JP3678721B2 - 用紙整合機構およびそれを備える後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,搬送され,所定の用紙受け部に収容された用紙を整合する排出する用紙整合機構,及び該機構を有しシートにステイプル処理等の所定の処理を施す後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,画像形成装置から排出される用紙を複数枚収容する排紙トレイを有し,収容された用紙束に対して所定の後処理(例えば,ステイプル処理,穿孔処理,或いは中折処理)を施した後に,排出する後処理装置が知られている。
このような後処理装置では,更に,収容された用紙束を整合する用紙整合機構を設けたものがある(例えば,特許文献1参照)。
そのような機構を有する後処理装置の概略構成について,図7を参照しつつ説明する。
同図に示す如く,後処理装置X1には,該後処理装置X1に併設(連結)される不図示の画像形成装置で画像形成された用紙Pが,搬送ローラro7によって搬入される。(用紙の流れを矢印Aで示す)
そして,用紙Pは,更に,搬送ローラro1により搬送され,後処理ユニット30に収容(載置)される。
ここで,前記搬送ローラro1と前記後処理ユニット30との間には,該搬送ローラro1の回動に応じて回転する毛ブラシro01’(用紙整合機構の一例に該当)が設けられている。
該毛ブラシro01’は,搬送された用紙Pの後端部(上側端部)に当接し,図中に矢印Yで示す方向に付勢(押さえ込む)し,整合することが可能であるため,用紙Pがカール(撓み,或いは反り)の大きいものであったとしても,常に,新たに搬送されてきた用紙を搬送済みの用紙(束)の上面に順次載置することが可能である。このように,前記毛ブラシro1’を設けることで,搬送済みの用紙(束)が用紙の搬入方向に撓むことによって,新たに搬送されてきた用紙Pの搬送を妨害すること,或いは新たに搬送されてきた用紙Pが搬送済みの用紙間(正規の順番と異なる位置)に入ることでページ順が狂う(以下,ページ狂いという)ことを防止できる。
一方,前記中間処理ユニット30では,前記毛ブラシro01’により所定位置で整合された用紙束に対し所定の処理(例えば,ステイプル処理)が施された後に,処理済みの用紙束を前記後処理装置X1の端部に設けられる排出ローラro6により排出する。(用紙の流れを矢印Bで示す)
前記排出ローラro6の外側には,矢印Z方向に昇降することで該排出ローラro6に対向する用紙トレイを順次切り替え可能なジョブトレイ50が設けられる。ここで,該ジョブトレイ50は,ユーザにより選択された排紙モードに応じて,前記排出ローラro6(即ち,用紙の排出部)に対向する用紙トレイを適宜切り替えるよう昇降し,前記排出ローラro6から排出される処理済みの用紙束をそれぞれの用紙トレイに分別して載置することを可能とし,該後処理装置Xを使用するユーザの作業効率,或いは使用性を向上させる。
このように,従来公知の後処理装置X1では,用紙整合機構(即ち,前記毛ブラシro01’)を設けることにより,カールの大きい用紙が搬入されてきた場合であっても,その用紙を押さえつつ次の用紙を搬入することが可能であり,搬送される用紙の停滞や,ページ狂いの発生を防止することができる。
【0003】
【特許文献】
特開2000−159421号公報(第4−6頁,第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上述した従来公知の後処理装置X1においては,前記毛ブラシro01を用いるという構成上,使用中には用紙Pと該毛ブラシro1’とが常に接触するために「パリパリ」といった耳障りな騒音が発生する点,及び該毛ブラシro1’は通常のローラに較べて高価であると共に,経年劣化するため定期的なメンテナンスが必要となる点が問題であった。
更に,前記毛ブラシro1’によって用紙をスムーズに搬送することは可能であるものの,前記中間処理ユニット上に収容された用紙束を高精度に整合させることができない。
そこで,本発明は,かかる事情を鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,簡略な構成にも拘わらず装置内に搬送されてくる用紙を静かに且つ高精度に整合できる用紙整合機構及び該用紙整合機構を具備する後処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,搬送される用紙を複数枚収容可能な用紙受け部を有し,該用紙受け部に収容された用紙束を整合する用紙整合機構において,前記用紙受け部に収容された用紙の後端近傍を,搬送方向に略垂直な方向に付勢して用紙を密着させる用紙付勢部材と,用紙の搬送経路に突出する鉤状の突起であって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置から用紙の搬送方向に所定量移動することにより,前記用紙付勢部材により密着された状態の用紙の後端を挟持しつつ該用紙の先端を前記用紙受け部に対して押圧する用紙押さえ部材と,を具備してなることを特徴とする用紙整合機構として構成される。
これにより,搬送されてきた用紙は,前記用紙付勢手段により付勢されつつ,前記用紙押さえ部材により押圧されることにより整合されるので,整合の際に生ずる騒音を最小限に抑えると共に,高精度な整合が行える。更には,毛ブラシ等の高価な部材を使用する必要が無いため生産コストを押し上げることもない。
ここで,前記用紙受け部が,斜めに傾けて設けられた用紙トレイにおいてその上側から搬送される用紙の先端をその下側で受けるものであればなお好適である。
また,前記用紙付勢部材には,所定位置まで移動された前記用紙押さえ部材の形状に応じた切り欠き部を形成すると共に,前記用紙付勢部材による付勢状態において,前記用紙押さえ部材による押圧が行われるよう制御されることが望ましい。
これにより,用紙受け部に収容された用紙束を,前期用紙付勢部材と,前記用紙押さえ部材とで同時に(オーバーラップして)整合させる構成とすることが可能となり,更に整合精度を向上させることができる。
【0006】
また,本発明は,搬送される用紙を所定位置に複数枚収容し,収容された用紙束を用紙整合機構で整合し,該用紙整合機構により整合された用紙束に対し所定の後処理を行う後処理装置に,前述した用紙整合機構を設けた後処理装置として捉えたものであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xの概略断面図,図2は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを構成する中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図,図3は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを構成する中間処理ユニットの断面図,図4は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを模式的に表す概略構成図,図5は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の要部拡大図,図6は本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の処理の流れを示す図,図7は従来公知の後処理装置X1を模式的に示す概略構成図である。
【0008】
本発明の実施の形態に係る後処理装置Xは,図1に示すような断面の概略構造を有し,図示の右側側面において画像形成装置Wと連結される。従って,本後処理装置Xの図1に向かって右側の側面には,画像形成装置Wから排出される画像形成された用紙を受け入れる用紙入口11が設けられている。また,前記用紙入口11に続けて設けられた用紙の搬送路r1の途中には,用紙に穴開け処理を施すパンチ手段70が設けられており画像形成装置Wからの所定の制御指令に従って,用紙に穴開け処理がなされる。
前記搬送路r1は,用紙を上向きに導く搬送路r2と下向きに導く搬送路r3とに分岐しており,いずれの搬送路に用紙を導くかは,揺動可能に設けられた可動ガイドg1により切り替えられるよう構成されている。
用紙を上向きに導く前記搬送路r2は,さらに,搬送中の用紙を大型の退避ドラム21の周面に沿う方向へ導いた後に下側へ向かう前記搬送路r3へ導く搬送路r22に繋がっている。
そして,前記搬送路r22へ搬送された用紙は,前記退避ドラム21の周面に沿った状態で一時退避した後,該退避ドラム21の回転によって前記搬送路r3へ送り出される。
また,下側へ向かう前記搬送路r3へ導かれた用紙は,前記可動ガイドg1の下方(本後処理装置の中央部)に設けられた中間処理ユニット30に導かれる。
【0009】
前記中間処理ユニット30は,図2,図3に示す如く,斜めに傾けて設けられた中間トレイ31,該中間トレイ31の上下方向中央付近の所定位置に揺動可能に設けられた第1の用紙端部受け部32,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた第2の用紙端部受け部33,前記中間トレイ31の上下方向中央付近に設けられ用紙にステイプル処理を施す第1及び第2のステイプル手段34,35とを具備している。前記第2の用紙端部受け部33は,無端ベルト37aに取付けられており,該無端ベルト37aの正転/逆転によって上下に移動するよう構成されている。
また,前記中間処理ユニット30は,前記中間トレイ31や前記第1及び第2の用紙端部受け部32,33,前記第1及び第2のステイプル手段34,35等が設けられている受け側ユニット30aと,前記第1のステイプル手段34に対向する第1のステイプル受け部34’等が設けられているカバーユニット30bとに区分されており,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離接可能に構成されている。
図3は,前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して離間及び近接する状態を表す断面図である。図3に示すように,前記カバーユニット30bは前記受け側ユニット30aに回動可能に支持されており,該回動により前記カバーユニット30bが前記受け側ユニット30aに対して近接(図3の(a)の位置)又は離間(図3の(b)の位置)する位置に移動させることができるよう構成されている。また,前記中間処理ユニット30は,本後処理装置Xの本体から図1に向かって手前方向に引き出し可能に構成されており,前記中間処理ユニット30を引き出した後,前記カバーユニット30bを前記受け側ユニット30aから離間させることにより,前記中間処理ユニット30のジャム処理やメンテナンス作業等を容易に行うことができる。
図2は,前記中間処理ユニット30の前記受け側ユニット30aを前記用紙入口11側からみた正面図である。
前記第1のステイプル手段34は,用紙の幅方向(用紙の搬送方向(図2では上下方向)に直角の方向)に所定間隔で並べて対に配置されたものであり,用紙の端部付近の幅方向中央部へのステイプル処理,及び用紙の搬送方向中央部へのステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行う場合に用いられる。また,前記第2のステイプル手段35は,用紙の幅方向の一方の端部付近に斜め方向に配置されたものであり,用紙のコーナー部へのステイプル処理を行う場合に用いられる。前記第1及び第2のステイプル受け部34’は,前記第1のステイプル手段34に対向する位置において前記カバーユニット30b(図3参照)に設けられている。
【0010】
図1に示す前記搬送路r3に導かれた用紙は,前記中間処理ユニット30の上方に設けられた搬送ローラro1により下側へ搬送され,前記搬送ローラro1から外れて落下する。この落下してくる用紙は,その一方の面(図1に向かって左側の面)が前記中間トレイ31により受けられ,その先端部(下側端部)が前記第1又は第2の用紙端部受け部33,33のいずれかにより受けられる。これにより,前記中間トレイ31上に複数重ねて載置(集積)され,収容された用紙(束)は,用紙付勢部材38(図4参照)等により構成される用紙整合機構(詳細は後述する)により整合された後,前記第1又は第2のステイプル手段34,35によってステイプル処理が施される。
前記第1及び第2の用紙端部受け部32,33のいずれによって用紙の先端部を受けるかは,前記第1の用紙端部受け部32の揺動動作によって切り替えられる。即ち,前記第1の用紙端部受け部32が前記中間トレイ31に沿う位置(近接する位置,以下,使用位置という)にある場合は,用紙の先端部は前記第1の用紙端部受け部32により受けられ,前記第1の用紙端部受け部32がその揺動動作により前記中間トレイ31から離間した退避位置にある場合は,前記搬送ローラro1により搬送されてきた用紙の先端部は前記第1の用紙端部受け部32を通り過ぎて前記第1の用紙端部受け部32よりも下方に移動して待っている前記第2の用紙端部受け部33により受けられるよう構成されている。また,小サイズの用紙を受ける場合は,前記第2の用紙端部受け部33を前記第1の用紙端部受け部32よりも上側へ移動させて用紙を受けることも可能である。この場合,前記第1の用紙端部受け部32は前記使用位置にあっても前記退避位置にあってもかまわない。
例えば,用紙の端部付近の所定位置にステイプル処理(いわゆる端部綴じ)を行いたい場合等は,前記第1の用紙端部受け部32に用紙を積載した状態で前記第1又は第2のステイプル手段34,35によりステイプル処理がなされる。また,用紙の搬送方向中央部付近にステイプル処理(いわゆる中綴じ)を行いたい場合等は,前記第2の用紙端部受け部33を用紙を積載した状態で用紙サイズに応じた位置に移動させ,前記第1のステイプル手段34によりステイプル処理がなされる。また,用紙のサイズによっては(前記第1の用紙端部受け部32で直接受けるべきサイズよりも大きい又は小さいサイズ),前記搬送ローラRo1により搬送されてくる用紙を,一旦,前記第2の用紙端部受け部33により受けて重積させた後,前記第1の用紙端部受け部33に積み替えることも行われる。この場合,まず,搬送されてくる用紙を,その用紙のサイズに応じた位置(前記第1の用紙端部受け部33の位置よりも下側又は上側)に移動させた前記第2の用紙端部受け部33により受け,用紙を積載した前記第2の用紙端部受け部33を前記第1の用紙端部受け部32よりも若干上側の位置(例えば,2mm程度上側)まで移動させた後(この間,前記第1の用紙端部受け部32は前記退避位置にある),前記第1の用紙端部受け部32を前記使用位置に揺動させ,さらに,前記第2の用紙端部受け部33を前記第1の用紙端部受け部32よりも下側に移動させることにより,前記第2の用紙端部受け部33に積載された用紙を前記第1の用紙端部受け部32に積み替える。ここで,前記第1の用紙端部受け部32は,本用紙処理装置Xにおいて多用されるサイズの用紙(例えば,A4Y/LTYサイズ)が搬送されてきたときにその用紙を直接受けるのに適した位置に配置されており,それよりも大きいサイズの用紙が搬送されてくる場合であって,その用紙を前記第1の用紙端部受け部32に積載した状態でステイプル処理を施したい場合(即ち,端部綴じを行いたい場合)には,前述した積み替えが行われる。これにより,多用されるサイズの用紙については,前記第1の用紙端部受け部32により用紙を直接受けることができるので,前記第2の用紙端部受け部33の移動による位置合わせを行う必要が無く,迅速なステイプル処理が行える。さらに,用紙端部付近の所定位置にステイプル処理(端部綴じ)を施す場合,ステイプル処理を行う位置に中綴じよりも高い精度が要求され,前記第2の用紙端部受け部33の移動による位置合わせでは十分な位置決め精度を確保することが難しい場合があるが,このような場合でも,移動しない前記第1の用紙端部受け部32と移動しない前記第1及び第2のステイプル手段34,35との位置関係は予め精度高く設定することが可能であるので,十分な位置精度でステイプル処理を施すことが可能となる。
【0011】
前記中間処理ユニット30においてステイプル処理が施された用紙(用紙束)に更に2つ折り処理(以下,中折り処理という)を施す場合には,該用紙束は,前記中間処理ユニット30内からその下側に設けられた中折りユニット40内の搬送路r5へ送り出され,前記中折り処理を施さない場合には上側の搬送路r4へ送り出される。
前記用紙の前記搬送路r5への送り出しは,前記中間処理ユニット30の下部に揺動可能に支持された搬送ローラRo2により行われる。前記搬送ローラro2は,通常は,前記搬送ローラRo2に対向して配置された従動ローラro2’と離間する位置に退避しており,用紙を前記搬送路r5へ送り出す際に,前記従動ローラro2’に近接する位置に揺動して前記従動ローラro2’との間に用紙を挟み,前記搬送ローラro2の回転力により前記搬送路r5へ用紙を送り出す(搬送する)。
前記中折りユニット40内の前記搬送路r5に導かれた用紙(用紙束)は,前記中折りユニット40内の搬送ローラro3によってさらに搬送されて所定位置に停止させられる。そして,用紙の搬送方向中央部に押し型41が押し当てられ,用紙が前記押し型41の押し当て面と反対側において対向配置されて回転する2つの中折り用ローラ42の間に2つ折りされながら挟まれる。2つの前記中折り用ローラ42は,互いに対向する方向に付勢されており,この付勢力によって用紙に折り目がつけられる。このようにして中折り処理がなされた用紙は,前記中折り用ローラ42の回転力によってその折り部が先頭となる方向に搬送され,前記中折り用ローラ42上方の搬送路r6を経て,前記中折りユニット40内の排出ローラro4によって,前記用紙入口11の反対側の側面に設けられた下段用紙出口14からその外側に設けられた中折り用紙排出トレイ60上に排出される。このとき,前記下段用紙出口14の上方に回動自在に設けられた用紙抑え部材61により,中折り処理された用紙が抑えられて整合される。
【0012】
一方,前記中間処理ユニット30上側の前記搬送路r4への用紙の送り出しは,前記中間トレイ31に沿って上下に移動可能に設けられた断面T字形状の用紙送り出し部材36によって行われる。前記用紙送り出し部材36は,無端ベルト37bに取付けられており,該無端ベルト37bの正転/逆転によって上下に移動するよう構成されており,前記中間トレイ31の裏面側(下側)へ退避させることも可能である。また,前記用紙送り出し部材36と前記第2の用紙端部受け部33との上下動の範囲は一部で重複しており,前記用紙送り出し部材36を最下端へ移動させた位置の方が,前記第2の用紙端部受け部33を最上端へ移動させた位置よりも下側となるよう構成されている。
このように構成された前記用紙送り出し部材36により,以下のようにして用紙が上側の前記搬送路4へ送り出される。
先ず,前記用紙送り出し部材36を裏面側へ退避させた状態で,用紙を積載した前記第2の用紙端部受け部33を最上端まで移動させる。次に,前記用紙送り出し部材36を最下端から表面側へ移動させ,さらに前記第2の用紙端部受け部33よりも上側へ移動させることにより前記第2の用紙端部受け部33に積載された用紙を前記用紙送り出し部材36上に積み替える。そして,更に前記用紙送り出し部材36を上側へ移動させることにより,積み替えられた用紙が前記搬送路r4へ送り出される。
このようにして前記搬送路r4に搬送されてきた用紙(用紙束)は,用紙排出手段80により搬送が引き継がれて,該用紙排出手段80の具備する排出ローラro6の回転力により上段用紙出口13からその外側に複数の用紙トレイを設けて構成されるジョブトレイ50のいずれかの用紙トレイに排出される。該ジョブトレイ50は,それぞれ用紙の排出方向に向かって上向くように傾斜して設けられている。さらに,前記ジョブトレイ50は上下方向に一斉に昇降可能に構成され,その停止位置によって前記上段用紙出口13から排出される用紙をいずれの前記ジョブトレイ50で受けるかを順次切り替える。前記ジョブトレイ50の昇降動作は,指定された順序で重ねた用紙束ごとに複数のトレイに分けて排出するいわゆるソート処理,或いはグループ処理を行う際に行われる。
【0013】
次に,図4を参照しつつ,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構について説明する。
図4は,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構に関連する部分のみを抽出し,模式的に表した当該後処理装置Xの概略構成図である。
同図に示すように,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構は,用紙付勢部材38と,用紙抑え部材(本実施形態では,前記用紙送り出し部材36を兼用する)と,を具備して構成される。
ここで,前記用紙付勢部材38は,所定の揺動軸により装置本体に揺動自在(図中には矢印Cにより示す)に支持され,前記搬送ローラro1による用紙搬入(図中には矢印Aで示す)に応じて,用紙搬入を妨げない位置(図中には実線で示す)と,搬入された用紙を付勢する位置(図中には破線で示す)と,を適宜切り替えるよう揺動自在(図中には矢印Cで示す)である。
また,用紙抑え部材である前記用紙送り出し部材36は,上述したように用紙の搬送経路に突出する鉤状突起36a(本実施形態では断面T字形状)を有すると共に,前記無端ベルト37bに取付けられ(図1,2参照),該無端ベルト37bの正転/逆転によって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置(図中には破線で示す)から用紙の搬送方向に所定量移動する(図中には矢印Dにより示す)まで移動することが可能である。また,所定の処理が施された後の用紙束を排出ローラro6を介してジョブトレイ50へと排出する機能も有する(図中には矢印Bで示す)。
本実施形態に係る用紙整合機構は,このように構成される両者を連携させ,好適に制御することによって実現される。
このような構成により,前記搬送ローラro1により用紙Pが搬入されるを,搬送される用紙Pの後端を挟持しつつ該用紙Pの先端を前記第2の用紙受け部33に対して押圧する
先ず,前記用紙付勢部材38は,前記搬送ローラro1により用紙搬入に応じて,用紙搬入を妨げない位置(図中には実線で示す)から,搬入された用紙を付勢する位置(図中には破線で示す)に切り替えられ,前記受け側ユニット30a(つまり,前記中間トレイ31)に収容される用紙Pのカールが矯正される。これにより,搬入される用紙Pがカールの大きいものであった場合にも,その用紙Pの搬入を妨げることなく,用紙Pを前記受け側ユニット30a(つまり,前記中間トレイ31)に速やかに搬入する共に,該受け側ユニット30aに対して密着させることができる。
そして,搬入された用紙Pを前記用紙付勢部材38で密着させた状態で,前記用紙送り出し部材36を,用紙Pの搬送を妨げない位置(図中破線で示す,以下待機位置という)から所定の実線で示す位置まで移動させることによって,用紙Pを,該用紙送り出し部材36に設けられた鉤状突起36a(本実施形態では,T字形状の右側(下側)部分)により挟持しつつ該用紙Pの先端(下端)を前記第2の用紙受け部33に押圧することができる。
ここで,前記用紙付勢部材38には,図5に示す如く,所定位置まで移動した前記用紙送り出し部材36を収容するような切り欠き38aを設けることが望ましい。
図5は,用紙搬入方向から見た前記用紙付勢部材38,前記用紙送り出し部材36の関係の一例を示す要部拡大図である。
このような切り欠き38aを設けることで,前記用紙付勢部材38が用紙Pを付勢している状態で,前記用紙送り出し部材36が所定位置まで移動した際にも,両者が干渉することが無いため,両者をオーバーラップさせて動作させることが可能となり,より高精度な整合が可能である。
【0014】
次に,図6を参照しつつ,当該後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の動作について,各状態に分けて詳説する。
先ず,図6(a)は,前記搬送ローラro1により用紙Pが前記受け側ユニット30aに搬送され,その搬送に応じたタイミングで前記用紙付勢部材38が揺動した状態を表しており,用紙Pにカール等の紙の撓みがある場合にも,その用紙Pは,前期用紙付勢部材38により前記受け側ユニット30a方向に付勢され,密着している。
次の状態を表す図6(b)では,用紙Pを前記用紙付勢部材38により密着させた状態で,前記用紙送り出し部材36を,前記待機位置から所定位置まで移動(図中には矢印Dで示す)されることにより,用紙Pが,該用紙送り出し部材36設けられる鉤状突起36aに挟持された状態で前記第2の用紙受け部33に押圧されている。
また次の状態を表す図6(c)の状態では,前記用紙付勢部材38は,新たな用紙Pの搬送に備え,用紙Pの搬送を妨げない位置に退避するよう揺動される(図中には矢印Cで示す)。
更に次の状態を表す図6(d)では,新たな用紙Pの搬送に応じて,前記用紙送り出し部材36を所定位置から前期待機位置に一旦退避させる(図中には矢印Dで示す)。ここで,用紙Pの搬送が終わったタイミングで前記用紙付勢部材38が揺動されることで,用紙Pが前記受け側ユニット30a方向に付勢された状態である図6(a)の状態に戻る。
尚,図6(d)に示す状態において,前記用紙送り出し部材36が前期待機位置に退避するタイミングとしては,用紙Pの後端(上端)が前記搬送ローラro1を通過したことで前記用紙付勢部材38が揺動を開始し,用紙Pを付勢する直前までの間であればいつでもよい。
このように,本実施形態に係る後処理装置Xに設けられ用紙整合機構では,上述した一連の処理を繰り返すことにより,前記中間処理ユニット30に搬送された用紙Pの先端部(下端)を,前記第2の用紙受け部33に対して高精度に整合させることが可能であり,その後にステイプル処理,或いは中折り処理等の施された用紙束は,縁部の揃った正確に整合のとれたものとすることが可能である。
また,その構成についても,高価であり且つ定期的なメンテナンスが要求される毛ブラシにより実現していた従来公知の装置に較べ,揺動自在な用紙付勢部材を設けるという簡略な構成であるため,生産コスト面並びにメンテナンスコスト面でも有利である。更には,動作中に生じる騒音についても,毛ブラシを採用している機構に較べ十分に小さいものである。
【0015】
【実施例】
前期実施形態に係る後処理装置Xでは,前記用紙送り出し部材36が,用紙を整合させる整合機構(用紙押さえ部材)と,所定処理が施された後の用紙束を装置外に搬出する搬出機構と,を兼ねる形態について説明している。このような形態であれば,無用な部品数の増加を防ぎ,コスト低減に寄与することができる。
しかしながら,上述説明した動作を行うものであれば,用紙押さえ部材と,前記用紙送り出し部材と,を個別独立に設けるものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,搬入された用紙の後端近傍を,揺動自在な用紙付勢部材により搬送方向に直角な方向から付勢してそれら用紙を密着させると共に,その付勢により密着された用紙を搬送方向に移動自在な用紙抑え部材により挟持して押圧するという簡略な構成により,後処理装置に搬入された用紙を高精度に且つ騒音を生じることなく高精度に整合することが可能である。
また,前記用紙受け部が,斜めに傾けて設けられた用紙トレイ(前記中間トレイ31がその一例)においてその上側から搬送される用紙の先端をその下側で受けるものであればなお好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xの概略断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを構成する中間処理ユニットの受け側ユニットの正面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを構成する中間処理ユニットの断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xを模式的に表す概略構成図。
【図5】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の要部拡大図。
【図6】本発明の実施の形態に係る後処理装置Xに設けられる用紙整合機構の処理の流れを示す図。
【図7】従来公知の後処理装置X1を模式的に示す概略構成図。
【符号の説明】
11…用紙入り口
13…上段用紙出口
14…下段用紙出口
21…退避ドラム
30…中間処理ユニット
31…中間トレイ
32…第1の用紙端部受け部
33…第2の用紙端部受け部
34,35…ステイプル手段
34’,35’…ステイプル受け部
36…用紙送り出し部材(用紙押さえ部材)
37a,37b…無端ベルト
37c…ベルト軸
38…用紙付勢部材
40…中折りユニット
41…押し型
42…中折り用ローラ
50…ジョブトレイ
60…中折用紙排出トレイ
61…用紙抑え部材
80…用紙排出手段
ro1,ro2,ro3,ro7…搬送ローラ
ro4,ro5,ro6,ro8…排出ローラ
ro1’ …毛ブラシ
r1,r2,r21,r22,r3,r4,r5,r6…用紙の搬送路
Claims (4)
- 搬送される用紙を複数枚収容可能な用紙受け部を有し,該用紙受け部に収容された用紙束を整合する用紙整合機構において,
前記用紙受け部に収容された用紙の後端近傍を,搬送方向に略垂直な方向に付勢して用紙を密着させる用紙付勢部材と,
用紙の搬送経路に突出する鉤状の突起であって,用紙の搬送に応じて用紙の搬送の妨げにならない位置から用紙の搬送方向に所定量移動することにより,前記用紙付勢部材により密着された状態の用紙の後端を挟持しつつ該用紙の先端を前記用紙受け部に対して押圧する用紙押さえ部材と,
を具備してなることを特徴とする用紙整合機構。 - 前記用紙受け部が,斜めに傾けて設けられた用紙トレイにおいてその上側から搬送される用紙の先端をその下側で受けるものである請求項1に記載の用紙整合機構。
- 前記用紙付勢部材には,所定位置まで移動された前記用紙押さえ部材の形状に応じた切り欠き部が形成されてなる請求項1又は2のいずれかに記載の用紙整合機構。
- 搬送される用紙を所定位置に複数枚収容し,収容された用紙束を用紙整合機構で整合し,該用紙整合機構により整合された用紙束に対し所定の後処理を行う後処理装置において,
前記用紙整合機構が,前記請求項1〜3のいずれかに記載の用紙整合機構であることを特徴とする後処理装置。
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