JPS607322B2 - 高誘電率磁器の製造方法 - Google Patents
高誘電率磁器の製造方法Info
- Publication number
- JPS607322B2 JPS607322B2 JP51111395A JP11139576A JPS607322B2 JP S607322 B2 JPS607322 B2 JP S607322B2 JP 51111395 A JP51111395 A JP 51111395A JP 11139576 A JP11139576 A JP 11139576A JP S607322 B2 JPS607322 B2 JP S607322B2
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- Japan
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- dielectric constant
- weight
- manufacturing
- sample
- high dielectric
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- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
本発明は、高圧高容量コンデンサ、4・型高圧コンデン
サ等の誘電体材料に適用して好適な高誘電率磁器の製造
方法に係わる。 高圧コンデンサに使用する誘電体組成物としては誘電率
が高く、しかも直流バイアス下での誘電率の減少(以下
電圧特性と称する)が少し、ものが望ましい。 従来の高誘電率磁器組成物としては例えばBaTi03
、BaZr03の組合せ等各種のものがあるが、之等は
電圧特性が悪く、また電圧特性を良好にすると誘電率の
低い組成分となり高圧コンデンサとしては不適格であっ
た。又、高圧コンデンサ用の誘電体組成物としてSrT
i03、FbTi03、CaTi03、Bj203、T
i02等の合成原料を出発材料として製造した組成物が
提案され実用化されているが、之等の中には3.巡V/
肋直流バイアス時の誘電率(以下有効誘電率と称する)
が2000を越える組成物は見当らない。本発明は、上
述の欠点を改善し直流バイアス下での譲亀率の減少が少
く、且つ有効誘電率が2000を越えるような高誘電率
磁器の製造方法を提供するものである。 以下、本発明による高誘電率の製造方法を詳述する。 本発明者は、SrC03、Pbo、CaC03、Bi2
03及びTi02等の生原料を出発材料として用い、之
等を適当な配合比をもって配合し、仮焼成「成形、焼結
等のセラミック製造工程を経ることによって電圧特性及
び誘電率が著しく向上し、有効譲露率2000を越える
組成物が得られることを見出した。 別表に、出発材料としての生原料であるSに03「Pか
、CaC03、Bi203及びTi02の各配合比(重
量%)を変えたときの各磁器組成物における譲霞率どs
、譲露体損失(ねn6)、電圧特性K8(%)及び有効
譲雷率を示す。 ここで、誘電率ごsはIKHZにおける譲露率である。
誘電体損失はiKHZにおける誘電体損失をパーセント
で示す。電圧特性K8は雰バイアス下での誘電率を基準
とし直流バイアス3.歌V/柳下での誘電率の増減をパ
ーセントで示す。有効誘電率はどs(loo+KE)の
計算値で示す。 またt別表では1〇〇aSrC03十bPbo十cCa
C03十dBi203十eTテ02→aSrTi03
十 bPbTi03 十 cCaTi03 十 q(B
i2031nTi02)但し n=el(a守心 の反応を想定したときのBi2031nTi02に相当
するnの値を示す。 尚、各試料〔1〕〜〔19〕は夫々配合比に応じた生原
料を秤量し通常のセラミック製造法に基づいて湿式混合
し脱水した粉体材料を仮成形し「80000〜1000
q0、2〜3時間で仮焼成を施し、次いで再粉砕しバィ
ンダ添加(スラリー化)し、スプレードラィャ(造粒)
して成型圧小n/のにて所定形状に加圧成形し、110
0oo〜1180ooの空気雰囲気の炉内で1斑時間本
焼成を製造する。 各特性の測定に際しては「 このようにして製造した直
径16柳、厚さ1.2側の円板状の誘電体の上下面に焼
きつけ温度800℃で銀電極を被着したコンデンサとし
て構成したものを用いた。別表によれば、試料
サ等の誘電体材料に適用して好適な高誘電率磁器の製造
方法に係わる。 高圧コンデンサに使用する誘電体組成物としては誘電率
が高く、しかも直流バイアス下での誘電率の減少(以下
電圧特性と称する)が少し、ものが望ましい。 従来の高誘電率磁器組成物としては例えばBaTi03
、BaZr03の組合せ等各種のものがあるが、之等は
電圧特性が悪く、また電圧特性を良好にすると誘電率の
低い組成分となり高圧コンデンサとしては不適格であっ
た。又、高圧コンデンサ用の誘電体組成物としてSrT
i03、FbTi03、CaTi03、Bj203、T
i02等の合成原料を出発材料として製造した組成物が
提案され実用化されているが、之等の中には3.巡V/
肋直流バイアス時の誘電率(以下有効誘電率と称する)
が2000を越える組成物は見当らない。本発明は、上
述の欠点を改善し直流バイアス下での譲亀率の減少が少
く、且つ有効誘電率が2000を越えるような高誘電率
磁器の製造方法を提供するものである。 以下、本発明による高誘電率の製造方法を詳述する。 本発明者は、SrC03、Pbo、CaC03、Bi2
03及びTi02等の生原料を出発材料として用い、之
等を適当な配合比をもって配合し、仮焼成「成形、焼結
等のセラミック製造工程を経ることによって電圧特性及
び誘電率が著しく向上し、有効譲露率2000を越える
組成物が得られることを見出した。 別表に、出発材料としての生原料であるSに03「Pか
、CaC03、Bi203及びTi02の各配合比(重
量%)を変えたときの各磁器組成物における譲霞率どs
、譲露体損失(ねn6)、電圧特性K8(%)及び有効
譲雷率を示す。 ここで、誘電率ごsはIKHZにおける譲露率である。
誘電体損失はiKHZにおける誘電体損失をパーセント
で示す。電圧特性K8は雰バイアス下での誘電率を基準
とし直流バイアス3.歌V/柳下での誘電率の増減をパ
ーセントで示す。有効誘電率はどs(loo+KE)の
計算値で示す。 またt別表では1〇〇aSrC03十bPbo十cCa
C03十dBi203十eTテ02→aSrTi03
十 bPbTi03 十 cCaTi03 十 q(B
i2031nTi02)但し n=el(a守心 の反応を想定したときのBi2031nTi02に相当
するnの値を示す。 尚、各試料〔1〕〜〔19〕は夫々配合比に応じた生原
料を秤量し通常のセラミック製造法に基づいて湿式混合
し脱水した粉体材料を仮成形し「80000〜1000
q0、2〜3時間で仮焼成を施し、次いで再粉砕しバィ
ンダ添加(スラリー化)し、スプレードラィャ(造粒)
して成型圧小n/のにて所定形状に加圧成形し、110
0oo〜1180ooの空気雰囲気の炉内で1斑時間本
焼成を製造する。 各特性の測定に際しては「 このようにして製造した直
径16柳、厚さ1.2側の円板状の誘電体の上下面に焼
きつけ温度800℃で銀電極を被着したコンデンサとし
て構成したものを用いた。別表によれば、試料
〔9〕及
び〔17〕を除く他の試料は全て有効誘電率が2000
を越えている。 そして各組成の配合量については夫々次のような傾向が
みられる。例えばSrC03の場合には配合比を増すと
電圧特性が良くなるも誘電率・sが下り(試料〔5〕参
照)、配合比を減少させると誘電率そsが上昇するも電
圧特性が悪くなる(試料
び〔17〕を除く他の試料は全て有効誘電率が2000
を越えている。 そして各組成の配合量については夫々次のような傾向が
みられる。例えばSrC03の場合には配合比を増すと
電圧特性が良くなるも誘電率・sが下り(試料〔5〕参
照)、配合比を減少させると誘電率そsが上昇するも電
圧特性が悪くなる(試料
〔9〕参照)。したがってSr
C03の配合比は20.6重量%以上で29.箱重量%
以下の範囲がよい。CaC03の場合は配合比を増すと
電圧特性が良くなるも誘電率どsが下り(試料〔13〕
参照)、配合比を減少させると誘電率ごsが上昇するも
電圧特性が悪くなる(試料〔10〕参照)。したがって
CaC03の配合比は5.9重量%以上で10。8重量
%以下の範囲がよい。 Pのの場合は配合比を増すと誘電率ssが上昇するも電
圧特性は悪くなり(試料
C03の配合比は20.6重量%以上で29.箱重量%
以下の範囲がよい。CaC03の場合は配合比を増すと
電圧特性が良くなるも誘電率どsが下り(試料〔13〕
参照)、配合比を減少させると誘電率ごsが上昇するも
電圧特性が悪くなる(試料〔10〕参照)。したがって
CaC03の配合比は5.9重量%以上で10。8重量
%以下の範囲がよい。 Pのの場合は配合比を増すと誘電率ssが上昇するも電
圧特性は悪くなり(試料
〔9〕参照)、配合比を減少さ
せると電圧特性が良くなるも誘電率そsが下る(試料〔
6〕参照)。したがってPb○の配合比は12.母重量
%以上で21。笹重量%以下の範囲がよい。Bi203
の場合は配合比を増すと譲霞率ごsが上昇するも電圧特
性が悪くなり(試料〔16〕参照)「配合比を減少させ
ると電圧特性が良くなるも誘電率多sが下がる(試料〔
14〕参照)。したがってBi203の配合比は6.館
重量%以上で15。刀重量%の範囲がよい。Ti02の
配合比はBi2031nTi02に相当するnの値が5
.8を越えると電圧特性が悪くなり(試料〔19〕参照
)、2。1よりも低くなると誘電率ごsが低下する(試
料〔17〕参照)。 したがってTi02の配合比は32.6重量%以上で3
7.4重量%以下の範囲がよい。本発明は、上述の結果
に基づいてSrC03、Pか、CaC03、Bi203
及びTi02等の生原料を出発材料として用い、各成分
を29.塁重量%≧SrC03≧20.亀重量%21.
亀重量%≧Pbo≧12.母重量%10.頚重量%≧C
aC03≧5.$重量%15.り重量%≧Bj203≧
6.笹重量%37.4重量%≧Ti02≧32.錠重量
%但し、Ti02のおちBi203・nTi02に相当
するnの値が、5.82nZ2.1の配合比にて配合し
焼成して高誘電率磁器を製造する方法を提案するもので
ある。 かくして得られた磁器組成物によれば、例えば3.雛V
/側の直流バイアス下での誘電率の減少が少なく且つそ
の有効誘電率が2000を越えるものであり、さらに誘
電体損失等も改善される。
せると電圧特性が良くなるも誘電率そsが下る(試料〔
6〕参照)。したがってPb○の配合比は12.母重量
%以上で21。笹重量%以下の範囲がよい。Bi203
の場合は配合比を増すと譲霞率ごsが上昇するも電圧特
性が悪くなり(試料〔16〕参照)「配合比を減少させ
ると電圧特性が良くなるも誘電率多sが下がる(試料〔
14〕参照)。したがってBi203の配合比は6.館
重量%以上で15。刀重量%の範囲がよい。Ti02の
配合比はBi2031nTi02に相当するnの値が5
.8を越えると電圧特性が悪くなり(試料〔19〕参照
)、2。1よりも低くなると誘電率ごsが低下する(試
料〔17〕参照)。 したがってTi02の配合比は32.6重量%以上で3
7.4重量%以下の範囲がよい。本発明は、上述の結果
に基づいてSrC03、Pか、CaC03、Bi203
及びTi02等の生原料を出発材料として用い、各成分
を29.塁重量%≧SrC03≧20.亀重量%21.
亀重量%≧Pbo≧12.母重量%10.頚重量%≧C
aC03≧5.$重量%15.り重量%≧Bj203≧
6.笹重量%37.4重量%≧Ti02≧32.錠重量
%但し、Ti02のおちBi203・nTi02に相当
するnの値が、5.82nZ2.1の配合比にて配合し
焼成して高誘電率磁器を製造する方法を提案するもので
ある。 かくして得られた磁器組成物によれば、例えば3.雛V
/側の直流バイアス下での誘電率の減少が少なく且つそ
の有効誘電率が2000を越えるものであり、さらに誘
電体損失等も改善される。
Claims (1)
- 1 SrCO_3、Pbo、CaCO_3、Bi_2O
_3及びTiO_2を出発材料として用い、各成分が2
9.8重量%≧SrCO_3≧20.6重量%21.6
重量%≧Pbo≧12.6重量%10.8重量%≧Ca
CO_3≧5.9重量%15.7重量%≧Bi_2O_
3≧6.6重量%37.4重量%≧TiO_2≧32.
6重量%の配合比にて配合し、焼成する有効誘電率20
00以上の高誘電率磁器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51111395A JPS607322B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | 高誘電率磁器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51111395A JPS607322B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | 高誘電率磁器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5336698A JPS5336698A (en) | 1978-04-05 |
JPS607322B2 true JPS607322B2 (ja) | 1985-02-23 |
Family
ID=14560058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51111395A Expired JPS607322B2 (ja) | 1976-09-17 | 1976-09-17 | 高誘電率磁器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607322B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189107A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-26 | ティーディーケイ株式会社 | 磁器誘電体組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4952810A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-05-22 |
-
1976
- 1976-09-17 JP JP51111395A patent/JPS607322B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4952810A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-05-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5336698A (en) | 1978-04-05 |
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