JPS6060468A - 吸収式冷温媒体取得機の熱回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、多重効用の吸収冷凍機、吸収ヒートポンプ、
吸収冷温水機なと多重効用の吸収式冷温媒体取得機（以
下、この種の機械という）の熱回収装置に関する。

（ロ）従来技術 従来、この種の機械の熱回収装置にお〜・ては、例えば
特公昭５７−１８１０１号公報に説明されているように
、高温側の発生器から排出された熱源流体で吸収液を予
熱する構成のものが知られている。

しかし、このような従来の熱回収装置は吸収液が沸騰し
ない程度に吸収液を昇温するためのものであるので、こ
の熱回収装置の熱貫流率は１０００ｋＡ　／　ｂｒ−ｍ
”・℃程度と低い。それ故、熱源流体の排熱を十分に回
収するには、熱回収装置の伝熱面積を大きくする必要が
あり、熱回収装置の大型化を避は得ない欠点があった。

（ハ）発明の目的 本発明は、小型の熱回収装置で熱源流体の排熱を回収し
、この種の機械の熱効率を向上させることを目的とした
ものである。

に）発明の構成 本発明は、この種の機械において、低温側の発生器を加
熱した後の冷媒のドレンを熱源流体の排熱で沸騰蒸発さ
せる熱回収装置を冷媒の流路に備え、かつ、沸騰蒸発し
た冷媒を再び低温側の発生器の加熱に用いるよう構成し
たものである。

本発明によれば、熱源流体の排熱を回収する冷媒が熱回
収装置内で沸騰蒸発して相変化するので。

熱回収装置の熱貫流率は従来の熱回収装置の熱貫流率の
およそ２倍の２０００騙／ｈｒ−ＴｒＬ２・℃と犬き、
く、小型の熱回収装置で排熱を回収してこの種の機械の
熱効率を向上させることができる。

（ホ）実施例 図面は本発明装置の一実施例を示した概略構成説明図で
、（１）は高温発生器、（２）は低温発生器、（３）は
凝縮器、（４）は蒸発器、（５）は吸収器、（０）は低
温溶液熱交換器、（７）は高温溶液熱交換器、（８）は
冷媒ポンプ、（９）は溶液ポンプで、これら機器は冷媒
の流れる管αす、←１、ａｏ、００、冷媒液の流下する
管α→、冷媒液の還流する管（イ）、（６）、稀液の流
れる管αしく１東、中間液の流れる管α→、α転濃液の
流れる管（ＬＬＣＩ句で接続されて冷媒と吸収液の循環
路を構成している。なお、稀液とは吸収剤濃度の低い吸
収液、濃液とは吸収剤濃度の高い吸収液、中間液とは吸
収剤濃度が稀液と濃液の間にある吸収液をいう。

α６は蒸発器の冷水器、αη、（ト）はそれぞれ吸収器
（５）、凝縮器（３）の冷却器、α値マ高温発生器（１
）の燃焼室、翰は燃焼排ガスの煙道、ＱＢ、（イ）はそ
れぞれ低温発生器（２）の第１、第２加熱器である。そ
して、翰は燃焼排ガスの熱回収装置である。また、（ハ
）、（財）は冷水の流れる管、帆必、６は冷却水の流れ
ろ管である。ψ魯はバーナーである。

次に、このように構成された二重効用の吸収冷凍機の運
転動作例を簡単に説明する。高温発生器（１）において
燃焼ガスにより吸収液から加熱分離された冷媒蒸気が、
管０Ｑ経由で第１加熱器シ】）へ流入し、低温発生器（
２）内の吸収液〔中間液〕を加熱して濃縮しつつ自身は
凝縮してドレンとなる。第１加熱器Ｑ１）においてドレ
ンとなった冷媒は、管０＆経由で熱回収装置（ハ）−＼
至り、この熱回収装置内に貯溜される。そして、熱回収
装置＠内の冷媒のドレンは煙道（ホ）を流れる燃焼排ガ
スで加熱されて沸騰し、再び冷媒蒸気となる。熱回収装
置＠において蒸気となった冷媒は、管０１経由で第２加
熱器（イ）へ流入し、低温発生器（２）内の吸収液〔中
間液〕を再び加熱して濃縮しつつ自身は凝縮しながら管
０５経由で凝縮器（３）へ至る。そして、凝縮器（３）
には管（Ｈ５からの冷媒と第１加熱器Ｑ■および第２加
熱器（イ）によって低温発生器（２）内の吸収液から分
離された冷媒とが流入し、これら冷媒は、凝縮器（３）
で凝縮かつ冷却された後、管αＤを経て蒸発器（４）へ
至る。蒸発器（４）へ流入した冷媒は管（イ）、冷媒ポ
ンプ（８）、管（６）経由で冷水器αＱに散布されて気
化し、気化した冷媒は吸収器（５）の冷却器いに散布さ
れる濃液に吸収される。冷媒を吸収した濃液は稀液とな
り、稀液は、管α騰、溶液ポンプ（９）、管（至）経由
で高温発生器（１）へ至り、この発生器で濃縮されて中
間液となる。中間液は、管０４）、高温溶液熱交換器（
７）、管αネ経由で低温発生器（２）に至り、この発生
器で濃縮されて濃液となる。そして、濃液は管（ＩＬ低
温溶液熱交換器（６）、管ａ→経由で吸収器（５）の冷
却器（Ｉηに散布される。このようにして、冷媒と吸収
液の循環による吸収冷凍サイクルが形成され、管ｉから
冷水を取得するのである。なお、冷水の代りに冷風その
他の冷媒体を管（ハ）、ｉに流しても良い。また、管（
ハ）、（ハ）に低温の熱源流体を流してヒートポンプと
して運転した場合にも、同様の冷媒と吸収液の循環によ
る吸収ヒートポンプサイクルが形成され、管（ハ）から
温水や温風などの温媒体を取得できる。

本発明の熱回収装置（ハ）においては、燃焼排ガスの熱
を回収する冷媒が沸騰して液から蒸気へ相変化するので
、冷媒側の熱貫流率はおよそ２０００う／ｈｒ−ｒＩＬ
２・℃である。それ故、本発明の熱回収装置は、吸収液
を昇温するだけの熱回収装置〔この装置の吸収液側の熱
貫流率はおよそ１０００Ｗ／　ｈｒ−＠２・℃である。

〕にくらべ、高い効率で熱回収できる。また、この熱回
収装置＠を備えた吸収式冷温媒体取得機（以下、本機と
いう）は、燃焼排ガスの熱を高い効率で回収した冷媒が
第２加熱器（イ）において蒸気から液へ相変化しつつ低
温発生器（２）内の吸収液〔中間液〕の濃縮言い代えれ
ば冷媒の分離を行なうので、第２加熱器＠ｆおける冷媒
側の熱貫流率はおよそ４０００　’ｆｄ／　ｈ＋”ｍ２
・°Ｃである。それ故、本機は、低温発生器（２）へ導
入する中間液を燃焼排ガスで昇温するだけのこの種の機
械にくらべ、高い効率で吸収液の濃縮〔冷媒の分離〕を
行なうことができる。

すなわち、本機は従来のこの種の機械よりも熱効率が向
上する。

なお、図示していないが、蒸発器（４）側の冷媒液を、
ポンプとオリフィス付きの管を介して、熱回収装置内へ
導き、この冷媒液を沸騰させて第２加熱器（イ）へ導く
ようにしても良い。

また、図においては本発明を二重効用の機械に適用して
説明したが、三重効用以上の多重効用の機械にも適用で
きることは勿論である。例えば、三重効用の機械の場合
には、第２の低温発生器にも第１加熱器と第２加熱器を
備えると共にこれら加熱器の間にも熱回収装置を備える
ようにすれば良い。このように各低温発生器毎に熱回収
装置を備えることによって、燃焼排ガスの熱をより一層
有効に活用することができる。

なおまた、図においては本発明を直焚の機械に適用して
説明したが、高温の熱源蒸気で高温発生器を加熱する機
械に適用することも可能である。

すなわち、高温発生器を加熱した後の熱源流体のば、熱
源流体の種類はどのようなものでも良い。

（へ）発明の効果 以上のように、本発明は、この種の機械において、低温
側の発生器を加熱した後の冷媒のドレンを熱回収装置内
で熱源流体の排熱により沸騰させ、蒸気に相変化した冷
媒を再び低温側の発生器の加熱源に用いるようにしたも
のであるから、吸収液を熱源流体の排熱により昇温する
熱回収装置が備えられている従来のこの種の機械にくら
べ、高い効率で排熱を回収１−ることかでき、かつ、こ
の種の機械の熱効率をより一層向上させることができる
。言い代えれば、本発明の熱回収装置は、液を相変化さ
せずに昇温するだけの従来の熱回収装置よりも小型化で
き、しかも、この種の機械〔多重効用吸収式冷温媒体取
得機〕の熱効率を向上させることができるという実用的
価値を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の一実施例を示す概略構成説明図であ
る。 （１）・・・高温発生器、　（２）・・・低温発生器、
　（３）・・・凝縮器、　（４）・・・蒸発器、　（５
）・・・吸収器、　００、（１４、（ト）、（ト）・・
・管、　（イ）・・・煙道、　ａ・・・第１加熱器、　
（イ）・・・第２加熱器、　（ハ）・・・熱回収装置。 出願人　三洋電機株式会社　外Ｊ名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高温側の発生器からの冷媒蒸気を低温側Ｃ発生器
   の加熱源に用いる多重効用の吸収式冷温媒体取得機にお
   いて、低温側の発生器の加熱源に用いた後の冷媒を高温
   側の発生器から排出された熱源流体で沸騰蒸発させて再
   び低温側の発生器の加熱源として用〜・るようにしたこ
   とを特徴とする吸収式冷温媒体取得機の熱回収装置。