JPS606898B2 - 磁性粉末の製造法 - Google Patents

磁性粉末の製造法

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JPS606898B2
JPS606898B2 JP52005589A JP558977A JPS606898B2 JP S606898 B2 JPS606898 B2 JP S606898B2 JP 52005589 A JP52005589 A JP 52005589A JP 558977 A JP558977 A JP 558977A JP S606898 B2 JPS606898 B2 JP S606898B2
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JP
Japan
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magnetic
iron oxide
powder
oxide powder
magnetic powder
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JP52005589A
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JPS5390196A (en
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俊信 末吉
邦夫 若居
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、強磁性酸化鉄粉末に磁気特性を向上させるた
めの変性用金属を導入する方法、就中、コバルト含有磁
性酸化鉄粉末の製造方法に関する。
従来、磁性酸化鉄粉末にコバルトを導入してCo含有磁
性酸化鉄粉末を製造する方法としては、水酸化コバルト
を含むアルカリ溶液中に強磁性酸化鉄粉末を分散し、し
かる後、加熱処理を施こしてコバルト原子を強磁性酸化
鉄粉末中に導入する方法が知られている。
この方法は、均一な粒径を有する強磁性酸化鉄粉末を原
料とすることができるため、均一粒鰹のCo含有磁性酸
化鉄粉末を得ることができるが、アルカリ溶液を使用す
るため、強磁性酸化鉄粉末が、部分的に溶解されること
があり、そのため、強磁性酸化鉄のすぐれた形状異万性
、すなわち針状性が損なわれて充分満足できる磁気特性
のものが得られがたい難点がある。本発明者らは、かか
る観点から検討した結果、y−Fe20釘分末、Fe3
04粉末などの強磁性酸化鉄粉末を、塩化コバルトを水
とアルコールの混合溶液に溶解した溶液に浸潰した後、
この溶液を常圧もしくは、加圧下で、加熱することによ
って、針状性が損なわれることなく、適切にCo原子が
導入されることを見出した。
この方法によれば、変性用金属化合物を溶解する溶媒と
してアルカリ溶液を使用しないので、原材料の強磁性酸
化鉄粉末の部分溶解が抑制されて原材料の形状を適当に
維持し、しかも、Co原子が強磁性酸化鉄粉末中に導入
されて、原材料の磁気特性を大幅に改善することができ
る。
このような特徴が得られる理由は不明であるが、アルコ
ールと水の混合溶液において、アルコールと水の混合比
を容量比でアルコール対水=50対50以上のアルコー
ル混合量とすればCo原子が導入されて、磁気特性が向
上する。
一方、水の配合は、塩化コバルトの前記配合液への溶解
を促進し、均質なCo含有磁性酸化鉄粉末を作るが、そ
の配合量は、塩化コバルトの100℃における飽和濃度
を形成するに充分な量であればよい。
また、塩化コバルト、水、アルコールの配合順は特に規
制されず、適宜必要に応じて選定すればよい。このよう
にして調製された溶液の使用量は、強磁性酸化鉄粉末を
分散するために強磁性酸化鉄粉末の泥状体を形成する程
度の使用量で充分でり、これより多く使用すれば「操作
が簡便となるので好ましい。
このようにして準備された溶液は、i50こ0以の温度
で加熱するとCo原子の導入が起り、加熱温度を高める
に従い「磁気特性はより向上する。
しかし、300℃を越す温度とすると、原料である。−
Fe203などの強磁性酸化物粉末が、ぱ−Fe203
となり非磁性化するのでこの温度以下で処理するのがよ
い。本発明で使用されるアルコールは、その操作上の観
点から、常圧下で反応が起る高沸点のアルコールの使用
が好ましいが、低沸点のアルコールを使用し、高圧下で
行ってもよい。
具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ポリアルキレングリコールなどの多価
アルコール、メタノール、エタノールなどの低級アルコ
ールがある。また、本発明で使用される変性用金属とし
ては、Coの他、保磁力、磁化量、熱安定性などを向上
させる目的で、Ni,Mn,Cr,Zn,Cd,Pb,
Sn,Aそなども使用でき、これらの金属の原材料とし
ては、これらの金属の塩化物の他、臭化物、よう化物な
どのハロゲン化物および硝酸塩、硫酸塩などの他の金属
塩が適当に使用できる。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例 1 CoC夕2 98日20,10夕と、エチレングリコー
ル400の‘と水20の‘を反応容器に採取し、これに
y−Fe203粉末(粒蚤約0.3仏軸比7、保磁率H
c370ェルステッド、飽和磁化びs:7段mu/夕)
150夕を分散し、十分灘拝しながら、18000で2
時間加熱する。
放冷後、ろ過水洗乾燥して磁性粉末を得る。このように
して得られた磁性粉末は「粒径が、約0.3仏、軸比7
で、原料のッ−Fe203粉末の形状とほとんど変らず
、Hc650ェルステッド、。s7段mu/夕、コバル
ト原子含有量でCo/(Co+Fe)×100)は約2
重量%であった。実施例 2 実施例1において、CoC夕2・紐20と、エチレング
リコール(EG)と水の添加量および加熱温度を下表の
ように変え、以下同様にして磁性粉末を作った。
なお、上表中「C,Dにおいて容器としてオートクレー
フを使用し、加圧下(10〜3の気圧)で反応させた。
このようにして得られた磁性粉末の特性は下記の通りで
ある。実施例 3 実施例1においてCoC〆2・餌20に変えて、Co(
N03)2・細20を使用し、以下同様にして磁性粉末
を得た。
このようにして得られた磁性粉末は原料のy−Fe20
3粉末の形状とほとんど変わらずHc600ェルステツ
ド、os7氏mu/夕、コバルト原子含有量は、約1.
5重量%であった。比較例実施例1においてエチレング
リコール400の‘と水20の‘の混合溶液を5規定N
aOH溶液400の‘に代え、オートクレープ中で18
000で2時間処理して、磁性粉末を得る。
このようにして得られた磁性粉末は、原料のy−Fe2
0鎌分末の形状に比べてわずかに変形しており、その磁
気特性は、Hc,550ェルステツド,。s7段mu/
タコバルト原子含有量は約2.0である。このようにし
て得られた各磁性粉末を下記の塗料組成で塗料を調製し
、ポリエステルベースフィルム上に塗布して磁気テープ
を作り、この磁気テープの角型(Br/聡)を測定した
塗料組成 磁性粉末 75重量%塩ビ−
酢ビ共重合体 20 〃可塑剤
5 〃メチルイソブチルケトン
100 〃トルエン 10
0 〃上記磁気テープの測定結果は下記の通りである。
上記結果から、本発明の方法で得られた磁性粉末は、比
較例のものに比べて、角型がよくすぐれた分散性を示す
とともに保磁力も向上していることが理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強磁性酸化鉄粉末を変性用金属塩を溶解した水とア
    ルコールの混合溶液に分解し、この溶液を加熱して、強
    磁性酸化鉄粉末中に前記変性用金属を導入変性すること
    を特徴とする磁性粉末の製造法。 2 変性用金属がコバルトである第1項記載の方法。 3 加熱温度が、150〜300℃である第1項記載の
    方法。
JP52005589A 1977-01-20 1977-01-20 磁性粉末の製造法 Expired JPS606898B2 (ja)

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JPS5390196A JPS5390196A (en) 1978-08-08
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CN108682562B (zh) * 2018-04-08 2019-11-05 江苏大学 一种C掺杂的γ–Fe2O3纳米复合材料及其制备方法和应用

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