JPS607855A - 陽イオン性体液処理膜 - Google Patents

陽イオン性体液処理膜

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JPS607855A
JPS607855A JP58116537A JP11653783A JPS607855A JP S607855 A JPS607855 A JP S607855A JP 58116537 A JP58116537 A JP 58116537A JP 11653783 A JP11653783 A JP 11653783A JP S607855 A JPS607855 A JP S607855A
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plasma
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blood
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弘幸 赤須
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は濾過、吸着による体孜成分の処理、特に血漿成
分の分離、分画に好適な陽イオン性多孔膜に関するもの
である。さらに詳細には特に血清アルブミンと他の中性
〜塩基性血漿蛋白質との分離に好適な正荷電を有するビ
ニルアルコール系多孔膜に関するものである。
透析膜を用いた血液透析処理をはじめとして、ヂ過膜に
よる血液濾過、吸着剤による血液浄化等、各種の血液処
理が臨床的にも広く行なわれるようになってきた。さら
に近年になって体外循環血液処理の一つとして、血漿分
離法(プラズマフェレシス)と呼ばれる技術が開発され
つつある。該血漿分離法とは、血液をまず血漿成分と血
球成分に分離し、血漿成分を各種手段で処理して疾病因
子を除去するものであシ、さらに詳しくみると、該血漿
分離法には血漿成分を他のIE11漿表剤で父撲する血
漿交換法と、血漿成分を適当な手段でさらに分両分離し
、問題とずべき分画部分のみを除去し、他の分画成分は
血球成分と一緒にして体内に環流する選択的血漿成分分
離法がある。治療法としてみた場合、血漿交換法は血漿
成分の全量を交換するため多量の血漿製剤が必要であり
、そのため多大の費用を要すること、及び血漿中に含ま
れる各種の生理物質が血漿製剤では完全に補充できない
ための悪影響が考えられることより、必ずしも好ましい
ものとは云えない。これに対して選択的血漿成分分離法
は、血漿成分の一部のみを廃棄し、他の成分は速流する
ため、上記の2つの問題が大きく改善されるので、より
望ましい治療法と云うことができる。この様な血漿成分
の処理膜としてステニイくつかの研究がなされている。
たとえば[医科器械学J VoL、49.5uppL、
 (1979)第259〜261頁Kld、エチレンビ
ニルアルコール系共重合体膜を用いて血漿を処理する小
が記載されているし、その他にもセルロースアセテート
、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン等よりなる
血漿処fgJi膜が知られているが、荷電を有するもの
とし7ては特開It’d 57−147403号にポリ
イオンコンプレックス膜があげられている程肛である。
この膜は主に負荷−〜中性の膜であり、血漿蛋白の分離
、分画性は優れているが、製法が複雑で強度も十分とは
言い難い。
本発明者らはこの様な問題を解決すべく鋭意研究を行な
った結果、意外にもビニルアルコール系ポリマーよシな
る正に荷電した多孔性濾過膜が実用上十分な機械的強度
を有し、かつ蛋白質の分離、分画性も高いという優れた
性能を示す事を見い出し本発明に至った。
即ち本発明はビニルアルコール残基を少なくとも25モ
ルチ含み、かつ水中で陽イオンに電離可能な基を0.3
〜45モルチ含む重合体よりなる、空孔率が40%以上
85%以下、透水性が2OL//ltm豫・IIII′
ψhr以上、血清アルブミンの阻止率が85−以下の体
液処理膜である。以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明でいう体液とは血液、血漿、血清、リンパ液、骨
髄液、腹水2よびこれらの液に何らかの処理を施したも
の、例えば白血球を除去したυ、コレステロールを除去
したシ、あるいは冷却(加熱)して蛋白ゲルを生成させ
たり、ヒドロキシエチルスターチを添加(7たものなど
の総称である。
本発明における膜の素材としては、ビニルアルコール残
基を少なくとも25モル饅含む重合体を使用することが
必要である。このような重合体としてはポリビニルアル
コール、またはビニルアルコール共重合体、たとえばエ
チレン、プロピレンナトのオレフィン、スチレン、塩化
ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸およびその誘導
体のうちの少なくとも1(事と、酢酸ビニルなどのビニ
ルエステルとの共重合物のケン化物などがあげられる。
これらの重合体のうちエナレンビニルアルコール系共j
Jj合体は抗血栓性が優れておシ、好ましい。ここでエ
チレン−ビニルアルコール共重合体中のエチレン残基は
少なくとも10モルチ、好ましくは20〜50モルφで
ある。
重合体中のビニルアルコール残基は少なくとも25モル
裂であることが必要である。25モルチ未満の場合には
血液との親和・註が低下する。七〇埋山は明確ではない
が、抗凝血性の重要な因子のひとつである重合体の親水
性と疎水性の〕くランスを、水酸基の水和によって緩や
かに調整する効果を発輝している事が考えられる。ビニ
ルアルコール残基の好ましい含有量は50〜95モルチ
である。ここでいうビニルアルコール残基の含有量とは
膜を構成するポリマーの単位モノマー(残基)数に対す
るビニルアルコールモノマー(残基)数の比率である。
重合体中における、水中で陽イオンに電離可能な基(以
下陽イオン性基と記す。)の含有量は0.3モルLs〜
45モルチである。ここでいう含有量は膜を構成するポ
リマーの単位モノマー(残基)数に対する陽イオン基の
モル数の比率である。陽イオン基の含有量が0.3モル
チ未満では血清アルブミンと、他の中性〜塩基性蛋白質
の分離、分画性を向上させる効果がない〇一方上限は4
5モルチであるが、これ以上では膜の膨潤が大きく、耐
圧性が著しく低くなるので、多くの架橋を行なう必要が
生じ、そのためかえって−過速度が低下し好ましくない
架橋反応には、公知の一般的方法を用いる事ができるが
、例えば、ジビニル化合物、ホルムアルデヒド、ジアル
デヒド、ジイソシアナート等の有機系架橋剤や、硼素化
合物等の無機架橋剤による架橋や、γ線、電子線などの
放射線や光による架橋反応が挙げられる。架橋構造は予
め架橋構造を有する重合体との共重合によって導入する
事ができる。また重合時、製膜時に架橋反応を行なう事
もできる。特に架橋反応のみを行なわせる工程を実施し
ても良い。必要なら製膜後に架橋反応を行なう事もでき
る。またアセクール化、エステル化、エーテル化を始め
とする各種の反応も随時性なうことができる。これらは
架橋ではないが、膜の親水性、疎水性を調節する上で意
味がある。
イオン性基の例としてはアミ7基とその塩、ピリジン叫
の含窒索具環化合物およびそれ等の塩、4級アンモニウ
ム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩などのオニウム
塩がある。これらの基な同−残紬中に2桶以上あっても
良いし、膜を形成する本合体中に2棟以上あっても良い
イオン性基はそれ等を含むビニルモノマーあるいはポリ
マー、多元共重体と他のモノで−との共重合によって膜
を形成する重合体中に導入する4Nができる。あるいは
重合後、製膜中、311!l漠後、さらにはモジュール
化後に導入しても良い。イメ゛ン性基の導入には光反応
や放射線を利用しても良いシ、アセタール化、エステル
化、エーテルイヒ、酸化、還元、付加、置換、交換、グ
ラフト等、公知の反応を用いても良いO 本発明に用いられる膜の空孔率は40チ以上85チ以下
、透水性は20 ml/m、m■f/ ・rd” ・h
r 、L、I、上、好’! t、< ハ100me/m
5Hf−rrr ・hrJJ、上、Jfllfflアル
ブミン(分子量67.000)の阻止率は85%辺、−
F好ましくは50%以下、さらに好ましくは20%以下
である。空孔率がこれより小さいと、あるいは透水性が
これより小さいと濃厚な蛋白溶液である体液の濾過速度
が小さく、かつ目詰まりによるp過速度の経時的低下が
太きい。また空a IK 75(85%を越えると膜の
機械的強度が極端に不足し、モジュールに組み立てる事
が困難である。まだ血清アルブミン阻止量が85%を越
えると陽荷電による分画性のシャープ化が不明瞭になる
。孔径でいえばほぼ0.01μ以上の陽イオン性多孔膜
75玉好適である。
次に本発明の体液処理膜の製膜法について、さらに詳細
に説明する。膜を形成する重合体の平均分子量は大略3
万以上である。通常は3万5千〜20万程度が用いられ
る。平均分子量の高い方カニ、膜の機は的性質は優れて
いる。重合体の溶媒は水、あるいは有機溶剤のうちから
、原料とする重合体を完全にm解し、かつ凝固浴に速や
かに溶解し得るものを選ぶ0レリえはジメチルスルホキ
シドメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド9、テ
トラヒドロフラン、ピロリドン、N−メチルピロリドン
、およびメタノール、エタノール、インプロパツール等
の1価アルコール −ル、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アル
コール、フェノール、メタクレソ0−ル、少筏酸、水ま
だはこれらの混合物が挙げられる0本発明でいう多孔性
膜を得る為にポリマーと溶媒のみの浴液をpH換原液と
して1bいる場合は優[温度は原液のゲル化温度より1
乱°]い方75ミ良Ooよた孔を形成するために製膜法
7ダに路(力11斉11をツノ11える」重合には添加
剤として例えばホウ酸、芒(11’l 、炭1ヤ7カル
ゾウム、塩化カルシウムなどの宍也i(J (1−セ;
l’,IH 、ljを塩類をはじめ、有機酸やその願力
A、アルカIJ xtt、ポリエチレングリコールやs
i +)ブロビレンクIJ :ff −ルあるいはアセ
トン、ヘキサン、ベンゼンなどの非溶媒、コロイダルレ
ゾ1ツカ、微粉セζノ1ツカなどの分散質を用いる事が
できる。これらの1勿質σ)添カロ量は対重合体比で1
0φ以上300φ以下、☆fましくは50%以上200
%以下である。こえL以下では血清アルブミン阻止重力
185%以下の)良を得る事が困難であり、またこれ以
上では空手し率カニ大きくなりすぎて、機械的強度力:
不足する。
製膜原液中の重合体の濃度は5〜50血′lil:%、
好ましくは10〜35框it%の範囲にある。こオLよ
シ低装置では粘閾が低すき゛て、こgよシ1%濃度では
粘鹿が高すぎて均一な膜を安定に1号る!p力l困難に
なる。
製膜原液の温度は0℃〜120℃、好適には5℃〜95
℃が良い。これよシ低温では粘度が高くなシすぎてi膜
が困難になシ、これより高温では重合体の分解、変質が
おこる恐れがある。
この様にして得られる製膜原液を公知の種々の湿式凝固
法又は乾湿式凝固法によって製膜する。
例えば、製膜原液を細長いスリット状の孔をもつ口金か
ら押出し、凝固浴に接触あるいは浸漬させて固化、平膜
を成膜する方法、円環状の孔をもつ口金から製膜原液を
押出し、管状や中空糸状の膜を成膜する方法などが挙げ
られる。tた製膜原液を所望の形状に流延した後、ある
いは流延しつつ凝固浴に接触、あるいは浸漬して製膜し
ても良い。
いわゆるLoeb膜の製膜技術を応用し、非対称膜を製
膜しても良い。
凝固浴としては製膜原液の溶媒と相溶性が高く、かつ膜
を形成する成分に対する相溶性が実質的にないものを用
いる。一般的には水、メタノール、エタノール等の一価
アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、グリセリンなどの多価アルコール類、アセトンま
だはそれらの混合物を用いる。凝固遮度を調μIiする
為に、あるいはゲル化や41分離を!1tll ’FA
’dする為に凝固浴に混′A11王のある有機溶媒、芒
硝、塩化カルシウム等の無偵塩類および酸、アルカリな
どを添加する蛋もあ、2′)0特殊な場合には、製膜は
一面のみが凝固浴に接し、反対側の−mlは空気、窒素
等のガスに、あるいはベンゼン、トルエン、ヘキサン、
水銀等の製膜原液の溶媒とも、凝固浴とも非混和性の液
体に接触した状態で行なわれる。特開昭55−1482
09号の様に、凝固浴に接触する直前に気相中を通過さ
せる場合もある。
凝固浴の温度は体液処理に適した性能の、1逆を得る為
の重要な因子であり、一般には一10℃〜50°C1好
適には10〜40°Cの範囲にある。これより低温では
凝固が遅く、孔径が小さくなりすぎる。これよシ高温で
は凝固連関が速すき、空孔率が過大になったり、斑を生
じたシし易い。
凝固浴を出だ膜は、さらに必毀に応じて延伸、熱処理、
洗浄を行なうことができる。
また、本発明による膜は湿潤または乾燥膜として使用で
きる。乾燥法としては気流、熱線、電磁波等によシ直接
乾録する方法のelが、例えば膜に含まれる水分を水混
和性でかつポリマーを溶解しない有機溶媒(例えばアセ
トン、メタノール、テトラヒドロフラン等)では挨し、
次いで有機溶媒を減圧、加熱等により除去する方法や、
製膜時あるいは製膜後にグリセリン、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール等の脂肪族多価アルコール
で処理し、しかる後に乾燥する方法、さらには含水膜を
液体窒素や、炭酸ガスで凍結し、凍結乾燥する方法も・
を用いることができる。
本発明の膜をモジュール化する場合、その形状としては
中空繊維型が最良であるが、その他に平膜型、キール型
、コイル型、スパイラル型、管状型などの公知の形態を
用いる事ができる。特に中空繊維膜の形で利用する場合
、内径は40〜3000μ、好ましくは80〜SOOμ
、膜厚は200μ以下のlq囲が好適である。
血漿処理に本発明の膜を用いる場合には、膜の孔径は0
.01μ以上0.6μ以下が好ましい。この範囲におい
て陽イオン性多孔膜の効果が最も顕著に認められる〕1
由は明らかではないが、血漿中の主成分である血清アル
ブミンは負に荷電しているために一問膜に弱く吸着され
濃縮されたt濾過圧により多孔膜を透過するのに対し、
はとんど荷電を有さない免疫グロブリンなどはその様な
′電気的促進作用を受けないために分画性がシャープ化
するものと推定される。いいかえれば孔径による物理的
選択性の効果と、電気的選択性の効果が上記の孔径範囲
で最も好適に重なりあうためと思われる0 本発明の中空糸膜を血液の体外循環時に使用する場合、
まず動脈から取り出した!I1.L液を血漿分離器(血
球成分を阻止するが、血V成分を透燭させる膜、たとえ
ば中空糸膜を備えたモジュール、または遠心分離器を備
えた装置)により血球成分と血漿成分に分け、分けられ
た血漿成分を本発明の中空糸膜を備えた血漿処理装置に
導入し、例えばコレステロール、免疫複合体、免疫グロ
ブリンなどの物質全阻止し、透過したアルブミンなどを
血球成分とともに静脈に戻すようにすると効率よく血漿
処理が行なえる。この場合、必要に応じて補液(たとえ
ばアルブミン、ヒドロキシエチルスターチなと)を静脈
に導入することもできる。また体外循環に2いて本発明
の中空糸膜を用いて血漿を処理する条件としては大旨血
漿流量10〜500m1/min、温波−2〜45℃、
トランスメンプランプレッシャー(TMP)0〜2 K
g/d 、好ましくは10〜300 mmHf 、処理
時間は通常2〜4時間である。
このような血漿処理により、全身性エリテマトーデス、
悪性関節リウマチ、グツドパスチア症候群など各種の自
己免疫疾患や、家族性高コレステロール血症、などの治
療を適切にかつ有効に行なうことができる。
本発明の膜で血漿処理を行なう場合、以下にしめずよう
なシステムを用いると極めて効果的でおる0すなわち血
漿分離膜を用いて血漿を分離し、得られた血漿を陽イオ
ン性血漿処理膜のモジュールによって処理する装置であ
って、ポンプMlをそなえた血液流入回路と、その血液
流入回路に連結した遠心分離機または血漿分離膜モジュ
ール(第1の膜モジュール)と、それに接続している血
液流出回路と、該遠心分離機または膜モジュールによシ
分離された血漿を陽イオン性多孔膜よりなる血’lf処
理モジュール(第2のモジコーール)に導入する回路と
、その血漿導入回路に連結した陽イオン性多孔膜よりな
る血漿処理モジュールと、該血漿処理モジュールに接続
した処理済の血漿を導出する回路と、第1の膜モジュー
ルの濾過圧(TMP)が実質的に除圧にならないように
調整する少なくともポンプM2を供えた圧力θ・’] 
抽% 置とよりなるシステムを用いると血漿分離と同時
に血漿中の不要成分を除去する事ができ、極めて効果的
である。この様なシステムの例として、第1図〜第3図
をあげる事ができる。図中Pは圧力i1、Mはポンプ、
■はパルプ、Fは流量計を辰わす。遠心分離機又は第1
の血漿分離+にモジュールでの濾過圧が除圧にならない
ように第1図では圧力言iP2 とポンプM2が、第2
図では流量¥JrFlとポンプM 275ζ第3図では
バルブ■1とポンプM2が連動制御されている。
なお本願においては透水率、空隙率、および阻止率は次
のようにして測定した。
(1ン 透水率は37°C,20〜100r、JLf下
で測定し、脱送水性に′をめた。
K’ =V/A −t−ΔP (mll/rl−hr−
rymHり)V:透過水量(ゴ)、A:透析膜面積(ゴ
)。
t:透過時間(nr)、 ΔP:測定圧 (、JffH
y )(2)空隙率は下記の式から算出した。
n PD:乾燥膜の重量 pw:、含水膜の重量(乾燥膜を水に浸漬し、微細孔内
に水を十分浸透させたのち引き上げて、膜表面の水分を
取り除いた後の重量) (3)阻止率はへマドクリット35%の牛血を用い、3
7°C,TMP 20mJ(f、QB= 100+yJ
/min、膜面& 0.5 nrの条件゛・下で測定し
た。
次に実施例によυ本発明をさらに説明する0実施例1 エチレン含有量32モルチ、ケン化度998モル係のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化(/lをジメチルス
ルホキシドに80℃で俗館〔、脱ンυ、してポリマー濃
度20%の溶液を調製した。この紡糸原液を環状紡糸孔
から吐出させ、その中央部にある内部凝固剤の流出孔か
らは(1,42ml/ minの・N2ガスを定量的に
流出させ“つつ、ジメチルスルホキシドの20%水溶液
(20℃)中で凝固させた後、凝固剤を湯洗、アセトン
置換し、25℃で乾燥した。得られた中空繊維は乾燥状
態で内径220μ、外径320μ、膜厚5071を有し
ていた。
この中空繊維5680本を束ねて、その両端部をポリウ
レタン樹脂により円筒形のハウジングに固定し、モジュ
ール(有効膜面積0.8 ++? )をf/F 74し
た。このモジュールの内部にp−ジメチルアミノベンズ
アルデヒドを2.5チ、Hα6条、N反:lL、 0チ
を含む水溶液を導入し40℃で4時間反応させせた後、
温水で3時間洗浄した。
アミノ化されたエチレンビニルアルコール中空繊維のア
ミノ基含量は6.6モル係、従ってビニルアルコール残
基含量は (100−32)Xo、998−6.6X2=54.7
モル係であり、またその内径は290μ、外径は413
μ、空孔率は72チであった。
アばノ化前のモジュールと、アミン化後のモジュールを
用いて牛血漿の処理試験を行なった0第1表に示した結
果から陽イオン性体液処理膜の効果が明らかである。
第 1 表 項 目 実施例2 対照 血漿処理速度(tt ) 22 24 アルブミン阻止率 (チ) 12 11免疫グロブリン
阻止率(%) 51 26実施例2 エチレン含!32モルチ、ケン化度99.8モル係のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のチップをHα(
5%、Naα10q6、アミノアセトアルデヒドジメチ
ルアセタール5%の混合水溶液中に分散させ、80℃で
5.5時間アセタール化反応を行ない、アミノ基を52
モル係、ビニルアルコール残基を57.5モル係合む平
均分子量4万2千の重合体を得た。十分に水洗、乾燥し
たのち、この重合体をジメチルスルホキシドに80℃で
溶解し、さらにポリエチレングリコール600を添加し
てポリマー濃度20チ、ポリエチレングリコール濃度の
製膜原液を得た。この原液を、ノズルの孔径が650μ
mに一ドル外径が250μm、ニードル内径が90μm
の円環状ノズルから吐出し、ニードルからは0.42 
txl / minの窒素ガスを流出させつつ、20℃
の水中で凝固させた。以下実施例1と同様にして500
0本の多孔質中空#l!維よりなる0、7ni″のモジ
ュールを作製した。この中空繊維の内径は290μ、外
径は460μ、空孔率は67チ、透水性は2 f3 Q
 wLVmHグ・♂・hrであった。
またこの七ジュールによる血漿処理試験結果は第2表に
示す通シ良好であった。
第 2 表 項 目 実施例3 血漿処理速度(m4’mm HP ・rrr・hr) 
8.7アルブミン阻止軍 (チ) 44.3 免疫グロツリンG阻止4(%) 69.0実施例3 ケン化度96モル係、重合gt2400のポリビニルア
ルコールド、ボリエfvンクリコール1ホウ酸、酢酸を
加熱溶解してポリビニルアルコール濃度18チの溶液を
得た。この製膜原奴を円環状ノズルより吐出し、円環内
芯からは希アルカリを注入しつつ、芒硝、苛性ソーダを
含む凝固浴で固化し、次いで酸性浴中でホウ酸架橋を行
なった後、グルタルアルデヒドで分子間架橋した。これ
をさらに実施例1と同様にしてアミノベンズアセタール
化し、内径390μ、膜厚120μ、空孔率64チ、ア
ミノ化度3.9モル係、ビニルアルコール残基含量69
.1モル係、透水性460睦層H2・♂・hrの多孔質
中空繊維を得た0このアミノ化ボ1ノビニルアルコール
多孔膜と、アミン化前の膜(対照膜)とを常法により内
径規準面積0.5iの19筒形モジユールに成形し、こ
れらの2種のモジュールを用いて牛血漿の処理試験を行
なった。結果を第3表に示す0 アミン基を有するポリビニルアルコールは対照膜にくら
べ血漿処理速度は若干大きく、アルブミンと免疫グロブ
リンGの分画性は大巾に向上している。
第 3 泳 項 目 実施例1 対照 血漿処理速度(mixH?m2hr) 1 0.5 9
.0アルブミン阻止率 (チ) 11 13免疫グロブ
リンG阻止率(%) 34 20実施例4 実施例1で作製した0.8Mのモジュールを第1図の装
置にセットし、牛血液の二重p過プラズマ7エレーシイ
スを行なったo’Wt=W fi nt省への導入血t
Lはへマドクリット35饅、総蛋白6.’l/dl、総
コレステロールl 601+’、g/dIVであり、流
量は100mJ/minである。TMIJを10叫H7
に制御しながら血漿を分離し、得られブヒ血漿を200
 ml/minで循環しつつ陽イオン性血漿処理膜で濾
過しブヒ。血漿処理膜のT M Pは初期の30 rr
a Hyから2時間後の450咽H2まで上昇したが、
血漿の総処理量は2.64と多く、2時間後の血清アル
ブミン阻止率。
免疫グロプミンGの阻止率はそれぞれ23襲、56チで
あり、両者の分離性は渇く、また装置の圧力制御性、操
作性共に良好であった。
なお、陽イオン性血漿処理膜と組み合わせて用いられる
血漿分離膜としては通常用いられている興1 ものがいずれも使用可能であるが、陰イオン基(スルホ
ン基、カルボキシル基等)を有するビニルアルコール系
多孔膜を用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本発明の陽イオン性体液
処理膜を用いて実施される血漿分離の例を示す工程図で
ある。 図中、PI、 PI’、P2.PI ・・・・・圧力計
Ml、 M2. M3 ・・・ポンプ F1 ・・流承計 Vl、V2 ・・・ バルブ を示す。 特許出願人株式会社り ラ し 代理人弁理士本多 堅 惰1 図 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ビニルアルコール残基を少なくとも25モルチ
    含み、かつ水中で陽イオンに電離可能な基を0.3〜4
    5モル係含む重合体よシなる、空孔率が40%以上85
    チ以下、透水性が20−/mJ−1y・R・hr以上、
    血清アルブミンの阻止率85チ以下の体液処理膜。
  2. (2)免疫クロプリンGと血清アルブミンの阻止率の差
    が20%以上である特許請求の範囲第1項記載の体液処
    理膜。
  3. (3) エチレン残基を少なくとも10モル饅含む特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の体液処理膜。
  4. (4)水中で陽イオンに電離可能な基がアミン基、アン
    モニウム基またはピリジニウム基である特許請求の範囲
    8g1項、第2項または第3項記載の体液処理膜
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51145474A (en) * 1975-06-10 1976-12-14 Kuraray Co Ltd A blood dialysis membrane with outstanding dialysis performance and a process for producing it
JPS54132489A (en) * 1978-04-05 1979-10-15 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The Production of alpha-olefin-vinyl alcohol copolymer dialytic membrane

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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