JPS6064920A - カルモフ−ルの固溶化製剤 - Google Patents

カルモフ−ルの固溶化製剤

Info

Publication number
JPS6064920A
JPS6064920A JP17312983A JP17312983A JPS6064920A JP S6064920 A JPS6064920 A JP S6064920A JP 17312983 A JP17312983 A JP 17312983A JP 17312983 A JP17312983 A JP 17312983A JP S6064920 A JPS6064920 A JP S6064920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carmofur
solid solution
solution preparation
absorbed
preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17312983A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiro Nakano
中野 眞汎
Reiko Iwaoku
岩奥 玲子
Shoji Fukushima
昭二 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Pharmaceuticals Inc
Original Assignee
Mitsui Pharmaceuticals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Pharmaceuticals Inc filed Critical Mitsui Pharmaceuticals Inc
Priority to JP17312983A priority Critical patent/JPS6064920A/ja
Publication of JPS6064920A publication Critical patent/JPS6064920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 に関する。
カルモフール、すなわちl−へキシルカルバモイル−5
−フルオロウランルはピリミジン系抗悪性腫瘍剤で、生
体内において5−FUを放出してその抗腫瘍効果を現わ
す。
カルモフールは白色結晶性の粉末で、においはなく、ク
ロロホルム、アセ!・ン、氷酢酸に溶けやスく、ベンゼ
ン、メタノール、無水エタノールにやや溶けにくい。水
にはほとんど溶けずその溶解度は1 0 0 ppm以
下(20℃)である。
また、PH4以下では安定であるが、中性から弱アルカ
リ性領域では不安定であり、20℃にお〜ける半減期は
PH7で約90分、p )I Bで約55分である。
カルモフールは、動物の吸収実験ではカルモフールのメ
チルセルロース!!’/at −Ktj− 注入後1時
間までに、十二指腸および小腸上部よシ、ほぼ全量が吸
収される。しかし、カルモフールは水に対する溶解度が
小さく、溶出速度も遅いため生体内では、pHが中性条
件の小腸中部、下部においては、吸収される前に一部分
解されることも考えられる。
小腸中部、下部での分解を防ぐため、カルモフールを胃
の酸性条件で速やかに溶解させ、十二指腸上部から吸収
させる方法について研究を重ねた結果、溶解度の小さい
カルモフールを急速に溶解させる方法として、水溶性高
分子との固溶体(共沈物Coprecipitatv 
)が本目的を満たずことを見出し、本発明を完成させる
に至った。
本発明においては、水溶性高分子としてポリビニルピロ
リドン(pvp )、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(H
PC)、メチルセルロース(MC)、カルボギンメチル
セルロース(CΔりC)などを用い得る。製剤工程で使
用する有機溶媒はメタノール、メタノールと二塩化メチ
レン混合物、メタノールと二塩化エチレン混合物、エタ
ノール、エタノールと二塩化メチレン混合物、エタノー
ルと二塩化エチレン混合物、インプロパツール、インプ
ロパツールと二塩化メチレン混合物、インプロパツール
と二塩化エチレン混合物、アセトンなどが適当である。
−1だ、本則には必要に応じ有機溶媒に不溶の添加物を
用い製剤化工程を容易化し、さらに溶出速度の改善が期
待できる。添加物は乳糖、テンプン、結晶セルロース、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−RPC)
などを用いる。
固溶化製剤の調製法はカルモフールに対し2〜15倍の
水溶性高分子を加え混合した後、有機溶媒を加えて5分
間撹拌し完全に溶解させる。
つぎに、必要に応じ添加物を適当量(カルモフールの0
5〜15倍)加えて懸濁きせる。この溶液を30℃で1
時間減圧蒸留により溶媒を蒸発させる。さらに−夜減圧
乾燥したのち固体を集め、粉砕し固溶化製剤の粉末を得
る。 ″固溶化製剤中のカルモフールか無晶形であるこ
とはX線回折スペクトルおよび示差走査熱分析計により
確認できる。
以」二の方法により得られた固溶化製剤は白色の粉末で
溶解度および溶出速度を著しく向上させることができる
すなわち、37℃の局方崩壊試験第1液を用いた溶出試
験において初期溶出速度は、カルモフール原末で48μ
g−min−1であるが、固溶化製剤では約6〜12倍
向上する。才だ、最大溶解量は、カルモフール原末で1
53μg/ml! (37℃)であるか、固溶化製剤で
は約15〜2倍向上する。
以上のように、本発明のカルモフール固溶化製剤は、胃
の酸性条件下で速やかに溶解し、十二指腸上部から吸収
されることによりカルモフーノPとしての吸収率が高く
なり、従ってバイオアベイラビリティ−が高くなること
が考えられる。
以下に本発明を実施例により示す。
実施例1 カルモラール:300 mgとポリビニルピロリドン(
1(30)1.57をメタノール20 meに加えて5
分間B’、e拌し完全に溶解させる。次に、30℃の水
浴中にてロータリーエバポレーターで1時間、溶媒を蒸
発させる。室温にて一夜減圧乾燥させた後、フラスコ壁
に残った固体をスパーチルで掻き取る。得られた固体を
粉砕し、白色のの粉末として目的物048グを得る。
実施例2 ノJルモフール3o o myとヒドロキシプロピルメ
チルセルロース(TC−5E ) 1.5 Fをメタノ
ール]、 Omlと二塩化ノチンン10Tneの混合液
に加えて5分間1りL拌し完全に溶解させる。次に、添
加物として結晶セルロース(PHIOL)1.5fを加
えて懸濁させたのち、30℃の水浴中にてロータリーエ
バボレークーで1時間8奴を蒸発させる。室温にて一夜
減圧乾燥させた後、フラスコ壁に残った固体をスパーチ
ルで掻き取る。
得られた固体を粉砕し、白色の粉末として目的物253
りを得る。
溶解性を検討するため局方の溶出試験法を準用し、カル
モフール原末と実施例Jおよび2で得られたカルモフー
ル固溶化製剤について比較した。
溶出試、験: 溶出液として局方崩壊試験法第1液(P
■(1,2) 200 mlを用い、37℃の恒温槽中
で撹拌し、5分ち−きにザンプリンクし紫外部吸光光度
法によりカルモフールを測定した。
これよりカルモフールの溶出速度および液中の最大濃度
(Cmax )をめ、その結果を表1に示す。
表1 カルモフール原末およびカルモフール固溶化製剤
の溶角了性(370℃±02℃)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カルモフールを水溶性高分子を用い固溶化したことを特
    徴とするカルモフール固溶化製剤。
JP17312983A 1983-09-21 1983-09-21 カルモフ−ルの固溶化製剤 Pending JPS6064920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17312983A JPS6064920A (ja) 1983-09-21 1983-09-21 カルモフ−ルの固溶化製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17312983A JPS6064920A (ja) 1983-09-21 1983-09-21 カルモフ−ルの固溶化製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6064920A true JPS6064920A (ja) 1985-04-13

Family

ID=15954658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17312983A Pending JPS6064920A (ja) 1983-09-21 1983-09-21 カルモフ−ルの固溶化製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6064920A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4150110A (en) Coated granules of polyacrylic alkali metal salts and method of producing same
JPH0819004B2 (ja) 徐放性医薬製剤
WO1988006457A1 (en) Medicinal composition containing albumin as carrier and process for its preparation
AU2016400468A1 (en) Pharmaceutical preparation of palbociclib and preparation method thereof
CZ281318B6 (cs) Monohydrát mometasonfuroátu, způsob přípravy této látky a přípravy lékových kompozic z ní
KR20020008220A (ko) 무정형 질산에스테르들 및 그의 약학조성물들
US5700929A (en) Base for coating solid enteric pharmaceutical preparations
PT2165702E (pt) Composições estáveis e rapidamente dissolvidas de candesartan cilexetil preparadas com granulação húmida
HU194050B (en) Process for loading of swelling, not poluable in water polimers with medroxi-progresteron acetat
EP3504246A1 (en) Cellulose ether acetate phthalates
JPS6064920A (ja) カルモフ−ルの固溶化製剤
JPS60255737A (ja) ジヒドロピリジン調製物
KR100321617B1 (ko) 항진균제와 유기산류의 공융혼합물 및 이를 함유하는 약학적 제제
JP3472261B2 (ja) ネビラピン半水化物を含有する医薬用懸濁液
JP3017412B2 (ja) 固形腸溶製剤のコーティング用基剤の製造方法
JP2000086509A (ja) ソファルコン含有製剤の製造方法
KR100759159B1 (ko) 파록세틴과 사이클로덱스트린 또는 사이클로덱스트린유도체의 컴플렉스
JPH05139974A (ja) ジヒドロピリジンa物質含有易溶性固体分散体の製造法
RU2743014C2 (ru) Фармацевтическая композиция, включающая производное хинолина или его соль
BG61689B1 (bg) Включени комплекси на n-етоксикарбонил-3-морфолино-сиднониминили негови соли, образувани с циклодекстринови производни,получаването им и съдържащи ги фармацевтични състави
BG107896A (bg) Състави на n-(метилетиламинокарбонил)-4-(3-метилфениламино)-3-пиридил-сулфона мид и циклични олигозахариди
JP2964195B2 (ja) ピロキシカム錠及びその製造法
CN110279664B (zh) 一种氟苯尼考包合物冻干粉针剂及其制备方法
EP1185251A1 (en) A pharmaceutical composition containing an active agent that is maintained in solid amorphous form and method of making the same
JP2002097140A (ja) ニルバジピン含有易溶性固形製剤およびその製造法