JP3479792B2 - 低温庫 - Google Patents

低温庫

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JP3479792B2
JP3479792B2 JP13381395A JP13381395A JP3479792B2 JP 3479792 B2 JP3479792 B2 JP 3479792B2 JP 13381395 A JP13381395 A JP 13381395A JP 13381395 A JP13381395 A JP 13381395A JP 3479792 B2 JP3479792 B2 JP 3479792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、低温庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低温庫は、図10に示すように、
断熱箱体30の側壁の外板34と内板33の間に断熱材
32を充填し、断熱箱体30の側壁の内板33に蛇行し
たパイプ蒸発器35を装着し、このパイプ蒸発器35と
蓄冷剤部36の片面の一部を密着させて固定している。
【0003】以上の低温庫において、電源に接続できる
場合には、断熱箱体30の上部の外気側に取り付けた圧
縮機37、凝縮器38と上記パイプ蒸発器35より成る
冷凍サイクルを稼働させて蓄冷剤部36とともに収納部
31を冷却し、一定時間経過後、蓄冷剤部36内の蓄冷
剤は凍結する。
【0004】一方、低温庫を運搬等するため、電源に接
続できない場合には、凍結した蓄冷剤の融解潜熱を利用
して収納部31を冷却する。
【0005】しかし、従来の低温庫では、パイプ蒸発器
35の断熱箱体30の側壁の内板33に接している面
は、蓄冷剤部36との熱交換に利用されていないので、
蓄冷剤部36内の蓄冷剤を凍結させるためには蓄冷時間
が長くかかる問題がある。
【0006】また、蓄冷剤の融解潜熱により収納部31
を冷却する場合に、蓄冷剤部36の収納部31側の片面
のみが庫内空気と接して熱交換に利用されるので、伝熱
面積が小さく収納部31を均一に冷却できない問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の課
題は、蒸発器の両面を利用することにより蓄冷時間の短
縮を図るとともに、冷却部の伝熱面積を大きくすること
により冷却性能を向上することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明は、断熱扉を取り付けた断熱箱体の内壁
に、蒸発器と蓄冷剤とからなる冷却部を配置して、蒸発
器から発する冷熱エネルギーを蓄冷剤に蓄積し、冷凍サ
イクルの停止時上記蓄積された冷熱エネルギーを放出
させて上記断熱箱体内を冷却する低温庫において、扁平
袋状容器に収容した蓄冷剤を板状蒸発器の両面に密接配
置し、これを断面コの字状の蓄冷剤取り付け板内に密接
装入した冷却部を、上記蓄冷剤取り付け板の両面から熱
交換できるように断熱箱体の上部内壁面から間隔をあけ
て取り付けてなる構成を採用したものである。
【0009】また、上記蓄冷剤取り付け板の下端内面に
設けたフックと、扁平袋状容器の下端に設けたフック孔
とにより着脱自在にすることもできる。
【0010】また、上記蓄冷剤取り付け板の外側面上下
方向に多数のフィンを設けることもできる。
【0011】
【0012】
【作用】以上のような低温庫は、電源に接続できる場合
に、冷凍サイクルを稼働させて板状蒸発器の両面に接し
た袋入り蓄冷剤を冷却すると、板状蒸発器の両面を利用
して蓄冷剤を冷却できるので、蓄冷剤を冷凍させるため
の蓄冷時間を短縮できる。
【0013】また、電源に接続できない場合には、凍結
した蓄冷剤により断熱箱体を冷却する。この場合に、蓄
冷剤取り付け板の内面にそれぞれ袋入り蓄冷剤を取り付
けて冷却部と低温庫内の空気の熱交換をさせると、蓄冷
剤取り付け板の両面を利用できるので、熱交換のための
伝熱面積が増大する。これにより、熱交換効率が高まる
ので、冷却性能を向上できる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図1乃至図7
に基づいて説明する。
【0015】低温庫は、図1及び図2に示すように、断
熱箱体1とその前面に取り付けた断熱扉2より成り、こ
の断熱扉2前面には、断熱扉2を開閉する操作部3が設
けられている。
【0016】上記断熱箱体1の側壁の内板6に沿って収
納部4の両側に、複数個の冷却部8が設けられている。
この冷却部8には、図3及び図7に示すように、コの字
状に形成した蓄冷剤取り付け板11の対向した内面の間
扁平な(以下同じ)袋入り蓄冷剤12が取り付けられ
ており、その袋入り蓄冷剤12の対向した面により板状
蒸発器15が挟持されている。
【0017】上記蓄冷剤取り付け板11は、図3及び図
4に示すように、帯状の板を折り曲げてコの字状に形成
されており、その対向した内面間隔Lが2個の袋入り蓄
冷剤12の厚さと板状蒸発器1の厚さを考慮して、そ
れらが相互に密着するように設定されている(図7参
照)。
【0018】上記蓄冷剤取り付け板11の対向した内面
を2枚の板により形成して、それらの板の一端部を接
着、溶着等により結合させることにより、蓄冷剤取り付
け板11をコの字状に成形することができる。この場合
には、袋入り蓄冷剤12の取り付けが容易になる。
【0019】上記袋入り蓄冷剤12には、図5及び図7
に示すように、軟質性シート内にゲル状の蓄冷剤12a
が収納されており、その一端部に孔14が設けられてい
る。この孔14を蓄冷剤取り付け板11の開口縁の内側
面に設けたフック13(図4参照)に係止させる。この
フック13は、図4に示すように先端が開口縁側に突出
したものに限らず、袋入り蓄冷剤12の端部を開口縁で
係止できるものであればよい。
【0020】上記板状蒸発器15には、図6に示すよう
に、2枚の板の間に形成した冷媒通路15cに冷媒入口
15aと冷媒出口15bが接続されている。この板状蒸
発器15と断熱箱体1の外側に設けた圧縮器9及び凝縮
器10(図2参照)により冷凍サイクルが構成されてい
る。
【0021】以上の低温庫において、図7に示すよう
に、板状蒸発器15を蓄冷剤取り付け板11の袋入り蓄
冷剤12の間に挟み込むことにより、断熱箱体1の側壁
の内板6に沿って冷却部8を構成する。
【0022】電源に接続できる場合には、上記の冷凍サ
イクルを稼動させて断熱箱体1内を冷却すると、図7に
示すように、袋入り蓄冷剤12が板状蒸発器15の
に接触しているので、板状蒸発器15の両面を有効に利
用して蓄冷剤12aを冷却できる。
【0023】低温庫を運搬等するため、電源に接続でき
ない場合には、凍結した蓄冷剤12aの融解潜熱を利用
して断熱箱体1内を冷却する。この場合に、蓄冷剤取り
付け板11の内面にそれぞれ袋入り蓄冷剤12を取り付
けて冷却部8と低温庫内4の空気の熱交換させると、蓄
冷剤取り付け板11の両面を利用できるので、熱交換の
ための伝熱面積を増大できる。
【0024】次に、この発明の第2実施例を図8に示
す。この実施例では、前述した第1実施例の冷却部8の
蓄冷剤取り付け板11の外側面に多数のフィン20が取
り付けられている。
【0025】以上の低温庫において、電源に接続できな
い場合に蓄冷剤12aにより断熱箱体1内を冷却する
と、多数のフィン20により熱交換のための伝熱面積を
さらに増大できる。
【0026】また、この発明の第3実施例を図9に示
す。この実施例では、前述した第1実施例の冷却部8の
蓄冷剤取り付け板11の対向した内面間隔が袋入り蓄冷
剤12にと接する周辺部から中央部にわたり漸次狭くな
るように形成されており、その内面に袋入り蓄冷剤12
が密着されている。この場合に、図9に示すように縦断
面が波形状に形成されているものに限らず、少なくとも
袋入り蓄冷剤12に接する中央部が内側に凹状に形成さ
れていればよい。
【0027】以上の低温庫において、図9に示すよう
に、蓄冷剤取り付け板21に袋入り蓄冷剤12を取り付
けると、袋入り蓄冷剤12の中央部が薄く周辺部が厚く
なるように蓄冷剤12aを分散することができる。これ
により、低温庫内4の空気に接しているため融解が早い
周辺部の蓄冷剤12aと融解が遅い中央部の蓄冷剤12
aの融解を平均化できるので、蓄冷剤12a全体が融解
されるまで低温庫内4の空気温度をより均一に保つこと
ができる。
【0028】
【効果】以上のように、この発明によれば、板状蒸発器
の両面を利用して蓄冷剤を冷却できるので、蓄冷時間を
短縮することができる。
【0029】また、電源に接続できない場合に、蓄冷剤
により低温庫内を冷却するとき、蓄冷剤取り付け板の両
面を利用できるので、熱交換のための伝熱面積が増大す
る。また蓄冷剤取り付け板の外側面に多数のフィンを設
けたので、さらに伝熱面積が増大する。これにより、熱
交換効率が高まるので、低温庫の冷却性能を向上するこ
とができる。
【0030】さらに、蓄冷剤取り付け板に取り付けた袋
入り蓄冷剤の間に板状蒸発器を差し込んで冷却部を形成
したので、冷却部の組立ての手間を省くことができ、ま
た蓄冷剤等の交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図
【図2】同上の縦断面図
【図3】同上の冷却部の一部を示す斜視図
【図4】同上の縦断面図
【図5】同上の蓄冷剤を示す斜視図
【図6】同上の蒸発器を示す斜視図
【図7】同上の冷却部を示す一部切欠斜視図
【図8】第2実施例の冷却部の一部を示す斜視図
【図9】第3実施例の冷却部の一部を示す斜視図
【図10】従来の低温庫の一例を示す縦断面図
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 断熱扉 3 操作部 4 収納部 5 断熱材 6 内板 7 外板 8 冷却部 9 圧縮機 10 凝縮器 11 蓄冷剤取り付け板 12 袋入り蓄冷剤 12a 蓄冷剤 13 フック 14 孔 15 板状蒸発器 15a 冷媒入口 15b 冷媒出口 15c 冷媒通路 20 フィン 21 蓄冷剤取り付け板 30 断熱箱体 31 収納部 32 断熱材 33 内板 34 外板 35 パイプ蒸発器 36 蓄冷剤部 37 圧縮機 38 凝縮器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱扉を取り付けた断熱箱体の内壁に、
    蒸発器と蓄冷剤とからなる冷却部を配置して、蒸発器か
    ら発する冷熱エネルギーを蓄冷剤に蓄積し、冷凍サイク
    ルの停止時上記蓄積された冷熱エネルギーを放出させ
    上記断熱箱体内を冷却する低温庫において、扁平袋状
    容器に収容した蓄冷剤を板状蒸発器の両面に密接配置
    し、これを断面コの字状の蓄冷剤取り付け板内に密接装
    入した冷却部を、上記蓄冷剤取り付け板の両面から熱交
    換できるように断熱箱体の上部内壁面から間隔をあけて
    取り付けてなることを特徴とする低温庫。
  2. 【請求項2】 上記蓄冷剤取り付け板の下端内面に設け
    たフックと、扁平袋状容器の下端に設けたフック孔とに
    より着脱自在にしてなる請求項1に記載の低温庫。
  3. 【請求項3】 上記蓄冷剤取り付け板の外側面上下方向
    に多数のフィンを設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の低温庫。
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