JPS6070800A - 電磁・磁気シ−ルド箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気回路やその部品の作動に伴って生ずる電磁
波及び磁気のシールドを行なうシールド箱に関するもの
である。

〔従来技術〕

従来、電磁波を遮蔽する方法としては、アルミニウム合
金の箱が一般であったが重量がかさむ問題があり、又、
磁場で車両の位置検出をする装置などは車両の他のシス
テムの磁場の悪影響に対する処置は何もとられていない
。一方非晶質金属と呼ばれるものは、磁気シールド効果
が高いのだが高強靭性を有するため加工が困難である。

〔発明の目的〕

本発明は上記欠点を解決するため、金属箔を探しぼりし
た容器の表面に非晶質金属片を含む樹脂を接合すること
によって、軽量で容易に形成可能な電磁、磁気シールド
箱の提供を目的とするものである。

〔実施例〕

以下本発明を図に示す実施例について説明する。

第１図は本発明の電磁、磁気シールド箱の斜視図であり
、１．２は相互に組合せ可能なふたと本体である。第２
図は形成後の電磁、磁気シールド箱の断面図で、第３図
はその拡大図である。１１はアルミニウム合金、銅及び
黄銅といった良導電性の金属箔（厚さ５００μｍ以下）
を金型で加圧して探しぼりしたもので、第４図に示すよ
うな形状である。１２は溶融した金属を毎秒１０９〜１
０７℃の割合で超急冷した透磁率が大きい非晶質金属（
Ｆｅ−３ｔ　−８％　Ｆｅ−Ｎｉ−３ｉ　−Ｂ−Ｆｅ−
Ｃｏ−Ｎｉ−３ｉ−Ｂ等）であり、それを１〜２１Ｂの
長繊維や棒状のフレーク片にしている。１３は５龍〜１
０μｍ程度の樹脂（ポリプロピレン塩化ビニル、ポリエ
チレン、商品名ＴＰＸ等）で非晶質金属の樹脂１３中に
占める割合を体積比で３０〜９０％程度になるよう混合
している。又、非晶質金属１２は上記の細長い形状のフ
レーク片と、粉末の両方が樹脂１３中にあり、その割合
はフレーク片が３０％以上で粉末を７０％以下にしてい
る。

上記構成において、第１図のような形に形成する手順は
以下のとうりである。まずアルミニウム合金、銅あるい
は黄銅等の金属箔１１を第１の金型ヘセントし、もう一
方の対になった第２の金型をこの第１の金型へ押しつけ
て加圧し、第４図に示すような所定の形状に探しぼりを
する。なお、第１の金型と第２の金型は０．５〜１罷程
度の隙間を有するものである。次に金属箔１１の箱を樹
脂成形型の内側ヘセソトし、その隙間に加熱７８融され
非晶質金属の粉末とフレーク片Ｉ３を含有する樹脂１３
を注入する。こうして金ｍ箔１１と非晶質金属のフレー
ク片１２を樹脂１３で接合することによって、容易に軽
量なものを作ることができる。

この第１図のようにした電磁、磁気シールド箱は５００
ＭＨｚの電磁波を５０ｄＢ程度まで減衰可能であり、し
かも磁気シールド効果は樹脂１３と非晶質金属１２の割
合がｌ：４の割合で１００ｅの付加磁場強度で１／４０
０に減衰させられる。

なお、非晶質金属のフレーク片１２は１〜２鮪の長繊維
のものや棒状のものなら、相互に絡み合って接触が多（
なり、非晶質金属の充填されていない面積を少なくでき
るからシールド効果を大きくできる。そして非晶質金属
の樹脂１３中の含有率が２５％以上になると指数関数的
に磁気シールド効果が増大する。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、樹脂中に細長い形状
の非晶質金属片を含有させて、金属箔の容器へ接合して
いるから、軽量であるばかりでなく形成も容易にできる
という優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電磁、磁気シールド箱の斜視図、第２
．第３図は電磁、磁気シールド箱の断面図、第４図は探
しぼりした金属箱の斜視図である。 １１・・・金属箔、１２・・・非晶質金属のフレーク片
、１３・・・樹脂。 代理人弁理士　岡　部　隆 第１図 第２図 １２ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミニウム合金、銅及び黄銅等の金属箔を探しぼりし
   て容器形状となし、この金属箔の表面に細長い形状をし
   た非晶質金属片を含有する樹脂を接合して形成したこと
   を特徴とする電磁・磁気シールド箱。