JPS6063357A - 強度およびじん性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋳鋼 - Google Patents

強度およびじん性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋳鋼

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JPS6063357A
JPS6063357A JP17102383A JP17102383A JPS6063357A JP S6063357 A JPS6063357 A JP S6063357A JP 17102383 A JP17102383 A JP 17102383A JP 17102383 A JP17102383 A JP 17102383A JP S6063357 A JPS6063357 A JP S6063357A
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JP
Japan
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toughness
cast steel
strength
martensitic stainless
superior strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP17102383A
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English (en)
Inventor
Koichi Tajima
多嶋 孝一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は水車のランチ、ガイドベーン、プロペラ等の高
速流水中で使用される水力機器部材の製造に好適な強度
およびじん性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋳鋼
に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
水車のランチ等のように高速流水中で使用される水力機
器部材においては、耐食性が要求されるとともに、水圧
変動やカルマン渦により生じる振動、あるいは流水面に
生じる潰食作用に而1える必要があるため強度およびじ
ん性が要求される。従来、このような水力機器部材には
、Feを主成分として/コ襲前後のOrおよび数条以下
のN1を含むマルテンサイト系ステンレス鋳銅が多用さ
れている。
上記鋳鋼による部材の強度@を確認するため・一般には
別途鋳込んだ供試ブロックや製品本体に一体に設けられ
た供試ブロックについて、材料試験を行なうものである
が、上記供試ブロックは、十分な押湯効果が得られかつ
肉厚が比較的小さい活条件のよい砿造を行なうことがで
きるので、製品本体よりも優れている場合が多い。その
ため、大型の水車のランチのように形状が複雑で肉厚の
変化が大きい製品にあっては、dJ造時の凝固状態が一
様ではなく、上記供試ブロックには存在しない偏析や引
は巣等の欠陥を生じる場合があった。
このような欠陥は、厚肉部の最終IV固部に限らず、表
面付近に発生することもあり、強度やじん性を著しく低
下させるため、問題となっていた。
上記欠陥を水車のランチの表面で発見し、詳細に調査を
行なったところ、上記欠陥部分にはSが偏析しており、
MnSの非金属介在物が集中的に存在していることがわ
かった。寸だ、上記欠陥にほざく巣も存在し、この近傍
に見られた結晶粒界割れ部には、同様にSの偏析が認め
られた。
したがって、上記欠陥を防止するためには、Sの偏析を
防ぐことすなわち銅月中のSの含有量を可能な限り減少
させることが最も有効である4、これは、溶解材料を厳
選することによりSの含有量を減少させることができる
が、スクランプ等を再溶解して鋳造を行なう一般の釦j
造工場においては、Sの減少は事実上回船であった。
〔発明の目的〕
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、水力機器部
材に好適で、Sの含有量を減少させることにより偏析等
の欠陥を防止することのできる強度およびじん性に優れ
たマルテンサイト系ステンレス鋳鋼を提供することを目
的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明に係る強度およびじん性に仕れたマルテンサイト
系ステンレス鋳鋼は、重量比でco、oi〜0.01%
、Si/、0%以下、Mn O,3; −11%、N1
7.0〜4’J%、Cr10〜/’1%、Mo0.2〜
7.0%、Mg、Oa、Ceのうち/種丑たは2種以上
の合計で0.07〜O,OS%、残部がFeがらなり、
上記組成によりSをo、oi%以下としたことをその特
徴とするものである。
〔発明の詳細な説明〕
以下、本発明の詳細な説明する。以下の記載において組
成を表わす「係」は、重量比を示すものとする。
本発明のステンレス鋳鋼は、特定のFθ基合金からなり
、合金中の各成分の添加目的および組成限定の理由は次
の通りでおる。
c i−i、熱処理時の焼入れ性を高めるとともに、マ
ルテンサイト化による強じん性を冨めるのに必要々元素
で、合金中にO1θ/〜o、ot %含せれる。
0、O7係未満では上記効果が乏しく、o、otチを越
えるとじん性が低下し、補修時の溶接性が悪くなる。
Slは、脱rf2剤として作用させる/こめ((添加さ
れるもので、7.0%を越えて添加するとδフェライト
の生成原因となり、じん性を害すZ)。
Mnは、木兄りjにおいて特に重要であり、Slととも
に脱酸剤として作用するのみ〃らず、Sと結合してMn
 Sとなりやすい/こめ、清舒・:中に含寸れるSの安
定化を図ることができ、よってSの偏析を防止する。さ
らに、後述するN1と同様に前処理伝の1ルチンサイト
の強度とじ7ん性を向上さぜるものであり、O,Sφ未
満では上記効果が乏しく、4を係′fi:越えると残留
オーステナイト伊の増加を招き、強度を低下させる。
N1け、焼入性を向上させ、熱処理後の強度およびじん
性を高めるのに必要であるとともに、溶接性をも直、め
る。添加量が7.0%味fi!iでは上記効果が乏しく
、グ、3%を越えると上記効果の増加が期待できず、し
かも残留オーステナイトの増加により強度が低下してし
まう。
Orは、面1食性を向上させるとともにマルテンサイト
基地を得るために必要な成分であり、70〜/タチ添加
される。10%未禽でii: 1lj1食性が劣り、/
lI%を越えると基地中に多量のδフェライトが生成し
、じん性が低下する。
Moは、耐食性およびマルテンサイトの強度を向上させ
、熱処理時の脆化を・防止するのに有効な成分である。
添加量が0.2%未洞では上記効果が乏しく、/、0%
を越えるとじん性の低下を招くのみで、脆化防止2期待
てきない。
Mg、、 、Oa 、Oeは、いずれも同様の作用を有
するもので、強力な脱酸剤どしての効果を有するととも
に脱硫剤としても作用する。本発明においては、特に脱
硫剤としての効果を期待するもので、これら成分のうち
/f’4D’jを単独で添加することもできるし、2@
類以上を複合して添加することもできる。この場合の合
計添加量はのO/〜0.03%とされ、o、oiφ未満
では添加効果が乏しく、1ll)、ot係を越えると無
駄であると同時に添加時の溶鍋の処理が置敷となる。寸
だ、脱酸は残留するMn6tが、粒界に共晶型に偏析す
ることを防ぎ、結晶型に分散さぜる効果を有する。
Sは、上述のようにλ4nとの結合による安定化および
Mg、Ca、C!θの添加による脱硫反応により含有量
を0.07%以下にすることができる。
上記成分および主成分としてのFoヶ、l、例えば電弧
炉や高周波P等に沼、解され、通常の手段により添加さ
れるが、付随的に合作れる不純物はできる限り少ない方
が好ましい。また、Mg、Oa、Oeの添加は、出鋼時
あるいは四込みr)11に、Fθ−81−λグg、Ni
−Mg、ミッシ、メタル等の合金を添加するが、C!a
o 、Ca、003等を媒体とした窒素ガス等とともに
吹込むことによりヤニなうことができる。
〔発明の実施例および比較例〕
次に本発明の実施例について説明する。
第1表に示す組成(表中の数字は重f−比を意味する)
を有する本発明のマルテンサイト系ステンレス鋳鋼用合
金(実施例/、2および3)および従来のマルテンサイ
ト系ステンレス鋳鋼用合金(比較例/8.2および3)
?:、それぞれ葛周波溶館r炉で溶解した後、肉厚20
0 ’R1重量約100Mノのインザ、、トに鋳造した
上記各鋳造品について、tO!θ°Cの温度で拡散焼な
ましを行ない、りjO′Cで再溶体化処理後ωO〜tt
o ’cの最大軟化温度で焼戻しの熱処理を行なった。
この焼戻し後の冷却速度は、20”C/hrの徐冷とし
た。
上記の熱処理終了後、夕、「造品の中で最も偏析の表わ
れやすい肉厚中央部から試験片を取り出し、各試験片に
ついて機械的強度試験を行なった。その結果を第2表に
示す。
第λ表 上記第2表の結果によれば、各実施例試料(/。
λおよび3)は、比較例試料(/、、2および3)と比
較して、衝撃値が全体的に萬い値を示しており、じん性
が著しく優れていることがわかる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係るマルテンサイト系ステン
レス鋳鋼は、SがMnと結合してMnSとして安定し、
Mg 、Oa 、Oeによる脱酸および脱佛、さらに上
記MnSの分散により、Sの含有量を低減することがで
き、その結果、偏析等の欠陥を有効に防止することがで
きる。し六がって、強度およびじX7性が著しく向上す
るため、本発明のマルテンサイト系ステンレス鋳鋼を、
水力機器部拐に用いることにより、安全性や信頼性が著
しく高唸る等の効果を奏する。
出願人代理人 猪 股 清

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量比でCO,0/〜0.0乙係、Si/、0%以下、
    Mn OJ 〜u%、Ni /、0〜FJ%、0r10
    〜/’1係、Mo 0.2〜/ 、0%、Mg、 Ca
    、 Ceのうち7種または2f!以上の合計で0.0/
    〜o、os係、残部がFeからカリ、上記組成によりS
    をo、o7@以下としたことを特徴とする強度およびじ
    ん性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋳鋼。
JP17102383A 1983-09-16 1983-09-16 強度およびじん性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋳鋼 Pending JPS6063357A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01162750A (ja) * 1987-12-18 1989-06-27 Kawasaki Steel Corp 溶接構造用マルテンサイト系ステンレス鋼
US5601411A (en) * 1994-06-17 1997-02-11 Hitachi, Ltd. Stainless steel type 13Cr5Ni having high toughness, and usage the same
CN104108003A (zh) * 2013-04-19 2014-10-22 宝山钢铁股份有限公司 超级13Cr工具接头的制造方法

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