JPS60614Y2 - 冷蔵庫の蓄冷体 - Google Patents

冷蔵庫の蓄冷体

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JPS60614Y2
JPS60614Y2 JP7784080U JP7784080U JPS60614Y2 JP S60614 Y2 JPS60614 Y2 JP S60614Y2 JP 7784080 U JP7784080 U JP 7784080U JP 7784080 U JP7784080 U JP 7784080U JP S60614 Y2 JPS60614 Y2 JP S60614Y2
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JP
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container
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cooler
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Expired
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JP7784080U
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English (en)
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JPS572378U (ja
Inventor
明 河本
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷却器に付設される冷蔵庫の蓄冷体に関する。
例えばホテル用冷蔵庫にあっては、昼間のみコンプレッ
サを運転し、夜間時には、コンプレッサの運転を停止し
て、騒音を防止し安眠を妨げないようにしている。
従って夜間には冷却器により庫内が冷却されなくなるた
め、塩化カリウム溶液などの蓄冷剤が封入された容器を
冷却器に付設し、昼間のコンプレッサ運転中に冷却器に
より蓄冷剤を凝固させ、夜間、冷却器に代えて、凝固さ
せた蓄冷剤により庫内を冷却していた。
ところが、従来、蓄冷剤入りの容器は偏平箱状に形成さ
れ、この容器の一面を冷却器に接触させているにすぎな
いため、伝熱面積が狭くて、冷却器による冷却効率が低
く、蓄冷剤を凝固させるのに長時間かかる不都合があっ
た。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
夜間等に騒音の発生を避けるべく、コンプレッサの運転
を停止させておいても、庫内を冷却し得ることは勿論、
コンプレッサ運転時、蓄冷剤を短時間に急速に凝固でき
、コンプレッサの運転停止時に備えて、蓄冷剤を迅速に
高蓄冷状態に待機させることができる冷蔵庫の蓄冷体を
提供するにある。
以下本考案の第一実施例を第1図乃至第4図を参照して
説明する。
1は内部に貯蔵室2を形成した冷蔵庫本体、3は貯蔵室
2を開閉する扉、4はコンプレッサ、5はコンデンサで
ある。
6は前記貯蔵室2の内部上方に配設した冷却器で、これ
は例えば断面略逆り字状に屈曲形成されたアルミニウム
板に冷媒管を蛇行状に敷設して戒っている。
さて、7は矩形の基板7aと、この基板7aの下面に等
間隔に並列させて先端側程厚肉の蟻柄状に突出形成した
複数のフィン7bとから戊る伝熱部材で、この伝熱部材
7を熱良導体のアルミニウムにより形成して、基板7a
を介して冷却器6の下面に伝熱的に付設している。
8は伝熱部材7に形成され断面略半円形状を戊す逃げ用
の条溝で、この条溝8は蟻柄状のフィン7bの基端部と
、基板7aとが或す隅角部を若干窪ませることによって
形成されている。
9は伝熱部材7に取り付けられる偏平なプラスチック製
の容器で、この容器9は伝熱部材7を金型の一部に利用
して、ブロー成形されたもので、この結果、蟻柄状のフ
ィン7bが、ブロー成形に伴ないフィン7bに対応して
容器9に奥方程幅広となる蟻溝状に形成された嵌合凹部
10に密着状態に嵌合し、容器9が伝熱部材7にいわゆ
る蟻掛けにより取着吊持されている。
11は容器9内に封入した塩化カリウム溶液などの蓄冷
剤で、この蓄冷剤11は凝固点以下に冷却されると凝固
腰放置すると溶解してまわりの熱を奪うようになってい
る。
さて、冷却運転状態にあってはコンプレッサ4が運転さ
れて、冷却器6が冷却作用を生じ貯蔵室2を冷却すると
共に、容器9内の蓄冷剤11を伝熱部材7を介して冷却
凝固させる。
そして就寝するに際しては、タイマ(図示せず)により
コンプレッサ4の運転を停止して、タイマの作動時間を
睡眠時間、例えば8時間に設定しておけば、タイマの作
動時間中はコンプレッサ4が運転されることがなく、騒
音が防止され、安眠が妨げられることはない。
このコンプレッサ4の運転停止中においては、これまで
運転により冷却されて凝固した容器9内の蓄冷剤11が
溶解して吸熱することにより貯蔵室2内は適温に冷却さ
れた状態に維持される。
ところで、コンプレッサ4の運転中、冷却器6は伝熱部
材7を介して容器9の蓄冷剤11を冷却するので、伝熱
部材7と容器9、ひいては蓄冷剤11との接触面積が大
きい程蓄冷剤11の冷却効率は犬きくなる事情があるが
、本実施例では、冷却器6に伝熱的に付設した伝熱部材
7を基板7aと、この基板7aに突設したフィン7bと
で構成したので、しかもこの場合にフィン7bを先端側
程厚肉となるようにしたことにより先端面が幅広となっ
て面積が増加するので、冷却器6は基板7aの表面積に
フィン7bの表面積を加えた広い表面積の接触面を介し
て容器9内の蓄冷剤11を冷却腰伝熱効率を大幅に向上
し得て、蓄冷剤11を短時間に急速に凝結できて、蓄冷
剤11により貯蔵室2を冷却する場合のコンプレッサ停
止時に迅速に対処てきる。
また、殊に本実施例ては容器9をブロー成形により伝熱
部材7に一体成形したので、組立時、単品の容器を逐一
冷却器に取り付ける作業を省き得て、作業性を向上でき
る。
さらに、フィン7bを蟻柄状に形成し、嵌合凹部10を
フィン7bに対応させて蟻溝状に形成したので、容器9
を、伝熱部材7に、いわゆる蟻掛けにより取着吊持でき
、ねじあるいはボルトといった取付具により容器9を伝
熱部材7に取り付けることを不要にし、部品点数を削減
できると共に、容器9は伝熱部材7に蟻掛けによって定
形保持されるので、プラスチック製容器9の厚みは薄い
もので済み、これによっても冷却器6により蓄冷剤11
を効率良く冷却できる。
また、アルミニウムの膨張率とプラスチックの膨張率と
は異なり、プラスチックの膨張率のほうがアルミニウム
のそれよりも大きいので、伝熱部材7に一体にブロー成
形したプラスチック製の容器9が温度降下に伴って、ア
ルミニウム製の伝熱部材7よりも大きく収縮し、この結
果、容器9の一部が基板7a及びフィン7bから剥れて
隙間が生じ、伝熱効率が低下するが、特に本実施例では
、フィン7bの基端部と基板7aとが威す隅角部に条溝
8を形成したので、第4図aに示すように高温下で行う
ブロー成形特、容器9の条溝8内に密着した部分が、常
温及び冷却時、第4図す及びCに夫々示すように伸長し
て、容器9の収縮した長さ相当分を吸収するようになる
従って、冷却時、容器9は条溝8から剥がれるものの、
基板7a及びフィン7bには密着状態に保たれて、高い
伝熱効率を維持できる。
尚、容器9が条溝8から剥がれて容器9と条溝8との間
に生じた隙間は条溝8自体が狭いため伝熱効率を左右す
る要因とはなり得ない。
尚、上記実施例ではフィン7bの基端部と基板7aとが
或す隅角部に条溝8を形成して容器9の収縮時に容器9
と保持部材7との間に隙間が生じないようにしたが、条
溝8の代わりに、第5図に示すように容器12の嵌合凹
部12aの各壁部を内方に湾曲させて形成腰この容器1
2を伝熱部材7に嵌め込んで、冷却時の収縮により容器
12を伝熱部材7に密着させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、容器9を伝熱部材7に蟻掛けに
より取り付けたが、この蟻掛けに加えて第6図に示すよ
うに伝熱部材7の基板7aに間欠的に蟻溝状の穴13を
明けて、ブロー成形特、容器9の一部が穴13内に嵌り
込むようになして保持の一層の確実化を図るようにして
もよい。
本考案は以上述べたように、睡眠中、騒音の発生を避け
るべく、コンプレッサの運転を停止させておいても、蓄
冷剤により庫内を所定の低温度に維持し得るのは勿論、
コンプレッサの運転時、蓄冷剤を高能率に短時間に急速
凝固でき、運転停止時に備えて迅速に蓄冷体を高蓄冷状
態に待機させることができ、しかも蓄冷剤を収容する容
器は嵌合凹部をフィンに嵌合することにより伝熱部材に
取着することができるので、取着用の取付具や接着剤を
省略或は省略しないまても取付具の個数減少ないし簡易
な接着で済み組立てを簡単になし得る等の優れた効果を
奏する冷蔵庫の蓄冷体を提供し得る。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
全体の縦断面図、第2図は要部の拡大斜視図、第3図は
第2図中の■−■線に沿う縦断面図、第4図において、
aはブロー成形時の容器の状態を、b及びCは常温及び
冷却時の容器の状態を夫々示す拡大縦断面図であり、第
5図及び第6図は本考案の他の実施例を一部切除して示
す第3図相当図である。 図中、6は冷却器、7は伝熱部材、7aは基板、7bは
フィン、9,12は容器、10,12aは嵌合凹部、1
1は蓄冷剤である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板に先端側程厚肉のフィンを複数枚並設して戊り、前
    記基板を庫内の冷却器に付設した熱良導材製の伝熱部材
    と、奥方程幅広となる嵌合凹部を複数個形成しこの嵌合
    凹部を前記フィンに嵌合した状態で前記伝熱部材に取着
    した容器と、この容器内に収容した蓄冷剤とを具備して
    戒る冷蔵庫の蓄冷体。
JP7784080U 1980-06-04 1980-06-04 冷蔵庫の蓄冷体 Expired JPS60614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784080U JPS60614Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04 冷蔵庫の蓄冷体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7784080U JPS60614Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04 冷蔵庫の蓄冷体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS572378U JPS572378U (ja) 1982-01-07
JPS60614Y2 true JPS60614Y2 (ja) 1985-01-09

Family

ID=29440389

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JP7784080U Expired JPS60614Y2 (ja) 1980-06-04 1980-06-04 冷蔵庫の蓄冷体

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JP2016205778A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

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JPS572378U (ja) 1982-01-07

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