JPS6082336A - 熱収縮性複合フイルムの製造方法 - Google Patents

熱収縮性複合フイルムの製造方法

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JPS6082336A
JPS6082336A JP58190272A JP19027283A JPS6082336A JP S6082336 A JPS6082336 A JP S6082336A JP 58190272 A JP58190272 A JP 58190272A JP 19027283 A JP19027283 A JP 19027283A JP S6082336 A JPS6082336 A JP S6082336A
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大屋 正樹
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松庫 義弘
Mitsuru Anzai
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C61/00Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
    • B29C61/06Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
    • B29C61/08Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory by stretching tubes

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、最外層としてのオレフィン系樹脂と、芯層と
しての塩化ビニリデン共重合体と、最内層としてのポリ
アミド9と、且つ最外層と芯層及び最内J−;と芯層と
の間の1)ト着剤層としてエチレンとビニルエステルも
しくはアクリル酸エステルとの共重合体をエチレン性不
飽和カルボン酸もしくはその酸無水物で変性した重合体
又は該酸変性重合体を金屑化合物で変性した重合体上を
管状形態に溶融積層し、該ポリアミド゛の2次転移温度
以上で且情C以上高くない温水により冷却しながら環状
グイ中央部下方に取・f;」けられた円錐状内部マン1
°レルに沿わせ°C且つ捲取方向に引っばりながら同時
に2軸延伸し、続いて管状体に空気を内封するこ4とに
よって、捲取方向に直交する横方向の管:[k体内径が
jjtJ円錐状内部マンビレルの最大径以上となるよう
に膨張す、゛也同時2 i!Mh延伸することからなる
熱収縮性複合フィルムの製造方法に関する。
従来、イースト状のハム、ソーセー:)等の食肉は熱可
塑性ケーシングフィルムに充填包装後、包装製品を約7
0〜95℃の温度範囲で数分〜数時間加熱処理した後に
市場に提供されてきた。
このような加熱処理を施す食品を包装するための適切な
包装材としては次に記載の事項を満足すべきものでなけ
ればならない。
(1)、ケーシングフィルムは適切な流通期間中の内容
物の腐敗を防止するに十分な酸素ガス遮へい性を有して
いること。
(2)、ケーシングフィルムと内容物との界面には肉汁
等のゼリーが沈着しないように、特に内容物がハム、ソ
ーセージ等の食肉の場合にはケーシングフィルムが内容
物と強固に密着していること。
(3)、包装製品にしわが寄ったり又はひだの多い外観
は消費者に古い商品という印象を与えるためケーシング
フィルムにしわが寄らないこと。
(4)、ケーシングフィルムが充填時の圧力(一般に0
.2〜0.5kp/dG)及び加熱処理時の内容物の膨
張等による圧力によって破断したり又包装製品の円筒形
状が変形しないこと。即ちケーシングフィルムは特に耐
高温クリープ性が要求され、例えば70〜95℃の加熱
処理時で少なくとも0−2 kf/ mm2〜o、 3
 kg / mm2の応力で変形しないことが要求され
る。
(5)、ケーシングフィルムは操作の上から十分な可撓
性を有しており、充填時等にピンホールが生じないこと
(6)、包装製品を約70〜95℃の温度範囲で数分間
〜数時間加熱処理した時に、ケーシングフィルムにメル
トホールが生じないこと。
(7)、ケーシングフィルムが鰻れた強度(ヤング率、
+l+j寒強度)を有すること。
このような包装フィルムとして要求される事項に関し゛
〔公知のホモボリアミド(ナイロン11及びナイロン1
2)を内層としナイロン6を外層とした2層の共押出し
ケーシングフィルムは充填圧力で変形しやすく、又非延
伸フィルムであるため加熱処理後、冷却時にケーシング
にしわが著しく発生する。一方、特開昭55−7474
4においてはポリアミド9若しくはこれらのポリアミド
9とオレフィン系樹脂との混合物からなる熱収縮性ケー
シングフィルムが開示されている。
更に熱収縮包装においては熱可塑性ポリエステル(例え
ばポリエチレンテレフタレート)からなるケーシングフ
ィルムも知られている。しかし」二連のケーシングフィ
ルムはいずれも十分な酸素ガス遮へい性及び水蒸気遮へ
い性を有しないため可食保存期間を短縮せざるを得ない
という共通した欠点を有する。又該ポリエステルからな
るケーシングフィルムはハム、ソーセージ等の内容物と
強固に密着しないという欠点がある。
他方、酸素ガス遮へい性及び水蒸気遮へい性を有する塩
化ビニリデン系共重合樹脂からなるケーシングフィルム
は既に食品包装月利料として広く使われているが、これ
等のケーシングフィルムは、内容物であるハム、ソーセ
ージとの密着の程度が十分でないばかりか、多量の内容
物を包装すると加熱処理時の内容物の自重により円筒形
状が変形する傾向があり、耐高温クリープ性の不足が指
摘されている。更に、塩化ビニリデン系共重合体からな
るケーシングフィルムは充填時にピンホールが発生しや
すい欠点を有している。
塩化ビニリデン系共重合体を有する積層体フィルムの一
例としての、塩化ビニリデン系共重合体を芯層としオレ
フィン系樹脂を最外層とし、アイオノマーを最内層とし
、芯層と最外層及び最内層をエチレン−酢酸共重合体の
9口き接着剤層で接着してなる熱収縮性5層積層体フィ
ルムは、該フィルムで多量の内容物を包んだ包装製品を
沸騰水(90〜98“C)中に10分間以上つけて、加
熱・殺菌処理した場合、メルトポールを生じ且つクリー
プ変形を生ずる欠点を有している。更に該5層積層体の
最内層が内容物に付着し難いという欠点を有している。
本発明の目的は、これ等従来技術の欠点を克服した酸素
ガス遮へい性、水蒸気遮へい性、耐高温クリープ性、耐
ピンホール性、内容物肉密着性及び衛生性優れた且つひ
だがなく、シわの寄らない、優れた強度、特に捲取方向
に直交する横方向の力に対する強さを有する食品包装用
熱収縮性複合フィルムの製造方法を提供することにある
本発明で芯層として使用される塩化ビニリデン共重合体
とは塩化ビニリデンを主とする共重合体であり、65〜
95重量%の塩化ビニリデン及びこれと共重合可能な少
なくとも1種の単量体35〜5重量%とからなる共重合
体である。共重合可能な単量体きしては、例えば塩化ビ
ニル、アクリロニトリル、アクリル酸アルキルエステル
(アルキル基炭素数1〜18個)、メタアクリル酸アル
キルエステル(アルキル基炭素数1〜18個)、アクリ
ル酸、メタアクリル酸等から選ばれたものである。塩化
ビニリデン共重合体において塩化ビニリデンが6573
ji%より少量では塩化ビニリデン共重合体は常温でゴ
ム状となり、形状安定な成形物が得られない。また塩化
ビニリデンが95重量%より多量では融点が高くなり過
ぎ、熱分解し易く安定な溶融押出加工が難しい。塩化ビ
ニリデン共重合体中には必要に応じて少量の可塑剤及び
安定剤その他の添加剤を含有してもよい。これ等の添加
剤は当業者には公知であり、判売献塩化ビニリデン共重
合体に使用される代表的可塑剤としてはジオクヂルセノ
Zケート、ジグチルセノZケート。
アセチルドリゾチルサイトレート等があり、安定剤とし
てはエポキシ化大豆油等がある。
本発明における熱収縮性複合フィルムの塩化ビニリデン
共重合体層は3〜30μの厚みを有する。
3μ以下の厚みでは目的とする酸素ガス、水蒸気の婆へ
い特性を維持することが困難となり、また30μを越す
と最外層のポリオレフィン系樹脂層と最内層のポリアミ
ド層によって保護されていても低温脆性のクラック乃至
ピンホール発生を防止することが困難となる。
最外層全形成するオレフィン系樹脂としては、高圧法ポ
リエチレン、中低圧法ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−7クリル酸エステル共重合体
、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−αオレフィン共重合体でいわゆる低密度線状ポ
リエチレン、アイオノマーが使用される。オレフィン系
樹脂ル1は機械的強度、特に耐寒強度及び柔軟性を熱収
縮性腹合フィルムに附与するのに有効である。特に制約
はないが熱収縮性複合フィルムの延伸性を阻害しないた
めには熱収縮性複合フィルムのオレフィン系樹脂層の厚
さは5〜50μであることが好ましい。
最内層を形成するポリアミドとしては、ナイロン−6(
ポリカゾラミド)、ナイロン6−6(ポリへキサメチレ
ンアジノZミド9)、ナイロン6−66(ε−カプロラ
クタムとへキサメチレンアジパミト9の共重合体)、ナ
イロン6−10(ポリヘキサメチレンセパカミド)、ナ
イロン12(ラウリンラクタムの開環j1(合体)が使
用される。
これらのポリアミドは押出しの加工性及び延伸工程にお
ける操作性の観点から溶融粘度が高化式フローテスター
で230℃、109sec の剪断速度で5X10 〜
50χ10 ボイズの範囲のものが好ましく、特に10
〜20X10 ボイズのものが最も好ましい。
一方積層管状体を同時2IIII延伸する際に大きな吊 延伸力を要う積層フィルム自体jさその延伸中の応藁 力に1Nty−なければならない。更に熱収縮性覆合フ
ィルムは内容物を充填する際の圧力に耐える性質及び加
熱処理(70〜95℃で数分〜数時間)時の耐高温クリ
ープ性を有していなければならない。
この要求を満すために、熱収縮性複合フィルムのポリア
ミド9樹脂層の厚みは5〜50μ、好ましくは20〜4
0μが好ましい。またポリアミド樹脂層は食品内に含ま
れる力旨肪によって膨潤されにくいと言う耐油性を有し
ており更に内容物であるハム、ソーセージとは強固に密
着する特性を有することから最内層に配することが好ま
しい。
本発明においては芯層の塩化ビニリデン共重合体と外層
のオレフィン系樹脂又はホリアミトとを強固に接着せし
めるため接着剤層を使用する。接着剤としてはエチレン
−酢酸ビニル共重合体とエチレン−アクリル酸共重合体
の混合物(0開昭49−41476号)、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重
合体(特開昭51−119075号)が知られている。
しかし本発明のように各層をグイ内接着したのちに共押
出し、あるいは押出したのちに積層し、得られた管状熔
妙体を2軸に延伸して熱収縮性フィルムを製造する際に
は、延伸時の層間剥離に対抗するため極めて優れた接着
力を有する接着剤が必要である。しかし上述の従来の接
着剤では本発明の目的とする熱収縮性捏合フィルムのノ
ア%造において延伸時に層間剥離が生じたりして未だ十
分満足な結果が得られなかった。
本発明ではエチレンとビニルエステルb龜ぬi合体もし
くは曇千品品壱アクリル酸エステルとの共f1(合体を
エチレン性不飽和カルボン酸4与4は該峡;f、東水物
で変性した重合体又は該酸変性重合体をイ9 CrJi
化合物で変性した重合体を接着剤1審に使用するころに
よりその目的を達成することが初めてできるようになっ
た。
不順発明の接着剤のエチレンと共重合するビニルエステ
ルとしては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルが用いられ
、アクリル酸エステルとしては炭素IX1〜8のアルキ
ルノ1%を有するアクリルrjiエステルが好ましい。
本発明の接着剤にfe用される重合体はこれらのエチレ
ン−ビニルエステル、エチレン−アクリル故エステル共
車合体に例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
、フマール酸の不飽和カルボン酸又は該酸無水物例えば
無水マレイン酸で変性した重合体が用いられる。ここZ
”+1う変性とはグラフト重合反応等で不飽和カルボン
酸又は該酸無水物を共重合体中に導入することを指す。
更に本発明の接着剤としてはこれら酸変性重合体を金属
化合物、好ましくはアルカリ金PA塩、アルカリ金属酸
化物等、若しくはアルカリ土類金属塩、アルカリ上傾酸
化物等で変性した重合体も用いられる。こ=’i=’t
lう変性とは中和反応等により金属を重合体に導入する
ことを指す。酸変性重合体中の不飽和カルボン酸の景は
好ましくは0.01〜10重景%で重量、金属変性重合
体中の金属の−Hfは1750〜10モル%の範囲のも
のが好ましい。
接着剤として代表的なものとしては商品名N−ポリマー
〔日本石油化学(株)製品〕が挙げられる。
熱収縮性複合フィルムの接着剤層の厚みは1μ以上で5
μ未滴好ましくは1.5〜4.0μが用いられる。1μ
より薄いと好適な接着力を発揮することができない。
本発明の積層フィルムは4台の押出機を用いてJ:、4
j状ダイを使用して筒状に押出すことにより、グイ内又
はグイ外で積層される。
次いで高融点樹脂であるポリアミドの融点以上で溶融積
層された管状体を溶融状態から速やかに冷却して延伸4
4度まで降下させると同時に延伸を開始することによっ
て各構成樹脂とも球晶の生成を防止することができ、透
明性の優れた且つ延伸配向効果を附与した熱収縮性複合
フィルムを得ることができる。
管状体フィルムの延伸方法として空気を内封したインフ
レーション法を用いつるが、本発明のポリアミド層を含
む複合5層構成フィルムを延伸する場合、必要とする延
伸張力が大きいためインフレーション空気圧を大きくし
なければならない。
そのためにフィルム中の若干の厚み斑に対して応力集中
が発生し、フィルムの肉厚斑が生じたり、破裂が生じた
りして空気を内封したインフレーション法では連続した
延伸捲取が困難である。
本願発明の、溶融積層された管状体を、溶融状態から速
やかに冷却して延伸温度まで降下させると同時に、管状
体を環状グイ中央部下方に取付けられた円錐状内部マン
ドレルに沿わせ且つ、引取ロールによって捲取方向に引
っばりながら同時2軸延伸し、続いて直ちに管状体に空
気を内封4”=4−して、捲取方向に直交する横方向の
管状体内径が該円錐状内部マンドレルの最大径よりも大
きくなるように膨張さ、鵡鷹%同時2軸延伸することに
よって、従来よりも苛酷な条件下においても十分優れた
耐高温クリープ性を有し、そして延伸後にフィルムの肉
厚斑が生じない且つ、フィルムが延伸時に破裂しない熱
収縮性複合フィルムの連続した延伸捲取が可能となった
苛酷な条件下においても満足し得る耐高温クリープ性を
得るためには、複合フィルムの捲取方向に直交する横方
向の延伸配向率が捲取方向の延伸配向率よりも高いこと
が必要である。すなわち、包装製品を円柱状と見做した
場合、内容物にかかる圧力をP o H複合フィルムの
肉厚をt1内容物の半径をRとすると、 複合フィルムの捲取方向(L+に 複合フィルムの捲取方向に となり、複合フィルムの捲取方向に直交する横方向の応
力(σT)が捲取方向の応力(σL )の2倍の値を示
し、複合フィルムは、捲取方向に直交する横方向により
大きな変形力を受ける。従って、複合フィルムは、捲取
軸方向よりも捲取方向に直交する横方向により高度に延
伸配向されることが好ましい。
以下、本発明の複合フィルムの製造方法を附図により説
明する。
第1図 g2図において押出機7(実際には4台である
が図では省略した)により環状グイ1を経て押出された
筒状の5層管状蕃i体14は環状グイ・リップ直後に設
置したニアリング2によって管状を容易に維持できる程
度の温度、奸才しくは本質的に非晶質状態を維持するた
めに最内層のポリアミド層の結晶化温度より5〜10℃
高い温度まで冷却し、その後シャワーリング3によって
最内層のポリアミド9層の2次転移温度以上で且つす瞥
や以上高くない、好ましくは2次転移温度より5〜10
℃高い温水を膜状に、5層管状轄徹淋を好ましくは50
℃/’sea以上の速度で延伸温度(ポリアミドの結晶
化温度と2次転移温度との間の温度)才で冷却するよう
に吹付ける。次いで環状グイ中央部から下方に垂直に支
持棒138介して取付けられた円錐状内部マンドレル4
に冷却された5層管状幕観体を沿わせて且つ、引取ロー
ル9により複合フィルム15i引っばりながら同時2軸
延伸をおこなう。この際必要あれば内部マンドレルは熱
媒体循纜温度調節磯8により好ましくは30〜80℃に
411度調整され管状癩−林を内部からも冷却する。
しかし、上述のように単に円錐状内部マンドレル4によ
り捲取方向に直交する横方向の延伸倍率を捲取方向と同
じく所定の倍率(2〜5倍)まで延伸する方法では2軸
延伸後の5層管状体15は引取ロール9による引取張力
により、捲取軸方向に再延伸配向される傾向があり、延
伸配向が捲取す?11方向に支配的な5層管状熱収縮フ
ィルムとなり易く、横方向により延伸配向されたフィル
ムを得稚い。
従って本発明では、この点を改良するため内部マンドレ
ルで延伸した後続いて、空気圧調節弁17によって適度
に圧力調整された空気を内封することによって、該内部
マンドレルの外径以上に予め同時2軸延伸された5層管
状体を膨張づ沖1且つ、引取りローラ9で5層管状体を
引取ることにより同時2軸延伸する。この時、シャワー
リング3よりかけられた温水は、押えリング5により排
除される。
この場合環状ダイのダイリップ口径と円錐状内部マンド
レルの最大径部の直径との比は1,5〜2.5倍が好ま
しい。更に、該ダイリップ口径と空気圧によって膨張せ
しめたバブル部最大径部の直径との比及び延伸直前の管
状体重4の軸方向速度と引取ローラ9の速度との比を調
節することにより捲取軸方向及び該方向と直交する横方
向の延伸倍率が決定される。一般には捲取軸方向及び横
方向ともに2〜5倍の倍率が奸才しい。
以上のように円錐状内部マンドレル及び直後に空気圧に
よって延伸されたフィルム15はもはや更に延伸する必
要がないため冷却リング6により5〜30℃の冷却水を
吹付けることによって特−ζ最内層のポリアミド°の2
次転移温度以下に冷却し、場合フィルム15の捲取軸方
向の延伸を防止する。
この時複合フィルム15は十分冷却されているためピン
チしても最内層同志が粘着することがないので、Sイル
剤を使用する必要がない。従ってこのチューブ状熱収縮
性複合フィルムをソーセージ等のケーシングに応用する
場合内容物であるハム。
ソーセージ等と最内層のポリアミド系樹脂層との密着を
阻害する物質が存在せず極めて好都合である。延伸され
た複合フィルム15は引取りローラ9を経て、過剰に延
伸された板金フィルムをリラックスさせるため及びしわ
のばしのため1対のピンチローラ10,11(ピンチロ
ーラ11はピン千ローラIll、L−1jl凍肝プハ芸
壬遅し1捕昨で獣ikl+六わている)の間で複合フィ
ルムを緩和処理し、好ましくは空気を封入して緩和処理
し、更に必要であれば遠赤外オーブン12にて40〜1
00℃に管理された雰囲気内で加熱された後、捲取りロ
ール16にて捲き取られ、透明性光沢の良好な5層管状
熱収縮フィルムを得ることができる。
以上のような本発明の製造方法により付られた本発明の
熱収縮複合フィルムは90℃で3秒間弛緩状態で加熱し
た場合、熱収縮率が捲取軸方向(L+及び横方向(T)
のそれぞれ平均15%以上である。
また本発明の方法によって得られた2軸に延伸された熱
収縮性複合フィルムを食品包装用フィルムとして用いた
場合、内容物を充填した後、加熱するに際し適当な収縮
が起り、内容物である食品練製品等に密着し、しわがよ
ったり、ひだの多い外観を呈することがない。
・以下実施例を示す。
実施例1 以下に記載する重合体 A;塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体(83/17
重量%)’ 1ooz量部ジブチルセパレート 1 〃 エポキシ化大豆油 2 〃 B;エチレンーエチルアクリレート共重合体(エチルア
クリレート含量1ら鰭y=)を無水マレイン酸でグラフ
ト重合した重合体を更にMgO仇で変性した重合体。
Melt Index 6 i/10分。グラフト重合
体中の無水マレイン酸は0.5重量%。
B 、Nt合体中のMgは0.84モル%であった。
C;低密度ポリエチレン Melt Index 1.
22y/10分、密度0,92 D;ポリアミド9 ナイロン6−66、東洋レーヨン(
株)製、商品名CM−6041、融点200℃、結晶化
温度150℃、二次転移点60℃、ηζ1,7χ10 
ボイズ(220℃)を4台の押出様で別々に押出し、溶
融された重合体を環状グイに導入し、ここで内より外l
にDBABCの順に溶融接合しグイ内で5屈′とじ共押
出した。グイ出口部で−m管状体14の開用温度は22
0℃であった。該管状体はグイリップ部の0、2 kl
、/i Gの空気圧で吹付けるニアリング2で冷却され
、更にシャワーリング3によって60°Gの温水をかけ
て延伸温度まで冷却された。次いで下部最大径部の直径
がグイリップ口径の2倍からなる円錐状内部マンドレル
4に沿わせて初期延伸を行ないその直後に空気圧調節弁
17によって0.3ky/ctdaに調整された内封空
気によってグイリップ口径の3倍まで延伸した。この時
マン1−9レルには60℃の媒体を循環し、この時の引
取り[コーラ9の速度は20m/分であり、延伸直前の
管状体極地 ^方向速度は6m/分で捲取軸方向の倍率は約3.3倍
であった。押えリング5は温水を排除すると同時にバブ
ル内部に封入された圧縮空気が券砿・IJ状体14へ洩
れないように延伸途中のフィルムを円f+lik状内部
マント゛レル4に押えている。更に延伸フィルムを冷却
覆るためバブル冷却リング6によって15℃の冷却水を
吹付け、次の緩和ゾーン18でしわ伸し後捲取った。該
2軸延伸フイルムの折り幅は230 mm、厚み構成は
D層=30μ、B層=3μ、A層=10μ、C1※=1
0μであり、全層の厚さが56μであった。
この実施例1で・tBIられたフィルム及びクリップ包
装体に対して表1に示す方法で物性測定を行なった。そ
の結果を表2に示す。該延伸フィルムは熱収縮率が捲取
軸方向より寧ろ横方向の値が大きい。得られた熱収縮性
複合フィルムに、通常の方法によって約6kgのソーセ
ージを充填後、従来より高温且つ長時間吊下げ状態で加
熱処理(90℃4時間)した包装製品も及び5℃の冷蔵
庫で一日保督したものも、複合フィルムにしわがなく且
つ包装製品の外径変化のないものであった。
表 1 実施例2 実施例1の東金体C:低密度ポリエチレンのかイつりに
重合体E:低密度線状ポリエチレン(三井峠イヒ学社製
、ウルトぜツクス2021L)を用いることを除いては
、実施例1と同じ重合体を4台の押出機で別々に押出し
、溶融された111合体をJsa状ダイに導入し、ここ
で内側よりDBABEの順に溶融接合しグイ内で5層と
し共押出した。
続いて実施例1に記載の方法と同じ方法を用いて複合フ
ィルムを製造した。該複合フィルムの各ICIの厚みは
、DJVl=30μ、B層=3μ、A層=10μ及びE
Jn=UOμであり全層の厚さは56μであった。
この実施例2で得られたフィルム及びクリップ包装体に
対して表1に示す方法で物性測定を行なった。結果を表
2に示す。
以下余白 実施例2により製造された熱収縮性複合フィルムに通常
の方法により、約5kFのソーセージを充填後、90℃
で4時間吊下げ状態で加熱処理した包装製品も5℃の冷
蔵庫で24時間保管したものも、複合フィルムにしわが
なく且つ包装製品の外径変化が見られなかった。
更に、実施例1及び2によって製造された熱収縮性複合
フィルムに対して表3に示す方法で物性測定をおこなっ
た。その結果を表4に示す。
表 3 表 4 表4より実施例1及び2の2軸延伸複合フィルムは、捲
取軸方向に直交する横方向の熱収縮率が捲取軸方向の熱
収縮率よりも大きい。更に引張強1(、引張伸度、熱収
縮応力及び熱水クリープに関する長4の値より、催取軸
方向に直交する横方向の延伸配向が捲取t1Mb方向の
それよりも高いことが明ら力)である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合フィルムの製造するためのレイア
ウトを示した図であり、 p、i、r 2図は、第1図のグイ及び円錐状内部マン
ト。 レル部分の拡大図である。 1・・・・・・環状グイ、2・・・・・・ニアリング、
3・・・・・・シャワリング、4・・・・・・円錐状内
部マント9レル、5・・・・・・押えリング、6・・・
・・・冷却リング、9・・・・・・引取ローラ、10.
11・・・・・・ヒ0ンチローラ、14・・・・・・管
状≠融准、15・・・・・・複合フィルム。 代理人プtI!I士今 村 ノじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)最外層としてのオレフィン系樹脂と、芯層として
    の塩化ビニリデン共重合体と、最内層としてのポリアミ
    ド9と、且つ最外層と芯層及び最内層と芯層との間の接
    着剤層としてエチレンとビニルエステルもしくはアクリ
    ル酸エステルとの共重合体をエチレン性不飽和カルボン
    酸もしくはその酸無水物で変性した重合体又は核酸変性
    1((合体を金属化合物で変性した重合体とを%状体形
    態に溶融積層し、得られた管状体を該ポリアミド9の2
    次転移温度以上で且希℃以上高くない温水により冷却し
    ながら環状グイ中央部下方に取り付けられた円flil
    l:状内部マンドレルに沿わせて且っ捲取方向に引っば
    りながら同時に2軸延伸し、続いて管状体に空気を内封
    することによって捲取方向に直交する横方向の管状体内
    径が該円錐状内部マンドレルの最大径以上となるように
    膨張させ同時2軸延伸することを特徴とする熱収縮性複
    合フィルムの製造方法。
  2. (2)熱収縮性複合フィルムの両外層の厚みが5〜50
    μ、芯層の厚みが3〜30μ且つ、接着剤層の厚みが1
    μ以上5μ未満であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の熱収縮性複合フィルムの製造方法。
  3. (3)管状体の捲取方向及び捲取方向に直交する横方向
    の延伸倍率がそれぞれ2〜5倍となるように同時2軸延
    伸することを特徴とする特許、請求の範囲第1項に記載
    の熱収縮性複合フィルムの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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