JPS6080160A - デイスク再生装置のデイスク昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はディスクに記録された信号を再生するディス
ク再生装置において、ディスクをターンテーブルに自動
的に装着させるためのディスク昇降装置に関する。

ディスク再生装置においてディスクの装着を自動化する
ことは、装置の操作性の向上が図れると共にディスクを
常に定められた手順で装着することになるため、ディス
クや装置を保護することができると共にディスクを定め
られた場所に常に正確に装着することができるという利
点がある。このような観点から、近年その進展が目ざま
しいデジタルオーディオ用のディスク再生装置において
は、面気的に高性能が得られることに合わせてディスク
装着の自動化がなされている。

従来、この種のディスク再生装置としては１次のように
構成されたものが一般的である。まず、機器本体内には
、ディスク載置部を有するトレーが配設されている。こ
のトレーは、ディスクｅ置部が機器本体の外部におかれ
る開放位置と同ディスク載置部が機器本体内の信号検出
部が設置されている部分におかれる閉塞位置との間を自
動的に移動できるようになっている。また機器本体内に
は、トレーが閉塞位置罠おかれたときに、ディスクＩｉ
！置部に載置されたディスクをターンデープルにキャッ
ゾするクランパが設けられているのが一般的である。

上記の装置によりデづスフの６生を行うには、まずトレ
ー開放用の操作釦を操作してトレーを開放位置に到らせ
、この状態でディスク載置部にディスクを載置する。次
にトレー閉塞用の操作釦を操作してトレーを閉塞位置に
到らせ、ディスクを信号検出部の位置に到らせる。そし
てこの時クランパｆ動作させてディスクをターンテーブ
ルにチャックする。ここでプレイ用の操作釦を操作する
ことによりディスクを回転させ、信号検出部によりディ
スクの信号を再生するのである。

ところで、上記のようなディスク再生装置には。

ターンテーブルおよびその駆動源をトレーに設けたもの
と機器本体側に設けたもの、とがある。

前者のしｕとしては、例えば第１図、第２図に示ずよう
に、機器本体１に対して引き出し、収納自在に配設され
たトレー２の上面にターンテーブル３を配置し、同トレ
ー２の内部にターンテーブル３の駆動源となるモータ、
！を配設した構成のものが一般的である。

しかしながら、上記のディスク再生装置においては、ト
レーｚ内にモータ４が内蔵されるためにトレー２が大形
ｆヒする欠点があり、かつまたトレー２部分の重量が大
となってトレー２の駆動に大容量の駆動源が必要となる
欠点がある。

また、後者の例としては１例えば第３図に示すように１
機器本体内にターンテーブル２０とその駆動源（図示せ
ず）を設けると共にターンテーブル２０を駆動源に連係
されたベルト２１によって回転させるようにし１機器本
体の内外開音移動するように構成さルたトレー２２が閉
塞位置に移動さＪまたときに、トレー２２およびこれに
＠置されたデ・イスク２３がターンテーブル２０の上方
に位置するように構成し、かつターンテーブル２０をモ
ータ１５によって駆動されるカム２４によシ上昇させて
ディスク２３にチャックするようにしたものが提案され
ている。

上記の装置は、トレー内に駆動源を内蔵する構成でない
ため、前述した欠点を除去することができる。しかしな
がら、この装置においては、ターンテーブル２０の動力
伝達系をターンテーブル２０が上下動しても駆動力が伝
達されるように構成しなければならず、駆動系の構造が
複雑になるという欠点があった。

そこで、上記の各装置とは全く別の手段でディスクをタ
ーンテーブルに装着し、信号検出部の近傍におく装置と
して、ターンテーブルおよびその駆動源を機器本体内の
一定位置に配設し、トレーに載置したディスクをトレー
と共に移動させるときにはディスクを上昇させ、トレー
が機器本体内の閉塞位置におかれたときにはディスクを
丁降させてターンテーブルに装着することが考えられる
。

このような装置では、上記の各欠点金悉く除去すること
ができる。

この発明ｔま上記の事情に鑑みてなされたもので、ディ
スクを移送させるトレ一部分を小形、軽量化することが
でき、かつトレーの駆動系の構成を簡里にすることので
きるディスク再生装置のディスク昇降装置を提供するも
のであり、トレーのディスク載置部の底面から出退して
同ディスク載置部に載置されたディスクを昇降させるリ
フタを配設し、このりフタをディスクをターンテーブル
にチャックするクランパに連動させて上下動させるよう
にしたものである。

以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第４図な
いし第６図において符号３１は機器本体、３２は機器本
体３１内に固定されたシャーシ。

３３はシャーシ３２上に支持されたトレー、３４はクラ
ンパである。

シャーシ３２は矩形に形成された板体であり、その前端
縁を機器本体３１の前面パネル３５に形成された開口部
３６に近接させて水平状態に配置されている。このシャ
ーシ３２の下面にはデイスり駆動用のモータ３７が固定
されている。モータ３７は、第６図、第７図、第１２図
に示すように、その回転軸３８をシャーシ３２の上面側
へ突出させた状態でシャーシ３２に固定されておシ、回
転軸３Ｂにはターンテーブル３９が固定されている。

トレー３３は、ディスク４０を機器本体３１の内外間に
亘って移送するものであり１図に実線で示されている閉
塞位置と開口部３６から機器本体３１の外部へ引き出さ
れた開放位置との間を移動できるように支持されている
。このトレー３３にハ、ディスク４０を移送する際に同
ディスクを上昇させ、ディスク４０がターンテーブル３
９の上方に位置したときに同ディスクをターンテーブル
３９上に下降させるリフタ４１．４１が取付けられてい
る。クラン六３４は、トレー３３が閉塞位置にあるとき
に、同トレー３３に載置されたディスク４０をターンテ
ーブル３９にチャックするものである。

トレー３３の詳細および配置状態は、第４図、第５図、
第８図〜第１６図に示されている。これらの図に示すよ
うにトレー３３は、後部に切欠部４５が形成された一定
の厚みを有する矩形の板状体である。このトレー３３に
は、その前半部上面側に平面視形状が円形の四部からな
るディスク載置部４６が形成されており、ディスク載置
部４６の左右両側部に切欠部４７，４７が形成されてい
る。また、その左右側壁部４８．４８の下婦邪には、そ
れぞれ外側方へ突出するレール部４９゜４９が形成され
ている。また、右側壁部４８の外面（では、切欠部４７
の近傍から後備にかけてラックギヤ５０が形成されてい
る。、また、同右側壁部４８には、ラックギヤ５０の先
端歯の前隅りにラックギヤ５０（Ｄａ先より側方に突出
する突出部５１が形成されている。なお、この突出部５
１については後で詳しく説明する。また更に、ディスク
載置部４６の底壁部５２にはその中心部から後方へ向け
て切欠部５３が形成されている。この切欠部５３は、デ
ィスク載置部４６の周壁部５４を貫いて上記切欠部４５
に開口している、寸た、底壁部５２および周壁部５４に
は、リフタ４１゜４１の爪を配置するための孔５５．５
５・・が形成されている。

上記のように形成されたトレー３３には、その前面には
化粧板５７が固定され、その裏面側にはりフタ４１．４
１が敗付けられている。リフタ４１は、リフタ本体５８
と、とのりフタ本体の前後端部に側方へ突出するように
連設された爪５９．５９とからなるものである。リフタ
本体５８は、爪５９　、５　ｕ＜連設される長尺の主壁
部６０の前後端に前壁部６１、後壁部←転−Ｈ専ｉ６２
を連設し、これら壁部６１．６２に爪ｆ１９．５９の偉
力を通る軸線上に位置させて軸６３゜６４を形成し、更
に後壁部６２に後方へ突出する係合突起６５と上方へ突
出する被抑圧突起６６ｆ形成してなるものである。ここ
で、ＩＪ７タ４１はル−３３の左右に配設さ１１ている
が、左側のものと右側のものとはその構造が左右対称で
ある。

リフタ４１の物取付状態をトレー３３の右側に配設され
たものについて説明すると、第１４図に示すようにリフ
タ４１は、その爪５９．５９を孔Ｆｔ５．５５内に位置
させ、軸６３．６４をトレー３３の裏面に形成された支
持壁ｆｉ７　、　ｆｉ７の溝ＩＪ、６Ｂ内に挿入させた
状卯で前後方向に延在するように配置されている。そし
て、４υ１６４は、第１４図および第１６図に示すよう
に、トレー３３の裏面に形成された支柱６９にワッシャ
７０を介しネジ７１によって固定される環状板７２によ
り係止されているウ　また、＠６３も上記と同一の手段
によって溝６８内に係止されている。このようにｋｌ、
−−３３に取付けられたりフタ４１は、軸６３．６４’
ｉ中心として回動自在であり％比５５．５５内に位置す
る爪５’ｌ、５９の上面がディスク賎厩部４Ｇ内におい
て同ｄ蓼１社部４６の底面４６　？、から出退して」二
下切できるようになっている。この場合、リフタ４１’
（’）爪５９を１昇さビる方向へ回［１１する場合には
、第１２図に示すように。

披押ＵＥ突起ｎ　１３がトレー３３の上壁部７３に形成
された孔７４内に進入すＺ）ように力つ′Ｃいる。疫お
、リフタ４１の回動範囲は、主壁部６２の側−がトｔｌ
−３３に形ＤＶさＩｔ、た壁部７６に６凝する位置から
後壁部６２の側唱がＬｔ−−３３の上Ｗ部７３に当接す
る範囲に制限されている。そして、このリフタ４１は、
爪５９が上昇する方向にリーフスプリング７７によって
付勢されている。すなわち、第１０図、第１４図に示す
ようにトレー３３の裏面側にはネジ７８によってリーフ
スプリング７７の中間部が固定されておシ、このリーフ
スプリング７７の一端部はトレー３３に形成されたリブ
７８に係止されるとともに、同他端はりフタ４１の係合
突起６５に係止されている。この構成のもとに、リフタ
４１の爪５９は常に上限位置に付勢された状態にある。

以上はトレー３３の右側に配設されたりフタ４１の歌付
状態の説明であるが、左側に配設されたりフタ４１も上
記と同様の構造をもってトレー３３に暇付けられ、リー
フスプリング７７によって付勢されている。

上記のようにリフタ４１．４１が取付けられたトレー３
３は、シャーシ３２上に配置され１前後方向（第４図に
おいて矢印Ａ、Ｂ方向）に移動できるようになっている
。トレー３３の支持構造について説明すると、第４図、
第８図、第１１図に示すように、シャーシ３３の左右側
部には、トレー３３の左右側壁部４８．４８が移動する
通路上に位置させてそれぞれ２つずつの孔８ｏが形成さ
れており、これらの孔８０が形成された部分にはアクト
サート成形によシローラ支承部材８１が設けられている
。各ローラ支承部材８１にはそれぞれ軸８２を介してａ
−ラ８３が回転自在に支承されている。トレー３３は、
その左右側壁部４８゜４８の下部のレール部４９０丁面
がローラ８３゜８３・・に当接するように同ローラ上に
載置されている。葦た。シャーシ３２の左右側部には、
第４図、第８図、第１２図に示すようにそれぞれ孔８４
が形成されており、これらの孔８４が形成された部分に
はアウトサート成形によりガイド支柱８５が設けられて
いる。、２本のガイド支柱８５゜８５は、トレー３３の
側方への移動を規制するよウニレール部４９．４９の外
側に位置している。

各ガイド支柱８５の上端にはワッシャ８６がネジ８７に
より固定されている。ワッシャ８６は、トレー３３の上
方への移動を規制すべく、その周縁部がレール部４９の
上方に位置している。この構成のもとにトレー３３は、
ローラ８３，８３・・ところがり接触しながら前後方向
へ滑らかに移動することができ、図に示す閉塞位置（機
器本体３１内に収納されてディスク載置部４６の中心が
ターンテーブル３９の中心に一致する位置）と開放位置
（前方に引き出されてディスク載置部４６が慣器本体３
１の外部に露出される位置）との間を移動できるように
なっている。この場合ターンテーブル部３９は、第１２
図に示すようにトレー３３の底壁部５２より上方へ突出
しているが、切欠部５３が形成されていることによって
移鳴１１するトレー３３に当接することはない。また、
移動するトレー３３のディスク＠！！置部４６にディス
ク４０が載置されている場合には、同ディスク４０が第
１１図に２点鎖線で示すように、リフタ４１によって上
昇させられており、この場合のディスク４０がターンテ
ーブル３９に当接することもない。

クランパ３４の詳細および配置状態は、第４図〜第７図
、第１０図に示されている。これらの図に示すように、
クランパ３４の本体９０ｉ１：板状に形成されたもので
あって、その先端部には孔９１が形成されている。孔９
１内にはディスク４０ｔクーンテープル３９にチャック
するためのチャック板９２が挿入されている。チャック
板９２は円盤状に形成されたものであって、その中心部
に形成された孔内には鋼球９３が一体的に嵌着されてい
る。このチャック板９２は、その周縁部に形成された係
８・部９４が本体９０に形成された係合部９５に係合す
ることによって下方へ落ちないようになっている。本体
９０の上面には孔９１の略半部を覆うように覆板９６が
ネジ９７．９７によって覗付けられている。との構成の
もとにチャック板９２は上方へも抜は出ることがてきな
い。一方。

本体９０の後端部下面には左右の２箇所にそれぞれ突出
壁部９８が形成されており、突出壁部９８には側方へ突
出する軸９９が形成されている。軸９９はシャーシ３２
にアウトサート成形にて形成された支持部材１００に支
持され、前述したりフタ４１の川６３．６４の支持構造
と同様の支持構造をもって回転自在に支持されている。

この構成によりクランパ３４社、第５図、第６図に示す
矢印ｃ、Ｄ方向に回動自在である。この場合クランパ３
４は、矢印Ｃ方向に回動させられた場合にチャック板９
２の中心がターンテーブル３９の中心に向けて回動する
ようになっている　４た、本体９０Ｔ／ｃは、その先端
部の右側部に側方へ突出するカムフォロア１０２が形成
され前記軸９９から所定寸法前方位置部分には下方へ突
出するとともに左右方向へ延在する凸部１０３が形成さ
れている。

カムフォロア］０２ｉｔ、その先端部がトレー３３の仰
壁部４Ｂ外面より何方へ突出しており、後述するカム体
によってその上下位置が制御されるようになっている。

凸部１０３は、トレー３３が閉塞位置におかまたときに
、トレー３３の上壁部７３に形成された凹部１０４に係
合して同トレー３３をその位置にてロックするものであ
る。また更に５本体９０の下面には第５図、第１０図に
示すように押圧片１０５が形成されている。この押圧片
１０５は、トレー３３が閉塞位置にあるときに、リフタ
４１の被押圧突起６６を下方へ押してリフタ４１の爪５
９を第１１図に実線で示す下限位置におくものである。

このようなりランス３４は、第６図に示すように本体９
０の後端部下面に一体形成された保持突起１０６とシャ
ーシ３２に固定され九保持体１０７との間に介装された
コイルスプリング１０Ｂによって矢印Ｃ方向に付勢され
ている。

上記のトレー３３、クランパ３４は、シャーシ３２に設
けられた駆動機構１１０によって駆動されるようになっ
ている。駆動機構１１０の詳細は、第４図、第１７図〜
第２０図に示されている。図に示すようにシャーシ３２
には、トレー・クランパ駆動用のモータ１１１（駆動源
）が取付けられており、更に上方へ突出するように軸１
１２〜１１４が固定されている。軸１１４は上記カム部
、ｔｃ１７１０２の側方に位置しており、この軸１１４
にはカム体１１５が装着されている。モータ１１１の回
転力は、シャーシ３２の上方に突出するモータ軸１１６
に固定されたピニオンギヤ１１７から軸１１２，１１３
に装着された大小のギヤからなるドライブギヤ１１８．
１１９を経てカム体１１５に伝達されるようにかつてい
る。カム体１１５は。

第１８図、第１９図に示すように円盤状の主壁部１２０
に、その中心部に取付壁部１２１を形成し、その下面に
環状の壁部１２２，１２３とストツノく１２４とを形成
し、その上面周縁部にカム部１２５を形成してなるもの
である。この際壁部１２２の外周面はギヤ１２６となっ
ており、このギヤ１２６は回転力が伝達されるようにド
ライブギヤ１１９の小ギヤに噛合している。また壁部１
２４の外周面には符号１２７で示す範囲にギヤ１２Ｂ（
ピニオンギヤ）が形成されている。この壁部１２４のギ
ヤ１２８が形成されていない部分（以下この部分を切欠
部という）１２９は、次に述べるようにトレー３３の突
出部５１が一定の摩擦力をもって当接するように粗面に
形成されている。ここで、トレー３３の突出部５１、ラ
ックギヤ５０とカム体１１５のギヤ１２Ｂ、切欠部１２
９との位置関係について説明すると、第１９図、第２０
図に示すように突出部５１はギヤ１２８の歯先よυ寸法
−〇　だけ側方へ突出しており、図に示すトレー３３が
閉皇位置におかれている状態ではこの突出部５１が一定
の摩擦力をもって切欠部１２９に当接している。そして
カム体１１５が矢印Ｅ方向に回動じた場合にはギヤ１２
Ｂがラックギヤ５０に将来した時点でこれらが噛み合い
、カム体１１５０回動に伴ってトレー３３が前方に引き
出さ１するようになっている。

カム部１２５は各部の高さが１４なる環状の壁部であっ
て、カムフォロア１０２を従動させてクランパ３４の先
端部の高さを制御するものである。

このカム部１２５の高さを第１８図、第１９図を参照し
て説明すると、符−８１３１で示す領域は主壁部１２０
の上面と同一高さの平坦部であり、これに隣接する領域
１３２は矢印Ｇ方向へ向けて漸次韮くなる傾斜部となっ
ており、更にこれに連続する領域１３３は上記乎ｆｆ１
部１３１より寸法勇。

だけ高い平坦部となっている。ここで、上記カムフォロ
ア１０２は、クランノ（３４がコイルスツブ１」ング１
０Ｂによって付勢されていることにより上方からカム部
１２５に圧接している。したがって。

カム体１１５が回動した場合には、カム部１２５に従動
してカムフォロア１０２が上下動し、クランパ３４の曲
端部側が上下動する。ここで、カムフォロア１０２がカ
ム部１２５の平坦部１３１に当接するときは第６図に実
線で示すようにクランパ３４のチャック板９２がディス
ク４０をターンテーブル３９にチャックする位置におか
れ、同平坦部１３３に当接するときはクランパ３４の先
端部が２点鎖線で示す上限位置におかれる＋ようになっ
ている。上記のカム部１２５の形状とギヤ１２８゜切欠
部１２９の形成位置は、トレー３３％クランパ３４が一
定のタイミングをもって駆動されるように定められてい
る。この際特に考慮されていることは、切欠部１２９が
少くとも傾斜部１３２の形成されている領域をカバーす
るように形成されていることである。これによって、ク
ランパ３４の先端部が上下動するときに、突出部５１ｆ
切欠部１２９に当接させるようにしている。

また、上記のカム体１１５の壁部１２４の下面にはピン
１３５，１３６が形成されており、これらのピン１３５
，１３６はカム体１１５が回動されたときにシャーシ３
２上に取付けられたリミットスイッチ１３７のアクチュ
エータ１３８に当接するようになっている。リミットス
イッチ１３７は、モータ１１１の駆動を制御する制御回
路の一部ヲ構成するものであり、モータ１１１を停止さ
せるためのトリガー信号を発生させるものである。

上記制御回路は、カム体１１５の矢印Ｅ、Ｆ方向の回動
に伴うピン１３ｆ５．１３６の移動によってアクチュエ
ータ１３８が接点１３９または１４０に接触した際に、
カム体１１５を逆回転させてアクチュエータ１３８を中
心位置に到らせ、その後カム体１１５０回動が停止する
ようにモータ１１１を制御するものである。この制御回
路は、上記ディスクＨＡ　１１用のモータ３７を制御す
る制御回路と共にモータ３７，１１１の下面側に配設さ
れたプリント基板１４１に設けられている。なお、カム
体１１５は、そのストッパ１２４がシャーシ３２に固定
されたストップピン１４２に当接することによってその
回動範囲が機械的に制限されている。

上記の構成において、モータ３７，１ｌｌｔ制御する制
御回路は、トレー開放釦、トレー閉塞釦、プレイ釦、ス
トップ釦等の各種部（図示せず）を操作することによっ
て動作するようになっている。

次に、上記のように構成されたディスク再生装置の動作
について説明する。

第４図ないし第１３図、第１７図、第１９図。

第２０図に実線で示される各部の位置は、トレー３３が
機器本体３１内に収納された状態、すなわちトレー３３
が閉塞位置にある状態を示している。

この状態では、トレー３３のディスク載置部４６の中心
がターンテーブル３９の中心に一致するように位置して
いる。そして、クランパ３４は、カムフォロア１０２が
カム部１２５の平坦部１３１に当接することによってそ
の先端部が下降された状態にあシ、チャック板９２がタ
ーンテーブル３９に当接し、押圧片１０５がリフタ４１
の被押圧突起６６を下方へ押し下げ、凸部１０３がトレ
ー３３の凹部１０４に係合した状態にある。ここで、既
にディスク載置部４６内にディスク４０が挿入されてい
るとすれば、チャック板９２がディスク４０をターンテ
ーブル３９にチャックしている。また、このときりフタ
４１は、被押圧突起６６が下方へ押し下げられることに
よって爪５９がディスク４０の下方の下限位置におかれ
ている。

また凸部１０３が凹部１０４に係合することによってト
レー３３はその位置にロックされている。

筐た。リミットスイッチ１３７のアクチュエータ１３８
は、第２１図（ａ）に実線で示すように接点１３９．１
４０間の中心位置におかれている。

ここで、機器本体３１の外部から新らたなディスクを装
着してその再生を行う場合には、まず、トレー開放釦を
押してモータ１１１を始動させる。

モータ１１１は、ピニオンギヤ１１７、ドライブギヤ１
１８，１１９を介してカム体１１５を矢印Ｅ方向に回動
させる。カム体１１５が同方向に回動すると、それまで
平坦部１３１に当接していたカムフォロア１０２が第２
１図（ｂ）に示すように傾斜部１３２に乗り上げ、傾斜
部１３２がカムフォロア１０２を上昇させる。なお、こ
のとき切欠部１２９はトレー３３の突出部５１に一定の
摩擦力をもって摺接する。そしてカム体１１５のカム部
１２５は、カムフォロア１０２を平坦部１３３に到らせ
る。このようにしてカムフォロア１０２が上昇させられ
ると、クランパ３４が矢印り方向に回動してチャック板
９２によるディスク４０のチャックが解かれ、抑圧片１
０５が上昇すると共に凸部１０３と凹部１０４との係合
が解かれる。ここで抑圧片１０５が上昇することによっ
てリフタ４１がリーフスプリング７７の力により軸６３
゜６４を中心として回動し、爪５９が上列、シてこれが
ディスク４０を第１１図に２点鎖線で示すように上昇さ
せる。

上記のようにしてディスク４０が上限位置に上列、させ
られると、この時点でカム体１１５のギヤ１２８がトレ
ー３３のラックギヤ５０に噛み合う。

ここでトレー３３はカム体１１５のギヤ１２８がラック
ギヤ５０を前方へ押し出されることによって前方へ移動
し、最終的にディスク載置部４６が機器本体３１の外部
に露出する位置まで移動する。

このトレー３３の移動に際してディスク４０は。

リフタ４１の爪５９により上限位置に支持されるζトニ
よってターンテーブル３９に接触することなく移動され
る。トレー３３が上記の位置まで移動すると、カム体１
１５のビン１３５がリミットスイ゛リチ１３７のアク千
ユエータ１３８に当接し、このピン１３５が第２１図（
ｃ）に２点鎖線で示すようにアク手ユエータ１３８を接
点１４０に当接させる。アクチュエータ１３８が接点１
４０ＫＭ接すると、これらアク手ユニーク１３１３、Ｆ
Ａ、　１４０をその回路の一部に含む制御回路はモータ
１１１を逆転させ、カム体１１５ｆ、僅かに矢印Ｆ方向
に回転させてアクチュエータ１３８を中立位置に戻し、
そしてモータ１１１を停止してカム体１１５の動ｔ１を
停止させる。なお、この場合トレー３３が最も前方に引
き出された時点では、カム休１１５Ｏストッパ１２４が
ストップピン１４２に当接し、カム体１１５の過回動が
機械的に防止される。

かくして、上記のようにトレー３３を前方に引き出した
のち、トレーＭ置部４６内のディスクを新らたなディス
クと交換する、そして、トレー閉塞釦を押して上記と逆
順にトレー３３を閉塞位置に到らせる。トレー３３が閉
塞位ＩＷに到った直後においては、トレー載＠ｖＡ４０
の中心がターンテーブル３９の中心に一致し、このトレ
ー載置部４０内においてリフタ４１によυ上件さぜられ
ているディスク４０の中心もターンテーブル３９の中心
に一致している。そしてこの時点からクランパ３４のカ
ムフォロア１０２はカム部１２５の傾斜部１３２に移動
して下降を開始する。このときトレー３３に形成した突
出部５１はカム体１１５の切欠部１２９に一定のマ擦力
をもって当接し、カム体１１５がカムフォロア１０２に
よって高速で回転されるのを防止して＃撃音の発生、デ
ィスク４０％クランパ３４の損傷等を防止する。

すなわち、カムフォロア１０２が下降する除には、前述
した説明からも分るようにカム体１１５のギヤ１２８が
ラックギヤ５０から離脱している。

一方、クランパ３４のカムフォロア１０２は、コイルス
プリング１０８により付勢されることによってｔ、百科
＠１３２にＩｙＪ〈当接して自ハる。ここでカム１本１
１５け、逆にカムフォロア１０２により付勢・されるカ
ム体１１５の回転方向と、モータ１１１によるカム体１
１５の回転方向とが一致した状態にあるので、カムフォ
ロア】０２はコイルスプリング１０８の力によってカム
体１１５をモータｔｉｔによＺ）回動よりも速く強制的
に回動させながら傾斜部１８２を高速で下降させる憂い
が存する。

こと″Ｃ，カッ、体１１５にはドライブギヤ１１８゜１
１９、ピニオンギヤ１１７、モータ１１１が負荷として
働くが、前述のごとく力ｌ＼フォロア１０２の逆イ１勢
力とモー５１１１０回動方向とが一致するので、これら
の負荷だけでは上記の現象を完全に抑えろこと（はでき
ない。カムフォロア１０２が高速で下降した場合には、
クランパ３４のチャック板９２が高速でディスク４０に
激突してこのディスクを＠撃的にターンテーブル３９に
チャックすることになり、かつまた押圧片１０５が被押
圧突起６６に衝突し、凸部１０３が凹部１０４に衝撃的
に係合することになる。したがってこのような現象が起
きた場合には、衝撃音が発生すると共にディスク４０や
クランパ３４を損傷することがある。この装置では、ト
レー３３に形成した突出部５１を切欠部１２９に当接さ
せることによって上記の不都合が生じるのを防止してい
るのである。

かくして、カムフォロア１０２は滑らかに下降し、チャ
ック板９２はゆっくりと下降してディスク４０１にター
ンテーブル３９にチャック′する。この時押圧片１０５
は、被押圧突起６６を押し、リフタ４１を回動させて爪
５９を下降させ、この爪５９を下限位置に到らせる。デ
ィスク４０は爪５９からターンテーブル３９に乗り移り
、チャック板９２によってチャックされる。またこのと
き凸部１０３が凹部１０４に係合し、トレー３３が移動
不能にロックされる。この時点でカムフォロア１０２は
カム部１２５の平坦部１３１に位置している。そしてカ
ム体１１５のピン１３６がリミットスイッチ１３７のア
クチュエータ１３８に当接し、このアク手ユエータ１３
８が第２１図（ａ）に示すように接点１４０に接触する
、これによって制御回路はモータ１１１を逆転させてカ
ム体１１５を僅かに矢印Ｅ方向に回動させ、アクチュエ
ータ１３８を中立位置に戻した時点でモータ１１１を停
止させる。このようにしてディスク４０の装着が完了す
る。

この状態でプレイ釦を押せば、モータ３７が回転シてタ
ーンテーブル３９にチャックされているディスク４０が
回転し、このディスク４０に記録されている信号が信号
再生装置（図示せず）によって６生される。

以上説明したように、この発明によれば、ディスクを移
送する移動自在なトレーと、ディスクチャック用のクラ
ンパとを備え、開放位置でトレーに載置したディスクを
閉塞位置でクランパによりターンテーブルにチャックす
るようにしたディスク再生装置において、トレーに、そ
のディスク載置部の底面から出退して同ディスク載ｌｉ
ｔ部にａｌ！置されたディスクを昇降させるリフタを配
設し、このりフタをクランパに連動させて上下動させる
ように構成したから、定位置に設置されているターンテ
ーブルに対してディスクを載置したトレーを水平移動さ
せても、ディスクをその移動時に上昇させ、ターンテー
ブルへの装着時に下降させることによって同ディスクの
装着をスムーズに行うことができる。そ、してこの発明
では、トレ一部分の構成がトレーにリフタを配設するだ
けの構成となるので、この部分の小形、軽量化が図れる
利点がある。、また従来のようにターンテーブルの駆動
源をトレーに内蔵したシターンテーブル自体を昇降させ
たりすることがないので、トレーの駆動系の構成を簡単
かつ小形化することができる。また更に、リフタをクラ
ンパに連動させて駆動するようにしたので、装置全体の
駆動系を簡略化し得ると共にリフタとクランパの動作タ
イきングを良好に整合させることができ、ディスクに損
傷を与える惧れかない。

【図面の簡単な説明】

第１図従来のディスク再生装置の一例を示す斜視図、ｆ
ｆ１２図は第１図に示す装置のトレ一部分の側断面図、
第３図は従来のディスク再生装置の別の例を示す要部の
側断面図、第４図ないし第２０図はこの発明の一実施例
を示す図であって、第４図はこの発明を適用したディス
ク再生装置の要部の平面図、第５図は第４図１−１重視
図、第６図は第４図１−１重視断面図、第７図は第６図
の要部の拡大図、第８図は第４図■−■重視断面図。 第９図は一部を切欠したトレ一部分の第４図Ｖ−Ｖ重視
図、第】０図は一部を切欠した第４図ＩＭ線視図、第１
１図は第４図■−■重視拡大断面図、第１２図は第４図
ＩＸ−ＩＸ重視拡大断面図、第１３図は＠４図ｘ−Ｘ線
重視大断面図、第１４図はト１／一部分の底面図、第１
５図は第１４図刈−Ｘｌｌ重視断面図、第１６図はりフ
タの取付状態を示す説明図、第１７図は第４図ＸＩＶ　
−ｘ’ｒｖ線視断重視断面図８図は第１７図の要部拡大
図、第１９図は第４図のカム体部分の拡大図、第２０図
はカム体とラックギヤ、突出部との位置関係を示す説明
図。 第２１図はディスク再生装置の動作説明図である。 ３１・・・・・・機器本体、３３・・・・・・トレー、
３４・・・・・・クランパ、３９・・・・・・ターンテ
ーブル、４０・・・・・・ディスク、４１・・・・・・
リフタ、４６・・・・・・ディスク載＠部、４６ａ・・
・・・・底面、５０・・・・・・ラックギヤ、１０２・
・・・・・カムフオａア、１１１・・・・・・駆動源（
モータ）、１１５・・・・・・カム体、１２５・・・・
・・カム部、１２８・・・・・・ピニオンギ・ヤ。 出願人　日本楽器Ｎ造株式会社　−１、代理人　弁理士
　志　賀　正　イコ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディスク載＠ｍｔｌ−有し、同ディスク載置部に対して
   ディスクの出し入れを行う開放位置と同ディスク載置部
   に載置されたディスクをターンテーブルによって回転駆
   動させる閉塞位置との間を移動できるように支持された
   トレーと、このトレーが上記閉塞位置に移動したときに
   このトレーの動作に連動して上記ディスク載置部に載置
   されたディスクをターンテーブルにチャックするクラン
   パと。 上記トレーに上記ディスク載置部の底面から出退して上
   下動し得るように配設され、上記クランパが動作したと
   きにこのクランパに連動し上下動して上記ディスク載置
   部に載置されたディスクを昇降させるリフタとを具備し
   てなることを特徴とするディスク再生装置のディスク昇
   降装置。