JPS6075713A - 立形汎用内燃機関のラジエ−タ取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 構造に関する。

一般に、汎用内燃機関は移動作業や高地で使用されるか
ら，冷却の面からのみいえば冷却水の配慮のいらない空
冷式が理想的であるけれども、一般には水冷式が広く用
いられている。これは機関が小出力のため，ラジェータ
を介在させた自然循環式とすれば冷却水の補給はさほど
困難ＶＣはならないからである。ところが、近時汎用内
燃機関には一層メンテナンスフリーが要求され、冷却水
の補給をせず，長時間運転できるよう要求され又いる。

そのため、冷却水の減少をさけなければならない。すな
わち、冷却水温が上昇すると、冷却水の熱膨張は冷却系
容積の膨張を上回るので、冷却系内の空気を圧縮し、そ
のうえ、この空気の熱膨張，蒸気圧の上昇が加って、空
気だまりの圧力が容易に大となり，ラジェータの予圧キ
ャップを押し開け、空気や蒸気が限流する。他方、機関
が冷えるとキャップより再び空気は補給されるが、冷却
水は少しずつ失われてゆく。したがって、その対策とし
て冷却系に空気だまり、すなわち、冷却水の膨張スペー
スを有するザブタンクを設けているのが現状である。

一方、冷却系に介在させるラジェータは、市販品を用ｂ
れば安価となるが、市販されているラジェータのコアに
は，プレート・フィン型，コルゲート・フィン型及びハ
リノン型などの種類があり。

いずれもコアに対し冷却風を均一に通風させるように設
計されている。

以上のような技術的背景のもとに、立形汎用機関を開発
しようと試みた際、ラジェータ冷却用のファンをフライ
ホイルと一体構造とすれば６ラジエータの数句場所がな
いという不都合が生じた。

そこで本発明はこの不都合を解消するために鋭意試行錯
誤した結果、ラジェータをフライホイルの直上に配設し
、その冷却風の風路を徐々に狭隘化することにより、解
消できたのである。

以Ｆ、本発明の構成を添付図面に示す実施例にもとづき
詳細に油、明する。第１図は本実施例の縦断面図、第２
図は他の実施例の要部断面図を示す。

図示の機関は、単気筒立形小形ディーゼル機関で、農作
業磯楢載用等の汎用内燃機関であシ、１はクランクケー
ス、２は該クランクケース１と一本成形したシリンダ６
３はシリンダヘッド、４はピストン、５はクランク軸で
、その一端は延設され。

ファンケース６内でフライホイル７を固着している。更
に、クランク軸５の先端にはりコイルスタータ８が設け
られている。該リコイルスタータ８は汎用ガソリン機関
に用いられている周知のもので、ロープ車９の内側には
コイルバネｇが内蔵されている。１０はフライホイル７
に一体的に延設したファン羽根部で、フライホイル７の
回転にょシ外気を吸引する。ファンケース６は機関の高
さと略同−九し、フライホイル７の上方空間で、ラジェ
ータ１１及び該ラジェータＩＩＶｃ＠設したザブタンク
１２を配設している。ファンケース６の上方部の機関側
にはスクリーン網１３を張設シフ。

ここより外気を吸入するようにしている。ザブタンク１
２とスクリーン網１３との間にはパンフルプレート１４
を介設し、該バッフルプレート１４はクランク軸５を中
心に開口部１５を設けている。

１６は安全用格子の排出口、１７ｄノリングヘソド３と
ラジェータ１１とを連結する連結パイプを示す。

とこで本実施例では１羽根部１ｏの遠心方向に。

サブタンク１２の側面１８を対向させるべく傾斜し、す
なわち、該側面１８を上方に行くにしたがいラジェータ
１１側に近接するようにして、風路１９を徐々に狭隘化
している。そのだめ、ラジェータ１１のコア２０Ｖｃ対
し、均一な冷却風量が供給され、ラジェータ１１の熱交
換率を良好に保っている。しかも、サブタンク１２の側
面１Ｂも冷却風が接触するので、サブタンク１２の内の
冷却水も冷やすことになる。

第２図の他の実施例においては、ラジェータ１１を傾斜
して装着し、風路１９を徐々に狭隘化している。すなわ
ち、第２図では、第１図に示す実施例と同一部分は省略
し、要部のみを示しているが。

略垂直状のバッフルグレート１４に対し、コア２０を−
Ｌ方に行くにしだがい近接するようにしている。

そりメこめ、上部タンク２１及び下一部タンク２２を異
形に形成している。すなわち、上部タンク２１の給水口
２３は垂直上方に向けているが、上部タンク２１とコア
２０との接合面２４は傾斜させている。ま′に１′Ｆ部
タンク２２とコア２０との接合面２５も傾斜させている
。そして、第２図の場合なわち２添付図面の紙面と直角
の位置に適宜配置している。

なお２図中、矢印は冷却風の流れを示し、２６は防振材
を示す。

以上要するに本発明は、水冷式単気筒立形内燃機関のク
ランクケースに隣接してファンケースを並設し、該ファ
ンケース内にクランク軸を突出し、該クランク軸にファ
ン羽根部を一体としたフライホイルを設け、該フライホ
イルの直上で、ファンケース内に略立設したラジェータ
を配置し、該ラジェータに通じる風路を上方に行くにし
たがい徐々に狭隘とした立形汎用内燃機関のラジェータ
取付構造であるから次の効果を奏する。

■ファン羽根を一体としたフライホイルとその直上に設
けたラジェータとをファンケース内に設け、該ファンケ
ースを機関のクランクケースＶｃ＠接配置したので１機
関全体がコンバクＩ・にすることができる。

■ラジェータ用ファンをクランク軸よりベルト等の伝動
装置で駆動しないので、＃＆造簡未什六れ、安価な汎用
内燃機関を提供できる。

■略立形になったラジェータに対し、その直丁に。

フライホイルを配置しても、風路を徐々に狭隘としたの
で、ラジェータのコアに均一な通風が行われることがで
きるとともに、コンパクト化が図れる０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図は他の実施
例の要部断面図を示す。 １・・・クランクケース、５・・・クランク軸、７・・
・フライホイル、１０・・・ファン羽根部、１１・・・
ラジエ代理人　弁理士　岡　部　吉　彦 第１　図 コ 第２　回 ′６ 口 １υ　ｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水冷式単気筒立形内燃機関のクランクケースに隣接して
   ファンケースを並設し、該ファンケース内にクランク軸
   を突出し、該クランク軸端にファン羽根部を一体とした
   フライホイルを設け、該フライホイルの直上で、該ファ
   ンケース内で略立設した状態のラジェータを配設し、該
   ラジェータに辿じる風路を上方に行くにしたがい徐々に
   狭隘とした立形汎用内燃機関のラジェータ取伺装置