JPS60643Y2 - 洗たく機用電子制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一連の洗たく処理動作からなるプログラムによ
り、複数の洗たく動作を処理帯域内で遂行する洗たく機
をステップ動作させるための洗たく機用電子制御装置に
関し、詳しくいうと、プログラムの開始前に採用される
プログラムの形式を決定するための端子を有する複数の
形式のプログラムに共通に使用できる集積回路を使用し
た洗たく機用電子制御装置に関する。

本出願人に譲渡された米国特許第３．６６２．１８６号
（特公昭４９−２８２９−Ｗ公報参照）には手動スイッ
チが機器の動作を変更するために選択的に作動され得る
機器用、特に食器洗い桟用プログラム装置が開示されて
いる。

しかしながら、この米国特許には、プログラムを自動的
に変更するためにプログラムの初めにサンプルされ得る
ある入力を有する万能形集積回路を使用することについ
ての開示はない。

サンプリング技術それ自体はこの技術分野において古く
から知られている。

例えば米国特許第３、５６４，４２咋において言及され
ている。

この木口特許にむいては、入力ラインが発振器のサンプ
、ｊング速度を確立するためにサンプルされる。

電子タイマーおよびリセット可能なりロックについても
、前記した米国特許第３．６６２．１８６号、ならひに
米国特許第３．６３９．８４４号および第３゜７０２ｖ
０３咋によって明らかなように、この技術分野におい
て周知である。

本考案の目的は、あらかじめ定められたプログラムの機
器動作を確立し、またある端子をあらかじめ定められた
電位に接続するという簡単な手段によって、あるいはこ
れら端子を接続しないま）にしておくことによって、異
なるプログラム要求を有する機器において利用できる、
万能形回路の製作を提供することである。

本７４案の他の目的は、ある端子があらかじめ定められ
た電位に接続されるか否かを決定するために、これら端
子を走査するための回路を含む、上記したような万能形
プログラム装置の回路を提供することである。

本考案によれば、機器のプログラム装置は、ここでは自
動洗たく機の場合について開示するが、個々の時間間隔
で電気パルスを供給するためのクロックと、一連の機器
動作を確立するための逐次制御装置と、上記クロックお
よび逐次制御装置に接続され、かつ所望のプログラムに
対応する一連の出力信号を提供するためのメモリ回路と
からなる。

メモリ回路は複数の操作者制御のスイッチからのプログ
ラム修飾命令を受信するための入力メモリと、出力信号
を発生するための読取専用メモリと、この読取専用メモ
リを動作させるために入力スイッチから入力メモリを介
して受信した情報をエンコードするための入力エンコー
ダとを含む。

入力エンコーダに接続されるプログラム変更コマンドの
形式の自動プログラム変更装置が設けられている。

このプログラム変更コマンドはクロックに接続されかつ
プログラムの開始前にクロックによって作動されるワン
ショットマルチバイブレータからなる。

このマルチバイブレータはＡＮＤケートの一つの入力に
接続される。

ＡＮＤゲートの他の入力は接続されないま）にあってプ
ログラムの変更がないことを指示するか、あるいはあら
かじめ定められた電位、例えば接地電位、に接続されて
プログラムの自動変更を指示する。

それ故、ワンショットマルチバイブレータはＡＮＤゲー
トとともに、ＡＮＤゲートの他の入力を走査し、自動プ
ログラム変更がなされるべきであるか否かを決定する。

ＡＮＤゲートはプログラムの開始前に自動プログラム変
更情報を記憶するラッチ回路に接続されている。

複数のＯＲゲートがあらかじめ定められた時間にそれぞ
れの電気パルスをクロックから受信するように接続され
ており、対応する情報を入力エンコーダに送ることによ
っである機器動作を終了させる。

しかしながら、複数のＡＮＤゲートがラッチ回路とそれ
ぞれのＯＲゲートとの間に挿入され、自動プログラム修
飾が初めに記載したＡＮＤゲートとともにワンショット
マルチバイブレータの走査によって感知されたときにあ
らかじめ定められたプログラムによって確立された時間
とは異なる時間に同じ動作を終了させる。

本考案の他の目的、特徴および利点、ならびにその構成
、構造および動作は添付図面を参照しての以下の詳細な
説明から最良に理解されよう。

第１図に例示された自動洗たく機はふた１４およびコン
ソール１６を有するキャビネット頂部１２を含むキャビ
ネット１０からなる。

コンソール１６はプログラム装置１８、複数の操作者制
御装置（スイッチ）２０、および複数の指示ランプ２２
を備えており、洗たく機の動作を制御および監視する。

プログラム装置によって制御される動作はよごれを落す
ために衣服がもまれる洗たく動作、洗たく液が機械から
除去される排出動作、ならびに衣服から液体をさらに一
層除去するために衣服が遠心分離作用を受ける回転また
は抽出動作を含む。

桶２４は洗たくされる衣服を受は入れるための同心の穴
のあいたバスケット２６を有する。

桶リング２８が設けられており、洗たく作用によるはね
かえりが桶の頂部を越えて流れることを阻止している。

桶リング２８は開口３０を有しており、この開口を介し
て衣服がバスケット２６中に入れられる。

攪拌体３２がバスケット２６内に設けられており、洗た
く作用を衣服に与えている。

桶２４は基板３４によって支持されてる。

基板３４は３本の懸垂（サスペンション）ロッドによっ
てキャビネット１０より懸垂されている。

１本のロッド３６のみが図示されている。

ロッド３６は弾性部材３８によって基板３４に、また弾
性部材４０によってキャビネット１０にそれぞれ接続さ
れている。

モータ４２およびトランスミッション４４が基板３４よ
り懸垂されており、攪拌体３２およびバスケット２６を
駆動する手段を提供する。

弁ポンプ４６が設けられており、洗たく動作中流たく液
を循環させ、また排出および回転動作中桶２４から洗た
く液を取除くのに使用される。

４８で指示されたクラッチおよびブレーキ組立体は洗た
く動作中、バスケット２６を静止状態に保持さたま＼振
動運動を行なわせるため攪拌体３２の係合を可能にし、
また回転動作中バスケット２６を回転させるためバスケ
ット２６の係合を可能にしかつ攪拌体３２の係合を解除
させる。

トランスミッション４４、ポンプ４６、およびクラッチ
およびブレーキ組立体４８は駆動ベルト５０を通じてモ
ータ４２によって駆動される。

水はプログラム装置制御のソレノイド弁５２、導管５４
および非サイホン装置５６を介して洗たく機の桶中に流
れる。

洗たく動作中、洗たく液は桶２４からボタントラップ５
８および導管６０を介して弁ポンプ４６により吸引され
、さらにポンプ作用によって導管６２を介してフィルタ
６４へと循環される。

洗たく液がフィルタを通って流れることにより、例えば
糸くずのような微粒子が除去される。

このフィルタされた洗たく液はフィルタの放出端部を通
り、桶リングの開口３０からバスケット２６中に流れる
。

フィルタは開口３０の上に張り出すように頂部１２の垂
直フランジ６６を貫通するように取付けられる。

桶２４の液を排出する間、ポンプの弁が作動され、洗た
く液は桶２４からボタントラップ５８および導管６０を
通ってポンプ４６に流れる。

その後、洗たく液は導管６８、チェック弁７０および導
管７２を通ってドレン（図示せず）にポンプ駆動される
。

チェック弁７０は上記した方向へのみ液体の流れを可能
にするものである。

第２図を参照すると、プログラム装置１８の概略ブロッ
ク図が電源８０を含むものとして例示されている。

電源８０は例えば交流１２５ボルト、６０Ｈｚの商用電
源８２に接続されている。

個々の回路に対する個々の電力の接続は簡単にするため
に省略されている。

しかしながら、タイミングパルスを発生することおよび
商用電源から発生されたクロックパルスによってプログ
ラミング順序を確立することはこの分野において周知で
ある。

プログラムは複数のプログラムステップからなる。

プログラムステップは第５図の左側に記載されており、
充満、洗たく、排出および回転機能よりなる。

操作者はこれらステップのあるものを除去するように選
択することができ、この目的のため、いくつかの操作者
スイッチ８４（操作者制御装置２０）が設けられており
、これらスイッチ８４は、押圧されると、第５図に示す
ような基本サイクルを変更する。

スイッチ８４は入力メモリおよび表示駆動回路８６に接
続されている。

この入力メモリおよび表示駆動回路８６は所望のプログ
ラム修飾に関する情報を記憶する。

入力メモリは入力エンコーグ８８に接続されている。

入力エンコーダ８８はある入力の組合せに対して特定の
出力を提供する。

−例として、入力エンコーダは複数のＡＮＤゲートから
なるものでよい。

入力エンコーダからの情報は一例としてマトリックスか
らなるものでよい読取専用メモリ９０に与えられる。

マトリックスはこの分野で周知のように、あらかじめ定
められた数の入力に対してのみ出力を提供する。

従って、例えば、特定の入力スイッチが押され、逐次制
御装置１０８がある出力を提供し、かつクロック９２が
クロックパルスを提供すると、読取専用メモリ９０は特
定の出力を出力デコーダ９４に与える。

出力デコーダ９４は出力バッファ９６および出力増巾器
９８を介して複数の電力回路１００に接続されている。

これら電力回路１００は、今後出力回路とも称されるが
、充満および排出用弁の開放および閉鎖、攪拌と回転と
の転換を含むプログラムの種々の動作を実行する。

逐次制御装置１０８は第５図に例示するような機器の動
作サイクルにおける一連のステップを確立するために設
けられている。

この逐次制御装置は上記した米国特許第３．６６２．１
８６号に例示されたものと同様に構成できる。

読取専用メモリは、例えば所望の水レベルが桶２４内に
確立されたことを指示する水レベルスイッチのようなセ
ンサ１０２からの入力をまた、受信する。

上記したように、読取専用メモリは出力を出力デコーダ
に与える。

この出力デコーダは読取専用メモリの情報をデコードし
てそれを出力バッファに供給する。

情報は出力バッファから出力増巾器、電力回路へと送ら
れる。

電力回路は機器を作動させる。

自動洗たく機は機能表示ランプ（図示せず）を備えてい
てもよい。

これらランプはデコード動作の後の回路に接続され、洗
たくプログラムの進行を指示する。

第２図に示す実施例において、機能表示ライト１０６は
表示増巾器１０４によって付勢される。

表示増巾器１０４は８６で指示された入力メモリと関連
する表示駆動回路からその入力を受信する。

表示ライト１０６は、他の形式の表示ライトがまた、使
用できるけれど、発光ダイオードからなると好都合であ
る。

表示ライト１０６の機能はどの洗たく機機能が入力スイ
ッチにより操作者に選択されたかを指示することである
。

表示ライトはまた、洗たくプログラムの進行を指示する
のにも使用できる。

読取専用メモリ９０は機器動作サイクルのすべてのプロ
グラムステップ（第５図の左側に記載されたステップ１
ないしステップ２７）をあらかじめ記憶しており、操作
者スイッチ８４のいずれかが押されることにより、この
押されたスイッチに対応するメモリ９０の特定の部分（
ステップ）が可能化（選択）される。

この可能化された部分のプログラムステップは逐次制御
装置１０８の制御の下で所定の順序で、所定の時間の間
読取専用メモリ９０から読出され、出力バッファ９６に
送ら−れる。

ただし、充満ステップ（第５図のステップ１．５，９，
１２，１５，１９，２３）の場合には逐次制御装置１０
８によってステップの時間長が決定されず、センサ（水
レベル感知スイッチ）１０２からの出力信号によって充
満ステップが終１了する。

これは水道の水量（水圧）によって水が機器内に所定レ
ベルにまで充満される時間長が相違するからである。

例えば、操作者スイッチ８４の１っが押され、これが第
５図の左側に記載されたステップを全部；行なうことを
指示するものであるとすると、読取専用メモリ９０にこ
の命令が入力エンコーダ８８によって伝達され、メモリ
９０はすべての部分が可能化される。

次いで、逐次制御装置１０８の制御のもとて読取専用メ
モリ９０からステップ１か１らステップ２７までの各ス
テップが順次に、所定の時間の間読出され、出力デコー
ダ９４に順次与えられる。

また、押圧された操作者スイッチがステップのあるもの
を飛ばすことを指示するものであるとすると、この命令
が入力エンコーダ８８から読取専用メモリ９０に与えら
れ、メモリ９０の飛ばさないステップに対応する部分の
みが可能化され、逐次制御装置１０８の制御のもとで読
取専用メモリ９０からあるステップを飛ばしたり残りの
ステップが順次に、所定の時間の間読出され、出力デコ
ーダ９４に順次供給される。

出力デコーダ９４の出力は出力バッファ９６、出力増巾
器９８を介して複数の出力回路１００に与えられ、読取
専用メモリ９０から読出された各ステップの動作を所定
時間づつ行なわせる。

これまでの記載はこの分野で周知の回路に関するものだ
けである。

あらかじめ定められたプログラムを変更するための新し
い技術について、以下第３図ないし第５図を参照して記
載する。

第３図を参照すると、サイクルの初めに操作者の制御に
よりプログラムを手動で変更するための装置が例示され
ている。

この構成の目的は操作者に、基本プログラムを修飾し、
利用できるプログラム選択権を行使する特定の時間を与
えることである。

いったん、この時間が経過すると、プログラム装置は操
作者によって選択されるいかなる他の選択権をも行使で
きなくする。

操作者が特定の時間内に別の選択権を選択するときごと
に、クロックがリセットされ、特定の時間に対する計数
を開始する。

第３図いおいて、入力スイッチ８４は１対のスイッチ１
１２および１１４からなるものとして詳細に図示されて
いる。

これらスイッチ１１２および１１４は安価な瞬時スイッ
チてよく、そして特定形式の選択権を選択するために操
作者によって押圧される。

−例として、操作者が第５図に示すプログラムにおける
特定のステップを飛び越すように選定したとする。

スイッチ１１２および１１４を押すことによって、それ
ぞれの入力は１対のＡＮＤゲート１１６および１１８に
供給される。

これらＡＮＤゲートの他方の入力はフリップフロップ１
２６のセット側に接続されており、このフリップフロッ
プ１２６は例えはプログラムサイクルの初めにセットさ
れているので、フリップフロップ１２６がリセットされ
るまで出力が生じ、この出力はゲート１１６および１１
８に供給される。

それ故、ゲート１１６および１１８は出力を発生し、こ
の出力は１対のラッチまたはメモリ回路１３０および１
３２に送られる。

これらラッチは第２図の入力メモリ８６を表わし、そし
てプログラムサイクルの初めに付勢される１クリアヨ入
ノ月３４を含む。

これは、例えはシングルショットマルチバイブレータを
介してのクロックからのリセットパルスてモヨい。

ラッチの出力は２つのＡＮＤゲート１３６および１３８
に与えられる。

これらＡＮＤゲート１３６および１３８はまた、結線１
２８を介してフリップフロップ１２６のリセット側から
の入力を受信する。

スイッチ１１２および１１４はまた、ＯＲゲート１２２
に接続されている。

ＯＲゲート１２２はスイッチ１１２，１１４の１つが作
動されるときにはいってもタイマー１２４にパルスを提
供スる。

従って、このタイマーはスイッチの１つが作動されると
きごとにリセットされる。

タイマーが例えば８秒の時間の間リセットされないと、
このタイマーは出力パルスを提供する。

この出力パルスはフリップフロップ１２６をリセットし
、それによってＡＮＤゲート１１６および１１８に供給
される入力を取除き、その結果スイッチ１１２および１
１４のさらにその上の作動が無効にされる。

しかしながら、このときにＡＮＤゲート１３６および１
３８はフリップフロップ１２６のリセット出力１２８の
信号によって開かれ、それぞれの出力パルスを入力エン
コーダ８８に与える。

入力エンコーダ８８はこの入力メモリからの出力信号に
応じて読取専用メモリ９０の特定の部分のみを可能化す
る。

例えばこの出力信号がステップ１ないし４を飛はすこと
を指示するものである場合には、入力エンコーダ８８は
読取専用メモリ９０のステップ１ないし４を除く他の部
分のみを可能化する。

読取専用メモリ９０のこの可能化（選択）された部分は
、次に、逐次制御装置１０８の制御のもとでステップ５
から順次に、読出され、出力デコーダ９４に送られる。

かくして、機器の基本プログラムは操作者の選択によっ
て任意に変更できる。

他の操作者スイッチを押圧したときには、そのスイッチ
に対応した基本プログラム変更の指示が入力エンコーダ
８８に与えられ、読取専用メモリ９０の対応する部分の
みが可能化され、逐次制御装置１０８の制御のもとてこ
の変更されたプログラムが順次読出され、出力デコーダ
９４に変更された順序で出力される。

フリップフロップ１２６もまた、１対のＡＮＤゲート１
４０および１４２に対して入力を提供する。

これらＡＮＤゲート１４０および１４２は変更された順
序に対応する出力デコーダ９４からのそれぞれの入力を
受信する。

ゲート１４０，１４２はそれぞれ増巾器１４４および１
４６を介して発光ダイオード１４８および１５０を駆動
し、変更されたプログラムの進行を指示する。

発光ダイオード１４８および１５０は操作者スイッチ１
１２および１１４の結線と共有の部分ＡおよびＢを含む
集積回路の回路接続を介して付勢されるということを注
意すべきである。

次に、本考案による装置の一実施例を示す第４図を参照
すると、プログラム変更コマンド１１０がクロック９２
、入カエンフーダ８８および読取専用メモリ９０に接続
されたものとして詳細に示されている。

さらに詳しくいうと、クロック９２は１つの出力がシン
グルショットマルチバイブレータ１５２に接続されてい
る。

シングルショットマルチバイブレータ１５２はＡＮＤゲ
ート１５４の１つの入力１５６に接続される。

ＡＮＤゲート１５４は他の入力１５８および１６０が点
線によって接地に接続されたものとして図示されている
。

第１の形式のプログラムを利用することが望まれる場合
には、これら入力１５８，１６０は接続されないま）で
あるか、または第１の基準電位源に接続される：しかし
ながら、第２の形式のプログラムが所望されるときには
、入力１５８および１６０は接地に接地されるか、ある
いは第２の基準電位源に接続される。

第１の形式のプログラムと第２の形式のプログラムとの
差については、２つの形式のプログラムが例示されてい
る第５図を参照しよう。

第５図において、ステップ３．４．７および８は１形式
ＩＪおよび１形式２Ｊと指示されたプログラム間で変化
していることが示されている。

それ故、第１の形式のプログラムに対しては３１１２分
の排出時間がステップ３に示されているが、他方第２の
形式のプログラムに対しては１分間の排出が示されてい
る。

他の例として、第１のプログラムは２分間の回転がステ
ップ４にあるのに対し、第２のプログラムのステップ４
には回転に対する時間が割当てられていない。

同様に、第１のプログラムには３１１２分間の排出がス
テップ７にあるのに対し、第２のプログラムには１分間
の排出時間しかなく、また第１のプログラムはステップ
８において２分間の回転があるが、第２のプログラムに
は回転時間が割当てられていない。

勿論、他の変更を所望によって組み入れることができる
。

プログラムの形式は洗たく機の種類によって決まり、本
実施例では１形式ｌヨのプログラムを使用する種類の洗
たく機に対しては入力１５８および１６０が未接続のま
まにおかれ、また１形式２Ｊのプログラムを使用する種
類の洗たく機に対しては入力１５８，１６０が接地され
る。

入力１５８．１６０のこの接続作業は洗たく機の製造時
に現場にて行なわれるもので、通常制御回路は１つの集
積回路として形成されるから、１つの集積回路が２つの
あるいはそれ以上の形式の異なるプログラムに使用でき
ることとなり、非常に能率が良い。

第４図の回路において、ワンショットマルチバイブレー
タ１５２には洗たく機が初めにオンになったときにのみ
クロック９２からクロックパルスが印加され、ＡＮＤゲ
ート１５４の入力１５６にこのワンショットマルチ１５
２からの出力パルスが供給される。

本実施例では入力１５８，１６０が未接続のときには論
理１０Ｊの状態にあり、また入力１５８，１６０が接地
されているときには論理ｒ１ の状態にある。

従って、入力１５８゜１６０が接地されているときにの
みＡＮＤゲート１５４は出力を発生し、この出力がラッ
チ１６２に記憶される。

ラッチ１６２からの出力はＡＮＤゲー）１６４，１６６
の各入力に供給されるから、ラッチ１６２にＡＮＤゲー
ト１５４の出力が記憶されているときにのみ、換言すれ
ば、入力１５８．１６０が接地されているときにのみ、
これらＡＮＤゲート１６４，１６６は可能化され、クロ
ック９２から供給されるクロックパルスを通すことにな
る。

上記したように、本実施例てはプログラムの１形式ＩＪ
と１形式２Ｊの違いはステップ３および７の排出（排水
）機能とステップ４および８の回転（脱水）機能の２つ
だけであり、両スデツプの時間は同じであるので排出機
能制御用としてＡＮＤゲート１６４とＯＲゲート１６８
が設けられ、また回転機能制御用としてＡＮＤゲート１
６６とＯＲゲート１７０が設けられている。

勿論、他の論理回路構成をとってもよい。

なお、本実施例では、入力１５８，１６０が未接続の状
態、すなわち、ラッチ１６２にＡＮＤゲート１５４の出
力が記憶されてなく、従ってＡＮＤゲート１６４および
１６６が可能化されていない状態が１形式ＩＪのプログ
ラムに相当し、入力１５８，１６０が接地されたときが
１形式２Ｊのプログラムに相当する。

また、ＡＮＤゲート１６４にはステップ３および７の排
出機能の開始後１分間でクロック９２からクロックパル
スが与えられ、ＯＲゲート１６８にはステップ３および
７の排出機能の開始後３．５分でクロックパルスが与え
られる。

また、ＡＮＤゲート１６６にはステップ４および８の回
転機能開始後１６ミリ秒てクロックパルスが与えられ、
ＯＲゲート１７０にはステップ４および８の回転機能開
始後２分でクロックパルスが与えられる。

次に動作について説明する。

′形式ＩＪのプログラムを採用した機器の場合には、入
力１５８゜１６０は未接続のま）である。

従って機器をオンにしたときに、クロック９２からワン
ショットマルチ１５２にクロックパルスが与えられ、ワ
ンショットマルチ１５２が出力パルスをＡＮＤゲート１
５４の１つの入力に与えるけれど、入力１５８．１６０
が論理ｒＯヨレベルであるのでＡＮＤゲート１５４は作
動せず、ラッチ１６２にＡＮＤゲート１５４の出力が記
憶されない。

ラッチ１６２から出力がＡＮＤゲート１６４および１６
６に与えられないから、これらＡＮＤゲート１６４゜１
６６は可能化されず、逐次制御装置１０８の制御のもと
で１形式１Ｊのプログラムステップが順次、所定時間づ
つ進み、ステップ３の排出機能が開始された後１分でＡ
ＮＤゲート１６４にクロックパルスが与えられるが、こ
れはＡＮＤゲート１６４によって阻止されてしまう。

ステップ３の排出機能開始後３．粉でＯＲゲート１６８
にクロックパルスが与えられると、このパルスは入力エ
ンコーダ８８に供給される。

これによって入力エンコーダ８８からの出力が変化し、
読取り専用メモリ９０から次のステップが読出される。

すなわち、ステップ３の排出機能は３．５分間て終了す
る。

次のステップ４の回転機能が逐次制御装置１０８の制御
のもとで開始された直後、すなわち１６ミリ秒径過後、
クロック９２よりＡＮＤゲート１６６ヘクロツクパルス
が与えられるが、上記したようにＡＮＤゲート１６６は
不作動状態にあるからこのクロックパルスはＡＮＤゲー
ト１６６で阻止される。

２分経過後クロックパルスがＯＲゲート１７０に供給さ
れ、ＯＲゲートを通って入力エンコーダ８８に与えられ
る。

これにより入力エンコーダ８８からの出力が変化し、読
取専用メモリ９０から次のステップが逐次制御装置の制
御のもとで読出される。

以下逐次制御装置１０８の制御のもとでプログラムは順
次進行するが、入力エンコーダ８８からの出力に変化が
ない限り、初めに操作者スイッチ８４により選択された
プログラムステップが順次に読出され、所定時間遂行さ
れる。

１形式２．のプログラムを採用した機器の場合には、入
力１５８，１６０は接地されている。

従って、機器をオンにしたときに、クロック９２からワ
ンショットマルチ１５２にクロックパルスが与えられ、
ワンショットマルチ１５２が出力パルスをＡＮＤゲート
１５４の１っの入力に与えると、入力１５８，１６０は
論理７１Ｊレベルであル（７）テＡＮＤケート１５４は
出力を発生し、ラッチ１６２にこの出力が記憶される。

ラッチ１６２からの出力はＡＮＤゲート１６４，１６６
に与えられるから、逐次制御装置１０８の制御のもとで
１形式２Ｊのプログラムステップが順次、所定時間づつ
進み、ステップ３の排出機能が開始されて１分経過する
と、ＡＮＤゲート１６４にクロックパルスカ供給され、
このパルスはＡＮＤケ−）１６４を通過し、さらにＯＲ
ゲート１６８を通って入力エンコーダ８８に供給される
。

これにょって入力エンコーダ８８からの出力が変化し、
読取り専用メモリ９０から次のステップが読出される。

すなわち、′形式２Ｊのプログラムではステップ３の排
出機能は１分間で終了する。

次のステップ４の回転機能が開始された直後、すなオ）
ち開始後１６ミリ秒でクロック９２よりＡＮＤゲート１
６６ヘクロツクパルスが与えられる。

ＡＮＤゲート１６６はラッチ１６２の出力によって可能
化されているので、このパルスはＡＮＤゲート１６６を
通り、ＯＲゲート１７０を経て入力エンコーダ８８に供
給され、この回転機能を１６ミリ秒で終了させる。

すなわち、回転機能は遂行されないで飛ばされる。

以下逐次制御装置１０８の制御のもとでプログラムは順
次進行するが、入力エンコーダ８８からの出力に変化が
ない限り、初めに操作者スイッチ８４により選択された
プログラムステップが順次に読出され、所定時間遂行さ
れる。

このように、ＡＮＤゲート、ＯＲゲート等の論理回路を
さらに追加することにより、基本プログラムの多くの変
更が可能であるから、これら論理回路を１つの集積回路
で構成し、集積回路の端子を選択的に接地したり、ある
基準電位源に接続する等の配線作業を行なうだけで、１
つの集積回路が種々のプログラムの機器に使用できるこ
とになり、極めて効率がよい。

あるいは、機器の製造時ではなくて機器に選択スイッチ
として取付けておけば、使用者に対する融通性は倍加さ
れることになる。

なお、本実施例の洗たく機では標準のプログラムサイク
ルはステップ９，１０，１７〜２２、および２７であり
、標準サイクルに関しては１形式１ヨおよび１形式２ヨ
のプログラムとも全く同一である。

これまでの記載から、この中で記載したプログラム装置
は一連の動作の順序が読取専用記憶装置からの逐次制御
回路の制御のもとでの一連の出力信号によって決定され
る基本プログラムを備えていることが分る。

この基本プログラムはプログラム変更コマンド回路によ
って自動的に変更できる。

プログラム変更コマンド回路はプログラム装置の回路に
組み入れられており、そしてこの回路のある端子を走査
してこの回路の特定プログラムの適用を決定する。

このプログラムの自動変更は、事実上、機器の操作者の
関する限りこの回路がそれ自身の独自の基本プログラム
に組み入れられている特定の機器を提供する。

しかしながら、機器の操作者はこの独自の基本プログラ
ムを選択的に変更するためのスイッチを設けることによ
って機器を利用する際に追加の融通性を有することにな
る。

それ故、この中て開示したプログラム装置は製造業者お
よび消費者の両者に簡単な、しかも有効な技術によって
プログラミングの融通性性を与える。

特定の実施例を参照して本考案を記載したけれど、本考
案の多くの変形および変更は本考案の精神および範囲か
ら逸脱することなくこの分野の技術者には明らかとなろ
う。

それ故、そのような変形および変更は本考案に含まれる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のプログラム装置を実施し得る自動洗た
く機の一部切欠斜視図、第２図は本考案に従って構成さ
れたプログラム装置の一例を示す概略ブロック図、第３
図は第２図の回路において使用できる操作者制御のプロ
グラム修飾回路の一例を示す概略論理図、第４図は第２
図の回路において使用できるプログラム変更コマンド回
路ノー例を示す概略論理図、第５図は本考案の原理に従
うあらかじめ定められたプログラムおよびプログラム修
飾の一例を示すプログラムチャートである。 図中主要な部分を表わす符号の説明は以下の通りである
。 １８ニブログラム装置、２０：操作者制御装置、２２：
指示ランプ、８０：電源、８２：商用電源、８４：操作
者スイッチ、８６：入力メモリおよび表示駆動回路 ８
８：入力エンコーダ、９０：読取専用メモリ、９２：ク
ロック、９４：出力デコーダ、９６：出力バッファ、９
８：出力増巾器、１００：電力回路、１０２：センサ、
１０４：表示増巾器、１０６：機能表示ライト、１０８
：逐次制御装置、１１０ニブログラム変更コマンド、１
１２，１１４：入力スイッチ、１１６，１１８：ＡＮＤ
ゲート、１２２：ＯＲゲート、１２４：タイマー、１２
６：フリップフロップ、１３０，１３２：ラッチまたは
メモリ回路、１３６． １３８：ＡＮＤゲート、１４０
，１４２ ： ＡＮＤゲート、１４４，１４６：増巾器
、１４８．１５０：発光ダイオード、１５２ニシングル
シヨツトマルチバイブレータ、１５４，１６４、ｌ ６
６ ：ＡＮＤゲート、１６２：ラッチ、１６８．１７０
：ＯＲゲート。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 一連の洗たく処理動作からなるプログラムを通じて、複
   数の洗たく動作を処理帯域内で遂行する洗たく機をステ
   ップ動作させるための集積回路を使用した洗たく桟用電
   子制御装置において、複数の別個の時間間隔で電気パル
   スを供給するための複数の出力を有するクロックと、 該クロックに接続され、かつ一連の前記洗たく動作を確
   立するための逐次制御装置であって、該動作の継続時間
   が前記パルスによって制御される逐次制御装置と、 該逐次制御装置および前記クロックに接続され、一連の
   出力信号を発生するためのメモリ回路と、 該メモリ回路に接続され、前記一連の出力信号に応答し
   て前記一連の洗たく動作を遂行するための複数の出力回
   路と、 基準電位源と、 前記集積回路に設けられ、かつ該基準電位源に選択的に
   接続される少なくとも１つの端子と、前記クロックに接
   続されかつ前記プログラムの開始前に前記クロックによ
   って作動されるワンショットマルチバイブレータと、 １つの出力と複数の入力を有し、該入力のうちの１つが
   前記ワンショットマルチバイブレータの出力に接続され
   、かつ該入力のうちの残りの入力の少なくとも１つが前
   記端子に接続されたＡＮＤゲートであって、前記プログ
   ラムの開始前に前記ワンショットマルチバイブレータの
   出力によって可能化され、前記端子の電位に応答して選
   択的にその状態を変化させるＡＮＤゲートと、 該ＡＮＤゲートに接続されかつ該ＡＮＤゲートによって
   作動されるラッチ回路と、 それぞれが１つの出力と少なくとも２つの入力を有し、
   該入力の１つが前記ラッチ回路の出力に接続され、該入
   力の他の１つが前記クロックの前記複数の出力の異なる
   １つに接続されている複数のＡＮＤゲートであって、前
   記ラッチ回路が該ＡＮＤゲートに出力信号を供給したと
   きにのみ動作可能状態にされて前記クロックから供給さ
   れる別個の時間間隔のパルスを前記メモリ回路に通すよ
   うに動作し、その他のときには不能状態にあって前記ク
   ロックから前記メモリ回路への前記パルスの通過を阻止
   する複数のＡＮＤゲート とを具備し、 前記複数のＡＮＤゲートのそれぞれが、動作可能状態に
   されたときに、前記クロックからのパルスを前記メモリ
   回路へ供給し、このメモリ回路が前記出力回路の１つに
   出力信号を発生して前記一連の洗たく動作における次の
   洗たく動作を開始させ、かつ、現在の洗たく動作を終了
   させてその継続時間を変更するようにしたことを特徴と
   する洗たく機用電子制御装置。