JPS607981Y2 - ステアリングコラム取付装置 - Google Patents

ステアリングコラム取付装置

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JPS607981Y2
JPS607981Y2 JP1982040216U JP4021682U JPS607981Y2 JP S607981 Y2 JPS607981 Y2 JP S607981Y2 JP 1982040216 U JP1982040216 U JP 1982040216U JP 4021682 U JP4021682 U JP 4021682U JP S607981 Y2 JPS607981 Y2 JP S607981Y2
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JP
Japan
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washer
vehicle body
steering column
body part
column
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982040216U
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English (en)
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JPS5870U (ja
Inventor
幹雄 山口
Original Assignee
日本精工株式会社
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Publication date
Application filed by 日本精工株式会社 filed Critical 日本精工株式会社
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Publication of JPS5870U publication Critical patent/JPS5870U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の操向装置のうちのハンドル軸に関し
、特にエネルギ吸収装置を具えた安全ハンドル軸装置の
ステアリングコラムを車体部分に取り付ける装置に係る
従来この種の装置としては、特公昭45−27248号
公報記載の装置が広く使用されている。
この装置では第1図および第2図に示すように、ステア
リングコラム1は上部にハンドル2を具えたハンドル軸
3を回転自在に支承し、かつエネルギ吸収装置(図示せ
ず)を具え、ステアリングコラム1に固定されたコラム
ブラケット5′および数個のパット10を介し、平座金
11および取付ボルト12により車体部分4に装着され
る。
パット10はコラムブラケット5′に熱可塑性物質のシ
ャピン13で固定されており、衝撃荷重が加わるとシャ
ピン13が切断して、コラムブラケット5′はパット1
0から離脱し、ステアリングコラム1は車体部分4から
解放されて軸方向下方に移動できるようになっている。
しかしながらこの装置ではパット10の成形加工やシャ
ピン13の射出成形のためコストが高くつく欠点がある
この欠点を解決するため、第3図に示すようにコラムブ
ラケット5#を平座金11を介して取付ボルト12′で
直接車体部分4に装着した装置の実験を行った。
このとき、コラムブラケット5″の車体部分4に当接す
る接合部5″Aには、第6図に示す上端を開放した長穴
6と同じ長穴を設け、この長大に取付ボルト12′を挿
し通し、コラムブラケット5“はステアリングコラムの
軸方向下方に移動可能とした。
この取付装置では衝撃荷重が加わると、コラムブラケッ
ト5″は車体部分4の下面および平座金11の上面をす
べって車体部4から離脱するが、各すべり面の仕上程度
、材質および取付ボルト12′の締付トルクによりコラ
ムブラケット5″が車体部分4から離脱する衝撃荷重(
以下離脱荷重という)が広範囲にバラつき、そのうえ、
所定の離脱荷重にするには取付ボルトの締付トルクを極
く小さくする必要があるが、このようにすると、取付状
態において各部材間に隙間を生じガタつく恐れがあって
好結果が得られなかった。
そこで第4図に示すように、車体部分4と平座金11と
の間にコラムブラケット5“を挾んで低い摩擦係数を有
する合成樹脂製の2枚の座金14.14を挿入した取付
装置の実験を行った。
この装置は長期間の車体部分4への取付ボルト12“の
締め付けで合成樹脂製の座金14.14がクリープし、
ガタが発生するという結果に終った。
この考案は上記の実験結果にもとづく取付装置の改良で
あって、以下に第5図ないし第7図の実施例について説
明する。
コラムブラケット5はステアリングコラム1の溶接等の
適宜手段で固定されており、車体部分4に当接する接合
部5A、5Aをステアリングコラム1の左右両側にはり
だして設けている。
接合部5Aには第6図に示すように、ハンドル側にあた
る上端を開放した長穴6がそれぞれ設けられており、こ
の長穴6に取付ボルト8を挿し通して車体部分4に取り
付ける。
接合部5Aの長欠のある部分を該長大の上端開放側から
ばね性により挾みつけるようにフ字形に折り曲げた対向
する一対の平行平面部を有する薄板製の座金7を取付け
、この平行平面部に対向して設けた穴7Aに前記取付ボ
ルト8を挿し通すものとする。
この座金7は好ましくはすべり摩擦係数を低くするか、
さらに好ましくは第7図に示すようにコ字形の内面にす
べり摩擦係数の低い合成樹脂、例えば、4弗化エチレン
樹脂、ナイロン、あるいは二硫化モリブデン等の固形潤
滑剤を含有した低摩擦の合成樹脂からなる皮膜9をコー
テングする。
この実施例では座金7をコーテングにより表面処理して
、ブラケットの接合部5Aの座金7に接する上下両面の
すべり摩擦係数を低くしたものである。
要するに同種の金属同志が接触しないようにすれば摩擦
係数が安定し離脱荷重のバラツキを少なくできる。
合成樹脂の種類により、座金7のコ字形内側の上下両面
および前記接合部5Aの上下両面のうちの一面にのみコ
ーテングしてもよい。
以上のように構成したこの考案の取付装置は自動車の衝
突時にステアリングコラム1に人体およびハンドル2を
介して二次衝突による突撃荷重が加わると、ステアリン
グコラム1に固定されたコラムブラケット5はハンドル
側上端を開放した長穴6を有するもので、ステアリング
コラム1は軸方向下方にのみ摺動可能であり、座金7の
内面間をすべってコラムブラケット5は車体部分4から
所定の離脱荷重で確実に離脱することができ、ステアリ
ングフラム1が下方に移動してエネルギ吸収装置は有効
に作動する。
この考案の装置は、コ字形の座金でコラムブラケット5
をばね性により車体部分4にボルト止めするだけである
ので、従来のような精密なバット等を必要とするものに
比較して生産コストが低く、かつ衝突以外の外力により
バット固定用のシャピンが切断するような事故がなく、
取扱いが容易でかつ確実安全である効果がある。
また、コラムブラケット5は座金7の内面をすべるので
、取付ボルト8の締付トルクをあまり小さく設定する必
要がなくこれを所定の範囲に規定すれば離脱荷重も安定
し、締付部にガタの発生の恐れもない。
さらに、本実施例のごとく皮膜を設けてもその厚さは極
くわずかであるので、樹脂製座金のように長期間の締め
付けで、クリープし、締付部にガタを発生するような恐
れもない。
また、本考案によれば座金7はコ字形の薄板製であり、
コラムブラケット5に取付けると若干のばね力により接
合部5Aをはさみつけてその位置にとどまるように戒っ
ているため、取付ボルト8により車体部分に固定する際
の作業が2枚の座金で接合部を挾むものにくらべてすこ
ぶる容易かつ能率的に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のステアリングコラム取付装置の側面図、
第2図は第1図の■−■線における一部を省略して示し
た横断面図、第3図および第4図は改良過程における取
付装置の第2図に相当する一部断面図、第5図ないし第
7図はこの考案の実施例を示し、第5図は第2図に相当
する横断面図、第6図は第5図のVI−VI線における
断面図、第7図は座金の断面図である。 主要部分の符号の説明、1・・・・・・ステアリングコ
ラム、2・・・・・・ハンドル、3・・・・・・ハンド
ル軸、4・・・・・・車体部分、5・・・・・・コラム
ブラケット、5A・・・・・・接合部、6・・・・・・
長穴、7・・・・・・座金、訃・・・・・取付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エネルギ吸収装置を具えた安全ハンドル軸装置のステア
    リングコラムを車体部分に取り付ける装置において、前
    記ステアリングコラム1に固定したコラムブラケット5
    に車体部分4に当接する接合部5A、5Aを設け、前記
    接合部5Aにハンドル側上端を開放した長穴6を設け、
    前記接合部5Aをばね性により挾みつけるようにコ字形
    に折り曲げた一対の平面部を有する薄板製の座金7を長
    穴6が閉じられるように取り付け、座金7の平面部およ
    び長穴6を挿し通した取付ボルト8でコラムブラケット
    5と座金7の平面部とを車体部分4に押圧して所定の離
    脱荷重に対して離脱可能に取り付けたことを特徴とする
    ステアリングコラム取付装置。
JP1982040216U 1982-03-20 1982-03-20 ステアリングコラム取付装置 Expired JPS607981Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5870U JPS5870U (ja) 1983-01-05
JPS607981Y2 true JPS607981Y2 (ja) 1985-03-19

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ID=29837333

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Families Citing this family (1)

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JPS5870U (ja) 1983-01-05

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