JPS607267B2 - シート処理機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシート処理機構に関する。

高速静電複写機の発展に伴なつて、複写機を介してシー
ト又は文書の位置合わせを行ない且つこれらシート又は
文書を移送する簡単で且つ信頼性の高い装置が必要とさ
れている。

複写すべき文書を適切な位置合わせを行なって迅速に且
つ注意深く複写機のプラテン上に置き次いで持ち去らね
ばならない自動文書取扱い機の場合、特に上記の傾向が
著しい。米国特許第３６７４３６３号明細書に開示され
たゼログラフ型の静電複写機においては、複写すべき文
書は自動文書処理機内に置かれ、この文書処理機が次々
に文書を複写機のプラテン上に供給する。露光後、複写
済の文書を除去して次に続く文書を複写を行なうべくプ
ラテンに供給する。文書を走査プラテン上に位置させる
機能を発揮する信頼できる装置は、オペレータの便宜を
はかるものであり（そうでない場合彼は手で文書交換を
行なわねばならない）、同時に静電複写機の効率を増大
して所定時間内により多くのコピーをつくり得るように
する。一般的に言うと、シート又は文書を１枚ずつスタ
ックから作業位置に搬送するシート供給装置は当該技術
分野で既に知られている。

然し乍ら、公知のシート供給装置は、最近の静電複写機
の運転速度である高速度においてベースを守って信頼性
の高い作動を行なう装置としては不適当である。スタッ
クからシートを１枚ずつ進める装置を高速運転に合うよ
う設計しようとすれば、例えば複写機のプラテンの如き
作業ステーションの正確な位置にシートを送り、曲りを
正し、位置合わせを行なう際に多くの困難に遭遇する。
複写機のプラテン上に文書を適切に位置させるために過
去において多くの装置が利用されてきた。

例えば米国特許第３７９０１班号明細書には、文書を前
方向きに複写機のプラテン上に供Ｖ給した後に文書の曲
りを正し位置合わせを行なうべく位置合わせ緑部に向か
って逆行させる機構が開示されている。位置合わせ綾部
を文書搬送路又は機構を駆動している検知器内に入れ或
いはこれらから出すことを要求される機構に難点がある
。更に、搬送ベルトとプラテンとの間にしっかりと押圧
されている文書を位置合わせ綾部に向かって確実に駆動
させる場合、行ない得る曲り直し量が文書と搬送ベルト
との摩擦係合のために不充分である。過去において利用
されてきた他の型の位置選定装置は上記の米国特許第３
６７４３６３号明細書に開示されているが、この装置の
場合には文書搬送路の或る点を文書が通過するとスイッ
チが作動し、遅延時間を組み込まれたこのスイッチによ
って文書がプラテン上の所望位置に達したときに文書搬
送機構を止めるよう構成されている。文書を複写機のプ
ラテンに送るもう一つの方法は「文書の案内緑部をはさ
み次いで文書をプラテン上の適当な位置に確実に移動す
る機械的な把持バーを利用する方法である。

然し乍ら、必要な把持器は、把持器のフィンガーの開閉
を行ない把持バーを所望通路を介して移動させる多くの
精密な機械要素を含むのが普通である。本発明の目的は
、個々のシート材の曲りを正し位置合わせを行ない、搬
送を行なうシート処理機構を提供するにある。

本発明によるシート処理機構は、原画文書シートをベル
ト搬送装置へ給送する入力シート給送手段を備え、前記
ベルト搬送装置が複写機のプラテン上に延びていて原画
文書シートをプラテン上に搬送するようになっており、
前記プラテン上には１つの大きな幅広の可擬性エンドレ
ス搬送ベルトが載瞳されており、このベルト表面からは
該ベルトに一体的に形成された複数の突起が延びており
、この突起が、プラテンに対して原画文書シートの先端
のみを支持するように「前記ベルトの走行方向において
相互に間隔をあげて設けられ、シートをプラテンに給送
するようになったことを特徴としている。

かかる特徴によれば、シートの先端が突起によって支持
されるので、文書シートは突起に対して正確に位置決め
でき、これによりシートの曲りすなわち斜めの送りを防
止することができる図面を参照して説明すると、図面に
示す自動文書取扱い機は、複写機のプラテン６に供給さ
れる複数の文書４を受容する供給トレー２を有する。

複写機本体は図示していないが、例えば前記の米国特許
第３６７４３６３号明細書に記載されている如き適当な
複写機をこの文書処理機と組み合わせて使用すればよい
。文書処理機は、文書４のスタック底部から個々の文書
シートを取出す分離ロール８と、取り出されたシートを
適当なプラテン・ベルト１２に送るよう緩成された送り
出しロール対１０を有する。ベルト１２は好ましくは、
プラテン６と完全に重なり合う単一の広幅ベルトである
。ベルト１２は主支持ロール１４及び１６上に移動自在
に支持されており、ロール１６は適当なモータ１８によ
って駆動されてベルト１２をプラテン６に対して移働さ
せる。ベルト１２をプラテン６と対向させて保持し露光
操作及び複写操作時にベルトとプラテンとの間に供給さ
れた文書の緊密な接触を確保する複数本の押圧ロール２
０を配設することもできる。以下に説明する理由によっ
て、例えば成型等の適当な方法で複数の可榛材料で成る
突起２２をプラテン。ベルト１２を設ける。複写操作終
了後、文書はベルト１２の下部から出されて文書捕捉ト
レー２４に入る。図示した文書供給機は単一略文書供給
機である。即ち文書は第一トレーから複写作業をうけて
出口トレーに送られるよう横成された装置であるけれど
も「第二の通路を通じて文書をトレー２に戻す適当な手
段を設け、プラテン６を横切って文書を繰り返し循環さ
せることもできること勿論である。図示した文書処理機
の作動について考えてみると、複写サイクルを開始する
と分離ロール８と送り出しロール対１０が始動させられ
て文書シートＳをトレー２からプラテン・ベルト１２に
供給する。

ロール８及びロール対１川ま、文書シートＳを突起２２
に対してこれを押すように強く駆動され、第１図に示す
ようにシートをやや湾曲させる。これによって、文書シ
ートＳがベルト１２によってプラテン上に搬送される際
の文書シートの曲りすなわち斜め置き等が正されて文書
は確実にプラテン上の適切な位置に置かれる。文書シー
トを、第１図に示されるようにやや湾曲させるためには
、ベルト１２を文書シートよりも僅かに遅い速度で移動
させてもよいことは容易に理解できよう。プラテン６と
ベルト１２の一部分を示す第２図をみればわかるように
、ベルトがプラテン６を横切って移動する際に突起２２
が文書シートＳの底面に対して変形をおこし、文書の案
内綾部を確実に把持してプラテン６を横切って移動させ
ることができる。ベルトによって文書Ｓがプラテン上の
適切な複写位置に選ばれたときにモータ１８及び該モー
タによって駆動されているベルト１２を停止させる例え
ばマイクロスイッチ２６の如き手段を設ける。図示した
実施例の場合には、モータ１８の作動を停止させるため
に突起２２の１本を利用してマイクロスイッチと接触さ
せているけれども、例えばベルトの一方綾部に沿って形
成した閉口部と共働する種々の型の光検知器を用いるこ
ともできる。

複写サイクル完了後、再び装置を駆動させて複写済みの
文書をプラテンから運び去り、次の複写を行なうために
次の文書を文書トレー２からプラテンに送る。以上にお
いては開示した構造物を参照しつ）本発明について説明
を加えたけれども、本発明は開示した実施例の細部に制
限されるものではなく、特許請求の範囲に特定した本発
明の技術的範囲内に包まれる修正例又は変更例は本発明
に包まれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による曲り直し、位置合わせ、搬送ベ
ルトを用いた文書供給機構の概略説明図である。 第２図は、第１図に示したベルトの一部とプラテン面の
拡大図である。６・・・・・・プラテン、８・・・…分
離ロール、１０・・・・・・送り出しロール対、１２…
…プラテン・ベルト、２２・・・・・・突起。 「ノ６．′ 「ノ６．２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 原画文書シートをベルト搬送装置へ給送する入力シ
   ート給送手段を備え、前記ベルト搬送装置が複写機のプ
   ラテン上に延びていて原画文書シートをプラテン上に搬
   送するシート処理機構において、前記プラテン上には１
   つの大きな幅広の可撓性エンドレス搬送ベルトが載置さ
   れており、このベルト表面からは該ベルトに一体的に形
   成された複数の突起が延びており、この突起は、プラテ
   ンに対して原画文書シートの先端のみを支持するように
   、前記ベルトの走行方向において相互に間隔をあけて設
   けられ、シートをプラテンに給送するようになったこと
   を特徴とするシート処理機構。