JPS607638B2 - シリルエノールエーテルの合成法 - Google Patents

シリルエノールエーテルの合成法

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JPS607638B2
JPS607638B2 JP52081772A JP8177277A JPS607638B2 JP S607638 B2 JPS607638 B2 JP S607638B2 JP 52081772 A JP52081772 A JP 52081772A JP 8177277 A JP8177277 A JP 8177277A JP S607638 B2 JPS607638 B2 JP S607638B2
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリルェノールェーテルの新規合成法に関する
シリルェノールェーテルはアルデヒド類、ケトン類の誘
導体であり、医薬品、香料等の合成中間体として有用な
物質である。
近年そのシリル基の反応特性に着目して有機合成化学に
於て種々の改変反応に利用されている。その一例を挙げ
れば四塩化チタン触媒の存在下、アルドール型縮合反応
により8−アルコキシケトン、ムーケトンアセタール・
8−ヒドロキシケトンを好収率で合成することができる
(向山ら、Chem.Lett.15(1974))。
従釆、シリルェノールェーテルの合成法としては、{1
)トリメチルクロルシランの如きクロルシランとケトン
類とを三級ァミン触媒下、ジメチルホルムアミド中で加
熱反応させる方法(日.0.Housee側;J.ぴg
.Chemへ 342324(1969))、‘2}パ
ラジウム塩、ロジウム鍔体、還元ニッケル等の触媒下、
ケトン類のヒドロシランによる還元反応(永井ら;有機
合成協会誌、31、759(1973)、EFrain
net etaI J.0て鞍nometal.Che
m.、85、297(1975))、‘3}ケトン類と
(トリメチルシリル)酢酸エチルとをテトラブチルアン
モニウムフロライド触媒下に反応させる方法〔桑島ら;
J.AmChem.SM.、斑、2346(1976)
〕等が知られているが、【1’の方法は吸湿性の三級ア
ミン塩酸塩が副生し、分離操作のため目的物の収率低下
を招来する上に、反応の完結には還流加熱によって4〜
48時間と長い反応時間を要する等の欠点がある■の方
法は不均一系触媒反応であるため、反応制御、反応生成
物の後処理に難点があり、又目的物のシリルェノールェ
ーテルの外にその還元生成物であるシリルェーテルが副
生し、選択性に乏しく、又′ 不必要な還元反応が惹起
するため適用範囲に問題があり【3}の方法にあっては
使用する原料が高価であり、酢酸エチルが多量に副生す
る等、いずれの方法も工業的に有利なシリルェノールェ
ーテルの合成法とは云い難いものである。
本発明の目的は、安価な触媒の存在下にケトン類とヒド
ロシラン類とを均一系で反応させてシリルェノールェー
テルを製造し得る方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ケトン類とヒドロシラン類から緩
和な反応条件下、均一系触媒反応によって望ましくない
副生物を実質的に伴うことなく、目的とするシリルェノ
ールェーテルを高い収率で製造取得し得る方法を提供す
ることにある。
本発明者が種々研究した結果、工業的に安価に入手し得
るコバルトカルボニル触媒がケトン類のヒドロシリル化
によるシリルエノールエーテルの生成反応に於て極めて
有効な触媒であり、均一系で反応が進行すること、そし
て適当な助触媒との共存下で反応を行った場合には、還
元生成物であるシリルェーテルの生成反応が極力抑制さ
れ、目的とするシリルェノールェーテルが選択的に製造
取得し得ることを見出し、本発明を完成した。即ち、本
発明はコバルトカルボニル触媒の存在下、一般式(1)
(但し、式中R,及びR2は水素、アルキル基、アリー
ル基、アラルキル基又はアルケニル基を示し、R3はア
ルキル基、アリール基、アラルキル基又はアルケニル基
を示し、又はとR3と が共になって少くとも4個の炭素数を含有する有機環式
基を形成する場合を含む)にて示されるケトンと一般式
(□) HSjR4R5R6(ロ) (但し、式中R4、R5及びR6は水素、アルキル基、
アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アラル
.キル基又はアラルキルオキシ基を示し、R4、R5、
R6の全てが水素であることはない)にて示されるヒド
ラシランとを反応させてなる一般式(m)(但し、式中
R,、R2、R3、R4、R5、R6は前記と同意菱又
はとR3とが共になって少く とも4個の炭素数を含有する有機環式基を形成する場合
を含む)にて示されるアリルシリールヱーテルの合成法
である。
コバルトカルボニル触媒下での均一反応ではシリルェノ
ールェーテルが35〜45%の収率で得られるが、同時
にその還元生成物であるシリルェーナルも副生する。然
るに、コバルトカルポニル触媒と共に肋触媒として分子
中に一級アミノ基、二級アミノ基又は三級アミノ基を有
する有機塩基、アルカリ金属アルコキシド、有機酸のア
ルカリ金属塩、有機スルホン酸のアルカリ金属塩、ニト
リル化合物、ホスフイン、ホスフアィト、ホスフインオ
キシド及びホスホン酸アミドのうちの少くとも1種を共
存させて反応を行った場合には、そのような還元副生成
物を実質的に伴わずに、目的とするシリルヱノールェー
テルの生成収率が飛躍的に向上することが判明した。か
)る分子中に一級アミノ基、二級アミノ基又は三級アミ
ノ基を有する有機塩基、アルカリ金属アルコキシド、有
機酸のアルカリ金属塩、有機スルホン酸のアルカリ金属
塩、ニトリル化合物、ホスフイン、ホスフアイト、ホス
フインオキシド及びホスホン酸アミドのうちの少くとも
1種の添加効果はコバルトカルボニル触媒との組合せに
於てのみにみられる特異的なもので、同機の遷移金属触
媒であっても、塩化コバルト、塩化ニッケル、鉄カルボ
ニル、ロジウムトリフェニル錆体等の他種触媒との共存
下では殆んど反応が生起しないか「生起したとしてもむ
しろ好ましくない還元生成物シリルェーテルの方が生成
する榎向が高いことから了解されよう。
本発明の方法は下記反応式によって表わされる。
本発明に於て原料として用いられる一般式(1)表示の
ケトンとしては、例えばアセトン、エチルメチルケトン
、メチルプロピルケトン、イソプロピルメチルケトン、
ブチルメチルケトン、ピナコロン、ジエチルケトン、ブ
チロン、ジイソプロピルケトン等の脂肪族飽和ケトン;
メチルビニルケトン、メシチルオキシド、メチルヘプテ
ノン等の不飽和ケトン;アセトフェノン、プロピオフヱ
ノン、ブチロフエノン、/ぐレロフエノン、ベンゾフエ
ノン、ベンジルメチルケトン、ジベンジルケトン等の芳
香族ケトン:シクロブタノン、シクロベンタノン、シク
ロヘキサノン、2−メチルシクロヘキサノン等の脂環式
ケトン等を挙げることができる。
尚一方の原料である一般式(m表示のヒドロシランとし
ては、例えばトリメチルヒドロシラン、トリエチルヒド
ロシラン、トリプロピルヒドロシラン、トリプチルヒド
ロシラン、トリメトキシヒドロシラン、トリエメキシヒ
ドロシラン、トリプチロキシヒドロシラン、トリフエニ
ルヒドロシラン、トリフエノキシヒドロシラン、フエニ
ルジメチルヒドロシラン、フエニルジエチルヒドロシラ
ン、フエニルメチルヒドロシラン、フエニルエチルヒド
ロシラン、ジベンジルフエニルヒドロシラン、トリベン
ジルオキシヒドロシラン、ベンジルジメチルヒドロシラ
ン等を挙げることができる。
ヒドロシランの使用量はケトンに対して等モル乃至1.
2倍モルであればよい。
コバルトカルボニル触媒としてジコバルトオクタカルボ
ニル、ヒドロコノゞルトテトラカルボニルが特に好適で
あり、その使用量はケトンとヒドロシランとの混合物に
基いて1〜10モル%、特に1〜2モル%が好ましい。
又、コバルトカルボニル触媒はこれを予めヒドロシラン
と反応させて得られるシリルコバルトテトラカルポニル
であってもよく、更にこれをピリジンと反応させて得ら
れるコバルトカルボニルのオニウム塩であっても同様に
有効である。コバルトカルボニル触媒と共に反応系に共
存せしめる助触媒には、分子中に一級アミノ基、二級ア
ミノ基又は三級アミノ基を有する有機塩基、アルカリ金
属アルコキシド、有機酸のアルカリ金属塩、有機スルホ
ン酸のアルカリ金属塩、ニトリル化合物、ホスフィン、
ホスフアィト、ホスフィンオキシド又はホスフィン酸ア
ミドが用いられ、夫々の代表例を挙げれば次の通りであ
る。
{a} 有機塩基:メチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、メチル
エチルアミン、ジエチルアミン、メチルヘキシルアミン
、アニリン、メチルアニリン、ジメチルアニリン、ベン
ジルアミン、シクロヘキシルアミン、トリメチルアミン
、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリアリル
アミン、トリフエニルアミン、トリベンジルアミン、ピ
リジン、Nーメチルピロリジン、Q・B又はy−ピコリ
ン、2・6ールチジン、キノリン、エチレンジアミン、
トリメチレンテトラアミン、テトラメチレソベンタアミ
ン、1・5−ジアザビシクロー〔5・4・0〕ーウンデ
センー5‘b} アルカリ金属アルコキシド:ナトリウ
ムェトキシド、カリウムターシヤルプトキシド‘cー
有機酸のアルカリ金属塩:酢酸ナトリウム、プロピオン
酸ナトリウム、酪酸ナトリウム、ラゥリル酸ナトリウム
、アジピン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、シュウ
酸ナトリウム、マレィン酸ナトリウム、フマール酸ナト
リウム、安息香酸ナトリウム{d’ 有機スルホン酸の
アルカリ金属塩:pートルェンスルホン酸ナトリウム、
ドデジルベンゼンスルホン酸ナトリウム{e} ニトリ
ル化合物:アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾ
ニトリル、トルニトリル、シアン化ペンジル【f} ホ
スフィン、ホスフアィト:その代表的なものは下記一般
式で表わされる化合物(R)3P (式中、Rはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アリールオキシ基を示す。
)例えばトリメチルホスフイン、トリェチルホスフイン
、トリプロピルホスフイン、トリメトキシホスフイン、
トリエトキシホスフイン、トリフエニルホスフイン、ジ
フエニルメチルホスフイン、トリフエノキシホスフイン
(g) ホスフインオキシド:トリエチレンホスフイン
オキシド(h)ホスホン酸アミド:へキサメチルホスホ
ルアミドこれら分子中に一級アミノ基、二級アミ/基又
は三級アミノ基を有する有機塩基、アルカリ金属アルコ
キシド、有機酸のアルカリ金属塩、有機スルホン酸のア
ルカリ金属塩、ニトリル化合物」ホスフイン、ホスフア
イト、ホスフインオキシド及びホスホン酸アミドのうち
の少くとも1種はコバルトカルボニル触媒に対して0.
5〜3倍モル、通常等モル量で十分である。
本発明の反応は溶媒の存在下又は無溶媒下にて進行する
が、通常溶媒中で行った方が便利である。
溶媒としては反応に不活性で原料、コバルトカルボニル
触媒及び分子中に一級アミノ基、二級アミノ基又は三級
アミノ基を有する有機塩基、アルカリ金属アルコキシド
、有機酸のアルカリ金属塩、有機スルホン酸のアルカI
J金属塩、ニトリル化合物、ホスフィン、ホスフアィト
、ホスフィンオキシド及びホスホン酸アミドのうちの少
くとも1種に対して溶解性を有する各種溶媒類を使用で
きる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルェン等の芳
香族炭化水素、塩化メチレン、ジクロルェタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等の指肪族ハロゲン化炭化水素等が
挙げられる。反応は常温、常圧下で十分に進行するが、
通常10〜50qo前後の間の適当な温度を適用すれば
よい。一般に温度の上昇に伴い反応速度は大となる額向
がある。反応圧力も常圧でよく、何等加圧する必要はな
いが、必要に応じて加圧してもよい。反応終了後、目的
物は反応混合物より蒸留、気液クロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー等の通常の手段で単離、精製する
ことができる。以下実施例により具体的に説明する。実
施例 1 50の‘のニロナス型フラスコにフヱニルジメチルシラ
ン7.499夕(55.01ミリモル)、メチルイソプ
ロピルケトン4.299夕(49.91ミリモル)及び
ピリジン0.113夕(1.42ミリモル、2.8モル
%)を加え、その先端に三方コックを備えたジムロート
還流冷却管を取付け、窒素気流下磁気燈梓器で40分間
蝿拝した。
次いでジコバルトオクタカルボニルの塩化メチレン溶液
5舷(2モル%)を加えた。反応は発熱反応であるが、
約20分後発熱のおさまるのを確かめて50こ0の油浴
中で反応を行わせた。反応の進行はガスクロマトグラム
により追跡し、2時間後反応が完結したことが判明した
。室温に冷却後、反応混合物を減圧蒸溜し無色透明な油
状の2−メチル−3(フェニルジメチルシリルオキシ)
ブテン−2〔(CH3)2CiC(CH3)を10.3
69を得た。
収率94%、沸点117o0/18側Hg。
上記方法に於て、原料ケトン及び反応時間を変えて同様
に実験を行った結果を第1表に示す。実施例 250の
【のニロナスフラスコにジメチルフエニルシラン0.7
5夕(5.5ミリモル)及びシクロヘキサノン0.49
夕(5ミリモル)を加え、その先端に三方コックを備え
たジムロツト還流冷却管を取付ける。
トリエチルアミン12.5仏そ(0.15ミリモル)を
シリンジで注入し、窒素気流下磁気櫨洋器で蝿拝した後
、ジコバルトオクタカルボニルの塩化メチレン溶液1.
5の‘(3モル%)を加える。反応液は触媒添加後、白
煙を生じ発熱を伴って褐色から赤味を帯びてくる。2〜
3分後、発熱のおさまるのを確かめて50午0の油格に
つけて反応を行なわせた。
反応の進行はガスクロマトグラムにより追跡し、4時間
後内部標準物質n−トリデカン0.30夕(1.7ミリ
モル)を加え、ガスクロマト定量を行なつた結果、1一
(フェニルジメチルシリルオキシ)シクロヘキセンへの
変換率は100%であった。
又、原料ヒドロシランを代えてシクロヘキサノンとの反
応をジコバルトオクタカルボニル触媒2モル%並びに助
触媒としてトリェチルアミン又はピリジン2モル%の存
在下に行なった結果を第2表に示す。
尚、比較のために、シクロヘキサノンとジメチルフェニ
ルヒドロシランとの反応を他種触媒系で行なった結果を
第3表に示す。
第2表 注)IRスペクトル:2,300肌‐1(Si−H),
1,660肌‐1(C=C−0),1,265肌‐1,
1,255肌‐1(Si−CH3>,1,180肌‐1
,1,120肌‐1(Si−。
・C)第3表実施例 3 実施例2と同様にジメチルフヱニルシラン0.75夕(
5.5ミリモル)とシクロヘキサノン0.49夕(5ミ
リモル)とをジコバルトオクタカルボニルの塩化メチレ
ン溶液0.5の【(2モル%)並びに下記第4表に示し
た各種助触媒2モル%の共存下、室温で反応させ、生成
した1−(フェニルジメチルシリルオキシ)シクロヘキ
センの収率をガスクロマトグラフにより求めた。
その結果を同表に示す。第4表 実施例 4 実施例1と同様の反応操作に準じて、ヒドロシランとし
てトリメチルヒドロシラン0.27夕(5.5ミリモル
)を用い、これとジェチルケトン0.43夕(5ミリモ
ル)とを塩化メチレン溶媒中、ジコバルトオクタカルボ
ニル触媒(2モル%)、ピリジン(2モル%)の存在下
に4時間50℃で反応させた。
反応混合物を減圧蒸留して沸点136.5〜138qo
/76仇舷Hgの3−トリメチルシリルオキシベンテン
−2を0.46タ得た。
収率70%、又、上記方法に於てジェチルケトンの代り
1こシクロベンタノン0.42夕(5ミリモル)を用い
、反応時間を2餌時間とした外は全く同一条件下でトリ
メチルヒドロシランと反応させた。
沸点69qo/49棚Hgの1−トリメチルシリルシク
ロベンテノン0.34夕を得た。収率52%。実施例
5 実施例2と同様にジメチルフェニルシラン0.75夕(
5.5ミリモル)を用い、これとシクロヘキサノン0.
49夕(5ミリモル)とをジコバルトオクタカルボニル
の塩化メチレン溶液1.5の‘(3モル%)の存在下に
室温で1曲時間反応させた。
生成した1一(フェニルジメチルシリルオキシ)シクロ
ヘキセンの収率をガスクロマトグラフにより求めたとこ
ろ、40%であった。又、上記方法に於てシクロヘキサ
ノンの代りにフェニルメチルケトン又はメチルイソプロ
ピルケトンを用いた外は全く同一条件下でジメチルフェ
ニルシランと反応させた。
生成した1・1ーフェニルジメチルシリルオキシヱチレ
ン及び2−メチル−3(フエニルジメチルシリルオキシ
)ブテン−2の収率は夫々36%、45%であった。実
施例 6ジムロート冷却管を取付けた50財の2ロナス
フ3ラスコ内を減圧にした後アルゴン置換し、これにシ
クロヘキサノン0.491夕(5ミリモル)およびフエ
ニルジメチルシラン0.749夕(5.5ミリモル)を
注入した。
次にパラトルェンスルホン酸ナトリウム29M9(1.
4モル%)を加え、引続き濃度0.063ミリモル/の
‘のジコバルトオクタカルポニルの塩化メチレン溶液2
.3泌(1.4モル%)を加えた。約1斑時間室温にて
マグネチックス夕−ラーで撹拝した。
反応終了後フラスコ内を減圧吸引し、不純物をトラップ
に捕促した。溶液の色は初期には階赤色であるが、反応
終了時には紫色になった。反応生成物の同定はガスクロ
マトグラフィ一・質量分析で行った。1−(フェニルジ
メチルシリルオキシ)シクロヘキサンは親イオンM+が
234で1−(フエニルジメチルシリルオキシ)シクロ
ヘキセンはM+が232であった。
定量分析を行ったところ未反応のシクロヘキサノン5%
、1一(フェニルジメチルシリルオキシ)シクロヘキサ
ンが10%生成していた。1一(フェニルジメチルシリ
ルオキシ)シクロヘキセンの収率は85%であった。
実施例 7ジムロート冷却管を取付けた50の【2ロナ
スフラスコ内を減圧した後アルゴン置換し、これにシク
ロヘキサ/ン0.491夕(5ミリモル)およびフエニ
ルジメチルシラン0.749夕(5.5ミリモル)およ
び触媒としてトリフェニルホスフインオキシド41.7
4の9(3モル%)と0.063ミリモル/凧とのジコ
バルトオクタカルポニルの塩化メチレン溶液を2.3の
上(n.4モル%)使用した。
反応は約5時間で終了した。1一(フェニルジメチルシ
リルオキシ)シクロヘキセンの収率はガスクロマトグラ
フィ‐で求めたところ95%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コバルトカルボニル触媒、又はコバルトカルボニル
    触媒及び分子中に一級アミノ基、二級アミノ基又は三級
    アミノ基を有する有機塩基、アルカリ金属アルコキシド
    、有機酸のアルカリ金属塩、有機スルホン酸のアルカリ
    金属塩、ニトリル化合物、ホスフイン、ホスフアイト、
    ホスフインオキシド及びホスホン酸アミドのうちの少な
    くとも1種の存在下に、一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中R_1及びR_2は水素、アルキル基、ア
    リール基、アラルキル基又はアルケニル基を示し、R_
    3はアルキル基、アリール基、アラルキル基又はアルケ
    ニル基を示し、又は▲数式、化学式、表等があります▼ とR_3と が共になって少くとも4個の炭素数を含有する有機環式
    基を形成する場合を含む)にて示されるケトンと一般式
    (II) HSiR_4R_5R_6(II) (但し、式中R_4、R_5及びR_6は水素、アルキ
    ル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、
    アラルキル基又はアラルキルオキシ基を示し、R_4、
    R_5、R_6の全てが水素であることはない)にて示
    されるヒドロシランとを反応させることを特徴とする一
    般式(III)▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中R_1、R_2、R_3、R_4、R_5
    及びR_6は前記と同意義又は▲数式、化学式、表等が
    あります▼ とR_3とが共になって少 くとも4個の炭素数を含有する有機環式基を形成する場
    合を含む)にて示されるシリルエノールエーテルの合成
    法。
JP52081772A 1977-07-08 1977-07-08 シリルエノールエーテルの合成法 Expired JPS607638B2 (ja)

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