JPS607671B2 - エアゾル組成物 - Google Patents
エアゾル組成物Info
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- JPS607671B2 JPS607671B2 JP10696376A JP10696376A JPS607671B2 JP S607671 B2 JPS607671 B2 JP S607671B2 JP 10696376 A JP10696376 A JP 10696376A JP 10696376 A JP10696376 A JP 10696376A JP S607671 B2 JPS607671 B2 JP S607671B2
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- Japan
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- weight
- propellant
- trichloroethane
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はケロセンおよび(または)エタノールまたはイ
ソプロパノールを溶媒とするェアゾル組成物において、
前記溶媒中に1・1・1ートリクロルェタンを3の重量
%以下の割合で含有せしめてなる改良されたェアゾル組
成物に関する。
ソプロパノールを溶媒とするェアゾル組成物において、
前記溶媒中に1・1・1ートリクロルェタンを3の重量
%以下の割合で含有せしめてなる改良されたェアゾル組
成物に関する。
従来より、ケロセンを溶媒とするェアゾル組成物には殺
虫剤、消臭剤、クリーナーなどがあり、ケロセンはェア
ゾル業界において最も一般的に使用れている溶媒である
。
虫剤、消臭剤、クリーナーなどがあり、ケロセンはェア
ゾル業界において最も一般的に使用れている溶媒である
。
しかしながら、ケロセンを溶媒とするェアゾル組成物は
ェアゾル的にみれば芳香族系炭化水素、アセトンなどを
溶媒とするェアゾル組成物に比較してスプレー粒子を微
粒化することがとりわけ困難であり、相対的に多量の噴
射剤が必要とされている。またメタノール、エタノール
、nープロパノール、イソプロパノール、nーブタノー
ル、teれーブタノールなどの1価の低級アルコールを
溶媒とするェアゾル組成物もヘアスプレーなどに使用さ
れているが、かかるェアゾル組成物においても前記ケロ
センを溶媒とするェアゾル組成物と同様にスプレー粒子
を微粒化することが困難であり、相対的に多量の噴射剤
が必要とされている。しかるに本発明者らは経済性およ
び安全性の見地より噴射剤の使用量の低減化について鋭
意研究中のところ、鍵微粒化性溶媒であるケロセン、エ
タノールまたはイソプロバノールに特定量の1・1・1
−トリクロルェタンを含有せしめることにより、スプレ
ー粒子の微粒化が容易になり、1・1・1ートリクロル
エタンを添加しないぱあいに比較して噴射剤の使用量を
大中に低減しうろことを見出し、本発明を完成するにい
たった。
ェアゾル的にみれば芳香族系炭化水素、アセトンなどを
溶媒とするェアゾル組成物に比較してスプレー粒子を微
粒化することがとりわけ困難であり、相対的に多量の噴
射剤が必要とされている。またメタノール、エタノール
、nープロパノール、イソプロパノール、nーブタノー
ル、teれーブタノールなどの1価の低級アルコールを
溶媒とするェアゾル組成物もヘアスプレーなどに使用さ
れているが、かかるェアゾル組成物においても前記ケロ
センを溶媒とするェアゾル組成物と同様にスプレー粒子
を微粒化することが困難であり、相対的に多量の噴射剤
が必要とされている。しかるに本発明者らは経済性およ
び安全性の見地より噴射剤の使用量の低減化について鋭
意研究中のところ、鍵微粒化性溶媒であるケロセン、エ
タノールまたはイソプロバノールに特定量の1・1・1
−トリクロルェタンを含有せしめることにより、スプレ
ー粒子の微粒化が容易になり、1・1・1ートリクロル
エタンを添加しないぱあいに比較して噴射剤の使用量を
大中に低減しうろことを見出し、本発明を完成するにい
たった。
すなわち本発明は■ケロセンおよび(または)‘B}エ
タノールまたはィソプロパノール(以下、特定のアルコ
ールという)を溶媒とするェアゾル組成物において、前
記溶媒中に1・1・1ートリクロルェタンを3の重量%
以下の割合で含有せしめてなることを特徴とするェアゾ
ル組成物に関する。
タノールまたはィソプロパノール(以下、特定のアルコ
ールという)を溶媒とするェアゾル組成物において、前
記溶媒中に1・1・1ートリクロルェタンを3の重量%
以下の割合で含有せしめてなることを特徴とするェアゾ
ル組成物に関する。
ケロセンを溶媒とするェアゾル組成物の主なものとして
は空間殺虫剤をあげることができるが、かかる空間殺虫
剤のぱあし、スプレー粒子の必要な粒蓬分布は30〜5
0仏とされている。スプレー粒子のかかる粒径分布をう
るためには、噴射剤がたとえばジクロロジフルオロメタ
ンのぱあし、にはケロセンに対して重量で約2.9音の
噴射剤が必要であり、また噴射剤が液化石油ガスのぱあ
し、にはケロセンに対して重量で約2倍の噴射剤が必要
である。一般にスプレー粒子を微粒化する方法として‘
11噴射剤の量をふやす方法と、■易微粒化性溶媒を用
いる方法が考えられる。
は空間殺虫剤をあげることができるが、かかる空間殺虫
剤のぱあし、スプレー粒子の必要な粒蓬分布は30〜5
0仏とされている。スプレー粒子のかかる粒径分布をう
るためには、噴射剤がたとえばジクロロジフルオロメタ
ンのぱあし、にはケロセンに対して重量で約2.9音の
噴射剤が必要であり、また噴射剤が液化石油ガスのぱあ
し、にはケロセンに対して重量で約2倍の噴射剤が必要
である。一般にスプレー粒子を微粒化する方法として‘
11噴射剤の量をふやす方法と、■易微粒化性溶媒を用
いる方法が考えられる。
{1’の方法では単位量の溶媒を頃肘するのに高価な噴
射剤を多量に必要とする。(2’の方法においては用い
る易微粒化性溶媒が有効成分の溶解性に劣ったり、高価
なものであったりするので、ェアゾル組成物用の溶媒と
して実用的なものとはいえない。とくに本発明で用いる
易微粒化性溶媒である111・1−トリクロルェタンは
有効成分の溶解性および保存安定性にすぐれておらず、
しかも高価であるためその単独使用は実用的でない。し
たがってもっぱら安価なケロセンや1価の低級アルコー
ルなどの灘微粒化性溶媒がェアゾル組成物の溶媒として
広く用いられている。しかるに本発明のェアゾル組成物
によれば、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコ
ールという競微粒化性溶媒に3の重量%以下の少量の1
・111−トリクロルェタンを含有せしめることによっ
て、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコールが
有するすぐれた溶解性および保存安定性などの特性を失
なうことなく、これらのェアゾル溶媒であるスプレー粒
子の鍵微粒化性を改善し、1・1・1ートリクロルェタ
ンを添加しないぱあし、に比較して噴射剤の使用量を大
中に低減することができる。
射剤を多量に必要とする。(2’の方法においては用い
る易微粒化性溶媒が有効成分の溶解性に劣ったり、高価
なものであったりするので、ェアゾル組成物用の溶媒と
して実用的なものとはいえない。とくに本発明で用いる
易微粒化性溶媒である111・1−トリクロルェタンは
有効成分の溶解性および保存安定性にすぐれておらず、
しかも高価であるためその単独使用は実用的でない。し
たがってもっぱら安価なケロセンや1価の低級アルコー
ルなどの灘微粒化性溶媒がェアゾル組成物の溶媒として
広く用いられている。しかるに本発明のェアゾル組成物
によれば、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコ
ールという競微粒化性溶媒に3の重量%以下の少量の1
・111−トリクロルェタンを含有せしめることによっ
て、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコールが
有するすぐれた溶解性および保存安定性などの特性を失
なうことなく、これらのェアゾル溶媒であるスプレー粒
子の鍵微粒化性を改善し、1・1・1ートリクロルェタ
ンを添加しないぱあし、に比較して噴射剤の使用量を大
中に低減することができる。
たとえばケロセンのぱあし、では後述する実施例1〜3
の結果から明らかなように、同一粒径のスプレー粒子を
うるために必要な噴射剤の量は、1・1・1ートリクロ
ルヱタンを1の重量%添加するときは53〜61%も低
減せしめることができ、3の重量%添加するときでは約
70%も低減せしめることができる。また前記特定のア
ルコールのぱあし、でも、後述する実施例4で明らかな
ように1・1・1ートリクロルェタンを1の重量%添加
するときは約35%も噴射剤の量を低減することができ
、3の重量%添加するときでは約60%も低減せしめる
ことができる。一般に鱗微粒化性溶媒に易微粒化性溶媒
を混合してえられる溶媒は両者の中間的な性質を示すも
のと予測されるのである。
の結果から明らかなように、同一粒径のスプレー粒子を
うるために必要な噴射剤の量は、1・1・1ートリクロ
ルヱタンを1の重量%添加するときは53〜61%も低
減せしめることができ、3の重量%添加するときでは約
70%も低減せしめることができる。また前記特定のア
ルコールのぱあし、でも、後述する実施例4で明らかな
ように1・1・1ートリクロルェタンを1の重量%添加
するときは約35%も噴射剤の量を低減することができ
、3の重量%添加するときでは約60%も低減せしめる
ことができる。一般に鱗微粒化性溶媒に易微粒化性溶媒
を混合してえられる溶媒は両者の中間的な性質を示すも
のと予測されるのである。
たとえば1・1・1−トリクロルェタンと同様の易微粒
化性溶媒であるテトラク。ルェチレンでは後述の第1表
に示すごとく、1の重量%、2の重量%および3の重量
%添加でそれぞれ17%、37%および54%噴射剤の
量が低減せしめられてはいるが、その変化は漸減煩向を
示すにすぎない。しかるに本発明における1・1・1−
トリクロルェタンを添加する‘まあし・は53%、64
%および71%(実施例1)とテトラクロルェチレンに
比してきわめて顕著に噴射剤の量を低減せしめることが
でき、とくに1の重量%添加ではテトラクロルェチレン
のぱあし、の約3倍も噴射剤の使用量を低減せしること
ができる。このような1・1・1ートリクロルェタンの
効果はテトラクロルェチレンで予測される効果をはるか
に超えたものであり、予測せざるものである。本発明は
、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコールをェ
アゾル溶媒とするぱあし・の改良を目的とし、したがっ
てこれら溶媒の特性を損なわないことが重要であって、
そのため1・1・1−トリクロルェタンは通常前記溶媒
中に3の重量%以下の割合で、好ましく5〜3の重量%
の割合で含有せられる。
化性溶媒であるテトラク。ルェチレンでは後述の第1表
に示すごとく、1の重量%、2の重量%および3の重量
%添加でそれぞれ17%、37%および54%噴射剤の
量が低減せしめられてはいるが、その変化は漸減煩向を
示すにすぎない。しかるに本発明における1・1・1−
トリクロルェタンを添加する‘まあし・は53%、64
%および71%(実施例1)とテトラクロルェチレンに
比してきわめて顕著に噴射剤の量を低減せしめることが
でき、とくに1の重量%添加ではテトラクロルェチレン
のぱあし、の約3倍も噴射剤の使用量を低減せしること
ができる。このような1・1・1ートリクロルェタンの
効果はテトラクロルェチレンで予測される効果をはるか
に超えたものであり、予測せざるものである。本発明は
、ケロセンおよび(または)前記特定のアルコールをェ
アゾル溶媒とするぱあし・の改良を目的とし、したがっ
てこれら溶媒の特性を損なわないことが重要であって、
そのため1・1・1−トリクロルェタンは通常前記溶媒
中に3の重量%以下の割合で、好ましく5〜3の重量%
の割合で含有せられる。
1・1・1−トリクロルヱタンの含有割合が3の重量%
を超えると前記溶媒の特性が失なわれると同時に1・1
・1ートリクロルヱタンの増加に比べ微粒化効果が顕著
ではなくて好ましくなく、また5重量%未満では本発明
の目的とする微粒化効果が顕著に現われ難いという傾向
がある。
を超えると前記溶媒の特性が失なわれると同時に1・1
・1ートリクロルヱタンの増加に比べ微粒化効果が顕著
ではなくて好ましくなく、また5重量%未満では本発明
の目的とする微粒化効果が顕著に現われ難いという傾向
がある。
また本発明のェアゾル組成物は、不燃性の1・1・1−
トリクロルェタンが配合されるので燃焼による危険性が
より小さくなるという利点を有する。
トリクロルェタンが配合されるので燃焼による危険性が
より小さくなるという利点を有する。
本発明のェアゾル組成物における溶媒はケロセンまたは
前記特定のアルコールの単独または混合物を主成分とし
、これに1・1・1−トリクロルェタンを前記特定の割
合で配合したものである。
前記特定のアルコールの単独または混合物を主成分とし
、これに1・1・1−トリクロルェタンを前記特定の割
合で配合したものである。
本発明のェアゾル組成物において用いられる噴射剤は種
類において制限がなく、一般に噴射剤として用いられて
いる41℃以下の沸点を有するものがいずれも用いられ
る。たとえば、フッ素化炭化水素(たとえばジフルオロ
メタン、ベンタフルオロメタン、1・1・2・2ーテト
ラフルオロエタン、1・1・1・2−テトラフルオロエ
タン、1・1・1ートリフルオロエタン、1・1−ジフ
ルオロェタン、フルオロェタンなど)、フッ素化塩素化
炭化水素(たとえばクロロジフルオロメタン、ジクロロ
ジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ク。ロ
フルオロメタン、1・2ージクロロテトラフルオロエタ
ン、1ークロ。−1・2・2・2一テトラフルオロエタ
ン、1ーク。ロー1・1・2・2一テトラフルオロエタ
ン、1ークロロー1・1ージフルオロエタン、クロロ/
ぐーフルオロェタンなど)、塩素化炭化水素(メチルク
ロライド、ビニルクロライド、メチレンクロラィドなど
)、炭化水素(たとえばプロパン、n−ブタン、lso
−ブタン、液化石油ガスなど)、エーテル類(たとえば
ジメチルェーテルど)、無機圧縮ガス(たえばCQ、N
20、N2など)またはこれらの2種以上の混合物など
があげられる。本発明のェアゾル組成物は、ケロセンお
よび(または)前記特定のアルコール中の1・1・1−
トリクロルェタンの含有割合を前記特定の範囲内で適宜
変更し、噴射剤および有効成分(もし要すれば補助剤)
を適宜選択使用することによって、たえば殺虫剤スプレ
ー、梢臭剤スプレー、ヘアスプレー、ガラス磨きスプレ
ー、塗料スプレーなどのェアゾル製品とすることができ
る。
類において制限がなく、一般に噴射剤として用いられて
いる41℃以下の沸点を有するものがいずれも用いられ
る。たとえば、フッ素化炭化水素(たとえばジフルオロ
メタン、ベンタフルオロメタン、1・1・2・2ーテト
ラフルオロエタン、1・1・1・2−テトラフルオロエ
タン、1・1・1ートリフルオロエタン、1・1−ジフ
ルオロェタン、フルオロェタンなど)、フッ素化塩素化
炭化水素(たとえばクロロジフルオロメタン、ジクロロ
ジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ク。ロ
フルオロメタン、1・2ージクロロテトラフルオロエタ
ン、1ークロ。−1・2・2・2一テトラフルオロエタ
ン、1ーク。ロー1・1・2・2一テトラフルオロエタ
ン、1ークロロー1・1ージフルオロエタン、クロロ/
ぐーフルオロェタンなど)、塩素化炭化水素(メチルク
ロライド、ビニルクロライド、メチレンクロラィドなど
)、炭化水素(たとえばプロパン、n−ブタン、lso
−ブタン、液化石油ガスなど)、エーテル類(たとえば
ジメチルェーテルど)、無機圧縮ガス(たえばCQ、N
20、N2など)またはこれらの2種以上の混合物など
があげられる。本発明のェアゾル組成物は、ケロセンお
よび(または)前記特定のアルコール中の1・1・1−
トリクロルェタンの含有割合を前記特定の範囲内で適宜
変更し、噴射剤および有効成分(もし要すれば補助剤)
を適宜選択使用することによって、たえば殺虫剤スプレ
ー、梢臭剤スプレー、ヘアスプレー、ガラス磨きスプレ
ー、塗料スプレーなどのェアゾル製品とすることができ
る。
つぎに実施例をあげて本発明のェアゾル組成物を説明す
る。
る。
実施例 1
溶媒としてケロセン中に種々の割合で1・1・1−トリ
クロルェタンを含有せしめたものを用い、噴射剤として
ジクロロジフルオロメタンを用いたェアゾル組成物につ
いて、これらのPE値を4の重量%にするために必要な
噴射剤の割合(ェアゾル組成物に占める割合)を求め、
さらにその結果をもとにして溶媒1夕を噴射するのに必
要な噴射剤の量および3009のェアゾル組成物を調製
するのに必要な溶媒および噴射剤の使用量を求めた。
クロルェタンを含有せしめたものを用い、噴射剤として
ジクロロジフルオロメタンを用いたェアゾル組成物につ
いて、これらのPE値を4の重量%にするために必要な
噴射剤の割合(ェアゾル組成物に占める割合)を求め、
さらにその結果をもとにして溶媒1夕を噴射するのに必
要な噴射剤の量および3009のェアゾル組成物を調製
するのに必要な溶媒および噴射剤の使用量を求めた。
結果を第1表に示す。なおPE値とは、一般にスプレー
粒子の実際の粒径を測定することが困難であるため、粒
径にかわる尺度として提案されているものである。
粒子の実際の粒径を測定することが困難であるため、粒
径にかわる尺度として提案されているものである。
〔ケミカル・スベシヤリテイ・マニユフアクチユアリン
グ・アソシエーション(ChemicalSpecia
lityNPnMactming船sMiation)
脇、シー・ェス・ェム・ェィ(CSMA)、第6版(1
971年)、113〜116頁参照〕。PE値の測定は
、1つの面が開放されいる箱体(幅610脚、高さ50
8肌、深さ254側)の内にアルミニウム製の標的板(
305肋×318肋)を棒計りの一端から釣り下げ、該
標的板に向けて約270に保たれているェアゾル組成物
を305側の距離から噴射量が約10夕となるように5
〜1の砂、間噴射し、噴射後の標的板の重量増加を調べ
て行なう。PE値は標的板の重量増加分の実際に噴射さ
れたェアゾル組成物の重量に対する割合(重量%)であ
り、簡単に説明すれば、ェアゾル組成物を標的板に噴射
したときに全スプレー粒子のうちの何重量%が前記標的
板に付着したかを表わすものである。すなわちPE値が
0重量%ということはスプレー粒子がまったく標的板に
付着しないことを示し、PE値が10の重量%というこ
とはスプレー粒子のすべてが標的板に付着することを示
す。スプレー粒子は小さいほど標的板に付着し‘こくく
空間に帯留する傾向を有するので、PE値が小さいほど
スプレー粒子が小さいことを、またPE値が大きいほど
スプレー粒子が大きいことを意味する。空間殺虫剤のぱ
あし、はそのPE値は通常0〜6の重量%である。また
比較のため、1・1・1ートリクロルェタンにかえて同
じ易微粒化性溶媒であるテトラクロルェチレンを含有せ
しめた溶媒を用いて前記と同様な実験を行なった。
グ・アソシエーション(ChemicalSpecia
lityNPnMactming船sMiation)
脇、シー・ェス・ェム・ェィ(CSMA)、第6版(1
971年)、113〜116頁参照〕。PE値の測定は
、1つの面が開放されいる箱体(幅610脚、高さ50
8肌、深さ254側)の内にアルミニウム製の標的板(
305肋×318肋)を棒計りの一端から釣り下げ、該
標的板に向けて約270に保たれているェアゾル組成物
を305側の距離から噴射量が約10夕となるように5
〜1の砂、間噴射し、噴射後の標的板の重量増加を調べ
て行なう。PE値は標的板の重量増加分の実際に噴射さ
れたェアゾル組成物の重量に対する割合(重量%)であ
り、簡単に説明すれば、ェアゾル組成物を標的板に噴射
したときに全スプレー粒子のうちの何重量%が前記標的
板に付着したかを表わすものである。すなわちPE値が
0重量%ということはスプレー粒子がまったく標的板に
付着しないことを示し、PE値が10の重量%というこ
とはスプレー粒子のすべてが標的板に付着することを示
す。スプレー粒子は小さいほど標的板に付着し‘こくく
空間に帯留する傾向を有するので、PE値が小さいほど
スプレー粒子が小さいことを、またPE値が大きいほど
スプレー粒子が大きいことを意味する。空間殺虫剤のぱ
あし、はそのPE値は通常0〜6の重量%である。また
比較のため、1・1・1ートリクロルェタンにかえて同
じ易微粒化性溶媒であるテトラクロルェチレンを含有せ
しめた溶媒を用いて前記と同様な実験を行なった。
結果を第1表に併記する。第1表(注) 上段は1,
1,1−トリクロルェタンのぱあい、下段はテトラクロ
ェチレンのぱあいを示す。
1,1−トリクロルェタンのぱあい、下段はテトラクロ
ェチレンのぱあいを示す。
第1表から明らかなごと〈、本発明に用いる1・1・1
−トリクロルェタンは比較にあげたテトラクロルェチレ
ンにくらべ微粒化効果が顕著である。実施例 2 溶媒としてケロセソ中に種々の割合で1・1・1−トリ
クロルェタンを含有せしめものを用い、噴射剤として1
・1−ジフルオロェタンおよびク。
−トリクロルェタンは比較にあげたテトラクロルェチレ
ンにくらべ微粒化効果が顕著である。実施例 2 溶媒としてケロセソ中に種々の割合で1・1・1−トリ
クロルェタンを含有せしめものを用い、噴射剤として1
・1−ジフルオロェタンおよびク。
ロジフルオロメタン/1ークロロー111−ジフルオロ
ェタン(70/3の重量比)の混合物をそれぞ用いたェ
アゾル組成物について、実施例1と同様な実験を行なっ
た。結果を第2表に示す。第2表(注)上段は1,1−
ンフルオロェクンのぱあい、下段はクロロシフルオロメ
タン/1−クロロ−1,1−ッフルオロェタンの混合物
のぱあいを示す。
ェタン(70/3の重量比)の混合物をそれぞ用いたェ
アゾル組成物について、実施例1と同様な実験を行なっ
た。結果を第2表に示す。第2表(注)上段は1,1−
ンフルオロェクンのぱあい、下段はクロロシフルオロメ
タン/1−クロロ−1,1−ッフルオロェタンの混合物
のぱあいを示す。
実施例 3溶媒としてケロセン中に種々の割合で1・1
・IHトリクロルェタンを含有せしめたものを用し、、
噴射剤として液化石油ガスを用いたェアゾル組成物につ
いて、実施例1と同様な実験を行なった。
・IHトリクロルェタンを含有せしめたものを用し、、
噴射剤として液化石油ガスを用いたェアゾル組成物につ
いて、実施例1と同様な実験を行なった。
結果を第3表に示す。第3表
実施例 4
溶媒としてエチルアルコール中に種々の割合で1・1・
1−トリクロルェタンを含有せしめたものを用い、噴射
剤としてクロロジフルオロメタンを用いたェアゾル組成
物について、実施例1と同、な実験を行なった。
1−トリクロルェタンを含有せしめたものを用い、噴射
剤としてクロロジフルオロメタンを用いたェアゾル組成
物について、実施例1と同、な実験を行なった。
結果を第4表に示す。第4表第1〜4表から明らかなご
と〈、本発明のェアゾル組成物(ケロセンまたはエチル
アルコール中における1・1・1−トリクロルェタンの
含有割合が1の重量%、2の重量%および3の重量%の
もの)においては、1・1・1ートリクロルェタンを添
加しないぱあし、に比較して噴射剤の使用量を大中に低
減しうろことがわかる。
と〈、本発明のェアゾル組成物(ケロセンまたはエチル
アルコール中における1・1・1−トリクロルェタンの
含有割合が1の重量%、2の重量%および3の重量%の
もの)においては、1・1・1ートリクロルェタンを添
加しないぱあし、に比較して噴射剤の使用量を大中に低
減しうろことがわかる。
またケロセンまたはエチルアルコール中における1・1
・1ートリクロルェタンの含有割合が4の重量%および
5の重量%である本発明の範囲外のェアゾル組成物にお
いては、1・1・1−トリクロルェタンの含有割合にく
らべてそれほど顕著な微粒効果がえられないことがわか
る。施例 5溶媒としてィソプロパノールまたはエタノ
ールノイソプロパノル(50/50、重量比)に1・1
・1ートリクロルヱタンを1の重量%含有せしめたもの
を用い、噴射剤としてクロロジフルオロメタンを用いた
ェアゾル組成物について、実施例と同様な実験を行なっ
た。
・1ートリクロルェタンの含有割合が4の重量%および
5の重量%である本発明の範囲外のェアゾル組成物にお
いては、1・1・1−トリクロルェタンの含有割合にく
らべてそれほど顕著な微粒効果がえられないことがわか
る。施例 5溶媒としてィソプロパノールまたはエタノ
ールノイソプロパノル(50/50、重量比)に1・1
・1ートリクロルヱタンを1の重量%含有せしめたもの
を用い、噴射剤としてクロロジフルオロメタンを用いた
ェアゾル組成物について、実施例と同様な実験を行なっ
た。
結果を第5表に示す。なお、比較のために各アルコール
に1・1・1−トリクロルェタンを含有させなかった溶
媒を用いたときの結果も、第5表に示す。第 5表 第4〜5表から明らかなごとく、溶媒として炭素数2〜
3個の1価の低級アルコールまたはそれらの混合物を用
いるときも、噴射剤の量を大幅に低減させることができ
る。
に1・1・1−トリクロルェタンを含有させなかった溶
媒を用いたときの結果も、第5表に示す。第 5表 第4〜5表から明らかなごとく、溶媒として炭素数2〜
3個の1価の低級アルコールまたはそれらの混合物を用
いるときも、噴射剤の量を大幅に低減させることができ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) ケロセンおよび(または) (B) エタノールまたはイソプロパノールを溶媒とす
るエアゾル組成物において、前記溶媒中に1・1・1−
トリクロルエタンを30重量%以下の割合で含有せしめ
てなることを特徴とするエアゾル組成物。 2 前記溶媒中に1・1・1−トリクロルエタンを5〜
30重量%の割合で含有せしめてなる特許請求の範囲第
1項記載のエアゾル組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10696376A JPS607671B2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | エアゾル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10696376A JPS607671B2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | エアゾル組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5331583A JPS5331583A (en) | 1978-03-24 |
JPS607671B2 true JPS607671B2 (ja) | 1985-02-26 |
Family
ID=14446967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10696376A Expired JPS607671B2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | エアゾル組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607671B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0621041B2 (ja) * | 1984-10-11 | 1994-03-23 | ア−ス製薬株式会社 | 殺ダニ剤 |
US5007962A (en) * | 1989-09-19 | 1991-04-16 | Union Carbide Corporation | Boron nitride coatings |
JPH0734699B2 (ja) * | 1991-03-14 | 1995-04-19 | アース製薬株式会社 | 屋内ダニ防除用エアゾール剤およびそれを用いた屋内ダニ防除方法 |
-
1976
- 1976-09-06 JP JP10696376A patent/JPS607671B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5331583A (en) | 1978-03-24 |
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