JPS606845Y2 - 静電写真複写機における現像剤撹拌供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、静電写真複写機における現像剤攪拌供給装置
に関し、特に現像剤を収容する現像剤収容室と、静電潜
像が形成された感光体表面に現像剤を供給し顕像化する
現像ローラと、前記現像剤収容室に収容された現像剤を
攪拌腰前記現像ローラに供給するための現像剤攪拌供給
装置と、複写紙を所定位置に給紙するために間欠駆動す
給紙ローラとを備えた静電写真複写機における現像剤攪
拌供給装置に関するものである。

従来の静電写真複写機における現像剤攪拌供給装置は、
その現像剤攪拌供給装置を駆動させるために専用のモー
タを設けたり或いは複写機本体に設けられている主モー
タの駆動に連結して、現像剤攪拌供給装置を駆動させる
ようにしていた。

従って、主モータまたは専用モータが駆動する間は、常
に現像剤攪拌供給装置も駆動し、その間、現像剤収容室
に貯えられている現像剤が攪拌され、現像ローラに供給
されることになるが現像剤攪拌供給装置の駆動時間が長
いため、現像剤攪拌供給装置の周辺、特に攪拌羽根等の
先端部に接触する部分において、現像剤の塊りが生じ易
い。

本考案の目的は、簡易な構成によって、現像剤収容室に
収容された現像剤を給紙ローラの駆動に関連させて攪拌
且つ現像ローラに供給し、現像剤の塊りを生じさせない
静電写真複写機における現像剤攪拌供給装置を供給する
にある。

本考案は、前記従来の欠点を除去し前記目的を達成する
ために、現像剤を収容する現像剤収容室と、静電潜像が
形成された感光体表面に現像剤を供給し顕像化する現像
ローラと、前記現像剤収容室に収容された現像剤を攪拌
し、前記現像ローラに供給するための現像剤攪拌供給装
置と、複写紙を所定位置に給紙するために間欠駆動する
給紙ローラを備えた静電写真複写機において、前記現像
ローラ及び給紙ローラを駆動源からの駆動伝達手段を介
して駆動すると共に、前記現像剤攪拌供給装置を前記給
紙ローラからの駆動伝達手段を介して駆動するように威
し、複写紙に対応した一定量の現像剤を攪拌し且つ現像
ローラへ供給するようにしたものである。

以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明する
。

本考案の静電写真複写機における現像剤攪拌供給装置を
具備した現像装置を概略的に示す第１図及び第１図を平
面的に示す第２図において、感光体材料が表面に被覆さ
れた感光ドラム１の現像域りに現像装置２が設けられて
いる。

前記現像装置２は、例えば磁性トナー等の現像剤ｄを吸
引して感光ドラム１の表面に供給するために回転可能な
円筒状スリーブ３及び固定されたマグネットローラ４と
から威る現像ローラ５、該現像ローラ５に供給される現
像剤を収容する現像剤収容室６、及び前記現像剤収容室
６と現像ローラ５との間に位置し、前記現像剤収容室６
の現像剤を、攪拌し且つ現像ローラ５の表面に供給する
ための現像剤攪拌供給装置７、また現像剤攪拌供給装置
７によって現像ローラ５の円筒状スリーブ３に供給され
た現像剤の穂立ちを規制する穂切り部材８とから戊って
いる。

また、感光ドラム１の転写域Ｔに対応して転写用帯電装
置９が設けられ、該転写域Ｔには後述する給紙装置によ
って複写紙が第１図に破線で示されるように送られ、前
記現像装置２によって顕像化された感光ドラム１表面の
トナー像が前記転写用帯電装置９の作用のもとて複写紙
上に転写され、その後複写紙は図示しないが定着された
後、機外へ排出されるようになっている。

前記複写紙を前記感光ドラム１の転写域Ｔへ一枚づつ送
るため給紙装置１０は、例えば、シート状複写紙を重積
収容したカセット１１、該カセット１１に収容された複
写紙Ｐの最上紙を所定位置に維持するための付勢手段１
２、及びカセット１１に収容された複写紙Ｐの最上紙と
常に当接し給紙信号のもとて回転駆動する給紙ローラ１
３とから戒っている。

そこで、前記現像装置２は、通常第２図で示す如く前記
現像ローラ５の軸２３にスプロケット１４を軸着し、複
写紙本体の駆動系を駆動させるための主モータ（図示し
ない）に連結させたチェーン１５に該スプロケット１４
を係合せしめ、更に前記給紙ローラ１３の軸１６には給
紙信号（複写開始ボタンの作動）によって切換わる給紙
クラッチ１７を介してスプロケット１８を軸着腰前記チ
ェーン１５に係合せしめる。

かくして、図外主モータの駆動によって、前記現像装置
２の現像ローラ５はチェーン１５、スプロケット１４を
介して駆動され、給紙ローラ１３は給紙信号によって給
紙クラッチ１７を作動させるときチェーン１５、スプロ
ケット１８を介して回転駆動させ、前記給紙装置１０の
カセット１１に収容された複写紙Ｐを感光ドラム１の転
写域Ｔへ一枚づつ送ることができる。

そこで、本考案の重要な特徴は、前記現像剤攪拌供給装
置７の駆動を前記給紙ローラ１３の前記給紙信号による
間欠駆動に関連させて行なわせることである。

第２図及び第３図において、前記給紙ローラ１３の軸１
６の端部ギヤー２０を軸着し、該ギヤー２０と係合する
ギヤー列２１．２２を介し、該ギヤー２２と係合するギ
ヤー２５を現像剤攪拌供給装置７の駆動軸２６に軸着す
る。

従って、前記給紙ローラ１３が間欠駆動する際のみ前記
現像剤攪拌供給装置７の駆動軸２６が回転駆動し、一定
量の現像剤が攪拌され且つ現像ローラ５に供給されるこ
とになる。

前記現像剤攪拌供給装置７の駆動は前記ギヤー列２０，
２１，２２，２５の歯数比を任意に設定することができ
、またギヤー列に代えてチェーン等にて給紙ローラ１３
の回転駆動を現像剤攪拌供給装置７に駆動伝達しても良
い。

尚、本考案の現像剤攪拌供給装置はシート状複写紙の給
紙ローラに限定されず、ロール状複写紙を使用する複写
機にあっても該ロール状複写紙用給紙ローラに関連して
間欠駆動させることもできる。

以上詳述した如く、本考案は、現像剤攪拌供給装置を給
紙ローラの給紙動に関連して間欠的に駆動させるように
したことによって、簡易な構成で現像剤の塊りを生じさ
せることがなく、有効な現像剤の攪拌及び供給を行うこ
とができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の現像剤攪拌供給装置を具備した現像装
置を概略的に示す正面図、第２図は第１図の平面図、第
３図は給紙ローラの駆動を現像剤攪拌供給装置へ伝達す
るギヤー列を示す簡略図である。 １・・・・・・感光ドラム、２・・・・・・現像装置、
５・・・・・・現像ローラ、６・・・・・・現像剤収容
室、７・・・・・・現像剤攪拌供給装置、１０・・・・
・・給紙装置、１３・・・・・・給紙ローラ、２０，２
１，２２，２５・・・・・・ギヤー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤収容室に
   収容された現像剤を攪拌し現像ローラに供給するための
   現像剤攪拌供給装置と、複写紙を給紙するために開切駆
   動する給紙ローラとを備えた静電写真複写機において、
   前記現像ローラ及び給紙ローラを駆動源からの駆動伝達
   手段を介して駆動すると共に、前記現像剤攪拌供給装置
   を前記給紙ローラからの駆動伝達手段を介して駆動する
   ように酸味複写紙に対応した一定量の現像剤を攪拌し且
   つ現像ローラへ供給するようにしたことを特徴とする静
   電写真複写機の現像剤攪拌供給装置。