JPS6075316A

JPS6075316A - 感光材自動現像機の現像液濾過フィルタ

Info

Publication number: JPS6075316A
Application number: JP18049083A
Authority: JP
Inventors: Masami Otani; 正美大谷
Original assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1983-09-30
Filing date: 1983-09-30
Publication date: 1985-04-27
Also published as: JPH0127766B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、たとえば、フィルム、印画紙、ＰＳ版等の感
光材を化学的に処理する自動現像機や減力機などの処理
装置における処理液源適用のフィル夕に関する。

たとえば、自動現像機における現像部は、現像液を入れ
る現像タンク、その中に配置された感光材搬送用機構、
現像タンクに接続された循環路上に現像液フィルタを介
在させた現像液循環機構、前記循環路に配置された液温
調節装置などから構成されている。

前記液循環機構は、液の一部を現像タンク下部からたえ
ず排出し、循環ポンプによって、再びタンク内に戻す配
管系を備え、その途中にフィルタを備える濾過装置を設
けて、現像タンク内のゴミ等を除去するようにしている
。

従来、この種のフィルタとしては、芯体のまわりに布を
巻き付けたものや、多孔性のセラミック製の筒体とした
ものなどが知られている。

しかし、このような従来のフィルタにおいては、濾過粒
度（たとえば２０〜２５ミクロン）以下の粒子は濾過す
ることができず、現像タンク内の処理液中で析出する微
小な銀粒子を取除くことはできなかった。

この銀粒子は、銀スラツジとなり、現像タンク内に配設
した感光材搬送機構等に付着して、被処理感光材を汚染
するという欠点がある。

本発明は、上述の欠点を解消することを目的とするもの
で、本発明者の研究により、上述した銀粒子がゴムに付
着する性質があることを発見したことに基づくものであ
る。すなわち、本発明は、上述した発見に基き、フィル
タの少なくとも一部をゴムで構成することにより、処理
液中で析出する微小な銀粒子を回収し、被処理フィルム
の汚染を容易に防止しうるようにしたものである。

第１図及び第２図は、本発明のフィルタを備える濾過装
置の一例を示す。

」二面開口する筒体（１）は、内下部に横設した仕切板
（２）により、上方の濾過室（３）と下方の集液室（４
）に仕切られ、開口面は、蓋板（５）をもって閉塞され
ている。

濾過室（３）と集液室（４）には、それぞれ流入管（６
）と排液管（７）が設けである。

蓋板（５）の内面と、仕切板（２）の上面には、互に対
向する等径の取４４筒（８）が突設され、」ユ下の対向
する取付筒（８）　（Ｂ）　１こは、円筒形のフィルタ
（９）が嵌設されている。

フィルタ（９）は、全網製の心筋（］０）に、ゴム製の
濾過１（１１）を、成形時に一体に被覆して形成したも
のである。

濾過層（１１）は、例えばグロロプレンゴム、ニトリル
ゴム、エチレンプロピルゴム、スチレンゴム又はウレタ
ンゴ１１等のゴム材により、連続気泡を備える海綿状に
形成するのがよい。

」−述の濾過装置は、ポンプをもって、流入管（６）よ
り現像液を圧入すると、現像液が、フィルタ（９）のゴ
ム製の濾過層（１１）を通過する間に、現像液中の銀ス
ラツジやぼこり等が濾別されて、清澄な現像液が集液室
（４）に４１ｓまり、排液管（７）により排出される。

本濾過装置は、フィルタ（９）の一部がゴム製の濾過層
（ＩＩ）により形成されているので、現像液中に銀粒子
のような微細なものも物理的化学的に完全に濾別され、
長期間使用しても、現像タンクや感光材搬送装置に、銀
スラツジが沈降したり付着したりすることはない。

本濾過装置を長時間使用して、濾過層（１１）が目詰ま
りした時は、蓋板（５）を取外して、フィルタ（９）を
取出し、濾過層（１１）の外面と内部に蓄積したスラッ
ジを、適宜洗浄して除去すれば、再使用することができ
る。

第３図は、フィルタの別の実施例を示すもので、（５１
）は円筒形のフィルタ、（５２）は、上記心筋（１ｏ）
に相当する金属製の内筒で、全面にわたり、多数の細孔
（５３）が穿設されている。

（５４）は、内筒（５２）と同様に、多数の細孔（５５
）を穿設した、内筒（５２）と同軸をなす金属製の外筒
で、内外両筒（５２）　（５４）の間には、上記濾過Ｍ
（１１）と同材質の、細かい多数の微小ゴム片（５６）
を充填したゴム製の濾過層（５７）が形成されている。

このフィルタ（５］）も、上記フィルタ（９）と同様に
使用することにより、銀スラツジを完全に濾別すること
ができ、目詰まりした時は内外両筒（５２）（５４）間
よりゴム片（５６）を取出し洗浄して、再充填するか、
新しいゴム片（５６）を詰め替えることにより、濾過能
力を回復することができる。

上述の説明は、自動現像装置のうち、特に現像タンクに
おける現像処理を例に挙げて行ったが、本発明に係る処
理液源適用フィルタは、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、定着液や減力機の減力液水洗水の濾
過に適用できるものである。

また、以りの実施例においては、ゴム製の濾過層をすべ
て円筒形としであるが、濾過装置の型式によっては、平
板状又はその他の形状としてもよい。

−上述の説明から明らかなように、本発明に係る処理液
源適用フィルタは、少なくともその一部をゴムで構成し
、より好ましくは、該フィルタを海綿状にしたゴムで形
成するようにしているので、従来不可能であった２０〜
２５μ以下の微小な銀スラツジをも、極めて効果的に除
去できるものである。

また本発明においては、処理液源適用フィルタを、極め
て容易に製作することができるのみならず、そのメンテ
ナンスも容易であり、更に、何度も再使用が可能である
等、多くの効果を奏しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のフィルタを備える濾過装置の一例を
示す一部切欠正面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線における断面図、第３図は
、フィルタの別の実施例を示す第２図に相当する断面図
である。（１）筒体　（２）仕切板（３）濾過室　（４）集液室（５）蓋板　（６）流入口（７）排液口　（８）取付筒（９）フィルタ　（１ｏ）心筋（１１）ゴム製の濾過層　（５１）フィルタ（５２）内
筒　（５３）細孔（５４）外筒　（５５）細孔

Claims

【特許請求の範囲】

（１）処理液を流通せしめる管路に介在させることによ
り、該処理液中に含まれる微小物を除去する処理液源適
用フィルタにおいて、前記フィルタが処理液に接触する
少なくとも一部を、ゴム材で形成した濾過層としてなる
ことを特徴とする処理液濾過フィルタ。
（２）濾過層が、海綿状に形成されている特許請求の範
囲第（１）項に記載の処理液濾過フィルタ。
（３）濾過層が、微小のゴム片を集塊して形成されてい
る特許請求の範囲第（１）項に記載の処理液濾過フィル
タ。
（４）濾過層が、円筒形をなす特許請求の範囲第（１）
項乃至第（３）項のいずれかに記載の処理液濾過フィル
タ。
（５）濾過層が、平板状をなす特許請求の範囲第（１）
項乃至第（３）項のいずれかに記載の処理液濾過フィル
り。
（６）濾過層が、クロロプレンゴムよりなる特許請求の
範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の処理
液濾過フィルタ。
（７）濾過層が、ニトリルゴムよりなる特許請求の範囲
第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の処理液濾
過フィルタ。
（８）濾過層が、ウレタンゴムよりなる特許請求の範囲
第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の処理液濾
過フィルタ。
（９）濾過層が、エチレンプロピルゴムよりなる特許請
求の範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の
処理液濾過フィルタ。
（１０）濾過層が、スチレンフ゛ムよりなる特許請求の
範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の処理
液濾過フィルタ。