JPS6080747A - 非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法 - Google Patents

非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法

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JPS6080747A
JPS6080747A JP58189484A JP18948483A JPS6080747A JP S6080747 A JPS6080747 A JP S6080747A JP 58189484 A JP58189484 A JP 58189484A JP 18948483 A JP18948483 A JP 18948483A JP S6080747 A JPS6080747 A JP S6080747A
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山田 芳文
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田中 邦雄
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    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、被測定体内部における核磁気性物質、例えば
H、F 、 Na ; C+ Pなどの元素の分布に関
する情報を核磁気共鳴現象を応用して映像化する核磁気
共鳴映像化方法、特に、2乗曲線的な磁場強度変化を呈
する非線形勾配の特徴磁場により被測定体内部の局所的
な核磁化の位相を走査しながら符号化した各部の寄与の
異なる核磁気共鳴信号を計算処理して映像化する非線形
磁場勾配による核磁気共鳴映像化方法に関し、強磁場の
発生を要せずに全領域の映像化を時間効率よく行ない得
るよう托したものである。
従来技術 従来のとの種核磁気共鳴現象を応用した被測定体内部情
報の映像化方法としては、線形磁場勾配を用いたいわゆ
るNMR−CT (核磁気共鳴式計算機処理断層写真)
として知られるようになった映像化方法がある。すなわ
ち、線形磁場勾配のもとにNMR(核磁気共鳴)を検出
すると、そのNMRスペクトルは磁場勾配の方向に直交
する方向における被測定体内スピン分布の投影像に比例
したものとなることを利用して、多数の方向に線形磁場
勾配の方向を切換えて検出した多数の投影像からx、1
lcT(X線式計算機処理断層写真)と全く同様の計算
アルゴリズムによって像形成を行なうようにした投影映
像化方法、あるいは、線i場勾配のもとに核磁化の自由
1差な行なわせると、被測定体内の空間的位置に比例し
て核磁化の位相が推移し、さらに、核磁化の自由1差を
行なわせる時間や磁場勾配の強さなどを系統的に変化さ
せると、スピン密度分布の一次元フーリエ変換に比例し
た量が得られることを利用して、磁場勾配の方向を直交
二方向乃至三方向に切換えてスピン密度分布の二次元乃
至三次元フーリエ変換に比例したデータをめ、さらに、
そのデータに逆変換を施して像形成を行なうよう托した
いわゆるFTズーグマトグラフイ・スピンワープ方法な
どがあり、すでに臨床試験も始められている。しかしな
がらかかる線形磁場勾配を用いた従来の各種NMR−C
Tにおいては、得られる映像の空間分解能を向上させる
には磁場勾配を強くする必要があり、磁場勾配を強くす
るとNMRスペクトルの拡がりを伴なうので、検出すべ
きNMRスペクトルの高さが低下する。したがって、静
磁場強度が一定の場合には、線形磁場勾配を強くするに
従って得られる映像のS//Nが劣化する。そこで、映
像の分解能を向上させるとともにS/Nを劣化させない
ようにするためには必然的に静磁場強度を増大させなけ
ればならないことになる。したがって、広い範囲に亘っ
て均一性が高り、シかも安定な強い静磁場を形成するこ
とが線形磁場勾配を用いた従来のNMR−CTKおける
最大の技術的問題であり、その問題の解決の困難性が従
来のNMR−CTの欠点であった。
一方、非線形磁場勾配を呈して被測定体内部の測定対象
領域を狭い範囲に特定するいわゆる特徴磁場を用いる従
来の核磁気共鳴映像化方法としては、核磁気共鳴周波数
の相違に基づいて非線形勾配の特徴磁場における中心の
近傍のみの情報を得るようにした、本発明者らの提案に
係る特開昭49−108698号、特開昭51−127
785号および特開昭54−188192号の各公報に
記載の核磁気共鳴映像化方法がある。しかしながら、こ
れら従来の非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方
法においては、特定の測定対象領域を狭くし、しかも、
その領域の境界を明確にするために強い非線形勾配の特
徴磁場を形成する必要があり、かかる強い非線形勾配の
特徴磁場を発生させて電気的に走査するに要するコイル
類のアンペア回数の増大が、大型の映像化装置、特に磁
場形成手段を実現するうえで大きい制約事項となる欠点
があつた。
さらに、上述した従来の非線形磁場勾配を用いた核磁気
共鳴映像化方法においては、二次元乃至三次元の映像化
を行なう場合に、直接の測定対象領域を狭い範囲に限定
するがために核磁化検出用高周波パルス磁場印加の都度
測定データが得られる領域が狭いので、被測定体内全領
域の映像化に要する測定データの収集に時間がかかり、
線形磁場勾配を用いるNMR−CTに比して測定データ
収集時間の点で将来とも一歩遅れをとる可能性が大きい
、という欠点もある。
発明の要点 本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去し非線珍勾
配の特徴磁場の磁場強度を増大させる必要がなり、シた
がって、その励磁アンペア回数を増大させる必要がなく
、核磁化検出用高周波パルス磁場印加の都度測定領域全
域の測定データが得られ、時間効率よ< S/Hの優れ
た映像化を行ない得るようにした非線形磁場勾配を用い
た核磁気共鳴映像化方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、2乗曲線的な磁場強度変化を呈す
る非線形勾配の特徴磁場を用いることにより映像化領域
全域の情報を含んだNMR信号が得られ、走査用コイル
の電流を変化させ、あるいは、発生用コイルを機械的に
移動させて特徴磁場を走査しながら各走査点毎に得られ
る多数のNMR信号の測定データを計算処理して映像化
領域内のスピン密度分布情報を映像化するようにした非
線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法を提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は、線形磁場勾配を用(・?、
:NMR−CTにおいては空間分解能増大のために線形
磁場勾配を強くして”/Nを低下させないように強い静
磁場を用いる必要があるのに対し、比較的弱い非線形勾
配の特徴磁場を用いて広範囲に走査することにより映像
化領域内各点を識別するに必要な核スピンの位相変化が
得られるようにして弱い静磁場の使用を可能にした非線
形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法を提供するこ
とに・ある。
すなわち、本発明非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映
像化方法は、均−静磁場を発生させて被測定体に印加す
る静磁場発生手段、前記均−靜磁場の磁場強度に対応し
たラーモア周波数の高周波磁場を前記均′−静磁場に直
交させて前記被測定体に印加するトランスミッタ・コイ
ル、前記被測定体から誘起した核磁気共鳴信号を検出す
るレシーバ・コイル、磁場強度が非線形に変化する非線
形勾配の特徴磁場を発生させて前記被測定体に印加する
特徴磁場発生手段および前記非線形勾配の特徴磁場の中
心を空間的に走査する特徴磁場走査手段を設けて核磁気
共鳴現象により前記被測定体の内部情報を映像化するに
あたり、前記高周波磁場をパルス状に印加して前記被測
定体の核磁化を励起し、つ(・で直ちに前記非線形勾配
の特徴磁場を所定の時間印加して前記核磁化に自由1差
を行なわさせることにより、前記被測定体内部の局所的
な核磁化の位相を空間的に非線形に符号化する操作を、
前記特徴磁場走査手段により前記非線形勾配の中心を一
定走査量ずつ移動させながら順次に行ない、当該順次の
操作により得られた前記局所的な核磁化の寄与がそれぞ
れ異なる複数の測定ブタを計算処理して前記被測定体内
部の核磁気性物質の分布情報を映像化することを特徴と
するものである。
実 施 例 以下に図面を参照して実施例につき本発明の詳細な説明
する。
まず、本発明を適用して被測定体内部の情報を映像化す
る核磁気共鳴映像化装置の概略構成の例を第1図に示し
、その各部の構成配置の例を第2図に示す。
図示の構成配置においては、対向配置した一対の電磁石
Bを高安定直流電源18により付勢して均一な静磁場H
6を形成し、その磁場空間内に設置した特徴磁場発生・
走査用コイルC□、C2を特徴磁場発生・走査回路U8
aにより駆動して適切な形状の特徴磁場ΔH8を静磁場
H6に重畳する。な・お、ここでは静磁場H6の発生手
段を電磁石として説明したが、均一静磁場発生用に設計
した空心コイルマグネット、超電導マグネットあるいは
永久磁石などを用い得ること勿論であり、また、特徴磁
場発生・走査用コイルC□、c2の配置は、図示のよう
に2軸方向とする他、特徴磁場発生・走査の態様によっ
てはY軸方向あるいはX軸方向にも配置し得ることも勿
論である。
上述のような重畳磁場H6+ΔH8よりなる磁場環境下
に被測定体Aを設置し、その被測定体Aの周囲に配設し
た送信コイルDをユニットU2内の送信機Tにより駆動
して高周波磁場を被測定体Aに印加する。この高周波磁
場の周波数が被測定体A内における測定対象原子核の核
磁気共鳴周波数に一致していると、印加高周波磁場エネ
ルギーの共鳴吸収が起り、そのときに生ずる核磁気共鳴
交番磁界を受信コイルEにより捕捉して誘導電圧を生起
させ、その誘導電圧をユニットU2内の受信機Rにより
検出する。ここで、送信コイルDおよび受信コイルEの
軸は静磁場発生用電磁石Bにょる・均一静磁場H6K直
交する方向に配置する。また、被測定体A内の核磁気性
物質は静磁場強度によって一義的に決まるラーモア周波
数を有しており、そのラーモア周波数の高周波磁場が送
信コイルDにより被測定体Aに印加されると、核磁気共
鳴(NMR)現象が起り、受信コイルEにその周波数の
誘導起電力が生起する。そのラーモア周波数の尚周波磁
場を適切な幅および高さを有するパルスの形態にして印
加すると、かかるパルス状畠周波磁場の消失後に、その
時点にて被測定体Aが置かれた静磁場環境によって決ま
るラーモア周波数を有し、被測定体A内に励起された核
スピンにより生じて時間的に減衰していく信号が検出さ
れる。
しかして、高周波磁場が存在しない状態における被測定
体A内の核スピンは静磁場環境によって一義的に決まる
ラーモア周波数にて自由7差運動を行なうのであるから
、磁場強度が非線形に変化する特徴磁場ΔH8を特徴磁
場発生コイルC2により一定時間だけ被測定体Aに印加
すると、被測定体A内に励起された核スピンは、被測定
体A内の各・場所毎に特徴磁場ΔH8の強さに応じて位
相が推移するので、各場所毎の情報を位相情報の形で表
わした信号が得られる。したがって、特徴磁場走査コイ
ルC□によって特徴磁場ΔH8を走査して移動させなが
らかかる信号を順次に検出すると、特徴磁場ΔHsの磁
場強度が非線形に変化しているために被測定体A内の各
場所における核スピンの位相情報の検出出力信号に対す
る寄与が各場所によって異なるのであるから、必要な密
度にて各場所毎の核スピン位相情報のデータを検出すれ
ば、被測定体A内谷部のスピン密度情報を検出出力信号
の計算処理によって各場所毎に分離して取出すことがで
きる。
上述のようにして空間的な情報を核スピン位相情報とし
て特徴付げする特徴磁場には、磁場強度の等高線が円筒
形状をなした棒状特徴磁場、鞍形をなした星状特徴磁場
、球形状乃至楕円体状をなした球状乃至楕円体状特徴磁
場などがあり、いずれも磁場強度の変化が中心位置から
の距離の2乗に比例する磁場強度成分を有している。
第1図示の構成におけるユニットU□内の特徴磁場発生
コイルC2は、平行線条、長方形コイル、円形コイルな
どからなっており、所定の特徴磁場を形成する。その特
徴磁場はユニットU0内の特徴磁場走査コイルC□によ
り、その磁場の形状を殆ど変えることなく電気的に走査
される。なお、かかる特徴磁場の走査は、特徴磁場走査
コイ/l/C。
による電気的走査の他に、特徴磁場発生コイルCQ自体
もしくは被測定体Aを機械的に移動させても、実用的に
簡便に行なうこともできる。なお、特徴磁場発生コイル
C2には、特徴磁場の発生に伴って生ずることのある系
統的な磁場強度のオフセットを補償するための補償コイ
ルおよび空間的に方向の異なる線形磁場勾配発生用コイ
ルあるいは平面状の磁場均一領域を有する非線形磁場勾
配発生用コイルを必要に応じて組合わせ併設する。
上述したユニットU0内の均一磁場発生マグネツ)Bい
送信コイルD1受信コイルEおよびユニットU、が核磁
気共鳴装置の基本構成をなすのに対し、ユニットU8は
ユニットU□内各磁場発生要素の駆動装置をなしており
、さらに、ユニットU。
は核磁気共鳴装置全体を制御するとともに測定結果のデ
ータを処理して核磁気性物質の分布像の映像化および表
示を行なうための制御用計算機およびその周辺装置から
なっている。
第1図示の構成による核磁気共鳴映像化装置における各
ユニットの構成および作用をまとめて以下に略述する。
被測定体Aを配置した均一静磁場H8の磁場強度に対応
したラーモア周波数に等しい周波数にて発振するユニッ
トU2内のRF発振器lからの高周波信号は、波形整形
ゲート回路8に供給して、制御用計算機14により制御
するプログラムパルス発生器2の出力パルスによってゲ
ートし、所定の周波数スペクトルを有する高周波パルス
を形成して、RFit力増幅力増幅器上、送信コイルD
に供給する。その結果、送信コイルDによって被測定体
Aには所定の周波数スペクトルを有する高周波磁場が印
加され、被測定体Aの映像化領域の全イルC51により
線形磁場勾配あるいは磁場強度均。
−領域が平面状をなす平面状非線形磁場勾配の特徴磁場
を被測定体Aに重畳印加している場合にはその平面状の
領域のみにおける核磁化がそれぞれ全面的もしくは選択
的に励起される。
以上のようにして被測定体A内に励起された核磁化には
均一静磁場H6に直交する方向の磁化成分が生じ、その
磁化成分は、励起用高周波磁気パルスがいわゆる90°
パルスの条件を満したときに最大となる。ついで、励起
用高周波磁気パルスが切れると、その直後にユニットU
0内の特徴磁場発生コイル02により印加した特徴磁場
によって、均−静磁場H6K直交する方向の核磁化成分
は、特徴磁場ΔH8内の各位置における磁場強度に応じ
たラーモア周波数にて自由1差運動を行ない、受信コイ
ルEにはそれら各位置から生じた核磁気共鳴信号が合成
された微小な高周波電流が誘起する。その高周波電流を
ユニットU、内の前置増幅器5および主増幅器6により
増幅したうえで位相高周波信号を参照信号として検波す
ると、いわゆる自由減衰(FID)信号が得られる。こ
と・で、特徴磁場ΔH8を一定時間τだけ印加すると、
被測定体A内各部の核磁化は、それぞれ、特徴磁場ΔH
sによって決まる異なったラーモア周波数にて自由7差
運動をするのであるから、時間τが経過した時点におけ
るFID信号の振幅は、各部の核磁化の位相が空間座標
に対して非線形、具体的には2乗関数的な形態にて推移
したものの合成値に比例したものとなる。ついで、時点
τにおいて特徴磁場ΔH8の印加を停止し、直ちに所定
方向の線形磁場勾配を有する静磁場を印加するか、ある
いは、均−静磁場H6のもとに時点τ以後に得られるF
ID信号、あるいは、さらに所定のパルス的磁場操作妊
よって得られるスピンエコーm 号ヲA −り変換器8
によりディジタル量に変換した後に制御用計算機14に
供給して演算処理する。
以上の操作を、特徴磁場ΔH8を特徴磁場走査コイルC
□により一定量ずつ移動させながら行ない、ディジタル
量に変換したFID信号あるいはスピ・ンエコー信号を
測定データとして制御用計算機14に順次に供給し、周
波数分析および映像化用演算処理を行なって得られた画
像を周辺装置15に表示する。なお、制御用計算機14
からは特徴磁場走査用信号を送出して、D−A変換器9
.lOおよび直流電力増幅器11.12を介し、特徴磁
場走査コイルCおよび特徴磁場発生コイルC2に供給し
、特徴磁場ΔH8の発生、走査並びに線形磁場勾配、平
面状非線形磁場勾配等の発生および制御を行なう。また
、高安定直流電源1Bは制御用計算機14の制御のもと
に均一磁場発生マグネットBを付勢して均一静磁場H8
を発生させる。
つぎに1以上の構成により動作する核磁化共鳴映像化装
置に本発明方法を適用して被測定体内部情報の映像化を
行な5本発明の具体的な実施例を説明する。
まず、第1の実施例として、本発明者らの提案に係る特
開昭54−188192号公報あるいは特願昭57−1
54491号明細書に記載しであるよ5に、静磁場H6
の方向に磁場等高銀が平行に延・在し、静磁場H6に直
交するX、Y面内においては磁場等高線が円形に閉じた
棒状特徴磁場を使用した場合の核磁化共鳴映像化方法に
ついて述べる。
かかる棒状特徴磁場の中心の座標をx/ 、 y/とし
、被測定体A内における測定点の座標をx、yとすると
、点(x + y)における磁場偏差はっぎの式によっ
て与えられる。
ここに、bは%徴磁場発生コイルcIK流す電流、巻数
、寸法などによって決まる定数であり、hoは静磁場H
6に重畳した均一磁場オフセットである。いま、x、y
方向に棒状特徴磁場を走査しながら、各磁場中心位置(
”+Yつ毎に前述したgO°パルスを送信コイルDによ
って印加し、その90°パルスに引続いて直ちに(1)
弐にて表わされる棒状特徴磁場を第8図に示すように所
定時間τだけ印加し、さらに引続いて特徴磁場発生コイ
ルC2中に組込んである2方向線形磁場勾配発生コイル
によってZ方向線形勾配の静磁場を印加するパルス的磁
場印加の操作を行なう。第8図(a)には、特徴磁場お
よび線形磁場パルスの時間的関係とかかる磁場の印加に
よって発生するFID信号の時間的関係を示し、その電
流パルスの振幅を増大させることにより棒状特徴磁場の
中心なX方向に移動させる。
いま、位相敏感検波器7を2個設けて、その一方におい
てはRF発振器lの発振出力高周波信号をそのまま参照
信号とし、他方においては発振出力高周波信号の位相を
90°だけずらして参照信号として検波を行なうように
し、主増幅器6の増幅出力信号を並列に入力すると、そ
れら2個の検波器7カ;らは90°位相が異なった一対
のFID信号が得られる。かかる一対のFID信号を複
素数の実数部と虚数部とみなすと、この一対のFID信
号は複素FIDとして処理することができる。
第8図(a) において時点τ以後の複素FIDは次式
によって与えられる。
ここに、バX + 3’ * Z )はスピン密度分布
関数であり、熱平衡状態における核磁化の分布関数とみ
なすことができ、また、bo′は2方向線形磁場勾配に
重畳した磁場オフセットである。かかる(2)式を非線
形特徴磁場から線形磁場勾配の静磁場に切換えた後の時
間tJつぃてフーリエ変換を行なうと1線形磁場勾配の
強さが十分強ければ次式が得られる。
ω b′ ここに 7. = −(+、Jl) ・・・・(4)r
’g g なお、(2)式および(8)式におけるT2はスピン−
スピン緩和時間であり、また、rは核磁気回転比である
(8)式から明らかなように、Z方向のスピン分布は2
方向線形磁場勾配の静磁場を印加したときに生ずるFI
D信号のフーリエ変換から分離し得ることが判る。すな
わち、線形磁場勾配によって(8)式からZ方向のスピ
ン分布が分離されるので、各角周波数ωにつ(・てX、
Y方向スピン分布を再生すれば、三次元スピン分布を再
生し得ることになる。また、(8)式の積分項はスピン
密度分布ρ(x +ア、7)K位相項8−j・”−((
X’−X)+(y’−y)”)を乗じてx、yの全域に
亘って積分した形態になっており、かかる形態は、点(
x、y)の核磁化に棒状特徴磁場の中心点(x′、yり
からの距離の2乗に比例した形態にて位相推移を与えて
積分したものであり、特徴磁場の中心位置の移動ととも
に、その位相推移が2乗関数的乃至非線形的に変化する
。すなわち、物理的には棒状特徴磁場ΔH8を時間Tだ
け印加することにより、点(x、y)の核磁化を棒・状
特徴磁場の中心位置(x’、Yりからの距離の2乗に比
例した形で位相を符号化していることが判る。
棒状特徴磁場ΔH8の中心位置(x/ 、 yつの関数
としての線形磁場勾配g’zに切換えた後におけるFI
D信号のフーリエ変換v(x/、y/、ω)はx/ 、
 y/に関するたたみ込み積分の形になっており、かか
るたたみ込み積分は容易に解くことができる。かかる積
分内の指数項を展開し、フーリエ変換を用いて演算処理
を行なった結果は次式となる。
ここに、ω;2γbτ・X1ω=2jFlτ・y ・・
・・(6)x y したがって、スピン密度分布関数の再構成すなわち映倫
化の具体的手順はつぎのよ5になる。
(1)棒状特徴磁場を電気的もしくは機械的に走査しな
がらその中心点(x’+y’)のそれぞれについて第8
図(alに示したパルス系列により線形磁場勾配に切換
えた時点以後のFID信号を測定する。
(2) そのFID信号を時間tについてフーリエ変換
し、(8)式によりそのフーリエ変換V(x’、 y’
、ω)をめる。
(8)そのフーリエ変換y (x/ 、 y/ 、ω)
にeJrh・(x’+y”)を乗じ、・・y/について
二次元フーリエ変換を行なう。
(4)その二次元フーリエ変換の結果に形態に変りはな
い。
なお、以上の説明における棒状等の特徴磁場を発生させ
る手段の具体的構成は、前述した本発明者らの提案に準
するものとする。
効 果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、核磁
気共鳴現象を利用した被測定体内部情報の映像化にあた
り、比較的弱い磁場強度の非線形磁場勾配を用いて被測
定体内部全領域の情報を時間効率よく映像化することが
できる。
かかる本発明方法による核磁気共鳴映像化を、簡単のた
めに一次元映像化の場合について数値シミュレーション
した結果の例を第4図に示す。この数値シミュレーショ
ンはX方向におけるスピン密度の一次元分布の数値計算
を行なったものであり、第4図(blに示すスピン分布
に対して得たFID信号に前述した演算処理を施して再
生したスピン密度分布の例を示したのが第4図(a)で
ある。なお1、:コ”C−&!、h =0、b−0,0
2Gau884g、τ=10 msをパラメータとして
いる。
以上の説明においては棒状特徴磁場を用いる場合の例に
ついて本発明核磁気共鳴映像化方法を述べたが、初めに
Z方向線形磁場勾配印加のもとに選択的な核磁化励起を
行なってx、y平面に平行なスライス領域の核磁気を励
起しておけば、二次元のスピン密度分布像が得られる。
なお、この場合には、(8)式および(4)式における
ωは一つの値をもつことになる。また、かかるスライス
領域に対する核磁気共鳴映像化方法は、棒状特徴磁場の
例に限らず、円形コイル対による星状特徴磁場を用いた
場合にも全く同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用する核磁気共鳴映像化装置の
概略構成を示すブロック線図、第2図は同じくその映像
化装置における各磁場発生手段の構成配置の例を示す線
図、 第8図は本発明映像化方法によるパルス的磁場印加の態
様の例を示すタイムチャート、第4図(at r (b
)は本発明核磁気共鳴映像化方法による核磁気スピン密
度分布再構成の数値計算の態様の例を順次に示す線図で
ある。 IJ、−U ・・・ユニツ)A・・・被測定体4 B・・・均一磁場発生マグネット 、C0・・・特徴磁場走査コイル C2・・・特徴磁場発生コイル D・・・送信コイル E・・・受信コイルT・・・送信
機 R・・・受信機 1・・・U発振器 2・・・プログラムパルス発生器 8・・・波形整形ゲート 舎・・・RF電力増幅器5・
・・前置増幅器 6・・・主増幅器7・・・位相敏感検
波器 8・・・A−D変換器9.10・・・D−A変換
器 11 、12・・・直流電力増幅器1゜18・・・
高安定直流電源 14・・・制御用計算機15・・・周
辺装置。 特許出願人宇都宮大学長 手続補正書。 昭和59年 6月、20日 1、事件の表示 昭和58年 特 許 願第189484号3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 宇都宮大学長 外1名 5゜ 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」および「
発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (別紙の通り) 1、明細書第1iJ第4行〜第5頁第4行の特許請求の
範囲を下記のとおりに訂正する。 [2特許請求の範囲 L 均一静磁場を発生させて被測定体に印加する静磁場
発生手段、前記均一静磁場の磁場強度に対応したラーモ
ア周波数の高周波磁場を前記均一静磁場に直交させて前
記被測定体に印加するトランスミッタ・コイル、前記被
測定体から誘起した核磁気共鳴信号を検出するレシーバ
・コイル、磁場強度が非線形に変化する非線形勾配の特
徴磁場を発生させて前記被測定体に印加する特徴磁場発
生手段および前記非線形勾配の特徴磁場の中心を空間的
に走査する特徴磁場走査手段を設けて核磁気共鳴現象に
より前記被測定体の内部情報を映像化するにあたり、前
記高周波磁場をパルス状に印加して前記被測定体の核磁
化を励起し、ついで直ちに前記非線形勾配の特徴磁場を
所定の時間印加して前記核磁化に自由7差を行なわさせ
ることにより、前記、被測定体内部の局所的な核磁化の
位相を空間的に非線形に符号化する操作を、前記特徴磁
場走査手段により前記非線形勾配の中心を一定走査量ず
つ移動させながら順次に行ない、当該順次の操作により
得られた前記局所的な核磁化の寄与がそれぞれ異なる複
数の測定データを計算処理して前記被測定体内部の核磁
気性物質の分布情報を映像化することを特徴とする非線
形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法。 ム 特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴映像化方法
において、磁場強度が線形に変化する線形勾配の静磁場
を発生させる線形磁場勾配発生手段を併設して前記非線
形勾配の特徴磁場印加の後に直ちに前記線形勾配の静磁
場を前記被測定体に印加することを特徴とする非線形磁
場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法。 & 特許請求の範囲第2項記載の核磁気共鳴映像化方法
において、前記パルス状に印加する高周波磁場として前
記被測定木内部全域の核磁化を一斉に励起する非選択性
の90度高層波磁場パルスを用いて前記被測定体内部の
映像化領域全域の核磁化を励起し・ついで直ちに所要の
平面内にて磁場強度の偏差が2乗曲線をなす前記非線形
勾配の特徴磁場を前記所定の時間印加し、さらに引続い
て前記所要の平面に直交する方向の前記線形勾配の静磁
場を印加して当該線形勾配の静磁場印加の時点以後にお
ける核磁気共鳴自由誘導減衰信号を測定し、前記非線形
勾配の特徴磁場を前記所要の平面内にて二次元的に走査
しながら各走査点毎に時系列的磁場切換操作を行ない、
得られた前記核磁気共鳴自由誘導減衰信号を周波微分析
して各周波数成分をそれぞれ二次元的走査点の座標の関
数として数値的に計算処理することにより、前記被測定
体内部核磁気性物質の三次元分布像を映像化することを
特徴とする非線形磁場勾配を用いた、核磁気共鳴映像化
方法。 表 特許請求の範囲第2項記載の核磁気共鳴映像化方法
において、前記パルス状に印加する高周波磁場として狭
い周波数スペクトル分布を有するように波形整形した選
択性の90度高置波磁場パルスを用いるとともに線形砂
場勾配もしくは同一磁場強度面が平面状をなす非線形磁
場勾配の静磁場を同期的に印加して所定の平面状領域の
み核磁化を選択的に励起し、ついで直ちに前記平面状領
域内にて磁場強度の偏差が2乗曲線をなす前記非線形勾
配の特徴磁場を前記所定の時間印加し、さらに引続いて
前記平面状領域に沿った所定の方向の前記線形勾配の静
磁場を印加して当該線形勾配の静磁場印加の時点以後に
おける核磁気共鳴自由誘導減衰信号を測定し、前記非線
形勾配の特徴磁場を前記平面状領域に沿って前記線形勾
配の静磁場の等磁場強度線方向に一次元的に走査しなが
ら各走査点毎に前記時系列的磁場切換操作を行ない、得
られた前記核磁気共鳴自由誘導減衰信号を周波数分析し
て各周波数成分をそれぞれ一次元走査点座標の関数とし
て数値的に計算処理することにより、前記所定の平面状
領域の核磁気性物質の二次元分布像を映像化することを
特徴とする非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方
法。」 、2明細書第5頁第16行の「強磁場」を「強い非線形
磁場勾配」に訂正する。 8同第6頁第8行の「NMR(核磁気共鳴)」をrNM
’R(核磁気共鳴)信号」に訂正し、同頁第18行の「
断層写真」を「断層撮影方法」に訂正する。 4、同第7頁第8行〜第4行の「FTズーグマトグラフ
イ・スピンワープ方法」を「FTズーグマトグラフイ、
スピンワーブ方法」に訂正する。 5同第8頁第1行〜第2行の「その問題の解決の困難性
」な「この点」に訂正する。 6同第10頁第14行〜第15行の「強くしてS/Nを
低下させないように」を「強くした場合にS/Nを低下
させないためには」に訂正する。 7、同第15頁第2行〜第3行の「するので、・・・1
信号が得られる。Jを[するので、場所の相違に関する
情報は位相情報の形態となり、それらの情報の寄与を積
分した形態の信号が得られる。−に訂正し、 同頁第9行〜第10行を下記のとおりに訂正する。 「て異なるのであるから、必要な個数のデータを揃えれ
ば、被測」 8同第16頁第10行の「こともできる。」を「ことが
できる。」に訂正する。 9、同第18頁第8行〜@9行および第10行の「高周
波磁気パルス」を「高周波磁場パルス」にそれぞれ訂正
する。 10、同第19頁第2行の「自由減衰Jt−r自由誘導
減衰」に訂正する。 11、同第20頁第18行の「核磁化共鳴」を「核磁気
共鳴」に訂正する。 12同第21頁第8行の「核磁化共鳴」を「核磁気共鳴
」に訂正し、 同頁Sii’o行の「コイルC0」を「コイルC2」に
訂正し、 同頁第14行の「各磁場」を「各棒状特徴磁場」に訂正
する。 18同第28頁第14行〜第17行の(3)式中、に訂
正する。 14.同第25頁第7行の「ことができる。」の次に下
記のとおり皓加入し、 「その具体的解法の1つを以下に説明する。すなわち、
」 同頁第10行〜第17行の(5)式の左辺を下記のとお
りに訂正する。 手続補正書 昭和59年6月26日 1、事件の表示 昭和58年 特許 願第189484号共鳴映像化方法 3、補正をする者 事件との関係 特許用11人 宇都宮大学長 ・1.明細書第26頁の次につぎのとおり加入する。、
「 以上に述べたところは棒状特徴磁場を用いて三次元
スピン密度分布像を再生するようにした場合における本
発明映像化方法の実施例であるが、二次元的な断層像が
得られれば足りる場合も少なくない。そこで、つぎに、
かかる二次元分布像を得る場合における本発明映像化方
法の実施例について述べる。 すなわち、特徴磁場発生コイルC2中に組込んだX方向
線形磁場勾配発生コイルにより発生したX方向線形磁場
勾配の下に狭い周波数スペクトルを有するように波形整
形した選択性90゜パルスを印加すれば、被測定体中に
おける選択性90°パルスの周波数スペクトルと同U 
5−−t−ア周波数を有するXZ平面に平行なあるスラ
イス状領域のみの核磁化が励起される。ついで、直ちに
前述した2方向に延在する棒状特徴磁場に切換えて、第
8図示の場合と同様に、所足時間τだけ印加し、さらに
引続いて、同じく特徴磁場発生コイルC2中に組込んだ
2方向線形磁場発生コイルにより2方向線形磁場勾配を
印加するパルス的磁場印加の操作を行なう。 しかして、棒状特徴磁場をX方向に移動させて走査しつ
つかかる磁場印加操作を行なって得られる複緊FIDは
1y方向σ)選択スライス厚が十分に薄ければ、(2)
式におけるX方向の積分が定数となった式によって表わ
される。したがって、(5)式において、X、Z二方向
に関する再構成計算を行なえば、選択したスライスに関
する二次元断層像が再生される。なお、この場合におけ
る棒状特徴磁場の走査はX方向にのみ行なえば足り、X
方向の走査は不要であることは勿論である。また、以上
の説明においてはXZ平面に平行なスライス内の断層像
を再生する場合について述べたか、特徴磁場発生コイル
中に組込んだX方向線形磁場勾配発生コイルを用いると
ともに、以上のN9明におけるX方向とX方向とを入れ
換えれば、yz平血に平行な二次元断層像が得られるこ
とも勿論である。 なお、特徴磁場印加により位相エンコードした後の信号
観測方法に関して(ゴ、第3図に示すように、一定の磁
場勾配の下における複素FIDを信号とする他に、周波
数スペクトル、位相情報等が全く同一の複素スピンエコ
ー信号を用いることも勿&fJ能であり、第8図におい
て、棒状特徴磁場を切り、2方向線形磁場勾配に切換え
てからある一定時間twの後に、磁場勾配の方向を反転
させるか、あるいは、強い非選択性の1800パルスを
印加するか、のいずれかにより、磁場勾配の反転乃至1
80°パルスの印加からさらに一定時間tWの後に俵禦
スピンエコー信号を観測することができる。なお、複素
スピンエコー信号は、位相が互いに90°異なる二つの
参照周波数を用いた2台の位相敏感検波器の出力を襞票
数の定数部および虚数部とみなしたものであることは、
複素FIDの定伶におけると同様である。 ざて、二次関数的磁場強度変化のプロフィールを有する
特徴磁場としては、棒状特徴磁場の他に、磁場等面線分
布が球状乃至楕円体状に閉じた球状乃至楕円体状特徴磁
場、磁場等高線分布が鞍形に開いた星状特徴磁場などが
あり、いずれも電気的にその中心位置を走査することが
可能である。なお、星状特徴磁場は円線輪対などにより
極めて簡単に発生させることができ、また、球状乃至楕
円体状特徴磁場は、この星状特徴磁場生コイルと前述し
た棒状特徴磁場発生コイルとの組合わせによって発生さ
せることができる。 つぎに、本発明映像化方法のさらに他の実施例として、
球状乃至楕円体状特徴磁場、あるいは、星状特徴磁場な
どの三次元的走査による三次元スピン密度分布像再構成
の方法について説明する。一般に、前述した発生方法に
よるこれらの特徴磁場の中心近傍における磁場偏差は、
つぎの(7)式のように表わすことができる。 ΔHs(X+y+Z iX’+ y’I Z’ン−h。 +h、((xLxP十<yLyP)+h2(鵠zf’ 
(7)ここに、X・y・2は被測定体中の空間座標、y
′・y′・2′は特徴磁場の中心点の座標、hoは均一
磁場に重畳したオフセン)、h、およびhBはそnぞれ
の特徴磁場発生コイルの形状、巻数、寸法、流す電流な
どによって決まる定数である。なお、球状特徴磁場にお
いてはh□−h2(>O)、楕円体状特徴磁場において
はh□>o、h、>、。 (h1〜h2)、また、星状特徴磁場においてはh)’
O,h2<Oもしくはh工<0.、h、>0となってい
る。 しかして、非選択性の強い90°パルスによって全域の
核磁化を9oo回転させ、ついで、直ちに(1)式によ
って表わされる上述の特徴磁場を印加して位相を非直線
的にエンコードした場合には、時点τにおける複素FI
Dの振幅はつぎの(8)式によって表わされる。 v I”+ y’、Z’、r)−6−L’I”2+jγ
hO戸−(り′ρ(X、y、Z)・e−3γrlJqx
((K契+(r−5’)弓+hg(Z’−Z)”J、(
1x(1ydz (8)なお、(8)式におけるX +
 y+ Zに関する積分は、いずれもたたみ込み積分で
ある。したがって、上述した特徴磁場の中心(ガ、’!
’、i)を三次元的に走査して、各位置毎に時点τにお
ける複素FIDのサンプリングデータからフーリエ変換
によってたたみ込み積分を行なえば、三次元スピン密度
分布像を再生することができる。また、上述した特徴磁
場の下において、時点τにおtjる[素FIDのサンプ
リング値を用いる代ワリに、第a図に示したパルスシー
ケンスの場合と同様に、90°パルス印加の後に所定時
間τだけ特徴磁場を印加し、その後は均一静磁場H8の
下で自由7差運動を行なわせるようにして、時点τ以後
の均一静磁場H6の下における複票F、ID信号を時間
関数としてフーリエ変換し、その最大値を与える周波数
成分を使用することもできる。すなわち、フーリエ変換
の値は(8)式の積分に比例するものとなっている。こ
の場合におけるパルスシーケンスは、第8図において線
形磁場勾配の代わりに均一静磁場を用い、走査ヲ7+ 
y’+ Z’について行なうことにtjる。また、この
場合における像再構成処理は、(3)式乃至(6)式に
おけるx、y、z各方向の計算処理と殆ど同様のアルゴ
リズムによって行なうことができる。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L 均−静磁場を発生させて被測定体に印加する静磁場
    発生手段、前記均一静磁場の磁場強度に対応したラーモ
    ア周波数の一周波磁場を前記均一静磁場に直交させて前
    記被測定体に印加スるトランスミッタ・コイル、前記被
    測定体から誘起した核磁気共鳴信号を検出するレシーバ
    ・コイル、磁場強度が非線形に変化す &る非線形勾配
    の特徴磁場を発生させて前記被測定体に印加する特徴磁
    場発生手段および前F+i2非線形勾配の特徴磁場の中
    心を空間的に走査する特徴磁場走査手段を設けて核磁気
    共鳴現象により前記被測定体の内部情報を映像化するに
    あたり、前記高周波磁場をパルス状に印加して前記被測
    定体の核磁化を励起し、ついで直ちに前記非線形勾配の
    特徴磁場を所定 &の時間印加して前記核磁化に自由才
    差を行なわさせることにより、前記被測定体内部の局所
    的な核磁化の位相を空間的に非線形に符号化する操作を
    、前記特徴磁場走査手段により前記非線形勾配の中心を
    一定走査量ずつ移動させながら順次に行ない、当該順次
    の操作により得られた前記局所的な核磁化の寄与がそれ
    ぞれ異なる複数の測定データを計算処理して前記被測定
    体内部の核磁気性物質の分布情報を映像化することを特
    徴とする非線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法
    。 特許請求の範囲第1項記載の核磁気共鳴映像化方法にお
    いて、磁場強度が線形に変化する線形勾配の静磁場を発
    生させる線形磁場勾配発生手段を併設して前記非線形勾
    配の特徴磁場印加の後に直ちに前記線形勾配の静磁場を
    前記被測定体に印加することを特徴とする非線形磁場勾
    配を用いた核磁気共鳴映像化方法。 特許請求の範囲第2項記載の核磁気共鳴映像化方法にお
    いて、前記パルス状に印加する高周波磁場として前記被
    測定体内部全域の核磁化を一斎に励起する非選択性の9
    0度磁気パルスを用いて前記被測定体内部の映像化領域
    全域の核磁化を励起し、ついで直ちに所要の平面内にて
    磁場強度の偏差が2乗曲線をなす前記非線形勾配の特徴
    磁場を前記所定の時間印加し、さらに引続いて前記所要
    の平面に直交する方向の前記線形勾配の静磁場を印加し
    て当該線形勾配の静磁場印加の時点以後における核磁気
    共鳴自由減衰信号を測定し、前記非線形勾配の特徴磁場
    を前記所要の平面内にて二次元的に走査しながら各走査
    点毎に前記高周波磁場をパルス状に印加して得られた前
    記核磁気共鳴自由減衰信号を周波数分析して各周波数成
    分をそれぞれ二次元的走査点の座標の関数として数値的
    に計算処理することにより、前記被測定体内部核磁気性
    物質の三次元分布像を映像化することを特徴とする非線
    形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法。 表 特許請求の範囲第2項記載の核磁気共鳴映像化方法
    において、前記パルス状に印加する高周波磁場として狭
    い周波数スペクトル分布を有するように波形整形した選
    択性の90度磁気パルスを用いるとともに線形磁場勾配
    もしくは同一磁場強度面が平面状をなす非線形磁場勾配
    の静磁場を同期的に印加して所定の平面状領域のみ核磁
    化を選択的に励起し、ついで直ちに前記平面状領域内に
    て磁場強度の偏差が2乗曲線をなす前記非線形勾配の特
    徴磁場を前記所定の時間印加し、さらに引続いて前記平
    面状領域に沿った所定の方向の前記線形勾配の静磁場を
    印加して当該線形勾配の静磁場印加の時点以後における
    核磁気共鳴自由減衰信号を測定し、前記非線形勾配の特
    徴磁場を前記平面状領域に沿って前記線形勾配の静磁場
    の等磁場強度線方向に一次元的に走査しながら各走査点
    毎に前記高周波磁場をパルス状に印加して得られた前記
    核磁気共鳴自由減衰信号を周波数分析して各周波数成分
    をそれぞれ一次元走査点座標の関数として数値的に計算
    処理することにより、前記所定゛の平面状領域の核磁気
    性物質の二次元分布像を映像化することを特徴とする非
    線形磁場勾配を用いた核磁気共鳴映像化方法。
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