JPS6080609A - キャットウォーク床組解体用台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長大吊橋におけるメインケーブル架設用吊足
場であるキャツトウオーク床組の新しい解体工法の提供
に関する。

既知のように長大吊橋架設工事において、メインケーブ
ル架設に当り、主塔並びに橋台間に亘って、キャツトウ
オークローブの複数本を平行状態に架設し、該ローブ上
に床組を敷設して吊足場であるキャツトウオークを構成
するのであり、メインケーブル架設後は、このキャツト
ウオーク床組を解体撤去するのであるが、従来この床組
撤去に当っては、中央径間、側径間を問わず、何れも多
数の作業員による手作業によって、床組を順次解体して
これを床板上に吊り降ろすのであり、はとんど作業員の
技能に依存した危険でがっ能率の感層作業に終始するの
であり、無理な姿勢での解体作業による作業員の墜落防
止や、解体、撤去時における各覆解体工具や解体したボ
ルト、ナツト、番線等の小部品の落下防止の上で、充分
な安全性が確保されて込ない点は、早急に解決の必要と
される問題点である。

本発明は、上記のような問題点を解決するために、キャ
ツトウオークにおけるキャツトウオークロープあるいは
ハンドローブの既設ローブをレールとして、走行自在な
台車を学備するとともに、該台車に作業スペース、解体
、撤去によって生じる各種部材、部品の収容スペースを
具備することによって、該台車をキャツトウオーク床組
に向って進行させつつ、床組の解体と撤去とを安全かつ
高能率に逐行できるようにしたものであり、従ってその
特徴とする処は、塔頂並びに橋台間に亘って架設される
キャツトウオークローブ上に設置した床組の解体、撤去
に当り、キャツトウオークローブまたはハンドローブを
レールとして走行自在に架装されるとともに、少なくと
もその底部に落下防止ゲージを具備した作業台車を用い
、該台車を床組に向って進行させつつ、その解体と解体
部品の台車収容を含む撤去を行なうようにしだ点にある
。

以下図示の実施例に基づいて本発明を詳述すると、第１
図乃至第５図は長大吊橋架設におけるキャツトウオーク
概要と床組構造１例を示したものであって、第１図にお
いてｆｌ）　＋２１は主塔、（３）は橋台であり、中央
径間並びに側径間にはそれぞれキャツトウオーク（４）
が設置される。該キャツトウオーク（４）は、第２図乃
至第５図に亘って示すように、平行状態に架設されたキ
ャツトウオークローブ（６）上に、溶接金網（６１ステ
ツプ材（７）合繊ネット（８）および横梁（９）から成
る底部構造と、ハンドローブ支柱（１０）およびハンド
ローブ（１１）から成る側面構造とによって構成される
床組が一体に組立、取付けられるのであり、側面にも溶
接金網（６）合繊ネット（８）が一部張られる。この床
組の設置には既知のようにロール巻工法や台車工法が用
すられるのであり、キャツトウオークからはハンガーロ
ーブ（１２）が吊り下ケろＰれてストームローブ０（９
）に連結され、第４、第５において＋１４１はメインゲ
ープルを示している。

従来は前記のような床組をキャツトウオークローブ（５
）上から解体、撤去するに当り、そのほとんどを空中に
おける危険な手作業で処理していたのであるが、本発明
においては、以下第６図乃羊第８図、あるいは第９．１
０図に例示するような作業台車を用いて、安全かつ能率
的に床組の解体、撤去を行なうものであり、第６図乃至
第８図に示した第１実施例において、台車（１Ｇは、キ
ャツトウオークローブ（５）に架装される走行ローラｇ
ｔの複数個を前後ユニット型式に具備することによって
、キャツトウオークローブ（５）をレールとして走行自
在に設けられ、車体上部には床組ＩＡ＋上に突出する荷
積フレームａηを備えるとともに、車体底部には、解体
に当って床組（Ａｌより離脱して落下するおそれのある
各種小物（解体部品）を収容する落下防止ケージ０編を
備えるのであり、従ってこのケージα場は床組の全幅以
上の幅員を持つとともに、その長さにおいても、第６図
示のように解体中の床組区間（Ｘｉ）の下方に入り込む
長さを持つものとされ、またケージ０８）の構造は、上
面開口の箱形ケージ枠組における底面および側面には、
充分な強度を持つ％溶接金網を張り、更にその上面に細
かな目地の合繊ネット等を敷くことによって、落下物の
安全な支承と軽量化を図るようにする。両者は何れも図
示省略しであるが、先に述べた床組において使用する爵
接金網（６）および合繊ネット（８）と同種のものであ
る。このさいキャツトウオーク（４）は、第７図示のよ
うに、そのキャツトウオークローブ（５）を、ハンガー
ロープ（１２＋の外側に配置するのが一般的であり、こ
のため同図に示すように左右別間に台車（ｌ松を製作し
て使用する。但し走行の途中でハンガーロープαのをか
わすことができる構造のものであれば、左右を連結した
構造のものとして差支えなく、例えば第８図に示すよう
に左右の落下防止用ケージθ８）θ（至）における相対
する床面および側面において、一方から他方に係脱自在
なつなぎ床面（１８ａ＞およびつなぎ側面（ｔａｂ）（
ｔａｂ）を、それぞれヒンジα（２）等を介して開閉自
在に付設し、これらつなぎ床面（１８ａ）つなぎ側面（
１８ｂ）（１８ｂ）を、図示省略しであるが適宜な連結
金具によって係脱自在に連結し、連継分離自在とすれば
よい。この台車α０のキャツトウオークローブ（６）を
レールとする走行にさいし走行駆動源としては、図示省
略しであるが、先に述べた主塔ｔｌ）　＋２＋における
既知の塔頂ウィンチ等を利用し、該ウィンチからの駆動
ローブ（社）を、第６図示のようにケージθ８）の一端
に連結シ、ローブρ０）の巻取、繰り出しによって行な
うようにすればよいが、勿論台車（１５）自体に走行駆
動源を設けることができ、第６図において（２１）は転
倒防止用のバックアラフローラであり、また、第７図に
おいて０４）はメインケーブル、（１４ａ）はケーブル
ノくンドを示している。またこの台車０荀には作業デツ
キを始めとしての必要な作業スペースを具備し、更に発
電機やガス切断機具等を積み込むことによって、床組の
解体ニあたり電動インノくクトレンチやガス切断機を使
用できるようにすることは自由である。また第６図にお
いて、Ｉｙ、）は床組い）における未解体区間を示し、
（Ｘｌ）は解体中の区間、（Ｉ２）は解体済み区間をそ
れぞれ示している。、 第１実施例に示した台車（ｌ荀を用いての、キャツトウ
オーク（４）における床組ＩＡｌの解体、撤去は以下の
ようにして行なう。先ず解体スタート部の床組体）釜、
台車０荀がキャツトウオークロープ（５）上にセット可
能な長さだけ、従来工法によって解体し、キャツトウオ
ークロープ（６）を裸に露出させる。このスタート部は
任意であるが、適切な例としては塔頂クレンまたはトラ
ッククレン（橋桁路面上より）が使用できる場所がよい
。

前記のように裸にしたキャツトウオークロープ（Ｉｌｉ
ｌ上に、台車ｈ９をその各走行ローラ帥が乗載されるよ
うにセットし、また駆動ロープ（割を塔頂ウィンチ等の
駆動用ウィンチに仕込むことになる。次いで台車０５１
の上部に位置する部分の床組体）を解体し、キャツトウ
オークロープ（５）の下面に存在する各種の小物はこれ
をケージ（１８）内に撤去収容し、また上部において生
じる小物は、これを荷積フレームａη内に撤去収容する
のである。このさい床組（Ａｌの底部構造をなす溶接金
網（６）や横梁（９）等は、未解体区間０（ｌの適当な
場所（例えば台車（＋５）から２０〜３０岱程度離れた
場所）に集束して置き、後で（但し台車（１５）がその
場所に到達する前に）まとめて、トラッククレン等によ
って吊り降ろすことになる。

前記作業を順次反復しながら台車００を未解体区間■）
に向って進行させ、かくして床組（Ａ）の解体、撤去が
完了すれば、トラツククレン等によって台車ｏｆ９全９
ヲ＊ヤツオークロープ（５）上から撤去するのである。

前記第１実施例に示した台車αυは、キャツトウオーク
ロープ（５）をガイドレールとして走行する型式である
が、第９．１０図において例示した第２実施例において
は、台車（国を上下２段構造とし、かつ床組解体時に既
に架設済みのハンドロープ（１１）をレールとして走行
させるようにした型式のものを示し、即ち台車（１０は
上位の台車ユニツ）　（ｌｓａ）と、下位のケージュニ
ツ）　（１５ｂ）とに分れ、上位の台車ユニツ）　（１
５ａ）　ハ、ハンドロープ（１１）に転送自在に乗架す
る走行ローラＯｄを具備した主梁（２２翰の２本を前後
方向に亘る連結フレームＩ＠　＋２３１によって連結し
、各主梁ｉ２２　［２５の長手方向両端にはメインケー
ブル０４）の両側面に垂下され略山形をなすハンガープ
レー）　（２４１（２４）の各上端を枢支させ、各主梁
Ｈ（２Ｚの同方向の一端において前後に並ぶそれぞれの
ハンガープレー［２４１（２４）の各下端を、連結ピン
（２６を介してサイドプレート（２６）を連結したもの
であり、従ってサイドプレート（２句ヲハンガープレー
ト１２４１　Ｆ２４連結フレーム（２３）によって、第
９図示のように平行四辺形のリンクが構成され、これに
よってゲージ床面の橋軸方向傾きをケーブル傾斜角に自
動的に合せることが可能である。この台車ユニツ）　（
１５ａ）の走行は、液９１匁云のように一力の一？１″
梁α０の中央部に設けたアイピース（２７）に駆動ロー
プ岡を連結し、該ロープ関を塔頂ウィンチ等によって巻
取り、繰り出すことによって行なうのである。また前記
サイドプレートｆ２６）は、第１０図示のように内外２
枚を用いているが、内側のサイドプレート（滅には、台
車全体の横振れを防止するために、第９．１０図に示す
ようニ、ブラケット（社）緩衝バネ（２９）を介してキ
ャスタ式サイドローラ（３０）を設け、片側２蘭計４岡
のサイドローラ（３０）をメインケーブル（Ｉ４）の内
外周側面に弾接させるのである。

これに対しケージユニット（１５ｂ）は、キャツトウオ
ークロープ（６）の上位に位置する荷積フレーム（１７
１と、下位に位置する落下防止用ゲージ（１８）とから
成り、これらフレーム（１７１ケージ（１８）は第１実
施例と同様構造のものであるが、ｒ−ジ（＋８）とフレ
ーム（１７）ハその両性側の前後をハンガープレート（
３１１（９１）によって連結されるが、図例ではケージ
（１８１はハンガープレート（３υの下端に枢支され、
荷積フレームａ７１はハンガープレー）　（３１）の中
途に固定した取付ピン（３謁に揺動自在に支承され、ま
たケージ（＋８）には転倒防止用のバックアップローラ
ｆ２１）の複数個が設けられて、キャツトウオークロー
プ（６）に接支される。このさいローラｔ２１１の溝を
深くすればケージ（１８）の横振れ防止を兼ねることも
できる。また上下の各ユニット（１５ａ）（ｘｓｂ）の
連結に当っては、後述するように上下の各ハンガーブレ
ー）（２４）Ｈを連結するが、この連結に当っては、メ
インゲーブルα菊とキャツトウオークロープ（６）との
間隔が必ずしも一定でないため、チエンブロック等のス
トローク調整の可能なつなぎ部材を用いる。（図示省略
）。

前記第２実施例の台車０５）のセットと作業順序は次の
通りである。即ち解体スタート部の床組仏）を、台車（
＋５）がセット可能な長さだけ、従来工法により解体し
て、キャツトウオークロープ（５）を裸とすることは、
第１実施例と全く同様であり、スタート部を塔頂クレン
やトラッククレンの使用可能な場所、とする事も同様で
ある。次いでクレン・によりケージユニット（ｘｓｂ）
を、キャツトウオークロープ（国の直下まで吊上げ（但
し荷積フレーム（１７１は除く）、適当な方法で落下防
止用ゲージＱＱをキャツトウオークロープ（５）側に結
傳固定し、クレンから解放する。次いで荷積フレーム０
ηをクレンにて吊上げ、これをキャツトウオークロープ
（５）の直上（ケージ０（至）の上位）に位置させてか
ら、ハンガープレート０１）を起立させて、これに荷積
フレーム（Ｉηを枢支させる。この作業はゲージ（１８
１上で行なうので危険性は少ない。フレームαηをセッ
トした後、荷積フレームＱηをキャツトウオークロープ
（５）に預け、クレンを解放する。このさいケージ（＋
８１はキャツトウオークロープ直下で固定されているの
で、荷積フレーム（１７）がハンガープレート（３１）
から外れるおそれはない。台車ユニット（ＸＳａ）のハ
ンガープレート（２４）の下端に、つなぎ部材としての
チエンブロック等のストローク調整具を取付けた後、゛
ぎ車ユニット（１５ａ）をクレンで吊上げ、既設のゲー
ジユニット（１５ｂ）近傍のハンドロープ（Ｉｌｊ上に
走行ローラｔ＋ｍを介して架装するのであり、次いで駆
動ロープ−を塔頂ウィンチ等の駆動ウィンチ側に接続し
、これに台車ユニッ）　（１５ａ）自重の橋軸方向下方
分力を預けた上、クレンを解放する。この作業は安全性
確保のために、未解体の床組（Ａｌ上で行なうこともで
き、続いてユニツ）　（１５ａ）側における／１ンガー
ブレー）　＋２４ｉ側のキャスタ式サイドローラ（３０
）の位置調整を行なうのである。この台車ユニット（１
５ａ）をケージュニツ）　（１５ｂ）の直上までハンド
ロープ（１１）を介して走行させ、ハンガーブレー）　
＋２４］下端に設けたチエンブロック等のつなぎ部材と
ハンガープレート賄）とを接続する。次いでチエンブロ
ックを巻き上げてケージユニット（１５ｂ）の自重を完
全に台車ユニツ）　（１５ａ）に預けた後、ケージユニ
ット（１５ｂ）とキャツトウオークロープ（６）との結
縛固定を解放し、チェンブロツク等のつなぎ部材のスト
ローク調整により、ノ（ツクアップローラ（２１）とキ
ャツトウオークロープ（５）の当り具合、更にはケージ
ュニツ）　（１５ｂ）の姿勢を調整するのであり、かく
して台車（＋５）の床組偽）に向っての進行−と、解体
、撤去を行々うことになるがこの解体、撤去作業は第１
図実施例の場合と全く同様である。、また床組の解体、
撤去が終了して後の台車（＋５）の取外しは、前記取付
は作業の順序と逆の正順によつで行りうことに々る。ま
た第２実施例の場合においても、左右のケージュニツ）
ＱｓｌＱａ＋は、第８図に示した型式のものとすること
ができる。

本発明の前記床組の解体、撤去によれば、従来の危険な
空中での煩雑な手作業の反復と相違し、台車（１荀を用
いることによって、きわめて安全かつ効率よく行なうこ
とが可能である。即ち床組の解体、撤去は荷積フレーム
リカ落下防止用ケージ（１８）を具備した作業用台車痢
により、解体された多数のボルト、ナツト、番線を始め
とする解体部材、部品の全てを、確実に収容できるとと
もに作業中に取り落しても、これを下方に落下させる危
険は全くないし、解体作梁員も台車（１５）上において
楽な姿勢での作業進行が得られ、疲労や墜落等を生じる
おそれなく、能率的に作業でき、その安全性は著しく増
大し、迅速、完全な解体、撤去が得られ、従来よりも少
ない作業員、少ない作業労力で目的を容易に達成できる
のである。更に台車による各種作業機材や動力源の積載
可能によって、解体作業の容易化が得られ、資材の消耗
ロスも少なく、その再使用、再利用も可能となるもので
、キャツトウオーク床組の解体、撤去における問題点を
一掃できるものとして優れた価値を持つものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はキャツトウオーク説明図、第２図は同床組要部
の平面図、第３図は同側面図、第４・５図は第２図Ｏ−
ａ線、Ｄ−Ｄ線の各断面図、第６図は本発明方法におけ
る台車実施例の側面図、第７図は同正面図、第８図は同
ｙ−シュニット別実施例の斜面図、第９図は同台車別実
施例の側面図、第１０図は同正面図である。 （４）・・・キャツトウオーク、（５）・・・キャツト
ウオークｏ−フ、ｌｏｌ・・・ハンドローフ支柱、（ｌ
Ｉ）・・・ハンドロープ、Ｏｏ・・・台車、（ＸＳａ）
・・・台車ユニット、（１５ｂ）・・・ケージユニット
、［１φ・・・走行ローラ、ｌｌ７１・・・荷積フレー
ム、０８）・・・落下防止用ケージ、（社）・・・駆動
ローブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　塔頂並びに橋台間に亘って架設されるキャツトウ
   オークローブ上に設置した床組の解体、撤去に当り、キ
   ャツトウオークロープまたはハンドローブをレールとし
   て走行自在に架装されるとともに、少なくともその底部
   に落下防止ケージを具備した作業台車を用い、該台車を
   床組に向って進行させつつ、その解体と解体部品の台車
   収容を含む撤去を行なうことを特徴とするキャツトウオ
   ーク床組解体工法。