JPS606396Y2 - 引込み係留式灯浮標 - Google Patents
引込み係留式灯浮標Info
- Publication number
- JPS606396Y2 JPS606396Y2 JP1978045358U JP4535878U JPS606396Y2 JP S606396 Y2 JPS606396 Y2 JP S606396Y2 JP 1978045358 U JP1978045358 U JP 1978045358U JP 4535878 U JP4535878 U JP 4535878U JP S606396 Y2 JPS606396 Y2 JP S606396Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mooring
- specimen
- buoyant body
- water depth
- depth adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
円柱状の標体を有する引込み係留式灯浮標は短い係留索
又は係留鎖により沈錘に係留されている。
又は係留鎖により沈錘に係留されている。
引込み係留式の灯浮標は、浮力体を絶えず水中に引込ん
で沈錘に係留し、自重より大きい浮力により標体を常に
垂直に直立せしめている。
で沈錘に係留し、自重より大きい浮力により標体を常に
垂直に直立せしめている。
従って、引込み係留式の灯浮標は、設標位置よりの離出
距離が少なく、正確な定位置表示ができ、且つ、直立し
ていて動揺が殆んどない。
距離が少なく、正確な定位置表示ができ、且つ、直立し
ていて動揺が殆んどない。
しかし、引込み係留式の灯浮標はその性質上、海底の沈
錘から灯ろうまでの高さが決まっており、水深を予め測
定して製作されるのであるが設標時に水底が柔弱で沈錘
が意外に深く土中に埋没したり、水深が予想と喰い違っ
たり、あるいは設標位置を移動させる等のため水深が変
ったりすることがしばしばある。
錘から灯ろうまでの高さが決まっており、水深を予め測
定して製作されるのであるが設標時に水底が柔弱で沈錘
が意外に深く土中に埋没したり、水深が予想と喰い違っ
たり、あるいは設標位置を移動させる等のため水深が変
ったりすることがしばしばある。
このような場合係留索の長さを加減することにより適応
できないことはないが、係留索を長くすることは離出距
離を増し灯ろう部の動揺を増すことになる。
できないことはないが、係留索を長くすることは離出距
離を増し灯ろう部の動揺を増すことになる。
また、水深を有効に活かし、浮力体と係留環との間の長
さを増す、即ち、係留索は短いままとし、浮力体下方の
標体を長くして復元力アームを増す方がよい。
さを増す、即ち、係留索は短いままとし、浮力体下方の
標体を長くして復元力アームを増す方がよい。
また、水深が予測より浅かった場合、係留索を短くする
ことは困難でそのような場合は、標体を作り直すことと
なるが、標体を作り直すのは大変であり、すぐには間に
合わない。
ことは困難でそのような場合は、標体を作り直すことと
なるが、標体を作り直すのは大変であり、すぐには間に
合わない。
本考案は浮力体下方の標体を水深調整用標体とし、この
標体の上下にフランジ接手を設け、水深により適した長
さの水深調整用標体を接続するようにしたものである。
標体の上下にフランジ接手を設け、水深により適した長
さの水深調整用標体を接続するようにしたものである。
図面は本考案の1実施例を示すもので、図中1は円柱状
の標体、1′は円柱状の水深調整用標体である。
の標体、1′は円柱状の水深調整用標体である。
この水深調整用標体1′の上下、即ち、浮力体3の下方
と係留環4の直上に夫々フランジ接手2,2′が設けら
れ、該フランジ接手を介して、浮力体3とその下方の標
体である水深調整用標体1′、並に、該標体1′と係留
環4が連接される。
と係留環4の直上に夫々フランジ接手2,2′が設けら
れ、該フランジ接手を介して、浮力体3とその下方の標
体である水深調整用標体1′、並に、該標体1′と係留
環4が連接される。
即ち、水深調整用標体1′は必要に応じて長さの異なる
ものと取替えられるように構成される。
ものと取替えられるように構成される。
浮力体3の上方の標体1にはステップ5が設けられ、ま
た、標体1の上端には電源室6および灯ろう7が設けら
れている。
た、標体1の上端には電源室6および灯ろう7が設けら
れている。
この灯浮標の係留環4は短い係留索8、たとえば、シャ
ックル、連結環、スイベル、連結環、シャックル程度の
短い係留索により、あるいは、シャックル等により直結
的に沈錘9に係留されて、灯浮標は浮力体3が全没し、
本線が浮力体上方の標体の途中にくるように引込み係留
されている。
ックル、連結環、スイベル、連結環、シャックル程度の
短い係留索により、あるいは、シャックル等により直結
的に沈錘9に係留されて、灯浮標は浮力体3が全没し、
本線が浮力体上方の標体の途中にくるように引込み係留
されている。
浮標はその自重よりはるかに大きい浮力を有するため浮
力の中心Bに直上方向に大きな浮力がかかり、従って、
浮力の中心Bと係留環4の間が復元力のレバーとして働
き、標体を直立せしめ灯光を水平ならしめている。
力の中心Bに直上方向に大きな浮力がかかり、従って、
浮力の中心Bと係留環4の間が復元力のレバーとして働
き、標体を直立せしめ灯光を水平ならしめている。
本考案は、このような灯浮標において、上述のような水
深調整用標体部を構成したことにより次のような効果が
でてくる。
深調整用標体部を構成したことにより次のような効果が
でてくる。
(1)予想外の水深に直ちに適応できる。
一般の浮遊式灯浮標は水深に対しては係留索の長さで対
応できる。
応できる。
しかし、引込み係留式の灯浮標は前述のように、係留索
の長さは極く短く一定している。
の長さは極く短く一定している。
従って、円柱状の標体の長さ、浮力体の大きさはその水
深によって決ってくる。
深によって決ってくる。
したがって、設標時点で水深が予測と違ってくることは
大変困ることであり、また、しばしば起ることであった
。
大変困ることであり、また、しばしば起ることであった
。
このような場合、水深調整用標体の寸法の異なったもの
を数本用意していくだけで充分対応できる。
を数本用意していくだけで充分対応できる。
(2)標準品化が大巾に進み経済効果絶大である。
浮力体3から上の部分は、ある程度の水深の範囲で一定
にでき、標準品としてあらかじめ量産できる。
にでき、標準品としてあらかじめ量産できる。
従って、ユーザーからの要求にも直ちに納品でき納期の
短縮、原価の低減等非常に経済的効果がある。
短縮、原価の低減等非常に経済的効果がある。
(3) 水深を有効に復元力に活かせる。
水深が深くなった場合、調整用標体を長くすることにな
り、復元力アームも長くなり、係留索を長くするよりは
るかに直立性、離出距離で有利となる。
り、復元力アームも長くなり、係留索を長くするよりは
るかに直立性、離出距離で有利となる。
(4) 材質を有利に選べる。
耐蝕性の関係で水に洗われる浮力体3以上はアルミニウ
ム製、完全に水没している水深調整用標体1′以下は鋼
製とすることができ、経済性および重心を下げるという
点から有利である。
ム製、完全に水没している水深調整用標体1′以下は鋼
製とすることができ、経済性および重心を下げるという
点から有利である。
この場合は防蝕板10をつける。
また、水深調整用標体1′をアルミニウム製と腰その下
部にバラストを入れることにより更に重心を下げること
ができる。
部にバラストを入れることにより更に重心を下げること
ができる。
(5)係留環のみの取替えができて経済的である。
係留索の摺動によって設標後係留環の摩耗が発生し、係
留環の取替えを必要とする場合がある。
留環の取替えを必要とする場合がある。
このような場合、もし標体と係留環とが1体になってい
ると、係留環のみを取替えることはできず、必ず標体を
伴うので極めて不経済であるが、本願によれば、係留環
のみを自由に取替えることができて経済的である。
ると、係留環のみを取替えることはできず、必ず標体を
伴うので極めて不経済であるが、本願によれば、係留環
のみを自由に取替えることができて経済的である。
また、係留環を7ランジ接手で別個にしたことで、水深
調整用標体1′の上下のフランジは同一にでき、予測に
反し意外に深い水深に対しても用意した数本の水深調整
用標体を2本あるいは3本と適宜選んで継き足して1本
の水深調整用標体として使用することにより容易に適応
でき、適応範囲を飛躍的に増大できる。
調整用標体1′の上下のフランジは同一にでき、予測に
反し意外に深い水深に対しても用意した数本の水深調整
用標体を2本あるいは3本と適宜選んで継き足して1本
の水深調整用標体として使用することにより容易に適応
でき、適応範囲を飛躍的に増大できる。
その他輸送にあたってはフランジ接手があるため、分解
して長さを短くでき輸送に有利である。
して長さを短くでき輸送に有利である。
尚、浮力体3の直上の水没部にフランジ接手を設ければ
(図示せず)浮力体3以下を鋼製とすることができて更
に経済的である。
(図示せず)浮力体3以下を鋼製とすることができて更
に経済的である。
図面は本考案にかかる引込み係留式灯浮標の外観正面図
である。 1・・・・・・標体、1′・・・・・・水深調整用標体
、2゜2′・・・・・・フランジ接手、3・・・・・・
浮力体、4・・・・・・係留環、訃・・・・・係留索、
9・・・・・・沈錘。
である。 1・・・・・・標体、1′・・・・・・水深調整用標体
、2゜2′・・・・・・フランジ接手、3・・・・・・
浮力体、4・・・・・・係留環、訃・・・・・係留索、
9・・・・・・沈錘。
Claims (1)
- 円柱状の標体の途中に浮力体、下端に係留環を有し、短
い係留索により沈錘に、浮力体を水中に全没し水線が浮
力体より上方の円柱状の標体の途中に来るように引込み
係留し、浮力により直立するようにした灯浮標において
、標体の浮力体の下方ならびに係留環の直上にそれぞれ
フランジ接手を設けて水深調整用標体部を構成し、浮力
体以上の標体はアルミニウム製、水深調整用標体以下の
標体を鋼製とし、その水深調整用標体の長さは設標個所
の水深に適した長さの標体とし、水深に適応するように
した引込み係留式灯浮標。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978045358U JPS606396Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引込み係留式灯浮標 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978045358U JPS606396Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引込み係留式灯浮標 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54148492U JPS54148492U (ja) | 1979-10-16 |
JPS606396Y2 true JPS606396Y2 (ja) | 1985-02-28 |
Family
ID=28923460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978045358U Expired JPS606396Y2 (ja) | 1978-04-06 | 1978-04-06 | 引込み係留式灯浮標 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606396Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655114Y2 (ja) * | 1976-03-03 | 1981-12-22 |
-
1978
- 1978-04-06 JP JP1978045358U patent/JPS606396Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54148492U (ja) | 1979-10-16 |
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