JPH09143038A - 整髪料 - Google Patents

整髪料

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JPH09143038A
JPH09143038A JP30458195A JP30458195A JPH09143038A JP H09143038 A JPH09143038 A JP H09143038A JP 30458195 A JP30458195 A JP 30458195A JP 30458195 A JP30458195 A JP 30458195A JP H09143038 A JPH09143038 A JP H09143038A
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hair
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Keiichiro Teramoto
圭一郎 寺元
Takeshi Tanaka
健 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射時に飛散しがたく、手を汚さずに毛髪に
塗布することができ、毛髪への塗布箇所がわかりやす
く、均一に塗布することができる整髪料を提供するこ
と。 【解決手段】 1価の低級アルコール1〜70重量%、
アニオン性樹脂0.05〜10重量%、水10〜97重
量%および界面活性剤0.01〜10重量%からなる原
液と、噴射剤とを重量比(原液/噴射剤)50/50〜
95/5の割合で混合してなる整髪料、ならびに1価の
低級アルコール15〜75重量%、アニオン性樹脂、カ
チオン性樹脂、ノニオン性樹脂および両性樹脂から選ば
れた樹脂0.05〜10重量%、水10〜97重量%お
よび界面活性剤0.01〜10重量%からなる原液と、
液化石油ガスを80重量%以上含有した噴射剤とを重量
比(原液/噴射剤)50/50〜95/5の割合で混合
してなる整髪料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整髪料に関する。
さらに詳しくは、エアゾール型整髪料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エアゾール型整髪料としては、種
々のものが開発されており、主として、ミストタイプの
エアゾール型整髪料とフォームタイプのエアゾール型整
髪料とが知られている。
【0003】前記ミストタイプのエアゾール型整髪料
は、噴射形態がミスト状のものであり、手を汚さずに、
直接毛髪に塗布することができるという利点があるが、
噴射時に飛散しやすく、また毛髪への塗布箇所がわかり
にくく、均一に塗布しがたいという問題がある。
【0004】また、前記フォームタイプのエアゾール型
整髪料は、噴射形態がフォーム状のものであり、毛髪へ
の塗布箇所がわかりやすく、均一に塗布することができ
るという利点があるが、手のひらにとる必要があるた
め、手が汚れるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされてものであり、噴射時に飛散したが
く、手を汚さずに毛髪に塗布することができ、毛髪への
塗布箇所がわかりやすく、均一に塗布することができる
整髪料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、1価
の低級アルコール1〜70重量%、アニオン性樹脂0.
05〜10重量%、水10〜97重量%および界面活性
剤0.01〜10重量%からなる原液と、噴射剤とを重
量比(原液/噴射剤)50/50〜95/5の割合で混
合してなる整髪料(以下、第1発明という)に関する。
第2に、1価の低級アルコール15〜75重量%、アニ
オン性樹脂、カチオン性樹脂、ノニオン性樹脂および両
性樹脂から選ばれた樹脂0.05〜10重量%、水10
〜97重量%および界面活性剤0.01〜10重量%か
らなる原液と、液化石油ガスを80重量%以上含有した
噴射剤とを重量比(原液/噴射剤)50/50〜95/
5の割合で混合してなる整髪料(以下、第2発明とい
う)に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】前記第1発明および第2発明の整
髪料は、いずれも、噴射時に飛散しがたく、手を汚さず
に毛髪に塗布することができ、毛髪への塗布箇所がわか
りやすく、均一に塗布することができるものである。本
発明の整髪料がこのようなすぐれた性質を有するのは、
本発明の整髪料が噴射時にミストを形成するが、所定の
組成を有するので、飛散しがたく、またミストを形成
し、毛髪に塗布したのち速やかに起泡してフォームを形
成するので、塗布箇所がわかりやすく、手を汚さずに毛
髪に均一に塗布することができるからである。
【0008】第1発明の整髪料は、前記したように、1
価の低級アルコール1〜70重量%、アニオン性樹脂
0.05〜10重量%、水10〜97重量%および界面
活性剤0.01〜10重量%からなる原液と、噴射剤と
を重量比(原液/噴射剤)50/50〜95/5の割合
で混合することによってえられる。
【0009】前記1価の低級アルコールは、アニオン性
樹脂を原液中に溶解させるための成分である。
【0010】前記1価の低級アルコールの代表例として
は、たとえば炭素数2〜4の1価アルコール、具体的に
はエタノール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ノルマルブタノールおよびイソブタノ
ールがあげられる。
【0011】前記1価の低級アルコールの使用量は、ア
ニオン性樹脂を充分に原液中に溶解させるために、原液
中に1重量%以上、好ましくは5重量%以上含有される
ように調整され、またミスト状に噴射させ、塗布面での
過発泡をおさえるために、原液中に70重量%以下、好
ましくは50重量%以下含有されるように調整される。
【0012】前記アニオン性樹脂は、えられる整髪料に
セット力を付与せしめるための成分である。
【0013】前記アニオン性樹脂の代表例としては、た
とえばアニセット、KB−1000、KB−100H、
B−1015、HS−3000(以上、大阪有機化学工
業(株)製)、プラスサイズL−33、L−53、LP
−503、L−9400B、L−9850B、L−60
10およびL−6330(以上、互応化学工業(株)
製)で代表されるアクリル酸および/またはメタクリル
酸と、アクリル酸アルキルエステルおよび/またはメタ
クリル酸アルキルエステルとの共重合体であるアクリル
樹脂アルカノールアミン、BEM−42S、WEM−2
2S(以上、大阪有機化学工業(株)製)、ガントレッ
ツES−425、ES−225およびES−33(以
上、アイエスピー社製)で代表されるメチルビニルエー
テルとマレイン酸モノアルキルエステルとの共重合体、
レジン28−1310、レジン28−2930(以上、
ナショナルスターチ社製)、ルビセットCE5055
(油化バーディッシュ(株)製)、酢酸ビニルとクロト
ン酸との共重合体、ウルトラホールド8(チバガイギー
社製)で代表されるアクリル酸とアクリル酸アルキルエ
ステルとN−アルキルアクリルアミドとの共重合体、カ
ルボキシルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマ
ー、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリ
ウム、アラビアガム、ペクチンなどがあげられる。これ
らは、単独でまたは2種以上を混合して用いることがで
きる。
【0014】なお、本発明においては、必要に応じて、
たとえば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、NaOH、KOH、NH3などの中和剤
を用いて前記アニオン性樹脂を中和してもよい。
【0015】前記アニオン性樹脂の使用量は、えられる
整髪料に充分なセット力が付与されるようにするため
に、原液中に0.05重量%以上、好ましくは0.5重
量%以上含有されるように調整され、また毛髪に付着し
たときにべたつきを生じないようにするために、原液中
に10重量%以下、好ましくは5重量%以下含有される
ように調整される。
【0016】前記水は、えられる整髪剤の塗布面での形
態をフォーム状にするために用いられる成分である。
【0017】前記水にはとくに限定がなく、たとえば通
常整髪料に用いられている蒸留水、イオン交換水などの
精製水を用いることができる。
【0018】前記水の使用量は、充分なセット力がえら
れる整髪剤に付されるようにするために、原液中に10
重量%以上、好ましくは40重量%以上含有されるよう
に調整され、またえられる整髪剤の塗布面での形態をフ
ォーム状にするために、原液中に97重量%以下、好ま
しくは90重量%以下含有されるように調整される。
【0019】前記界面活性剤は、水性成分と油性成分と
を均一に分散させるとともに、起泡させるために用いら
れる。
【0020】前記界面活性剤の具体例としては、たとえ
ばソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ
油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルキル
アミドなどの非イオン性界面活性剤、ポリペプタイド脂
肪酸縮合塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸塩、ジメチル
シロキサン、メチル(ポリオキシエチレン)−シロキサ
ン共重合体などのアニオン性界面活性剤、アルキルアミ
ノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、ジアルキルジメ
チルアンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤などが
あげられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して
用いることができる。
【0021】前記界面活性剤の使用量は、充分な起泡性
をえられる整髪料に付与するために、原液中に0.01
重量%以上、好ましくは0.05重量%以上、より好ま
しくは0.1重量%以上含有されるように調整され、ま
た毛髪に付着したときにべたつきを生じないようにする
ために、原液中に10重量%以下、好ましくは5重量%
以下、より好ましくは3重量%以下含有されるように調
整される。
【0022】第1発明に用いられる原液は、1価の低級
アルコール、アニオン性樹脂、水および界面活性剤を、
前記した所定量で混合することによってえられる。
【0023】つぎに、前記原液と噴射剤とを混合するこ
とにより、第1発明の整髪料がえられる。
【0024】前記噴射剤としては、たとえば液化石油ガ
ス(主成分:プロパン、イソブタンおよびノルマルブタ
ン)、ジフルオロモノクロロエタン、モノクロロジフル
オロメタン、テトラフルオロエタンなどのハイドロフル
オロカーボン、ジメチルエーテルなどの液化ガス;
2、N2O、CO2、空気などの圧縮ガスがあげられ
る。これらは単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。なお、本発明においては、前記噴射剤の一
部をたとえばノルマルペンタン、イソペンタンなどの発
泡助剤と置換してもよい。
【0025】なお、第1発明においては、えられる整髪
料に充分な起泡性を付与するために、噴射剤として、液
化石油ガスを5〜100重量%(液化石油ガス単独)含
有したものを用いることが好ましい。このばあい、噴射
剤の一部をノルマルペンタン、イソペンタンなどの発泡
助剤と置換してもよい。また、該噴射剤が用いられた整
髪料の35℃での圧力は、えられる整髪料を充分にかつ
良好な状態で噴射されるようにするために、2kg・G
/cm2以上、なかんづく4kg・G/cm2以上とする
ことが好ましく、また安全性の面から8kg・G/cm
2以下、なかんづく7kg・G/cm2以下とすることが
好ましい。
【0026】原液と噴射剤との重量比(原液/噴射剤)
は、ミスト状に噴射された整髪料を塗布面で発泡させる
ために、95/5以下、好ましくは90/10以下とさ
れ、またえられる整髪料をミスト状で噴射させるため
に、50/50以上、好ましくは60/40以上とされ
る。
【0027】かくして前記原液と前記噴射剤とを混合す
ることにより、第1発明の整髪料がえられる。
【0028】つぎに、第2発明の整髪料について説明す
る。
【0029】第2発明の整髪料は、前記したように、1
価の低級アルコール15〜75重量%、アニオン性樹
脂、カチオン性樹脂、ノニオン性樹脂および両性樹脂か
ら選ばれた樹脂0.05〜10重量%、水10〜97重
量%および界面活性剤0.01〜10重量%からなる原
液と、液化石油ガスを80重量%以上含有した噴射剤と
を重量比(原液/噴射剤)50/50〜95/5の割合
で混合することによってえられる。
【0030】前記1価の低級アルコールの具体例は、第
1発明に用いられる1価の低級アルコールと同様であれ
ばよい。
【0031】前記1価の低級アルコールの使用量は、え
られる整髪料をミスト状に噴射させ、塗布面での過発泡
をおさえるために、原液中に15重量%以上、好ましく
は35重量%以上含有されるように調整され、またえら
れる整髪料を塗布面で発泡させるために、原液中に75
重量%以下、好ましくは70重量%以下含有されるよう
に調整される。
【0032】前記アニオン性樹脂、カチオン性樹脂、ノ
ニオン性樹脂および両性樹脂から選ばれた樹脂は、えら
れる整髪料にセット力を付与せしめるための成分であ
る。
【0033】前記アニオン性樹脂の代表例としては、た
とえばガントレッツES−225、ES−425、SP
−215(以上、ISP社製)、BEM−42S(大阪
有機化学工業(株)製)などで代表されるメチルビニル
エーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重
合体などの酢酸ビニルエーテル系樹脂;レジン28−1
310(ナショナルスターチ社製)、ルビセットCA6
6(BASF社製)などで代表される酢酸ビニル/クロ
トン酸共重合体、レジン28−2930(ナショナルス
ターチ社製)などで代表される酢酸ビニル/クロトン酸
/ネオデカン酸ビニル共重合体などの酸性ポリ酢酸ビニ
ル系樹脂;プラスサイズL53P、LP−503、L−
9400B、L−9850B、L−6010、L−63
30(以上、互応化学工業(株)製)、ダイヤホールド
HR−200、LP−503(以上、三菱油化(株)
製)、アニセットB−1000(大阪有機化学工業
(株)製)などの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体、ウルトラホールド8(BASF
社製)、アンフォマーV−42(ナショナルスターチ社
製)などのアクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/
アルキルアクリルアミド共重合体などの酸性アクリル系
樹脂などがあげられる。これらは単独でまたは2種以上
を混合して用いることができる。
【0034】前記カチオン性樹脂の代表例としては、た
とえばマーコート100(米国メルク社製)などで代表
されるポリ[ジメチルジアリルアンモニウムハライド]
型カチオン性ポリマー、マーコート550(米国メルク
社製)などで代表されるジメチルジアリルアンモニウム
ハライドとアクリルアミドの共重合体カチオン性ポリマ
ー、ポリマーJR−400、ポリマーJR−125およ
びポリマーJR−30M(以上、UCC社製)などで代
表される第4級チッ素含有セルロースエーテル、ポリコ
ートH(ヘンケル社製)などで代表されるポリエチレン
グリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン、
タロイルアミノの共重合体、ポリコートNH(ヘンケル
社製)などで代表されるポリエチレングリコール、エピ
クロルヒドリン、ヤシ油アルキルアミン、ジプロピレン
トリアミンの共重合体、H.C.ポリマー1、1N、
2、HCP−3A(以上、大阪有機化学工業(株)
製)、ガフコート755および734(以上、アイエス
ピー(ISP)社製)などで代表されるビニルピロリド
ン、ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体カチ
オン化物などがあげられる。これらは単独でまたは2種
以上を混合して用いることができる。
【0035】前記ノニオン性樹脂の代表例としては、た
とえばルビスコールK12、K30(以上、BASF社
製)、PVP K15、K30(以上、ISP社製)な
どのポリビニルピロリドン、ルビスコールVA28、V
A73(以上、BASF社製)、PVP/VA E−7
35、S−630(以上、ISP社製)などのポリビニ
ルピロリドン/酢酸ビニル共重合体などのポリビニルピ
ロリドン系樹脂などがあげられる。これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いることができる。
【0036】前記両性樹脂の代表例としては、たとえば
ユカフォーマーAM−75、SM、R−102(以上、
三菱油化(株)製)などのジアルキルアミノエチル(メ
タ)アクリレート/(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル共重合体などの両性アクリル系樹脂などがあげられ
る。これらは単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0037】前記アニオン性樹脂、カチオン性樹脂、ノ
ニオン性樹脂および両性樹脂は、本発明の整髪料の目
的、用途などに応じて適宜選択して用いればよい。これ
らの樹脂は、通常、単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。なお、本発明においては、必要に応
じて、たとえば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノ
ール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、NaOH、KOH、NH3などの
中和剤を用いて前記アニオン性樹脂を中和してもよい。
【0038】前記樹脂の使用量は、えられる整髪料に充
分なセット力が付与されるようにするために、原液中に
0.05重量%以上、好ましくは0.5重量%以上含有
されるように調整され、また毛髪に付着したときにべた
つきを生じないようにするために、原液中に10重量%
以下、好ましくは5重量%以下含有されるように調整さ
れる。
【0039】前記水は、第1発明に用いられている水と
同様であればよい。また、前記水の使用量も、第1発明
と同様であればよい。
【0040】また、前記界面活性剤は、第1発明に用い
られている界面活性剤と同様であればよい。また、前記
界面活性剤の使用量は、原液中に0.01重量%以上、
好ましくは0.05重量%以上、より好ましくは0.1
重量%以上含有されるように調整され、また毛髪に付着
したときにべたつきを生じないようにするために、原液
中に10重量%以下、好ましくは7重量%以下、より好
ましくは5重量%以下含有されるように調整される。
【0041】第2発明に用いられる原液は、1価の低級
アルコール、アニオン性樹脂、カチオン性樹脂、ノニオ
ン性樹脂および両性樹脂から選ばれた樹脂、水および界
面活性剤を、前記した所定量で混合することによってえ
られる。
【0042】つぎに、前記原液と噴射剤とを混合するこ
とにより、第2発明の整髪料がえられる。
【0043】前記第2発明においては、噴射剤として液
化石油ガスを80重量%以上含有したものが用いられ
る。
【0044】このように、第2発明においては、噴射剤
中に液化石油ガスが80重量%以上含有されているの
で、えられる整髪料は、多量に配合された1価の低級ア
ルコールと相俟って噴射時にはミスト状を呈するが、塗
布面でそののち起泡し、発泡するという性質を呈する。
【0045】前記液化石油ガス以外の噴射剤としては、
たとえばジフルオロモノクロロエタン、モノクロロジフ
ルオロメタン、テトラフルオロエタンなどのハイドロフ
ルオロカーボンなどの液化ガス;N2、N2O、CO2
空気などの圧縮ガスがあげられる。これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いることができる。なお、本発
明においては、前記噴射剤の一部をたとえばノルマルペ
ンタン、イソペンタンなどの発泡助剤と置換してもよ
い。また、該噴射剤が用いられた整髪料の35℃での圧
力は、第1発明の整髪料と同様に、えられる整髪料が充
分にかつ良好な状態で噴射されるようにするために、2
kg・G/cm2以上、なかんづく4kg・G/cm2
上とすることが好ましく、また安全性の面から、8kg
・G/cm2以下、なかんづく7kg・G/cm2以下と
することが好ましい。
【0046】原液と噴射剤との重量比(原液/噴射剤)
は、第1発明における原液と噴射剤との重量比(原液/
噴射剤)と同様であればよい。
【0047】かくして前記原液と前記噴射剤とを混合す
ることにより、第2発明の整髪料がえられる。
【0048】第1発明および第2発明の整髪料は、いず
れも、噴射時にミストを形成するが、飛散しがたく、ま
た毛髪に塗布したのちに速やかに起泡し、フォームを形
成するので、手を汚さずに毛髪に均一に塗布することが
できるものである。
【0049】第1発明および第2発明の整髪料は、いず
れも、たとえば通常の方法でエアゾール用耐圧容器内に
充填し、エアゾール用バルブおよびボタンを取付けるこ
とによってエアゾール製品とすることができる。
【0050】前記エアゾール用耐圧容器としては、とく
に限定がなく、通常用いられている容器を使用すること
ができる。
【0051】
【実施例】つぎに、本発明の整髪料を実施例にもとづい
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
【0052】実施例1〜19 表1に示す成分を総量が100重量部となるように、表
1に示す割合で混合して原液を調製した。
【0053】つぎに、前記でえられた原液と表1に示す
噴射剤とをエアゾール用耐圧容器(満注量:300m
l)内に充填し(整髪料の使用量約200ml)、エア
ゾール用バルブおよびボタンを取付けてエアゾール製品
をえた。
【0054】えられた整髪料の物性として、吐出状態お
よび塗布性を以下の方法にしたがって調べた。その結果
を表3に示す。
【0055】吐出状態 エアゾール製品から整髪料を25℃で吐出させたときの
吐出状態を観察し、以下の評価基準にもとづいて評価す
る。
【0056】(評価基準) A:霧状に吐出後に発泡。 B:霧状に吐出後にわずかに発泡。 C:棒状に吐出するかまたは発泡せず。 D:吐出口で発泡し、噴霧せず。
【0057】塗布性 エアゾール製品から整髪料を25℃で30cm垂直方向
に離れたところから水平方向に吐出させ、ガラス板に塗
布された整髪料を観察し、以下の評価基準にもとづいて
評価する。
【0058】(評価基準) A:ガラス板上に直径7cm以上の円形状に塗布され、
均一に発泡し、塗布箇所が明確である。 B:ガラス板上に直径7cm以上の円形状に塗布され、
やや発泡にむらが生じるが、塗布箇所が明確である。 C:ガラス板上に直径7cm未満の円形状に塗布される
か、または発泡にむらが生じ、塗布箇所が明確ではな
い。
【0059】なお、表1および表2中、各略号は、以下
のことを意味する。
【0060】PVP/VA:ポリビニルピロリドン/酢
酸ビニル共重合体 EtOH:エタノール IPA:イソプロピルアルコール AMP:2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール POE:ポリオキシエチレン POP:ポリオキシプロピレン SH−3771:ジメチルシロキサンメチル−(ポリオ
キシエチレン)シロキサン共重合体 LPG:液化石油ガス DME:ジメチルエーテル N2 :チッ素ガス Air:空気
【0061】
【表1】
【0062】比較例1〜5 実施例1において、原液の組成および原液と噴射剤との
割合を表2に示すように変更したほかは、実施例1と同
様にして整髪料が充填されたエアゾール製品をえた。
【0063】えられた整髪料の物性として、吐出状態お
よび塗布性を実施例1と同様にして調べた。その結果を
表3に示す。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】表3に示された結果から、実施例1〜19
でえられた整髪料は、いずれも噴射時の吐出状態が霧状
であるが、そののち発泡するので、手を汚さずに直接毛
髪に塗布することができ、また毛髪の塗布箇所が発泡に
より、容易に視認することができることがわかる。ま
た、実施例1〜19でえられた整髪料は、いずれも毛髪
に均一に塗布させることができるものであることがわか
る。
【0067】
【発明の効果】本発明の整髪料は、噴射時に飛散しがた
く、手を汚さずに毛髪に塗布することができ、毛髪への
塗布箇所がわかりやすく、均一に塗布することができる
という効果を奏する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1価の低級アルコール1〜70重量%、
    アニオン性樹脂0.05〜10重量%、水10〜97重
    量%および界面活性剤0.01〜10重量%からなる原
    液と、噴射剤とを重量比(原液/噴射剤)50/50〜
    95/5の割合で混合してなる整髪料。
  2. 【請求項2】 噴射剤が液化石油ガスを5〜100重量
    %含有したものである請求項1記載の整髪料。
  3. 【請求項3】 35℃での圧力が2〜8kg・G/cm
    2である請求項2記載の整髪料。
  4. 【請求項4】 1価の低級アルコール15〜75重量
    %、アニオン性樹脂、カチオン性樹脂、ノニオン性樹脂
    および両性樹脂から選ばれた樹脂0.05〜10重量
    %、水10〜97重量%および界面活性剤0.01〜1
    0重量%からなる原液と、液化石油ガスを80重量%以
    上含有した噴射剤とを重量比(原液/噴射剤)50/5
    0〜95/5の割合で混合してなる整髪料。
  5. 【請求項5】 35℃での圧力が2〜8kg・G/cm
    2である請求項4記載の整髪料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000191464A (ja) * 1998-12-29 2000-07-11 Sunstar Inc ヘアスプレイ組成物
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