JPH0124781Y2 - - Google Patents

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JPH0124781Y2
JPH0124781Y2 JP1983156944U JP15694483U JPH0124781Y2 JP H0124781 Y2 JPH0124781 Y2 JP H0124781Y2 JP 1983156944 U JP1983156944 U JP 1983156944U JP 15694483 U JP15694483 U JP 15694483U JP H0124781 Y2 JPH0124781 Y2 JP H0124781Y2
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disk
tray
clamper
cam
turntable
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はデイスクに記録された信号を再生す
るデイスク再生装置において、デイスク移送体の
盲動を防止するためのデイスク移送体ロツク装置
に関する。
デイスク再生装置においてデイスクの装着を自
動化することは、装置の操作性の向上が図れると
共にデイスクを常に定められた手順で装着すると
になるため、デイスクや装置を保護することがで
きると共にデイスクを定められた場所に常に正確
に装着することができるという利点がある。この
ような観点から、近年その進展が目ざましいデジ
タルオーデイオ用のデイスク再生装置において
は、電気的に高性能が得られることに合わせてデ
イスク装着の自動化がなされている。
従来、この種のデイスク再生装置の構成として
は、次のような構成が一般的である。まず、機器
本体内にはデイスク載置部を有するトレーが配設
されている。このトレーは、デイスク載置部が機
器本体の外部におかれる開放位置と同デイスク載
置部が機器本体内のターンテーブルが設置されて
いる場所におかれる閉塞位置との間を移動できる
ようになつている。機器本体内には、トレーを上
記の2位置間で移動させるモータ等のトレー駆動
用の駆動源が設けられている。また、機器本体内
には、トレーが閉塞位置にある場合に、同トレー
のデイスク載置部に載置されたデイスクをターン
テーブルにチヤツクするクランパが設けられてい
る。このクランパは、電磁ソレノイド等のクラン
パ駆動用の駆動源により駆動されるようになつて
いる。
上記の装置を動作させるには、まずトレー開放
用の操作釦を押してトレー駆動用の駆動源を始動
させ、機器本体内からトレーを引き出してこれを
開放位置に到らせ、トレーのデイスク載置部を機
器外に露出させる。この状態でデイスク載置部に
デイスクを載置する。次に、トレー閉塞用の操作
釦を押し、トレーを閉塞位置に到らせる。トレー
が閉塞位置に移動されると、トレーの動作に連動
してクランパ駆動用の駆動源が始動し、待機位置
にあつたクランパが移動してデイスクをターンテ
ーブルにチヤツクする。ここでプイイ釦を押すこ
とにより、ターンテーブルによりデイスクが回転
させられて再生が行われるのである。
ところで、上記のような装置においては、通常
閉塞位置におかれるトレーが、このトレーを駆動
する駆動系、すなわちモータ、ギヤ等からなる駆
動系が負荷として働くことによつてその位置に止
まるように構成されている。したがつてこのよう
な装置では、例えば装置が傾斜して設置された場
合等にトレーが不測に移動してしまうことがあ
り、これによつて演奏中のデイスクを損傷するこ
とがあるという不都合があつた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、閉塞位置にあるデイスク移送体をその位置に
確実にロツクすることのできるデイスク再生装置
のデイスク移送体ロツク装置を提供するものであ
り、デイスクを移送する移動自在なデイスク移送
体とデイスクチヤツク用のクランパとを備え、開
放位置でデイスク移送体に載置したデイスクを閉
塞位置でクランパによりターンテーブルにチヤツ
クするようにしたデイスク再生装置において、上
記デイスク移送体に凸部または凹部を設け、上記
クランパに上記デイスクのチヤツク時に上記デイ
スク移送体の凸部または凹部に係合してこのデイ
スク移送体をその位置にロツクする凹部または凸
部を設けてなることを特徴とするものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図ないし第3図において符号31は機器本
体、32は機器本体31内に固定されたシヤー
シ、33はシヤーシ32上に支持されたトレー
(デイスク移送体)、34はクランパである。
シヤーシ32は矩形に形成された板体であり、
その前端縁を機器本体31の前面パネル35に形
成された開口部36に近接させて水平状態に配置
されている。このシヤーシ32の下面にはデイス
ク駆動用のモータ37が固定されている。モータ
37は、第3図、第4図、第9図に示すように、
その回転軸38をシヤーシ32の上面側へ突出さ
せた状態でシヤーシ32に固定されており、回転
軸38にはターンテーブル39が固定されてい
る。トレー33は、デイスク40を機器本体31
の内外間に亘つて移送するものであり、図に実線
で示されている閉塞位置と開口部36から機器本
体31の外部へ引き出された開放位置との間を移
動できるように支持されている。このトレー33
には、デイスク40を移送する際に同デイスクを
上昇させ、デイスク40がターンテーブル39の
上方に位置したときに同デイスクをターンテーブ
ル39上に下降させるリフタ41,41が取付け
られている。クランパ34は、トレー33が閉塞
位置にあるときに、同トレー33に載置されたデ
イスク40をターンテーブル39にチヤツクする
ものである。
トレー33の詳細および配置状態は、第1図、
第2図、第5図〜第13図に示されている。これ
らの図に示すようにトレー33は、後部に切欠部
45が形成された一定の厚みを有する矩形の板状
体である。このトレー33には、その前半部上面
側に平面視形状が円形の凹部からなるデイスク載
置部46が形成されており、デイスク載置部46
の左右両側部に切欠部47,47が形成されてい
る。また、その左右側壁部48,48の下端部に
は、それぞれ外側方へ突出するレール部49,4
9が形成されている。また、右側壁部48の外面
には、切欠部47の近傍から後端にかけてラツク
ギヤ50が形成されている。また、同右側壁部4
8には、ラツクギヤ50の先端歯の前隣りにラツ
クギヤ50の歯先より側方に突出する突出部51
が形成されている。なお、この突出部51につい
ては後で詳しく説明する。また更に、デイスク載
置部46の底壁部52にはその中心部から後方へ
向けて切欠部53が形成されている。この切欠部
53は、デイスク載置部46の周壁部54を貫い
て上記切欠部45に開口している。また、底壁部
52および周壁部54には、リフタ41,41の
爪を配置するための孔55,55…が形成されて
いる。
上記のように形成されたトレー33には、その
前面には化粧板57が固定され、その裏面側には
リフタ41,41が取付けられている。リフタ4
1は、リフタ本体58と、このリフタ本体の前後
端部に側方へ突出するように連設された爪59,
59とからなるものである。リフタ本体58は、
爪59,59が連設される長尺の主壁部60の前
後端に前壁部61、後壁部62を連設し、これら
壁部61,62に爪59,59の側方を通る軸線
上に位置させて軸63,64を形成し、更に後壁
部62に後方へ突出する係合突起65と上方へ突
出する被押圧突起66を形成してなるものであ
る。ここで、リフタ41はトレー33の左右に配
設されているが、左側のものと右側のものとはそ
の構造が左右対称である。
リフタ41の取付状態をトレー33の右側に配
設されたものについて説明すると、第11図に示
すようにリフタ41は、その爪59,59を孔5
5,55内に位置させ、軸63,64をトレー3
3の裏面に形成された支持壁67,67の溝6
8,68内に挿入させた状態で前後方向に延在す
るように配置されている。そして、軸64は、第
11図および第13図に示すように、トレー33
の裏面に形成された支柱69にワツシヤ70を介
しネジ71によつて固定される環状板72により
係止されている。また、軸63も上記と同一の手
段によつて溝68内に係止されている。このよう
にトレー33に取付けられたリフタ41は、軸6
3,64を中心として回動自在であり、孔55、
55内に位置する爪59,59の上面がデイスク
載置部46内において同載置部46の底面46a
から出退して上下動できるようになつている。こ
の場合、リフタ41の爪59を上昇させる方向へ
回動する場合には、第9図に示すように、被押圧
突起66がトレー33の上壁部73に形成された
孔74内へ進入するようになつている。なお、リ
フタ41の回動範囲は、主壁部62の側端がトレ
ー33に形成された壁部76に当接する位置から
後壁部62の側端がトレー33の上壁部73に当
接する範囲に制限されている。そして、このリフ
タ41は、爪59が上昇する方向にリーフスプリ
ング77によつて付勢されている。すなわち、第
7図、第11図に示すようにトレー33の裏面側
にはネジ78によつてリーフスプリング77の中
間部が固定されており、このリーフプリング77
の一端部はトレー33に形成されたリブ78に係
止されるとともに同他端はリフタ41の係合突起
65に係止されている。この構成のもとに、リフ
タ41の爪59は常に上限位置に付勢された状態
にある。以上はトレー33の右側に配設されたリ
フタ41の取付状態の説明であるが、左側に配設
されたリフタ41も上記と同様の構造をもつてト
レー33に取付けられ、リーフスプリング77に
よつて付勢されている。
上記のようにリフタ41,41が取付けられた
トレー33は、シヤーシ32上に配置され、前後
方向(第1図において矢印A,B方向)に移動で
きるようになつている。トレー33の支持構造に
ついて説明すると、第1図、第5図、第8図に示
すように、シヤーシ33の左右側部は、トレー3
3の左右側壁部48,48が移動する通路上に位
置させてそれぞれ2つずつの孔80が形成されて
おり、これらの孔80が形成された部分にはアウ
トサート成形によりローラ支承部材81が設けら
れている。各ローラ支承部材81にはそれぞれ軸
82を介してローラ83が回転自在に支承されて
いる。トレー33は、その左右側壁部48,48
の下部のレール部49の下面がローラ83,83
…に当接するように同ローラ上に載置されてい
る。また、シヤーシ32の左右側部には、第1
図、第5図、第9図に示すようにそれぞれ孔84
が形成されており、これらの孔84が形成された
部分にはアウトサート成形によりガイド支柱85
が設けられている。2本のガイド支柱85,85
は、トレー33の側方への移動を規制するように
レール部49,49の外側に位置している。各ガ
イド支柱85の上端にはワツシヤ86がネジ87
により固定されている。ワツシヤ86は、トレー
33の上方への移動を規制すべく、その周縁部が
レール部49の上方に位置している。この構成の
もとにトレー33は、ローラ83,83…ところ
がり接触しながら前後方向へ滑らかに移動するこ
とができ、図に示す閉塞位置(機器本体31内に
収納されてデイスク載置部46の中心がターンテ
ーブル39の中心に一致する位置)と開放位置
(前方に引き出されてデイスク載置部46が機器
本体31の外部に露出される位置)との間を移動
できるようになつている。この場合ターンテーブ
ル部39は、第9図に示すようにトレー33の底
壁部52より上方へ突出しているが、切欠部53
が形成されていることによつて移動するトレー3
3に当接することはない。また、移動するトレー
33のデイスク載置部46にデイスク40が載置
されている場合には、同デイスク40が第8図に
2点鎖線で示すようにリフタ41によつて上昇さ
せられており、この場合のデイスク40がターン
テーブル39に当接することもない。
クランパ34の詳細および配置状態は、第1図
〜第4図、第7図に示されている。これらの図に
示すように、クランパ34の本体90は板状に形
成されたものであつて、その先端部には孔91が
形成されている。孔91内にはデイスク40をタ
ーンテーブル39にチヤツクするためのチヤツク
板92が挿入されている。チヤツク板92は円盤
状に形成されたものであつて、その中心部に形成
された孔内には鋼球93が一体的に嵌着されてい
る。このチヤツク板92は、その周縁部に形成さ
れた係合部94が本体90に形成された係合部9
5に係合することによつて下方へ落ちないように
なつている。本体90の上面には孔91の略半部
を覆うように薄板96がネジ97,97によつて
取付けられている。この構成のもとにチヤツク板
92は上方へも抜け出ることができない。一方、
本体90の後端部下面には左右の2箇所にそれぞ
れ突出壁部98が形成されており、突出壁部98
には側方へ突出する軸99が形成されている。軸
99はシヤーシ32にアウトサート成形にて形成
された支持部材100に支持され、前述したリフ
タ41の軸63,64の支持構造と同様の支持構
造をもつて回転自在に支持されている。この構成
によりクランパ34は、第2図、第3図に示す矢
印C、D方向に回動自在である。この場合クラン
パ34は、矢印C方向に回動させられた場合にチ
ヤツク板92の中心がターンテーブル39の中心
に向けて回動するようになつている。また、本体
90には、その先端部の右側部に側方へ突出する
カムフオロア102が形成され、前記軸99から
所定寸法前方位置部分には下方へ突出するととも
に、左右方向へ延在する凸部103が形成されて
いる。カムフオロア102は、その先端部がトレ
ー33の側壁部48外面より側方へ突出してお
り、後述するカム体によつてその上下位置が制御
されるようになつている。凸部103は、トレー
33が閉塞位置におかれたときに、トレー33の
上壁部73に形成された凹部104に係合して同
トレー33をその位置にてロツクするものであ
る。また更に、本体90の下面には第2図、第7
図に示すように押圧片105が形成されている。
この押圧片105は、トレー33が閉塞位置にあ
るときに、リフタ41の被押圧突起66を下方へ
押してリフタ41の爪59を第8図に実線で示す
下限位置におくものである。このようなクランパ
34は、第3図に示すように本体90の後端部下
面に一体形成された保持突起106とシヤーシ3
2に固定された保持体107との間に介装された
コイルスプリング108によつて矢印C方向に付
勢されている。
上記のトレー33、クランパ34は、シヤーシ
32に設けられた駆動機構110によつて駆動さ
れるようになつている。駆動機構110の詳細
は、第1図、第14図〜第17図に示されてい
る。図に示すようにシヤーシ32には、トレー・
クランパ駆動用のモータ111(駆動源)が取付
けられており、更に上方へ突出するように軸11
2〜114が固定されている。軸114は上記カ
ムフオロア102の側方に位置しており、この軸
114にはカム体115が装着されている。モー
タ111の回転力は、シヤーシ32の上方に突出
するモータ軸116に固定されたピニオンギヤ1
17から軸112,113に装着された大小のギ
ヤからなるドライブギヤ118,119を経てカ
ム体115に伝達されるようになつている。カム
体115は、第15図、第16図に示すように円
盤状の主壁部120に、その中心部に取付壁部1
21を形成し、その下面に環状の壁部122,1
23とストツパ124とを形成し、その上面周縁
部にカム部125を形成してなるものである。こ
の際壁部122の外周面はギヤ126となつてお
り、このギヤ126は回転力が伝達されるように
ドライブギヤ119の小ギヤに噛合している。ま
た壁部124の外周面には符号127で示す範囲
にギヤ128(ピニオンギヤ)が形成されてい
る。この壁部124のギヤ128が形成されてい
ない部分(以下この部分を切欠部という)129
は、次に述べるようにトレー33の突出部51が
一定の摩擦力をもつて当接するように粗面に形成
されている。ここで、トレー33の突出部51、
ラツクギヤ50とカム体115のギヤ128、切
欠部129との位置関係について説明すると、第
16図、第17図に示すように突出部51はギヤ
128の歯先より寸法1だけ側方へ突出してお
り、図に示すトレー33が閉塞位置におかれてい
る状態ではこの突出部51が一定の摩擦力をもつ
て切欠部129に当接している。そしてカム体1
15が矢印E方向に回動した場合にはギヤ128
がラツクギヤ50に持来した時点でこれらが噛み
合い、カム体115の回動に伴つてトレー33が
前方に引き出されるようになつている。
カム部125は各部の高さが異なる環状の壁部
であつて、カムフオロア102を従動させてクラ
ンパ34の先端部の高さを制御するものである。
このカム部125の高さを第15図、第16図を
参照して説明すると、符号131で示す領域は主
壁部120の上面と同一高さの平坦部であり、こ
れに隣接する領域132は矢印G方向へ向けて漸
次高くなる傾斜部となつており、更にこれに連続
する領域133は上記平坦部131より寸法2
だけ高い平坦部となつている。ここで、上記カム
フオロア102は、クランパ34がコイルスプリ
ング108によつて付勢されていることにより上
方からカム部125に圧接している。したがつ
て、カム体115が回動した場合には、カム部1
25に従動してカムフオロア102が上下動し、
クランパ34の前端部側が上下動する。ここで、
カムフオロア102がカム部125の平坦部13
1に当接するときは第3図に実線で示すようにク
ランパ34のチヤツク板92がデイスク40をタ
ーンテーブル39にチヤツクする位置におかれ、
同平坦部133に当接するときはクランパ34の
先端部が2点鎖線で示す上限位置におかれるよう
になつている。上記のカム部125の形状とギヤ
128、切欠部129の形成位置は、トレー3
3、クランパ34が一定のタイミングをもつて駆
動されるように定められている。この際特に考慮
されていることは、切欠部129が少なくとも傾
斜部132の形成されている領域をカバーするよ
うに形成されていることである。これによつて、
クランパ34の先端部が上下動するときに、突出
部51を切欠部129に当接させるようにしてい
る。
また、上記のカム体115の壁部124の下面
にはピン135,136が形成されており、これ
らのピン135,136はカム体115が回動さ
れたときにシヤーシ32上に取付けられたリミツ
トスイツチ137のアクチユエータ138に当接
するようになつている。リミツトスイツチ137
は、モータ111の駆動を制御する制御回路の一
部を構成するものであり、モータ111を停止さ
せるためのトリガー信号を発生させるものであ
る。上記制御回路は、カム体115の矢印E,F
方向の回動に伴うピン135,136の移動によ
つてアクチユエータ138が接点139または1
40に接触した際に、カム体115を逆回転させ
てアクチユエータ138を中立位置に到らせ、そ
の後カム体115の回動が停止するようにモータ
111を制御するものである。この制御回路は、
上記デイスク駆動用のモータ37を制御する制御
回路と共にモータ37,111の下面側に配設さ
れたプリント基板141に設けられている。な
お、カム体115は、そのストツパ124がシヤ
ーシ32に固定されたストツプピン142に当接
することによつてその回動範囲が機械的に制限さ
れている。
上記の構成において、モータ37,111を制
御する制御回路は、トレー開放釦、トレー閉塞
釦、プレイ釦、ストツプ釦等の各種釦(図示せ
ず)を操作することによつて動作するようになつ
ている。
次に、上記のように構成されたデイスク再生装
置の動作について説明する。
第1図ないし第10図、第14図、第16図、
第17図に実線で示される各部の位置はトレー3
3が機器本体31内に収納された状態、すなわち
トレー33が閉塞位置にある状態を示している。
この状態では、トレー33のデイスク載置部46
の中心がターンテーブル39の中心に一致するよ
うに位置している。そして、クランパ34は、カ
ムフオロア102がカム部125の平坦部131
に当接することによつてその先端部が下降された
状態にあり、チヤツク板92がターンテーブル3
9に当接し、押圧片105がリフタ41の被押圧
突起66を下方へ押し下げ、凸部103がトレー
33の凹部104に係合した状態にある。ここ
で、既にデイスク載置部46内にデイスク40が
挿入されているとすれば、チヤツク板92がデイ
スク40をターンテーブル39にチヤツクしてい
る。また、このときリフタ41は、被押圧突起6
6が下方へ押し下げられることによつて爪59が
デイスク40の下方の下限位置におかれている。
また凸部103が凹部104に係合することによ
つてトレー33はその位置にロツクされている。
また、リミツトスイツチ137のアクチユエータ
138は、第18図aに実線で示すように接点1
39,140間の中立位置におかれている。
ここで、機器本体31の外部から新らたなデイ
スクを装着してその再生を行う場合には、まず、
トレー開放釦を押してモータ111を始動させ
る。モータ111は、ピニオンギヤ117、ドラ
イブギヤ118,119を介してカム体115を
矢印E方向に回動させる。カム体115が同方向
に回動すると、それまで平坦部131に当接して
いたカムフオロア102が第18図bに示すよう
に傾斜部132に乗り上げ、傾斜部132がカム
フオロア102を上昇させる。なお、このとき切
欠部129はトレー33の突出部51に一定の摩
擦力をもつて摺接する。そしてカム体115のカ
ム部125は、カムフオロア102を平坦部13
3に到らせる。このようにしてカムフオロア10
2が上昇させられると、クランパ34が矢印D方
向に回動してチヤツク板92によるデイスク40
のチヤツクが解かれ、押圧片105が上昇すると
共に凸部103と凹部104との係合が解かれ
る。ここで押圧片105が上昇することによつて
リフタ41がリーフスプリング77の力により軸
63,64を中心として回動し、爪59が上昇し
てこれがデイスク40を第8図に2点鎖線で示す
ように上昇させる。
上記のようにしてデイスク40が上限位置に上
昇させられると、この時点でカム体15のギヤ1
28がトレー33のラツクギヤ50に噛み合う。
ここでトレー33はカム体115のギヤ128が
ラツクギヤ50を前方へ押し出されることによつ
て前方へ移動し、最終的にデイスク載置部46が
機器本体31の外部に露出する位置まで移動す
る。このトレー33の移動に際してデイスク40
は、リフタ41の爪59により上限位置に支持さ
れることによつてターンテーブル39に接触する
ことなく移動される。トレー33が上記の位置ま
で移動すると、カム体115のピン135がリミ
ツトスイツチ137のアクチユエータ138に当
接し、このピン135が第18図cに2点鎖線で
示すようにアクチユエータ138を接点140に
当接させる。アクチユエータ138が接点140
に当接すると、これらアクチユエータ138、接
点140をその回路の一部に含む制御回路はモー
タ111を逆転させ、カム体115を僅かに矢印
F方向に回転させてアクチユエータ138を中立
位置に戻し、そしてモータ111を停止してカム
体115の動きを停止させる。なお、この場合ト
レー33が最も前方に引き出された時点では、カ
ム体115のストツパ124がストツプピン14
2に当接し、カム体115の過回動が機械的に防
止される。
かくして、上記のようにトレー33を前方に引
き出したのち、トレー載置部46内のデイスクを
新らたなデイスクと交換する。そして、トレー閉
塞釦を押して上記と逆順にトレー33を閉塞位置
に到らせる。トレー33が閉塞位置に到つた直後
においては、トレー載置部40の中心がターンテ
ーブル39の中心に一致し、このトレー載置部4
0内においてリフタ41により上昇させられてい
るデイスク40の中心もターンテーブル39の中
心に一致している。そしてこの時点からクランパ
34のカムフオロア102はカム部125の傾斜
部132に移動して下際を開始する。このときト
レー33に形成した突出部51はカム体115の
切欠部129に一定の摩擦力をもつて当接し、カ
ム体115がカムフオロア102によつて高速で
回転されるのを防止して衝撃音の発生、デイスク
40、クランパ34の損傷等を防止する。
すなわち、カムフオロア102が下降する際に
は、前述した説明からも分るようにカム体115
のギヤ128がラツクギヤ50から離脱してい
る。一方、クランパ34のカムフオロア102
は、コイルスプリング108により付勢されるこ
とによつて傾斜部132に強く当接している。こ
こでカム体115は、逆にカムフオロア102に
より付勢されるカム体115の回転方向と、モー
タ111によるカム体115の回転方向とが一致
した状態にあるので、カムフオロア102はコイ
ルスプリング108の力によつてカム体115を
モータ111による回動よりも速く強制的に回動
させながら傾斜部132を高速で下降させる憂い
が存する。ここで、カム体115にはドライブギ
ヤ118,119、ピニオンギヤ117、モータ
111が負荷として働くが、前述のごとくカムフ
オロア102の逆付勢力とモータ111の回動方
向とが一致するので、これらの負荷だけでは上記
の現象を完全に抑えることはできない。カムフオ
ロア102が高速で下降した場合には、クランパ
34のチヤツク板92が高速でデイスク40に激
突してこのデイスクを衝撃的にターンテーブル3
9にチヤツクすることになり、かつまた押圧片1
05が被押圧突起66に衝突し、凸部103が凹
部104に衝撃的に係合することになる。したが
つてこのような現象が起きた場合には、衝撃音が
発生すると共にデイスク40やクランパ34を損
傷することがあ。この装置では、トレー33に形
成した突出部51を切欠部129に当接させるこ
とによつて上記の不都合が生じるのを防止してい
るのである。
かくして、カムフオロア102は滑らかに不降
し、チヤツク板92はゆつくりと下降してデイス
ク40をターンテーブル39にチヤツクする。こ
の時押圧片105は、被押圧突起66を押し、リ
フタ41を回動させて爪59を下降させ、この爪
59を下限位置に到らせる。デイスク40は爪5
9からターンテーブル39に乗り移り、チヤック
板92によつてチヤツクされる。またこのとき凸
部103が凹部104に係合し、トレー33が移
動不能にロツクされる。この時点でカムフオロア
102はカム部125の平坦部131に位置して
いる。そしてカム体115のピン136がリミツ
トスイツチ137のアクチユエータ138に当接
し、このアクチユエータ138が第18図aに示
すように接点140に接触する。これによつて制
御回路はモータ111を逆転させてカム体115
を僅かに矢印E方向に回動させ、アクチユエータ
138を中立位置に戻した時点でモータ111を
停止させる。このようにしてデイスク40の装着
が完了する。
この状態でプレイ釦を押せば、モータ37が回
転してターンテーブル39にチヤツクされている
デイスク40が回転し、このデイスク40に記録
されている信号が信号再生装置(図示せず)によ
つて再生される。
なお、上記の実施例においては、トレーをロツ
クする構成としてクランパ側に凸部を設け、トレ
ー側に凹部を設けるようにしたが、この構成に代
えてクランパ側に凹部を、トレー側に凸部を設け
るようにしてもよい。
以上説明したように、この考案によれば、デイ
スクを移送する移動自在なデイスク移送体とデイ
スクチヤツク用のクランパとを備え、開放位置で
デイスク移送体に載置したデイスクを閉塞位置で
クランパによりターンテーブルにチヤツクするよ
うにしたデイスク再生装置において、上記デイス
ク移送体に凸部または凹部を設け、上記クランパ
に上記デイスクのチヤツク時に上記デイスク移送
体の凸部または凹部に係合してこのデイスク移送
体をその位置にロツクする凹部または凸部を設け
たから、デイスク移送体に載置されたデイスクを
ターンテーブルにチヤツクしてデイスクの再生を
行う際に、クランパによつてデイスク移送体をそ
の位置に確実にロツクすることができ、このとき
のデイスク移送体の盲動を防止してデイスクの損
傷を防止することができる。またデイスク移送体
とクランパに凹部と凸部を設ける簡単な構成であ
るから在来の装置に適用することが容易であり、
クランパ自体の動きでロツク動作、ロツク解除が
なされるから特別にロツク動作、ロツク解除機構
を設ける必要がない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したデイスク再生装置
の要部の平面図、第2図は第1図−線視図、
第3図は第1図−線視断面図、第4図は第3
図の要部の拡大図、第5図第1図−線視断面
図、第6図は一部を切欠したトレー部分の第1図
−線視図、第7図は一部を切欠した第1図
−線視図、第8図は第1図−線視拡大断面
図、第9図は第1図−線視拡大断面図、第1
0図は第1図−線視拡大断面図、第11図は
トレー部分の底面図、第12図は第11図XII−XII
線視断面図、第13図はリフタの取付状態を示す
説明図、第14図は第1図XI−XI線視断面
図、第15図は第17図の要部拡大図、第16図
は第4図のカム体部分の拡大図、第17図はカム
体とラツクギヤ、突出部との位置関係を示す説明
図、第18図はデイスク再生装置の動作説明図で
ある。 31……機器本体、33……デイスク移送体
(トレー)、34……クランパ、39……ターンテ
ーブル、40……デイスク、46……デイスク載
置部、103……凸部、104……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスク載置部を有し、同デイスク載置部に対
    してデイスクの出し入れを行う開放位置と同デイ
    スク載置部に載置されたデイスクをターンテーブ
    ルによつて回転駆動させる閉塞位置との間を移動
    できるように支持されたデイスク移送体と、上記
    ターンテーブルに対して接近、離間し得るように
    支持され、上記デイスク移送体が上記閉塞位置に
    あるときに上記デイスク載置部に載置されたデイ
    スクをチヤツク自在とするクランパとを具備して
    なるデイスク再生装置において、上記デイスク移
    送体に凸部または凹部を設け、上記クランパに上
    記デイスクのチヤツク時に上記デイスク移送体の
    凸部または凹部に係合してこのデイスク移送体を
    その位置にロツクする凹部または凸部を設けてな
    ることを特徴とするデイスク再生装置のデイスク
    移送体ロツク装置。
JP15694483U 1983-10-11 1983-10-11 デイスク再生装置のデイスク移送体ロツク装置 Granted JPS6064453U (ja)

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JP15694483U JPS6064453U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 デイスク再生装置のデイスク移送体ロツク装置
US06/658,226 US4697259A (en) 1983-10-11 1984-10-05 Disc automatically setting device of a disc player

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603953B2 (ja) * 1979-08-07 1985-01-31 三菱重工業株式会社 研掃材再生プロセスの制御方法

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