JPS608233Y2 - 油供給装置 - Google Patents
油供給装置Info
- Publication number
- JPS608233Y2 JPS608233Y2 JP4638180U JP4638180U JPS608233Y2 JP S608233 Y2 JPS608233 Y2 JP S608233Y2 JP 4638180 U JP4638180 U JP 4638180U JP 4638180 U JP4638180 U JP 4638180U JP S608233 Y2 JPS608233 Y2 JP S608233Y2
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- JP
- Japan
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- port
- hydraulic
- supply
- oil
- lubricating oil
- Prior art date
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、変速伝動装置等において、油圧作動機器に
対し作動油を供給すると共に潤滑所要部に対し潤滑油を
供給する油供給装置に、関するものである。
対し作動油を供給すると共に潤滑所要部に対し潤滑油を
供給する油供給装置に、関するものである。
すなわち、この種の油供給装置は一般に、油圧作動機器
に対する油圧供給回路から潤滑油供給回路を適宜に導出
しであるものに、構成されるが、この考案は、動力損失
を少なくしつつ、油圧作動機器に対する油圧の供給時或
は油圧作動機器からの油圧の排出時の如何に拘らず常に
一定の潤滑油量が確保されることとする、新規な油供給
装置を、提供しようとするものである。
に対する油圧供給回路から潤滑油供給回路を適宜に導出
しであるものに、構成されるが、この考案は、動力損失
を少なくしつつ、油圧作動機器に対する油圧の供給時或
は油圧作動機器からの油圧の排出時の如何に拘らず常に
一定の潤滑油量が確保されることとする、新規な油供給
装置を、提供しようとするものである。
図示の実施例について、この考案に係る油供給装置の構
成を説明すると、同実施例はこの考案を、第1図に示す
ような変速伝動装置において実施した例に係る。
成を説明すると、同実施例はこの考案を、第1図に示す
ような変速伝動装置において実施した例に係る。
同変速伝動装置は、伝動ケース1に回転自在に支持させ
て互に平行する入力軸2及び出力軸3を設け、この入力
軸2と出力軸3間に配して、該両軸2,3間を2段の変
速比でもって選択的に連動連結する変速伝動機構を、設
けであるものに、構成されている。
て互に平行する入力軸2及び出力軸3を設け、この入力
軸2と出力軸3間に配して、該両軸2,3間を2段の変
速比でもって選択的に連動連結する変速伝動機構を、設
けであるものに、構成されている。
説明の順序として、この考案に係る油供給装置にて油を
供給される部材を備えている上記変速伝動機構について
、先ず説明する。
供給される部材を備えている上記変速伝動機構について
、先ず説明する。
上記した入力軸2と出力軸3間には、入力軸2に1対の
ボールベアリング4を介して遊嵌して設けた遊転歯車5
と出力軸3に嵌着して設けた伝動歯車6と噛合せてなる
第1の歯車列と、入力軸2に嵌着して設けた伝動歯車7
と出力軸3に1対のボールベアリング8を介し遊嵌して
設けた遊転歯車9とを噛合せてなる第2の歯車列とを、
設けである。
ボールベアリング4を介して遊嵌して設けた遊転歯車5
と出力軸3に嵌着して設けた伝動歯車6と噛合せてなる
第1の歯車列と、入力軸2に嵌着して設けた伝動歯車7
と出力軸3に1対のボールベアリング8を介し遊嵌して
設けた遊転歯車9とを噛合せてなる第2の歯車列とを、
設けである。
第1の歯車列における両歯車5,6間のギヤ比と第2の
歯車列における両歯車7,9間のギヤ比との関係は、第
1の歯車列における遊転歯車5を入力軸2に結合し、該
第1の歯車列を介して入力軸2と出力軸3間を連動連結
した場合に、出力軸3に得られる回転数n□の方が、第
2の歯車列における遊転歯車9を出力軸3に結合し、該
第2の歯車列を介して入力軸2と出力軸3間を連動連結
した場合に、出力軸3に得られる回転数n2より大(n
□>r12)であるように、設定されている。
歯車列における両歯車7,9間のギヤ比との関係は、第
1の歯車列における遊転歯車5を入力軸2に結合し、該
第1の歯車列を介して入力軸2と出力軸3間を連動連結
した場合に、出力軸3に得られる回転数n□の方が、第
2の歯車列における遊転歯車9を出力軸3に結合し、該
第2の歯車列を介して入力軸2と出力軸3間を連動連結
した場合に、出力軸3に得られる回転数n2より大(n
□>r12)であるように、設定されている。
第1の歯車列における遊転歯車5を入力軸2に選択的に
結合するための結合手段として、該遊転歯車5と入力軸
2間に、次のような油圧クラッチ10を配設しである。
結合するための結合手段として、該遊転歯車5と入力軸
2間に、次のような油圧クラッチ10を配設しである。
すなわち、伝動歯車7に固定してクラッチハウジング1
1を、入力軸2上に設けてあり、このクラッチハウジン
グ11内へと延出させである、遊転歯車5のボス部延長
部5aとクラッチハウジング11とにそれぞれ、複数枚
宛の一方及び他方の摩擦ニレメンz2,13を、交互に
配し且つクラッチ10軸線方向に沿い摺動のみ自在に支
持させて、それ自体は周知の多板式油圧クラッチ10が
、構成されている。
1を、入力軸2上に設けてあり、このクラッチハウジン
グ11内へと延出させである、遊転歯車5のボス部延長
部5aとクラッチハウジング11とにそれぞれ、複数枚
宛の一方及び他方の摩擦ニレメンz2,13を、交互に
配し且つクラッチ10軸線方向に沿い摺動のみ自在に支
持させて、それ自体は周知の多板式油圧クラッチ10が
、構成されている。
この油圧クラッチ10は、クラッチハウジング11内に
設けられたピストン14であって入力軸2上のばね受リ
ング15と該ピストン14とに両端を受けさせて入力軸
2上に設けであるリターンばね16に後退附勢されてい
るピストン14を、該ピストン14背後の油室17の作
動油の供給で前進させ、クラッチハウジング11に支持
させた受圧板18に対し摩擦エレメント12.13を押
付けると共に該摩擦エレメント12,13間を摩擦係合
させることで、保合作動せしめられる。
設けられたピストン14であって入力軸2上のばね受リ
ング15と該ピストン14とに両端を受けさせて入力軸
2上に設けであるリターンばね16に後退附勢されてい
るピストン14を、該ピストン14背後の油室17の作
動油の供給で前進させ、クラッチハウジング11に支持
させた受圧板18に対し摩擦エレメント12.13を押
付けると共に該摩擦エレメント12,13間を摩擦係合
させることで、保合作動せしめられる。
油圧クラッチ10の作動によっては、遊転歯車5が入力
軸2に結合されて、入力軸2と出力軸3間が第1の歯車
5,6列を介し連動連結され、出力軸3が比較的高速で
回転せしめられる。
軸2に結合されて、入力軸2と出力軸3間が第1の歯車
5,6列を介し連動連結され、出力軸3が比較的高速で
回転せしめられる。
第2の歯車列における遊転歯車7を選択的に出力軸3に
結合するための結合手段として、前記両ボールベアリン
グ8間において遊転歯車9と出力軸3間に、オーバラン
ニング・クラッチ19を配設しである。
結合するための結合手段として、前記両ボールベアリン
グ8間において遊転歯車9と出力軸3間に、オーバラン
ニング・クラッチ19を配設しである。
このオーバランニング・クラッチ19は、これが遊転歯
車9側から、したがって入力軸2側から、駆動させると
クラッチ係合するものと、されている。
車9側から、したがって入力軸2側から、駆動させると
クラッチ係合するものと、されている。
したがって、油圧クラッチ10が作動し、第1の歯車5
,6列を介し入力軸2により出力軸3が回転せしめられ
ている状態では、出力軸3が前記した回転数n□で回転
しているのに対し遊転歯車9がより小な前記回転数へで
回転していて、オーバランニング・クラッチ19は、相
対的に出力軸3側から駆動されて、クラッチ係合しない
。
,6列を介し入力軸2により出力軸3が回転せしめられ
ている状態では、出力軸3が前記した回転数n□で回転
しているのに対し遊転歯車9がより小な前記回転数へで
回転していて、オーバランニング・クラッチ19は、相
対的に出力軸3側から駆動されて、クラッチ係合しない
。
このため、オーバランニング・クラッチ19は、油圧ク
ラッチ10の非作動状態でのみクラッチ係合して、遊転
歯車9を出力軸3に結合するものとなっており、油圧ク
ラッチ10が非作動状態をとると自動的に、第2の歯車
7,9列を介して入力軸2と出力軸3間が連動連結され
、出力軸3が比較的低速で回転せしめられる。
ラッチ10の非作動状態でのみクラッチ係合して、遊転
歯車9を出力軸3に結合するものとなっており、油圧ク
ラッチ10が非作動状態をとると自動的に、第2の歯車
7,9列を介して入力軸2と出力軸3間が連動連結され
、出力軸3が比較的低速で回転せしめられる。
伝動ケース1内に設けられた変速伝動機構は、上記のよ
うに構成されており、また前記油圧クラッチ10に対し
作動油を給送するための油圧ポンプ20は、伝動ケース
1−側端の開口部を閉鎖するケース蓋1aの外面上に設
置されていて、入力軸2により駆動を受けるものとされ
ている。
うに構成されており、また前記油圧クラッチ10に対し
作動油を給送するための油圧ポンプ20は、伝動ケース
1−側端の開口部を閉鎖するケース蓋1aの外面上に設
置されていて、入力軸2により駆動を受けるものとされ
ている。
伝動ケース1は、油タンク兼用のものとされていて、こ
の伝動ケース1内の低部から油圧ポンプ20へと吸入さ
れる油を清浄化するためのサクションフィルタ21が、
ケース蓋1aに支持させて伝動ケース1内の低部に設置
されている。
の伝動ケース1内の低部から油圧ポンプ20へと吸入さ
れる油を清浄化するためのサクションフィルタ21が、
ケース蓋1aに支持させて伝動ケース1内の低部に設置
されている。
入力軸2の一端部にはケース蓋1aの穴に嵌合されたス
リーブ22を被嵌してあり、ケース蓋1a内の図示省略
の油路へと連らねである油路23を上記スリーブ22に
形成すると共に、この油路23.に基端側で常時連通ず
る油路24を入力軸2に、該油路24先端側を油圧クラ
ッチ10の前記油室17へと連通させて、形成し、油路
23,24を介して油圧クラッチ20に対する作動油の
給排を行なうべくしである。
リーブ22を被嵌してあり、ケース蓋1a内の図示省略
の油路へと連らねである油路23を上記スリーブ22に
形成すると共に、この油路23.に基端側で常時連通ず
る油路24を入力軸2に、該油路24先端側を油圧クラ
ッチ10の前記油室17へと連通させて、形成し、油路
23,24を介して油圧クラッチ20に対する作動油の
給排を行なうべくしである。
入力軸2にはまた、上記スリーブ22内において油圧ポ
ンプ20のポンプケース端面ト入力軸2端間に形成され
た油室25に基端を開口させである油路26も、形成し
てあって、この油路26は、油圧クラッチ10の前記摩
擦エレメント12.13部と、前記ボールベアリング4
部と、入力軸2の入力側端部を支承するローラベアリン
グ27部とに、それぞれ導いてあって、上記した油室2
5と油路26とを介し上記の各部に対し潤滑油を供給す
ることと、しである。
ンプ20のポンプケース端面ト入力軸2端間に形成され
た油室25に基端を開口させである油路26も、形成し
てあって、この油路26は、油圧クラッチ10の前記摩
擦エレメント12.13部と、前記ボールベアリング4
部と、入力軸2の入力側端部を支承するローラベアリン
グ27部とに、それぞれ導いてあって、上記した油室2
5と油路26とを介し上記の各部に対し潤滑油を供給す
ることと、しである。
さらに出力軸3には、該軸3の一端小径部を嵌合しであ
るケース1壁内面上の溝穴の奥部に形成された油室28
に基端を開口させである油路29を形成してあって、こ
の油路29を、前記オーバランニング・クラッチ19部
と、出力軸3の出力側端部を支承するローラベアリング
30部とへ、それぞれ導き、上記した油室28と油路2
9とを介し上記の各部に対し潤滑油を供給するように、
図られている。
るケース1壁内面上の溝穴の奥部に形成された油室28
に基端を開口させである油路29を形成してあって、こ
の油路29を、前記オーバランニング・クラッチ19部
と、出力軸3の出力側端部を支承するローラベアリング
30部とへ、それぞれ導き、上記した油室28と油路2
9とを介し上記の各部に対し潤滑油を供給するように、
図られている。
そして、第2図に示すように、油圧クラッチ10に対す
る油圧の給排を切換え制御するための電磁コントロール
バルブ31が設けられており、この電磁コントロールバ
ルブ31は、その−次側に前記油圧ポンプ20に接続さ
れるポンプポートPと油タンク兼用の伝動ケース1内へ
接続されるタンクポートTを、また二次側の油圧クラッ
チ10ないしその油室17に前記油路23,24等によ
り接続される油圧給排ポートCを、それぞれ備えていて
、図示の油圧排出位置Nでは、油圧給排ポートCがタン
クポートTへと連通せしめられ、油圧クラッチ10から
作動油を排出して該油圧クラッチ10に非作動状態をと
らせ、逆にソレノイド31aの励磁により油圧供給位置
Iへ移されると、ポンプポートPが油圧給排ポートCへ
と連通せしめられ、油圧クラッチ10に作動油を供給し
て該油圧クラッチ10を作動させるものに、構成されて
いる。
る油圧の給排を切換え制御するための電磁コントロール
バルブ31が設けられており、この電磁コントロールバ
ルブ31は、その−次側に前記油圧ポンプ20に接続さ
れるポンプポートPと油タンク兼用の伝動ケース1内へ
接続されるタンクポートTを、また二次側の油圧クラッ
チ10ないしその油室17に前記油路23,24等によ
り接続される油圧給排ポートCを、それぞれ備えていて
、図示の油圧排出位置Nでは、油圧給排ポートCがタン
クポートTへと連通せしめられ、油圧クラッチ10から
作動油を排出して該油圧クラッチ10に非作動状態をと
らせ、逆にソレノイド31aの励磁により油圧供給位置
Iへ移されると、ポンプポートPが油圧給排ポートCへ
と連通せしめられ、油圧クラッチ10に作動油を供給し
て該油圧クラッチ10を作動させるものに、構成されて
いる。
電磁コントロールバルブ31が上記した油圧供給位置I
へ移されたときに油圧クラッチ10に対し作用せしめら
れる油圧を設定するために、油圧ポンプ20と電磁コン
トロールバルブ31間の給油回路から分岐させであるリ
リーフ回路に挿入して、リリーフ弁32を設けてあり、
このリリーフ弁32は、例えば約9kg/ciといった
クラッチ10作用油圧を設定する。
へ移されたときに油圧クラッチ10に対し作用せしめら
れる油圧を設定するために、油圧ポンプ20と電磁コン
トロールバルブ31間の給油回路から分岐させであるリ
リーフ回路に挿入して、リリーフ弁32を設けてあり、
このリリーフ弁32は、例えば約9kg/ciといった
クラッチ10作用油圧を設定する。
以上に説明した油圧給排構造は通例の通りであるが、同
様に第2図に示すように上記した電磁コントロールバル
ブ31の二次側には特に、上記の油圧給排ポートCの他
に潤滑油供給ポートLを、設けである。
様に第2図に示すように上記した電磁コントロールバル
ブ31の二次側には特に、上記の油圧給排ポートCの他
に潤滑油供給ポートLを、設けである。
そして、クラッチ10作用油圧設定用の上記リリーフ弁
32の二次側ポートと上記の潤滑油供給ポー)Lとは、
前記のような被潤滑部Luへと導いである潤滑油供給回
路33、つまり前記の摩擦エレメント12.13部、ボ
ールベアリング4部、ローラベアリング27部、オーバ
ランニング・クラッチ19部及びローラベアリング30
部等の被潤滑部Luへと前記のような油室及び油路25
,26,28,29等を介し導いである潤滑油供給回路
33に、接続されている。
32の二次側ポートと上記の潤滑油供給ポー)Lとは、
前記のような被潤滑部Luへと導いである潤滑油供給回
路33、つまり前記の摩擦エレメント12.13部、ボ
ールベアリング4部、ローラベアリング27部、オーバ
ランニング・クラッチ19部及びローラベアリング30
部等の被潤滑部Luへと前記のような油室及び油路25
,26,28,29等を介し導いである潤滑油供給回路
33に、接続されている。
また特に、電磁コントロールバルブ31は、前記した油
圧排出位置NではポンプポートPが潤滑油供給ポートL
へと連通せしめられると共に、前記した油圧供給位置■
ではタンクポートTと潤滑油供給ポートLとが共にブロ
ックされるように、構成されている。
圧排出位置NではポンプポートPが潤滑油供給ポートL
へと連通せしめられると共に、前記した油圧供給位置■
ではタンクポートTと潤滑油供給ポートLとが共にブロ
ックされるように、構成されている。
したがって、電磁コントロールバルブ31が油圧排出位
置Nにあるときは、油圧ポンプ20から該コントロール
バルブ31内と潤滑油供給回路33とを介し被潤滑部L
uへ潤滑油が供給され、逆に電磁コントロールバルブ3
1が油圧供給位置■にあるときは、油圧ポンプ20から
リリーフ弁32と潤滑油供給回路33とを被潤滑部Lu
へ潤滑油が供給される。
置Nにあるときは、油圧ポンプ20から該コントロール
バルブ31内と潤滑油供給回路33とを介し被潤滑部L
uへ潤滑油が供給され、逆に電磁コントロールバルブ3
1が油圧供給位置■にあるときは、油圧ポンプ20から
リリーフ弁32と潤滑油供給回路33とを被潤滑部Lu
へ潤滑油が供給される。
この場合の潤滑油の供給油圧は、被潤滑油部Luの有す
る油流通抵抗に基いて、例えば約2kg/cflとなる
。
る油流通抵抗に基いて、例えば約2kg/cflとなる
。
以上のように、この考案の油供給装置は、−次側に油圧
ポンプ20に接続されるポンプポートP及び油タンク1
に接続されるタンクポートTを、二次側に油圧作動機器
10に接続される油圧給排ポートCを、それぞれ備えて
いて油圧作動機器10に対する油圧の給排を切換え制御
するコントロールバルブ31の二次側に、上記油圧給排
ポートCの他に潤滑油供給ポートLを設け、油圧作動機
器10に対する作用油圧を設定するリリーフ弁32の二
次側ポートと上記潤滑油供給ポートLとをそれぞれ、潤
滑油供給回路33に接続すると共に、上記コントロール
バルブ31を、上記油圧給排ポートCが上記タンクポー
トTへと連通せしめられる油圧排出位置Nでは上記ポン
プポートPが上記潤滑油供給ポートLへ連通せしめられ
ると共に、上記ポンプポートPが上記油圧給排ポートC
へと連通せしめられる油圧供給位置Iでは上記のタンク
ポートTと潤滑油供給ポートLとが共にブロックされる
ように、構成してなるものであって、次のような長所を
備えている。
ポンプ20に接続されるポンプポートP及び油タンク1
に接続されるタンクポートTを、二次側に油圧作動機器
10に接続される油圧給排ポートCを、それぞれ備えて
いて油圧作動機器10に対する油圧の給排を切換え制御
するコントロールバルブ31の二次側に、上記油圧給排
ポートCの他に潤滑油供給ポートLを設け、油圧作動機
器10に対する作用油圧を設定するリリーフ弁32の二
次側ポートと上記潤滑油供給ポートLとをそれぞれ、潤
滑油供給回路33に接続すると共に、上記コントロール
バルブ31を、上記油圧給排ポートCが上記タンクポー
トTへと連通せしめられる油圧排出位置Nでは上記ポン
プポートPが上記潤滑油供給ポートLへ連通せしめられ
ると共に、上記ポンプポートPが上記油圧給排ポートC
へと連通せしめられる油圧供給位置Iでは上記のタンク
ポートTと潤滑油供給ポートLとが共にブロックされる
ように、構成してなるものであって、次のような長所を
備えている。
すなわち、コントロールバルブ31を図示の場合と異な
り通例のように、3ポートP、T、Cのものとし、油圧
排出位置NでポンプポートPがブロックされるように、
構成したときは、該コントロールバルブ31の位置N、
Iの如何に拘らずすリーフ弁32を介して被潤滑部
りに潤滑油が供給されることとなり、戒程常に一定の潤
滑油量が確保されるのも、コントロールバルブ31の油
圧排出位置Nにおいてもリリーフ弁31をリリーフ動作
させることから、動力損失が大となる。
り通例のように、3ポートP、T、Cのものとし、油圧
排出位置NでポンプポートPがブロックされるように、
構成したときは、該コントロールバルブ31の位置N、
Iの如何に拘らずすリーフ弁32を介して被潤滑部
りに潤滑油が供給されることとなり、戒程常に一定の潤
滑油量が確保されるのも、コントロールバルブ31の油
圧排出位置Nにおいてもリリーフ弁31をリリーフ動作
させることから、動力損失が大となる。
またコントロールバルブ31を、図示のように4ポート
P、 T、 C,Lのものとするが、図示の場合と異な
り該コントロールバルブ31の油圧供給位置■で潤滑油
供給ポー)LとタンクポートT間が連通せしめられるも
のに、構成したときは、コントロールバルブ31の油圧
供給位置■においては、潤滑油供給回路33に実質的に
油圧が成立せず、潤滑油の供給量が不十分となる。
P、 T、 C,Lのものとするが、図示の場合と異な
り該コントロールバルブ31の油圧供給位置■で潤滑油
供給ポー)LとタンクポートT間が連通せしめられるも
のに、構成したときは、コントロールバルブ31の油圧
供給位置■においては、潤滑油供給回路33に実質的に
油圧が成立せず、潤滑油の供給量が不十分となる。
これに対し、この考案の油供給装置は、IJ IJ−フ
弁32が油圧設定のために必要なリリーフ動作を行なう
、コントロールバルブ31の油圧供給位置Iでは、該リ
リーフ弁32にリリーフ油を潤滑油として利用し、リリ
ーフ弁32にリリーフ動作を行なわせる必要のない、コ
ントロールバルブ31の油圧排出位置Nでは、ポンプ2
0吐出油をコントロールバルブ31内を介し潤滑油とし
て導き、リリーフ弁32のリリーフ動作を避けさせたも
のであることから、コントロールバルブ31の位置類に
拘らず常に一定の潤滑油量を、動力損失を少なくしつつ
確保させるものとなっているのである。
弁32が油圧設定のために必要なリリーフ動作を行なう
、コントロールバルブ31の油圧供給位置Iでは、該リ
リーフ弁32にリリーフ油を潤滑油として利用し、リリ
ーフ弁32にリリーフ動作を行なわせる必要のない、コ
ントロールバルブ31の油圧排出位置Nでは、ポンプ2
0吐出油をコントロールバルブ31内を介し潤滑油とし
て導き、リリーフ弁32のリリーフ動作を避けさせたも
のであることから、コントロールバルブ31の位置類に
拘らず常に一定の潤滑油量を、動力損失を少なくしつつ
確保させるものとなっているのである。
第1図はこの考案の一実施例を装置した変速伝動装置の
縦断側面図、第2図は同実施例の油圧回路図である。 1・・・・・・伝動ケース(油タンク)、2・・・・・
・入力軸、3・・・・・・出力軸、4・・・・・・ボー
ルベアリング、10・・・・・・油圧クラッチ、12.
13・・・・・・摩擦エレメント、17・・・・・・油
室、19・・・・・・オーバランニング・クラッチ、2
0・・・・・・油圧ポンプ、23.24・・・・・・油
路、25・・・・・・油室、26・・・・・・油路、2
7・・・・・・ローラベアリング、28・・・・・・油
室、29・・・・・・油路、30・・・・・・ローラベ
アリング、31・・・・・・電磁コントロールバルブ、
32・・・・・・リリーフ弁、33・・・・・・潤滑油
供給回路、P・・・・・・ポンプポート、T・・・・・
・タンクポート、C・・・・・・油圧給排ポート、L・
・・・・・潤滑油供給ポート、Lu・・・・・・被潤滑
部、N・・・・・・油圧排出位置、I・・・・・・油圧
供給位置。
縦断側面図、第2図は同実施例の油圧回路図である。 1・・・・・・伝動ケース(油タンク)、2・・・・・
・入力軸、3・・・・・・出力軸、4・・・・・・ボー
ルベアリング、10・・・・・・油圧クラッチ、12.
13・・・・・・摩擦エレメント、17・・・・・・油
室、19・・・・・・オーバランニング・クラッチ、2
0・・・・・・油圧ポンプ、23.24・・・・・・油
路、25・・・・・・油室、26・・・・・・油路、2
7・・・・・・ローラベアリング、28・・・・・・油
室、29・・・・・・油路、30・・・・・・ローラベ
アリング、31・・・・・・電磁コントロールバルブ、
32・・・・・・リリーフ弁、33・・・・・・潤滑油
供給回路、P・・・・・・ポンプポート、T・・・・・
・タンクポート、C・・・・・・油圧給排ポート、L・
・・・・・潤滑油供給ポート、Lu・・・・・・被潤滑
部、N・・・・・・油圧排出位置、I・・・・・・油圧
供給位置。
Claims (1)
- 一次側に油圧ポンプに接続されるポンプポート及び油タ
ンクに接続されるタンクポートを、また二次側に油圧作
動機器に接続される油圧給排ポートを、それぞれ備えて
いて油圧作動機器に対する油圧の給排を切換え制御する
コントロールバルブの二次側に、上記油圧給排ポートの
他に潤滑油供給ポートを設け、油圧作動機器に対する作
用油圧を設定するリリーフ弁の二次側ポートと上記潤滑
油供給ポートとをそれぞれ、潤滑油供給回路に接続する
と共に、上記コントロールバルブを、上記油圧給排ポー
トが上記タンクポートへと連通せしめられる油圧排出位
置では上記ポンプポートが上記潤滑油供給ポートへ連通
せしめられると共に、上記ポンプポートが上記油圧給排
ポートへと連通せしめられる油圧供給位置では上記のタ
ンクポートと潤滑油供給ポートとが共にブロックされる
ように、構成したことを、特徴としてなる油供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4638180U JPS608233Y2 (ja) | 1980-04-05 | 1980-04-05 | 油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4638180U JPS608233Y2 (ja) | 1980-04-05 | 1980-04-05 | 油供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56148193U JPS56148193U (ja) | 1981-11-07 |
JPS608233Y2 true JPS608233Y2 (ja) | 1985-03-22 |
Family
ID=29641413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4638180U Expired JPS608233Y2 (ja) | 1980-04-05 | 1980-04-05 | 油供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608233Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-05 JP JP4638180U patent/JPS608233Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56148193U (ja) | 1981-11-07 |
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