド板７６の下方における排出ケーシング７０の底部には
、左右のガイドレール７７に沿って水平にスライドして
排出ケーシング７０の内外に出し入れ自在とした箱状の
屑受け７８が設置され、その内部に貯められた皮屑を随
時取出して廃棄できるようになっている。

更に排出ケーシング７０には、排気ロア９が設けられ、
ケーシングｌ内のエアーノズル４゜、４１．４２の使用
済み排気を導入して管路を介して通気口５７に送流し、
再ひケーシングｌ内に放出するように構成されている。

排出ケーシング７０の搬出ロア２は、防塵、防音のため
布、ゴムシート等のカー≠ン８ｏで遮弊されている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の玉葱の皮剥装置の一例を示す正面図
、第２図はこの発明に係る玉葱の投入装置の縦断面図、
第３図は第１図における■−■拡大断面図、第４図はこ
の発ψノに係るケーシングの平面図、第５図は第１図に
おけるＶ−■拡大断面図、第６図はこの発明に係るエア
ーノズル部分の縦断面図、第７図はこの発明の玉葱の皮
剥装置の他の態様を示す部分縦断面図、第８図は第７図
における■−■断面図である。 ｌ・・ケーシング、９・・玉葱、１０・・投入口、１１
・ｅ投入装置、１３・・シュート、１４−−人口、１５
−−円筒体、１６１出口。 １７φ・分配体、１８・・導入管、１９・・）Ｉ４．２
０・・回転軸、２１−−モータ、３０口螺旋軸、３４・
・モータ、３７・・螺旋制根、３８・・緩衝材皮膜、３
９・・ガイド部材、４０．４１，４２・・エアーノズル
、４４拳Φノズルロツド、５８・４放出口、５９−・排
出１−コ、６０・・下部排出部、６１．６２・・パイプ
、７０−・排出ケーシング、７１・・コンベヤ７７・拳
カイトレール、７８参會屑受け。 特許出願人　石　原　博 ｌ二ｊト ！ −１Ｕ ｌ■ｆ−」ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ｈ端に投入口を、かつ下端に放出口を上下に対応し
   て設置したケーシングと、前記ケーシングの内部の投入
   口と放出口との間に玉葱を通過させるに充分な通路空間
   を囲んで互いに等間隔で回転目在に配置され、外周に前
   記通路空間の中心部に近接した位置において互いに同一
   高さになるように螺旋羽根を設け、外周及び螺旋羽根の
   表面に緩街材皮膜を被覆した三木の螺旋４４１１と、前
   記各螺旋軸間に縦に配置されたガイド部材と、前記通路
   空間の周囲の複数箇所に配置され、ＩｊＩ記通路空間内
   に向って圧搾空気を噴射するエアーノズルと、前記各螺
   旋軸を回転する回転動力機構と、前記ケーシングの投入
   口に一定のタイミングで玉葱を投入する投入装置と、前
   記ケーシングの放出口から放出された玉葱を搬出する搬
   出装置とから構成してなる玉葱の皮剥き装置。 ２）投入装置は、上面に一個の玉葱が嵌合可能な多数の
   溝を放射方向に設けた円錐状の分配体を動力機構によっ
   て水平面内を回転ｉｊｆ能に円筒体内に設置し、前記円
   筒体にその内部に玉葱を供給する供給部及び前記分配体
   」−の玉葱を放出して前記ケーシングの投入口に導入す
   る放出部を設けてなる特許請求の範囲第１項記載の１ミ
   ←の皮剥き装置。 ３）搬出装置は、前記ケーシングの下端に設けた排出部
   に接続した内部に水を流送する水導入パイプと、水導出
   パイプとから構成してなる特許請求の範囲第１項記載の
   玉葱の皮剥き装置１ｑ。 ４）搬出装置は、前記ケーシングの下方に設けたコンベ
   ヤにより構成してなる特許請求の範囲第１項記載の玉葱
   の皮剥き装置。 ５）コンベヤは前記ケーシングト端に設けたり１出ケー
   シング内に設置し、ｌ）１ノ記ケージツクの前記コンベ
   ヤの下方における底部に剥離した皮屑を収容する屑受け
   を前記ケーシュ／グの内外に出し入れ自在に設置してな
   る特許請求の範囲第４偵記載の玉その皮剥き装置。 ６）ガイド部材には、緩衝材皮膜を被覆してなる特許請
   求の範囲第１項記載の玉葱の皮剥き装置。 ７）エアーノズルは、各配置位置においてそれぞれ噴射
   方向角度の異なるのもを上下に位置を異にして複数設置
   してなる特許請求の範囲第１項記載の玉葱の皮剥き装置
   。 ８）緩衝材皮膜は、スポンジゴムからなる特許請求の範
   囲第１項記載の玉葱の皮剥き装置。