JPS606097Y2 - テラス屋根の雨仕舞装置 - Google Patents
テラス屋根の雨仕舞装置Info
- Publication number
- JPS606097Y2 JPS606097Y2 JP18783280U JP18783280U JPS606097Y2 JP S606097 Y2 JPS606097 Y2 JP S606097Y2 JP 18783280 U JP18783280 U JP 18783280U JP 18783280 U JP18783280 U JP 18783280U JP S606097 Y2 JPS606097 Y2 JP S606097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rain gutter
- wall
- connecting member
- roof
- terrace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は雨樋を備えた粱を複数個連結しているテラス
屋根の雨仕舞装置に関するものである。
屋根の雨仕舞装置に関するものである。
この種の従来のテラス屋根においては、梁の連結部に継
ぎ目が生じるため、雨樋を流れる雨水が連結部から滴下
し、泥水の跳ね返りでテラスが汚れることが多かった。
ぎ目が生じるため、雨樋を流れる雨水が連結部から滴下
し、泥水の跳ね返りでテラスが汚れることが多かった。
また、連結部の連結強度が弱いため、連結部の垂れ下り
によりテラスの外観が不体栽になったり、さらに悪くは
粱が脱落する危険があった。
によりテラスの外観が不体栽になったり、さらに悪くは
粱が脱落する危険があった。
この考案は、上記のすべての欠点を排除しうるテラスの
雨仕舞装置を提供することを目的とする。
雨仕舞装置を提供することを目的とする。
次に、図面に基いてこの考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案に係るテラス屋根の斜視図であり、地
面に立設された複数本の支柱1a〜1cの上端に、複数
個の粱2a〜2cが連結された状態で支持されている。
面に立設された複数本の支柱1a〜1cの上端に、複数
個の粱2a〜2cが連結された状態で支持されている。
前記粱2a〜2cはいずれも同一の構成である。
第3図に粱2aについて説明する。粱2aはテラス屋根
前端の化粧を兼ねる前壁3と、底壁4と、後壁5と、及
び中壁6とを一体に有して、中壁6及び前・後壁3,5
の中壁6よりも上側の部分によって、上方に開口する上
部雨樋7aが形成されている。
前端の化粧を兼ねる前壁3と、底壁4と、後壁5と、及
び中壁6とを一体に有して、中壁6及び前・後壁3,5
の中壁6よりも上側の部分によって、上方に開口する上
部雨樋7aが形成されている。
また、中壁6と、底壁4と、前・後壁3,5の中壁6よ
りも下側の部分とによって、断面はぼ口字状に完結され
た下部雨樋7bが形成されている。
りも下側の部分とによって、断面はぼ口字状に完結され
た下部雨樋7bが形成されている。
中壁6に長手方向に沿って1個以上の水抜き8を設けて
、上部雨樋7aに入った雨水が下部雨樋7bに流下する
ようにしである。
、上部雨樋7aに入った雨水が下部雨樋7bに流下する
ようにしである。
前記中壁6が前壁3から後壁5まで連続して、下部雨樋
を口字形又は0字形に完結している場合は梁の強度が最
も増大されるので好ましいが、この考案の目的を遠戚す
るためには、水抜き8が粱2aの全長にわたって延長し
て、中壁6が前壁側と後壁側に分離された構造のもので
もよい。
を口字形又は0字形に完結している場合は梁の強度が最
も増大されるので好ましいが、この考案の目的を遠戚す
るためには、水抜き8が粱2aの全長にわたって延長し
て、中壁6が前壁側と後壁側に分離された構造のもので
もよい。
要するに、底壁4とこれから立上る前後壁3,5と、一
体又は分離された中壁6によってその内側に後述される
連結材20が押入嵌着されうる嵌合部が形成されればよ
い。
体又は分離された中壁6によってその内側に後述される
連結材20が押入嵌着されうる嵌合部が形成されればよ
い。
前記後壁5の上端部は前壁3の上端部よりも低くされて
おり、その後壁の上端部に屋根板9を下端部近傍におい
て載置させて、屋根板の下端部を上部雨樋7a内に臨ま
せである。
おり、その後壁の上端部に屋根板9を下端部近傍におい
て載置させて、屋根板の下端部を上部雨樋7a内に臨ま
せである。
10は前壁3の上端部から後壁5方向に延出させた押え
片であり、前記屋根板9の下端部上面を押えて、屋根板
下端部の風によるバタつきを防止している。
片であり、前記屋根板9の下端部上面を押えて、屋根板
下端部の風によるバタつきを防止している。
また、11.12は後壁5の上下において突設された連
結片であり、これら連結片の間に垂木13の一端を差し
込んで、下部連結片12から垂木13及び上部連結片1
1の上方に突出するまでボルト14を貫通し、そのボル
トにナツト15を締めて、粱2aと垂木13を連結して
いる。
結片であり、これら連結片の間に垂木13の一端を差し
込んで、下部連結片12から垂木13及び上部連結片1
1の上方に突出するまでボルト14を貫通し、そのボル
トにナツト15を締めて、粱2aと垂木13を連結して
いる。
垂木13の他端は、図示を省略した建物躯体に固定され
る。
る。
22aは例えば中壁6及び後壁5に粱の全長にわたって
延長するねじ受は孔16,17を有している。
延長するねじ受は孔16,17を有している。
このねじ受は孔16,17は両側端に位置された粱2a
、2cの自由端に、側板18を固着するためのねじ19
をねじ込むためのものである。
、2cの自由端に、側板18を固着するためのねじ19
をねじ込むためのものである。
この考案においては、梁の連結部において屋根板9の下
端から流入した雨が最も嵩高となる雨樋部分、すなわち
、図示の例では下部雨樋7bに連結材20が嵌合される
。
端から流入した雨が最も嵩高となる雨樋部分、すなわち
、図示の例では下部雨樋7bに連結材20が嵌合される
。
連結材20は機械的強度を有する硬質材料例えば金属又
は硬質合成樹脂製の棒材て作られていて、前記下部雨樋
7bの断面形状とほぼ相似形の断面形状をなし、適当な
長さを有している。
は硬質合成樹脂製の棒材て作られていて、前記下部雨樋
7bの断面形状とほぼ相似形の断面形状をなし、適当な
長さを有している。
また、長手方向に間隔をもって、外周に沿って凹んだ溝
21を少なくとも1条有している。
21を少なくとも1条有している。
そして、その溝に、弾性を有するゴム又はプラスチック
材料などで作られたシール材22が嵌着されている。
材料などで作られたシール材22が嵌着されている。
そのシール材は連結材20の外周よりわずかに外側に突
出している。
出している。
粱の連結部において、前記連結材20はその長手方向の
一部を、一つの粱2aの下部雨樋7bに押込み嵌合し、
次いで、前記連結材20の残部を他の粱2bの下部雨樋
に同様に押込み嵌合して、両粱2a、2bの端面同志を
当接させる。
一部を、一つの粱2aの下部雨樋7bに押込み嵌合し、
次いで、前記連結材20の残部を他の粱2bの下部雨樋
に同様に押込み嵌合して、両粱2a、2bの端面同志を
当接させる。
そL7て、図示の例では連結材20には3個のシール材
22が装着しであるので、一端のシール材は前記一つの
ff12aの下部雨樋を構成する底壁4及び前・後壁3
,5の内側面に密着させ、他端のシール材は同様に他の
粱2bの下部雨樋の内壁面に密着させ、かつ、中央のシ
ール材は両粱の下部雨樋の内壁面にまたがって密着させ
である。
22が装着しであるので、一端のシール材は前記一つの
ff12aの下部雨樋を構成する底壁4及び前・後壁3
,5の内側面に密着させ、他端のシール材は同様に他の
粱2bの下部雨樋の内壁面に密着させ、かつ、中央のシ
ール材は両粱の下部雨樋の内壁面にまたがって密着させ
である。
これにより、両粱2a、2bの連結部に生じる継ぎ目は
中央のシール材により密閉されるため、下部雨樋に流入
した雨水がその継ぎ目から漏出滴下することが防止され
る。
中央のシール材により密閉されるため、下部雨樋に流入
した雨水がその継ぎ目から漏出滴下することが防止され
る。
さらに両外側にシール材があるから、滴下防止効果はよ
り確実である。
り確実である。
しかし、シール材22は両側の二つのみでも、あるいは
中央のシール材の幅を図示のものよりも大きくして、中
央のものだけにしてもよい。
中央のシール材の幅を図示のものよりも大きくして、中
央のものだけにしてもよい。
また、連結材20は硬質で強度を有するので、これを嵌
合された二つの粱2a、2bは強固に連結されるため、
連結部の垂れ下りが生じないし、粱2a、2bが分離脱
落することも防止される。
合された二つの粱2a、2bは強固に連結されるため、
連結部の垂れ下りが生じないし、粱2a、2bが分離脱
落することも防止される。
前述のように、中壁6が前・後壁3,5を一体に連結し
ている場合は、前記連結材20による両粱2a、2bの
連結強度は最も大きいが、中壁が分離されている場合も
、連結材による連結強度は従来に比し、格段に大きい。
ている場合は、前記連結材20による両粱2a、2bの
連結強度は最も大きいが、中壁が分離されている場合も
、連結材による連結強度は従来に比し、格段に大きい。
従来は、ねじ受は溝16.17に細い鉄棒の半分ずつを
押入して両粱を連結していたのであるからその差は大き
い。
押入して両粱を連結していたのであるからその差は大き
い。
隣接する他の粱2b、2cの連結部も前述と同様の連結
材により同様にして連結されている。
材により同様にして連結されている。
両側端の粱2a、2cの先端部においては、前記連結材
20に棒材を用い、その半分の長さのものを嵌合すれば
同様にして、先端部における漏水を防止できる。
20に棒材を用い、その半分の長さのものを嵌合すれば
同様にして、先端部における漏水を防止できる。
あるいは第5図及び第6図に示すように、側端用の連結
材20Aにねじ孔23,24を設けておき、その連結材
を粱の端部における雨樋に嵌合して、シール材22でシ
ールするとともに、粱2cの前壁3からねじ25を前記
ねじ孔23にねじ込んで連結材を粱2cに固定し、かつ
、側板18からねじ19を前記ねじ孔24にねじ込んで
側板を固定するようにしてもよい。
材20Aにねじ孔23,24を設けておき、その連結材
を粱の端部における雨樋に嵌合して、シール材22でシ
ールするとともに、粱2cの前壁3からねじ25を前記
ねじ孔23にねじ込んで連結材を粱2cに固定し、かつ
、側板18からねじ19を前記ねじ孔24にねじ込んで
側板を固定するようにしてもよい。
このようにねじ孔24を設けた場合は、粱の前記ねじ受
は溝16,17を不要にすることができる。
は溝16,17を不要にすることができる。
前述のようにして、各粱の雨樋はその長手方向両端にお
いて連結材20又は20Aにより閉塞されるので、連結
材嵌合部の近傍において前記底壁4に排水口26を開設
することにより、その排水口26から導水チェーン27
等を介して地上に排水することができる。
いて連結材20又は20Aにより閉塞されるので、連結
材嵌合部の近傍において前記底壁4に排水口26を開設
することにより、その排水口26から導水チェーン27
等を介して地上に排水することができる。
なお、シール材22は連結材の全周にわたって延長する
必要はなく、少なくとも底壁4、前・後壁3,5によっ
て形成される継ぎ目を密閉し、又はこれらの壁の内側面
に密着しうるものであればよい。
必要はなく、少なくとも底壁4、前・後壁3,5によっ
て形成される継ぎ目を密閉し、又はこれらの壁の内側面
に密着しうるものであればよい。
上述のように、この考案によれば、粱の連結部に生じる
継ぎ目から雨水が滴下することを防止できるとともに、
粱の連結強度が格段に増大され、連結部の垂れ下りや粱
の分離脱落などの不体裁を生じることがない。
継ぎ目から雨水が滴下することを防止できるとともに、
粱の連結強度が格段に増大され、連結部の垂れ下りや粱
の分離脱落などの不体裁を生じることがない。
第1図はこの考案に係るテラス屋根の斜視図、第2図は
第1図の円■部の正面図、第3図は第2図の■−■線断
面図、第4図は連結材の一部破断斜視図、第5図及び第
6図は他の実施例を示すもので、第5図は第1図の円■
に対応する部分の正面図、第6図は連結材の他の例の斜
視図である。 2a〜2c・・・・・・梁、7a、7b・・・・・・雨
樋、9・・・・・・屋根板、20・・・・・・連結材、
22・・・・・・シール材、26・・・・・・排水口。
第1図の円■部の正面図、第3図は第2図の■−■線断
面図、第4図は連結材の一部破断斜視図、第5図及び第
6図は他の実施例を示すもので、第5図は第1図の円■
に対応する部分の正面図、第6図は連結材の他の例の斜
視図である。 2a〜2c・・・・・・梁、7a、7b・・・・・・雨
樋、9・・・・・・屋根板、20・・・・・・連結材、
22・・・・・・シール材、26・・・・・・排水口。
Claims (1)
- 屋根板の下端部を差込んだ雨樋を備えた梁を複数個連結
しているテラス屋根において、前記粱の連結部の雨樋内
に、連結材を嵌合してその連結材に装着したシール材を
前記連結部の継ぎ目に沿って密着させるとともに、前記
連結材を嵌合した近傍において前記雨樋の排水口と開設
してなるテラス屋根の雨仕舞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18783280U JPS606097Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | テラス屋根の雨仕舞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18783280U JPS606097Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | テラス屋根の雨仕舞装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57111923U JPS57111923U (ja) | 1982-07-10 |
JPS606097Y2 true JPS606097Y2 (ja) | 1985-02-26 |
Family
ID=29990968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18783280U Expired JPS606097Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | テラス屋根の雨仕舞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606097Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-29 JP JP18783280U patent/JPS606097Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57111923U (ja) | 1982-07-10 |
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