JPS606133B2 - プツシユプル増幅回路 - Google Patents

プツシユプル増幅回路

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Publication number
JPS606133B2
JPS606133B2 JP10754177A JP10754177A JPS606133B2 JP S606133 B2 JPS606133 B2 JP S606133B2 JP 10754177 A JP10754177 A JP 10754177A JP 10754177 A JP10754177 A JP 10754177A JP S606133 B2 JPS606133 B2 JP S606133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
output
base
current
amplifier circuit
Prior art date
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Application number
JP10754177A
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English (en)
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JPS5441055A (en
Inventor
昭夫 小沢
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプッシュプル増幅回路に関し特にコンブリメン
タリプッシュプル増幅回路に関する。
オーディオ機器における出力増幅回路であるパワーアン
プは各種のタイプのものが用いられているが、その基本
となるものはA級及びB級のプッシュプル増幅回路であ
り、特にプッシュプルの出力毅トランジスタとして一対
のNPN型及びPNP型トランジスタを用いたいわゆる
コンブリメンタリプツシュプル増幅回路が多用されてい
る。A級のコンブリメンタリプツシュブル増幅回路では
、一対の出力トランジスタは常に能動領域にて動作し遮
断領域へ移行することがないので、後述するB級増幅回
路にみられるようなスイッチング歪が発生しない利点が
あるが、他方バイアス電流を多く流す必要があり、熱損
失が大きくなる欠点がある。一方、B級のコンブリメン
タリプツシュプル増幅回路では、上記A級増幅回路に比
してバイアス電流は少なく、よって熱損失は小となる利
点はあるが、一対の出力トランジスタを交互に能動及び
遮断状態に切換えて動作させるために、スイッチング歪
が発生する欠点がある。
本発明の目的は、A級及びB級プッシュプル増幅回路に
おける上記欠点を共に除いたプッシュプル増幅回路を提
供することであり、従って熱損失が少なくスイッチング
歪のないプッシュプル増幅回路を提供することである。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。第1図は
本発明の一実施例を示す回路図であり図において、コン
ブリメンタリ出力トランジスタであるNPNトランジス
タQ,及びPNPトランジスタQ2の両ェミッ外まそれ
ぞれェミツタ抵抗R,及びR2を介して出力点0‘こて
共通接続される。この両トランジスタQ,及びQ2の両
ベース間には両トランジスタにベースバイアスを与える
ためのバイアス回路が接続されており、このバイアス回
路は、基準電圧源Eとバイアス用抵抗R3の直列接続構
成であり〜 このバイアス回路には定電流側1,により
バイアス電流が供給されている。そして入力トランジス
タQ9のベースに増幅されるべき入力信号が印加される
ことによりプッシュプル増幅されて、出力点と接地間に
接続された負荷RLを駆動するものである。上述の回路
構成は従来の周知のコンブリメンタリプッシュプル増幅
回路であるが、本発明においては、更に以下の回路構成
が追加される。
すなわち回路出力点0とNPNトランジスタQ,のェミ
ツタとの間の電圧V8,を所定電圧と比較する比較回路
があり、当該比較回路は、ェミッタが共通に接続された
一対のトランジスタQ,Q4と電流源12とを含む差動
回路であり、トランジスタQ4のベースはトランジスタ
Q.のェミツタに接続され、他方のトランジスタQ3の
ベースは一端が出力点川こ接続された抵抗R4の他端に
接続されている。そしてこの抵抗K4に定電流源13及
び15により定電流を供給することによりトランジスタ
Qのベースに供給する一定電圧VR,(出力点0に対し
て)を発生せしめている。同様に、回路出力点0とPN
PトランジスタQ2のェミッタとの間の電圧V82を所
定電圧と比較する別の比較回路が設けられ、この比較回
路は先の比較回路と同様に一対のトランジスタQ,Q6
と電流源Lとを含む差鰯回路であり、トランジスタQの
ベースはトランジスタQ2のェミッタに接続され、他方
のトランジスタQ5のベースは一端が出力点0に接続さ
れた抵抗戊5の池端に接続されている。
そしてこの抵抗R5に定電流源ら及び15により定電流
を供給することによりトランジスタQのベースに供給す
る一定電圧VR2(出力点川こ対して)を発生せしめて
いる。更にこれら比較回路の出力にそれぞれ応答して一
対のトランジスタQ,及びQ2の各ベース電流を制御す
るためのベース制御回路が設けられてい・る。
トランジスタQ,のベース電流制御回路は、トランジス
タQのコレクタとその非線形負荷であるダイオードD,
との共通接続点にベースが接続された制御用トランジス
タQ7より成っている。トランジスタQ7のコレクタは
トランジスタQ,のベースに接続される。従つ、差動回
路のトランジスタQ3のコレクタ出力電流に応じてトラ
ンジスタQ7の導適状態が制御され、それに応じてトラ
ンジスタQ7のコレク夕電流が変化し、よってトランジ
スタQ,のベース駆動電流も変化することになる。他方
、トランジスタQ2のベース電流制御回路はトランジス
タQ5のコレクタとその非線形負荷であるダイオード0
2との共通接続点にベースが接続された制御用トランジ
スタQ8より成っている。
トランジスタQ8のコレクタはトランジスタQ2のベー
スに接続される。従って、差動回路のトランジスタQの
コレクタ出力電流に応じてトランジスタQ8の導適状態
が制御され、それに応じてトランジスタQのコレクタ電
流が変化し、よってトランジスタQ2のベース駆動電流
も変化することになる。第2図及び第3図を参考にして
第1図の動作を説明する。第2図は差動回路の入力差電
圧△V対出力電流の関係を示す図であり、無入力信号時
においては差動回路のトランジスタQ4およびQ6は共
に導適状態勢こあり「同図のA点にその動作点がある如
く設定し、トランジスタQ及びQ5は共に非導適状態に
あり、同図のB点にその動作点があるよう設定する。従
ってこの状態ではトランジスタQ7及びQ8は非導通で
あり従来のB級プッシュプル増幅回路と同様な状態とな
っている。次に入力信号条件により出力点Qが正側に遷
移した時出力回路のトランジスタQ,のェミツタと出力
点間の電圧VE,は増加するが「第2図からも明らかな
如くトランジスタQ4のコレクタ電流は飽和状態にあり
変化せず、他方のトランジスタQも遮断状態のま)であ
り、よってトランジスタQ7も非導通を維持することに
なる。
一方V82は減少するからトランジスタQの電流は減少
し、トランジスタQ5の電流が増加することになる。従
ってトランジスタQは導適状態となり、トランジスタQ
に電流が流れる。この電流はトランジスタQ2のベース
電流となり、この電流により先のVE2の減少が補正さ
れるためにトランジスタQ2の遮断遷移が阻止される。
一方、入力条件により出力点0が負側に遷移した時には
差動回路のトランジスタQ5,Q6の状態は変化しない
ため、トランジスタQも遮断状態のま)である。
しかしV6,は減少するから、トランジスタQ4が非導
通、トランジスタQが導通となり、従ってトランジスタ
Q7に電流が流れることになる。この電流により先のV
E,の減少が補正されるためにトランジスタQ,の遮断
遷移が阻止されることになる。従って第3図に示す如く
NPNトランジスタQ,の電流1及びPNPトランジス
タQ2の電流2は零になることはなく常に能動領域にて
動作させることが可能でかつ、無信号時には、A級増幅
回路のアイドル電流に比して十分小さなバイアス電流を
流すことが可能である。
尚、図中点線は従来のB級プッシュプル増幅回路の電流
波形であり、3,3′は無信号時のアイドル電流波形で
ある。以上詳述した如く、本発明によれば熱損失の少な
い、かつスイッチング歪のない良好なコンブリメンタリ
プツシュプル増幅回路が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は差動
回路の動作特性図、第3図は出力トランジスタの電流波
形図である。 主要部分の符号の説明、Q,,Q2…・・・出力コンブ
リメンタリトランジスタ、Q3,Q,Q,Q6・”・・
・差敷回路を構成するトランジスタ、Q7,Q8・・・
…ベース電流制御トランジスタ、R,,R2・・・・・
・ェミツタ抵抗「R4,R5・・・・・・基準電圧発生
用抵抗。 第2図繁ぅ図 繁/図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エミツタがそれぞれ抵抗を介して出力点にて共通接
    続された第1及び第2の出力トランジスタと、前記第1
    及び第2の出力トランジスタのベース間に接続されたベ
    ースバイアス手段とを含むプツシユプル増幅回路であっ
    て、前記第1及び第2の出力トランジスタのエミツタと
    前記出力点間の電圧をそれぞれ所定電圧と比較する第1
    及び第2の比較手段と、前記第1及び第2の比較手段の
    出力にそれぞれ応答して前記第1及び第2の出力トラン
    ジスタのベースバイアス電流を制御する第1及び第2の
    ベース電流制御手段とを含むことを特徴とするプツシユ
    プル増幅回路。 2 前記第1の比較手段は前記第1の出力トランジスタ
    のエミツタにベースが接続されたトランジスタと前記出
    力点に対して一定電圧を発生する手段にベースが接続さ
    れたトランジスタとを有する差動回路よりなり、前記第
    2の比較手段は前記第2の出力トランジスタのエミツタ
    にベースが接続されたトランジスタと前記出力点に対し
    て一定電圧を発生する手段にベースが接続されたトラン
    ジスタとを有する差動回路よりなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のプツシユプル増幅回路。 3 前記第1のベース電流制御手段は前記第1の差動回
    路の出力によりその導通状態が制御されそのコレクタ電
    流が前記第1の出力トランジスタのベース制御電流とな
    るトランジスタより成り、前記第2のベース電流制御手
    段は前記第2の差動回路の出力によりその導通状態が制
    御され、そのコレクタ電流が前記第2の出力トランジス
    タのベース制御電流となるトランジスタより成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載のプツシユプル増
    幅回路。
JP10754177A 1977-09-07 1977-09-07 プツシユプル増幅回路 Expired JPS606133B2 (ja)

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JPS5441055A JPS5441055A (en) 1979-03-31
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JP10754177A Expired JPS606133B2 (ja) 1977-09-07 1977-09-07 プツシユプル増幅回路

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JPS5624812A (en) * 1979-08-07 1981-03-10 Sony Corp Output amplifying circuit
JPS5624811A (en) * 1979-08-07 1981-03-10 Sony Corp Output amplifying circuit

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