JPS606296A - 空き罐プレス機の投入口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使用済みの空き罐を１個づつプレスして小容
積化する空き罐プレス機に実施して好適な投入口装置に
関する。

従来知れている空き罐プレス機の多くは、投入口から機
体内のプレス部に手を差し込んで怪我をする事故の防止
対策として、投入口の部分に開閉扉を設けであるが、空
き罐を投入するときは開閉扉を開く操作が必要であって
、空き罐の投入者側から見れば意外と面倒であった。　
また、従来の空き罐プレス機は、投入された空き慣を宏
早（ブレスするために投入口とプレス部との間の距離が
非常に短かく、投入口に開閉扉を設けてもその開放時に
投入口からプレス部内に手を差し込んで怪我をする危険
性があって、開閉扉は空き罐投入の操作性を悪くするだ
けであって安全対策上の効果を十分に発揮することはで
きなかった。　更にまた、空き罐を横向きてして投入口
に投入する型式のプレス機では、空きｔｔａｉ内に飲み
残しがあると投入時に流出して手や衣服等を汚すといっ
た問題もあった。

そこで、本発明は上記の問題を一挙に解決するためにな
されたものであって、その目的は投入口が常に開いてい
て空き罐を極めて容易に、かつ飲み残しを流出させない
で縦向きの傾斜状態に投入できると共に、投入口からは
機体内に手を差し込むことが完全に防止できる安全対策
を施した空き罐プレス機の投入口装置を提供することに
ある。

即ち、本発明の目的は空き罐のプレス装置体が内部に設
置されている機体の前面上部に窓穴を設け、この窓穴と
上記プレス装置体のプレス部との間に空き罐の投入スリ
ーブを回動自在に設けると共に、該投入スリーブはその
投入口側を常時は上記窓穴に位置させた傾斜状態に保持
できるように戻しバネの作用下に置き、投入スリーブに
はその排出口を開閉する蓋体と該蓋体を係止自在とした
作動棒を取付けて、蓋体を戻しバネの作用と該蓋体に対
する上記作動棒の係止作用とによって常時は上記排出口
を閉じた位置に保持すると共に、作動棒を蓋体との係止
から外す方向に付勢する牽引バネの作用下に置き、また
、投入スリーブが回動して直立状態に置かれるまでの間
は上記作動棒の軸方向移動を規制する案内部とこの案内
部の終端部分に位置して上記作動棒の軸方向移動を許容
し、かつ該作動棒が係止自在である保合部と、上記投入
スリーブが直立状態に置かれたときにオン動作する上記
プレス装置体の始動スイッチとを設け、一方、上記プレ
ス装置体にはそのプレス板の前進動作と同調して上記投
入スリーブの排出口を閉じる位置に上記蓋体を移動させ
る作動子を、また上記プレス板が始動位置に復帰したと
きに作動して上記作動棒をその係合部から外す釈放子を
それぞれ設けて成る空き罐プレス機の投入口装置により
達成され、以下にその実施例を添付図面を参照し々から
説明する。

前面上部に窓穴２を設けた機体１内には空き罐にのプレ
ス装置体３を収設してあり、このプレス装置体３は前面
板（受は板）４と後面板５の間に形成されたプレス部３
ａ内を前進後退するプレス板６を備え、その底部７と前
面板４との間にプレスされた空き罐にの落下口８を設け
である。　しかして、上記プレス板６に作動シリンダー
９のピストンロッド９ａを連結し、底部７上に投下され
た空き罐Ｋをプレス板６の前進動作によりプレスできる
仕組になっている。

窓穴２とプレス部３ａとの間には投入スリーブ１１を回
動自在に設けてあり、１２はその枢軸であって、この枢
軸１２は固定枠１３に取付けである。　スリーブ１１は
その投入口１．１　ａ側を常時は窓穴２に位置させた傾
斜状態を保持できるように戻しバネ１４の作用下に置か
れ、このスリーブ１１が回動して直立したときは、該ス
リーブ１１の排出口１．１　ｂがプレス部３ａの直上に
臨むように構成されている。

上記戻しバネ１４はスリーブ１１上に設けた突起１５と
固定枠１３の間に掛は止められている。　また、スリー
ブ１１の背面部上には該スリーブ１１の軸線方向に沿っ
た上下位置に支持環部１．６　、１７を固定し、この支
持環部１６　、１７に牽引バネ１９の作用下に置かれた
作動棒１８が摺動自在に支持されており、作動棒１８の
上端１８ａは上方の支持環部１６に枢着２１シた回動子
２２の下面に牽引バネ１９によって常時当接し、また、
下端１８１）はスリーブ１１の排出口１１．　ｂ面より
下方へ突出自在とされ、上記回動子２２には孫子用の転
子２３を回転自在に取付けである。

スリーブ１１には排出口１ｉｔ）を開閉する蓋体２４が
支持アーム２５によって枢着され、この蓋体２４は断面
形状が円弧状であって、戻しバネ２６の作用下に置かれ
ておシ、支持アーム２５は枢軸１２に支持されている。

　蓋体２４上には作動棒１８の下端１．８　ｂが係止自
在である段落した係止部２４ａを形成してあシ、蓋体２
４の一端（第１図図上において左端）にはカム２７を、
また他端（係止部２／ｌａよシ延長された部分の先端）
には、若干立上った係止片２８をそれぞれ設け、かつ、
カム２７の移動通路終端部分（例えばプレス装置体３の
前面板４上の部分）には仮止め用の係止バネ２９を設け
である。　しかして、上記戻しバネ２６は支持アーム２
５に設けた突起３１と固定枠１３との間に捌は止めてあ
シ、また、支持アーム２５にはプレス装置体３のプレス
板６側に設けた後記作動子により抑圧自在とされるピン
状の保合子３２が設けられている。

一方、窓穴２の内側上方部分から機体１内へ向けてレー
ル状の案内部３３を設けてあり、この案内部３３は前述
した枢軸１２を中心とする円弧状に湾曲し、その長さは
スリーブ１１が回動して傾斜状態から直立状態となる間
を作動棒１８により押圧される転子２３が当接転動でき
る寸法とされ、その終端部分は転子２３が係止自在であ
り、かつ作動棒１８の軸方向移動を許容する保合部３４
に形成されている。

係合部３４にはレバー状に形成された釈放子３５の先端
を臨捷せ、この釈放子３５の基部は固定枠１３側に枢着
３６され、図示の場合はソレノイド３７に関係付けられ
て作動する。　釈放子３５の上面にはプレス装置体３の
始動スイッチ３８を作動するレバー３８ａが当接し、釈
放子３５の押し上げ動作によって始動スイッチ３８をオ
ンできる仕組になっている。

即ち、スリーブ１１の回動によって転子２３が案内部３
３から外れ、係合部３４に係止すると同時に上方へ移動
すると、釈放子３５は転子２３により押し上げられてレ
バー３８ａを作動し、始動スイッチ３８をオン動作させ
てプレス装置体３を始動できることになる。　この場合
、作動棒１８も上昇して蓋体２４との係止が解放される
。　また、プレス装置体３のプレス板６が後退した位置
にマイクロスイッチ３９を設けてあシ、このマイクロス
イッチ３９はプレス板６が非作動位置に復帰した時点で
オン動作し、上記ソレノイド３７を作動して釈放子３５
を押し下げ、転子２３を係合部３４から離脱させてスリ
ーブ１１の戻しバネ１４による復帰動作を可能にする。

　一方、プレス板６上には蓋体２４側の係合子３２を押
圧できる作動子４１を設けてあシ、プレス板６が前進動
作を開始すると、この前進動作と同調して蓋体２４を回
動させるととができる。

なお、スリーブ１１には第２図に示す如く背面部に回動
規制子４２を突設し、との回動規制子４２を固定枠１３
に固定したストッパー４３に当接させ、復帰時における
スリーブ１１の傾斜状態を確実に保持できるように考慮
されている。　また、釈放子３５の作動手段、始動スイ
ッチ３８の作動手段等は図示の実施例に限定されないと
とは勿論であって、例えば、釈放子３５の復帰はソレノ
イド３７に代えて機械的手段を採用できることは勿論で
ある。　図中、４４は作動棒１８に設けたストッパー、
４５はプレス板６に取付けた作動アームであって、この
作動アーム４５はマイクロスイッチ３９を作動するため
に用いられる。

次に、本投入口装置の動作について説明すると、第３図
（Ａ）に示す如く排出口１．１ｂが蓋体２４により閉じ
られているスリーブ１１内に空き罐Ｋを投入し、スリー
ブ１１を矢印方向に回動して同図（Ｃ）に示す如く直立
させると、転子２３が案内部３３より外れて作動棒１８
は牽引バネ１９によシ上方へ向かって若干移動すること
が許容され、その移動と同時に作動棒１８は転子２３を
介して保合部３４に係止し、スリーブ１１は直立状態に
保持される。　一方、蓋体２４は作動棒１８との係止が
解かれ、戻しバネ２６によって元の位置に復帰するので
、スリーブ１１内の空き罐にはプレス部３ａ内に落下す
る。　また、転子２３によって釈放子３５は押し上げら
れ、始動スイッチ３８はオン動作する。　この始動スイ
ッチ３８のオン動作によって予め設定されている時間後
（３〜５秒）にプレス装置体３が作動し、空き罐Ｋに対
するプレス動作が開始する。　このプレス動作の開始で
プレス板６が前進すると、蓋体２４はプレス板６と同調
して回動され、第３図（Ｄ）に示す如く直立状態に置か
れているスリーブ１１の排出口１１ｂを閉じると同時に
、カム２７が係止バネ２９とスリーブ１１の下側角部に
挟着され、蓋体２４は一時その閉じ位置に保持される。

プレス動作が完了してプレス板６が非作動位置Ｖ作ノ）
昌十スＪ−油４未１奔ｒらｆ新肋半ＱＲＦ七−イ転子２
３は下方へ向かって押圧され、保合部３４から外れて案
内部３３に復帰できる態勢となり、スＩＪ　＋プ１１は
戻しバネ１４によって元の傾斜状態に復帰できることに
々る。　一方、蓋体２４も自由となり、スリーブ１１の
復帰動作に追従して復帰し、第３図（Ｆ）に示す如く全
ての動作部材は次の空き罐を受け入れる態勢下に置かれ
る。　しかして、プレス板６の後退時に蓋体２４の復帰
動作をカム２７の係止作用によって一時規制した理由は
、蓋体２４がプレス板６の後退動作とともにスリーブ１
１より先行して回動復帰すると、スリーブ１１０回動復
帰時に作動棒１８の下端１８　ｂが蓋体２／ｌに引かか
り、スリーブ１１の復帰動作ができなくなるという不具
合いの生ずることを防止するためである。　寸た、蓋体
２４に係止片２８を設けた理由は、スリーブ１１内に手
等を差し込み蓋体２４を不当に回動することを防止する
ためであって、この場合、蓋体２４は係止片２８が作動
棒１８の下端１８ｂと当接する計での僅かの範囲しか回
動できない。　なお、作動棒１８と蓋体２４との係脱手
段を別途工夫すれば、蓋体２４にカム２７を設けなくて
もよい。

本発明は上記の如くであって、常時は投入口が全面的に
開口しているので、開閉扉を開いて空き罐を投入する従
来装置と異なって、空き罐の投入操作が非常″に容易と
なることは勿論のこと、投入スリーブは傾斜状態に置か
れているので、投入される空き罐に飲み残しがあっても
投入時に流出して投入者の手や衣服等を汚す心配も解消
される。

捷だ、投入スリーブが回動して直立状態となり、投入ス
リーブがその直立状態に確実にロックされた時点で排出
口が開放され、かつ、人の手は投入スリーブの回動が進
むにしたがって機体乃至は投入スリーブ内に挿入するこ
とができなくなるので、空き罐投入者の手がプレス部側
へ差し込まれる危険性は皆無となり、安全性は非常に高
いという使用上の利点を有し、更に片手で投入できる操
作の容易性と相俟って、その実用的価値は極めて多大で
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は側断面図
、第２図は一部を省略した背面図、第３図（Ａ）〜（Ｆ
）は作動状態を段階的に示す側断面図である。 図中、１は機体、２は窓穴、３はプレス装置体、６はプ
レス板、Ｊｌは投入スリーブ、１１ａは投入口、１．１
．　ｂは排出口、１２は枢軸、１４は戻しバネ、１８は
作動棒、１９は牽引バネ、２３は転子、２７Ｉは蓋体、
２６は戻しバネ、３３は案内部、３４は係合部、３５は
釈放子、３８は始動スイッチ、４１は作動子である。 特許出願人　日東造機株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空き罐のプレス装置体が内部に設置されている機体の前
   面上部に窓穴を設け、この窓穴と上記プレス装置体のプ
   レス部との間に空き罐の投入スリーブを回動自在に設け
   ると共に、該投入スリーブはその投入口側を常時は上記
   窓穴に位置させた傾斜状態に保持できるように戻しバネ
   の作用下に置き、投入スリーブにはその排出口を開閉す
   る蓋体と該蓋体を係止自在とした作動棒を取付けて、蓋
   体を戻しバネの作用と該蓋体に対する上記作動棒の係止
   作用とによって常時は上記排出口を閉じた位置に保持す
   ると共に、作動棒を蓋体との係止から外す方向に付勢す
   る牽引バネの作用下に置き、また、投入スリーブが回動
   して直立状態に置かれるまでの間は上記作動棒の軸方向
   移動を規制する案内部と、この案内部の終端部分に位置
   して上記作動棒の軸方向移動を許容し、かつ該作動棒が
   係止自在である保合部と、」二記投入スリーブが直立状
   態に置かれたときにオン動作する上記プレス装置体の始
   動スイッチとを設け、一方、上記プレス装置体にはその
   プレス板の前進動作と同調して上記投入スリーブの排出
   口を閉じる位置に上記蓋体を移動させる作動子を、また
   上記プレス板が始動位置に復帰したときに作動して上記
   作動棒をその係合部から外す釈放子をそれぞれ設けて成
   ることを特徴とする空き罐プレス機の投入口装置。