JPS6071678A - 防虫性粘着テ−プ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 加工食品を金属製の缶に充填した場合であつてもその食
品が特に香辛料などの場合には昆虫の誘引性を持つため
ノシメコクガ等の害虫が缶本体と蓋のすき間より侵入し
当食品を食害し、多大の損害を与えることが多い。そこ
で従来行われている防虫方法は忌避剤、殺虫剤等は大部
分の物質が食品に接触しては好ましくないため当缶の設
置場所での燻蒸、もしくは缶と当食品が充填されている
プラスチツク製袋等とのすき間に忌避又は殺虫剤を封入
するものであつた。しかしながら燻蒸法では薬剤の性質
上、又、空間が広いため蒸散が早くそのため、頻繁に燻
蒸を行わねばならず、コスト、又、健康上からも好まし
くなかつた。プラスチツク製袋と缶の間に薬剤を封入す
る方法では当薬剤が比較的に無臭性のものに限られるた
め効果にも制限があり、害虫が缶内に侵入した場合は忌
避剤等により缶外へ退散すれば良いが缶内にて死ぬ場合
、又、逆に薬剤を避けて内袋の中へ侵入する場合があり
、いずれも好ましい結果ではなかつた。

更に行われた従来方法の一は缶本体と蓋のすき間へ粘着
テープを貼るものであつたが、金属性の缶には比較的に
わずかではあるが凹凸があり、又急いで当作業を行う場
合は粘着テープ自体に皺が生じ、その結果、これらのす
き間から害虫が侵入し、食品を食害した。

本発明者は以上害虫侵入の防除法を鋭意研究の結果、次
の発明を完成したので次に述べる。

害虫忌避剤ないし殺虫剤を溶剤に溶かし、粘着テープ用
粘着剤と均一に混合し、テープに塗布する。後、当溶剤
を揮散せしめ、常法により、粘着テープを製造する。本
テープを使用して害虫誘引性の強い加工食品を充填した
金属製缶の本件と蓋間を目貼りし、普通の粘着テープに
て目貼りしたそれとを普通の倉庫内に長期間置いて観察
した結果、普通の粘着テープを使用した缶内には多数の
害虫を認めたが、本発明によるテープを使用した缶中に
は生虫、死虫ともに発見されなかつた。又、薬剤塗布部
分においても害虫を発見し得なかつた。以下に実施例に
就き述べるが本実施例によつて特許請求の範囲を限定す
るものではない。

実施例ナフタリン１００ｇを１．５ｌのエタノールに溶
解せしめ、このものとテープ用粘着剤１０ｋｇと均一に
混合し、テープ台に塗布後、や加温してエタノールを揮
散させる。後、常法に従いテープを巻取り、粘着テープ
を製造する。

尚、上記実施例の通り、初めからテープ中に薬剤を含有
させても良いが、テープの扱いが容易の場合は一般市販
粘着テープに対し、忌避剤又は殺虫剤をしみ込ませても
良い。効果は上記結果と同一となつた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　忌避剤を溶媒に溶解し、粘着剤と均一に混合し、こ
   れをテープに塗布し、溶媒を揮散させることよりなる防
   虫性粘着テープ