JPS6068953A - 電極ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気信号を記録体上に記録する電極ヘッドに
関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、オフィスオートメーションにより種々の端末機が
要求されている。中でも電気信号を可視像に変換する記
録装置、いわゆるプリンタの需要は大きなものである。

従来から種々の方式による記録装置が作られてきた。放
電破壊記録紙を用いた記録装置は、蒸着アルミ層、黒色
層、基紙層からなる放電破壊記録紙の蒸着アルミ層を接
地し、この蒸着アルミ層に電圧を印加した電極を接触さ
せ、接触部分を加熱あるいは放電破壊により蒸着アルミ
を取り除き、下地の黒色層を露出させて記録を行なうも
のである。そのため良好な書き込みを行うには、第１図
Ａのように電極例１１を露出し接触を確実に行なうよう
に書き込み電極が作られている。ここで１２は樹脂から
なる固定材、１３はリードである。樹脂に埋設し電極針
を露出（突出）させない第１図Ｂのような場合は電極針
１４の周囲が熱により破壊され、ここに記録時に発生す
るゴミかた！シ、電極同志の絶縁が損われ良好な書き込
みができない。このことから突出した電極針を丈夫なも
ので作成せねばならず、太くて硬い材料を用いなければ
ならず、条鋼は難しかった。

発明の目的 本発明の目的は上記従来の欠点を除去し、記録体上に高
解像記録を可能にした長寿命で安価な電極ヘッドを提供
することである。

発明の構成 本発明の電極ヘッドは、細長の電気的導体と熱硬化性樹
脂とメルクを含有させてなる前記電気的導体を固定する
固定材とからなり前記細長の電気的導体の先端を露出さ
せて記録体との間に通電を行なって記録体上に記録する
ものであシ、これによシ安価でかっ、高解像記録を実現
し長寿命化したものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

〔実施例Ｉ〕

体（例えば銅線）で２２．２３はタルクと熱硬化性樹脂
（例えば日本タルク■製のタルク粉末とエポキシ系樹脂
）とをまぜあわぜて硬化させた成型体である。図の電極
へ、ドは、日本タルク■製のタルク粉末で純度９９チ以
上のものとエポキシ樹脂（ビスフェノールＡタイプ樹脂
）を混ぜあわせて硬化させた成型体であり、タルク粉末
を５０重量％含有したものである。前記成型体２２に、
ダイシング装置を用いてピッチ１００μｍ、溝幅６６μ
ｍ、溝深さ６０μｍの溝を入れ、前記溝に線径が６０　
ｐ　ｍの被覆銅線を埋めこんだ後、前記タルク粉末とエ
ポキシ樹脂との混合物である成型体２２と同等の成型体
２３で前記被覆銅線を押さえて固定している。

この電極ヘッドを放電破壊記録紙を用いた記録装置に装
着し、印字した場合法のような特徴がある。

１　印字品質（６万名字印字後のドツト形状の安定性）
が優れている。

２　記録時に発生するゴミが装着しにくい。

３　放電破壊記録紙に傷をつけずに印字できる。

４　記録時の熱で劣化しない。

６　高解像記録が可能である。

６　安価である。

これらはタルクの有する潤滑性、耐熱性、電気絶縁性、
摩耗性、加工性が優れているという特徴によるものであ
る。

次に、前記エポキシ樹脂にタルクの含有量を。。

２０．３０，４０，５０，６０，７０，８０゜９０．９
５重量％と変化させて硬化した各々の成型体を固定材と
して用いた電極ヘッドについて前述した記録装置に装着
し、放電破壊記録紙上に印字させて評価した結果を表１
に示す。

以下余白 表１　タルク含有量と電極へ１．ドとしての評価表１に
おいて、印字品質とは前述したように６万文字印字後の
ドツト形状の安定性を評価したものである。ゴミのつき
にくさ・は５万文字印字後の電極ヘッド先端の汚れの程
度である。硬さは放電破壊記録紙に印字する際、放電破
壊記録紙に傷をつけずに印字できるかどうかを評価、難
燃性はＵＬ規格９４に準じたものでテスト片の厚みを１
／１６インチで評価したものである。加工性は成型体の
作りやすさ、および機械加工のしやすさである。表１か
ら明らかなようにタルク含有量が２０重量多以下では従
来例で述べたように電極周囲が破壊され、そこへ記録時
に発生するゴミがたまり、電極同志の絶縁が損われたシ
ミ極が変形や断線を生じ電極ヘッドとしては使用できな
い。また、メルク含有量が９６重量係以上になると成型
体として維持することができず電極ヘッドとして評価す
ることができなかった。

以上のことから、タルク粉末の含有量が３ｏ〜９０重量
％の成型体を固定材とした電極ヘッドがよく、よシ好ま
しくは５０〜８０重量係の成型体を固定制とした電極ヘ
ッドがより大きな効果を発揮するものであった。

〔実施例■〕

第３図は本発明の他の実施例の斜視図である。

第３図において３１はストライプ状の電気的導体（例え
ば銅）で３２はタルクと熱硬化性樹脂（例えば日本メル
ク（株）製のタルク粉末とエポキシ系樹脂）とを混ぜ合
わせて硬化させた成型体である。

図の電極ヘッドは、実施例■と同じ成型体上に無電解メ
ッキで銅を′１６μｍ積層した後ストライプ状（線間６
０μｍ１線幅５０μｍ）の電極をフォトエツチングで形
成している。

この電極ヘッドを放電破壊記録紙を用いた記録装置に装
着し、印字した場合も実施例■と同じ特徴がある。また
、前記エポキシ樹脂にタルクの含有量を変えて硬化した
各々の成型体を、固定材として用いた電極ヘッドについ
て前述した記録装置に装着し、印字評価した結果も実施
例Ｉと同じであった。

なお、本実施例については放電破壊記録紙を用いた記録
装置の電極ヘッドとして説明してきたが、他の記録装置
の電極ヘッドとして用いることができる。また、電気的
導体としても銅に限ったものではなく、他の電気的導体
でもよい。例えばステンレス、ニッケル、タングステン
等々があげられる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は細長の電気的
導体と熱硬化性樹脂にタルクを含有させた固定材からな
り、前記細長の電気的導体を前記固定材に埋設あるいは
積層し、前記電気的導体の先端を露出させたもので、電
気的導体の周囲が破壊されたり、記録時に発生するゴミ
が付着しないことや、記録紙に押し当てて移動しても記
録紙に傷がつかないことなどから、印字品質が優れてい
る。

まだ、従来は突出した電極針の長さによって寿命が決め
られてしまい、高解像になる程電極針が細くなるため、
電極針の突出量を短かくしないと突出した電極針を維持
できなくなり、高解像で長寿命の電極ヘッドは不可能で
あったが、本発明の電極ヘッドは電極を突出させずに固
定材に埋設あるいは積層しているため電極が細くてもよ
く、電極の長さも自由に選べることから、高解像で長寿
命の電極ヘッドが得られる。

さらに六方晶窒化ホウ素なども固定材として提案されて
いるが、タルクは六方晶窒化ホウ素と比べ非常に安価で
あることから安価な電極ヘッドが得られるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】 第１図Ａ、Ｂは従来の電極ヘッドの斜視図、第２図およ
び第３図はそれぞれ本発明の実施例における電極ヘッド
の斜視図である・ １１．１４・・・・・・電極針、１２・・・・・樹脂の
固定材、１３・・・・・・リード、２１．３１・・・・
・・電気的導体、２２゜２３．３２・・・・・・メルク
と熱硬化性樹脂とを混合した成型体。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）細長の電気的導体と、熱硬化性樹脂とタルクを含
   有させてなる前記電気的導電体を回定する固定材とから
   なり、前記細長の電気的導体の先端を露出させて記録体
   との間に通電を行なって記録体との間に通電を行なって
   記録体上に記録することを特徴とする電極ヘッド。
2. （２）固定相がメルクを３０重量％〜９ｏ重量％含有し
   ている成型体であることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の電極ヘッド。
3. （３）固定材が溝を有し、前記溝に電気的導体の線材が
   埋め込まれることにより前記電気的導体の線材が前記固
   定材に固定されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の電極ヘッド。
4. （４）固定相上にストライプ状の電気的導体を形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電極ヘッ
   ド。