JPS6059869A - ２値化回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、画像を走査して得られるアナログ信νｔを２
伯化する回路に°関するものである。

〔従来技術〕

マイクロフィルムを光源からの光にて照射し、マイクロ
フィルムを透過した光を１／ンズでイメージセンサ（例
えばＣＯＤイメージセンサ等、以下ＣＣＤと称する。）
の受光面に結像させて光電変換することにより、マイク
ロフィルムの画像をアナログ信号として取出し、更に得
られたアナログ信号を２値の映像信号に変換して、マイ
クロフィルムの画像を電気的に処理することが提案され
ている。

ここにおいて、ＣＣＤから得られたアナログ信号を２値
化するに際しては、基準となすべき固定化された電位と
アナログ信号とを比較することにより、２値化する方法
が一１４’３に行なわれている。

そして、この比較する基準となるべき固定電位はスライ
スレベルと言われる。しかし、このような方法は以下に
述へる理由により、正確な２値映像信号を得ることは困
難である。即ち、画像によってはその映像信号の変化域
が固定電位の上又は下となり、固定電位ではその変化を
検知できないことがある。またＣＯＤを使用した場合、
一般にＣＯＤの受光量は光源の光量と照射時間との積で
められる。従って、光源照射時間を一定にすると、受光
量と光量とは比例関係にある。ここにおいて、例えばネ
ガフィルム上の大きな文字の部分は透過率が高いので受
光量が多くなり、小さな文字の部分は透過率が低いので
受光量が少なくなる。それ故にＣＣＤにより光電変換さ
れて取出されたアナログ映像信号のダイナミ・ンクレン
ジは犬きくなる。従って、ＣＯＤから得られたアナログ
映像信号と固定のスライスレベルとを比較して２値化す
ると、大きな文字の先が太くなったり、小さな文字が消
滅したりすることが起こり、これを用いて画像再生した
場合再生された文字の画質は低下してしまう。

〔目　的〕

本発明は従来の欠点を除去し、画像を正確に２値化する
ことにより、例えば再生文字の画質を向上させることの
できる２値化回路を提供することにある。

〔実施例〕

第１図は本発明の動作原理を示す図であり、第２図は第
１図の原理に基づいたｚ値化回路の一実施例を示すブロ
ック図である。第１図について説明する。先ず、（１）
は、ＣＯＤによって光電変換されたアナログ映像信号波
形である。次に波形（１）の傾きをめると（２）の様な
波形となる。そこで波形（２）の正のピーク値（極大値
）が（５）の如く検出出来る。そして、このピーク値に
対応した位置におけるアナログ映像信号を記憶させる。

この記憶された信号は、アナログ映像信号の変化域のほ
ぼ中央の値となる。これが波形（３）における信号Ａで
ある。尚、波形（３）における信号Ｅは波形（１）のア
ナログ信号を示す。一方、波形（１）のアナログ映像信
号から波形（２）の信号の絶対値を減算すると、波形（
４）中の信号Ｂを得る。尚、波形（４）の信号Ｆは波形
（１）のアナログ信号を示す。この信号Ｂと信号Ａとを
比較してＢ≧Ａを１、Ｂ＜ＡをＯと出力すると、（６）
の信号を得る。これがめるべき２値化映像信号である。

信号（６）は、後述の如く、小振幅の信号から大振幅の
信号への変化点における２値化誤差が補正されている。

従来の如き、固定スライスレベルＣ信号と原アナログ映
像信号（１）（波形（４）に於て示す点線波形）とを比
較して得た信号を（７）に示す。

（Ｕ号（６）及び（７）から明らかなように、大振幅の
部分における２値信号巾が狭くなっているのがわかる。

従って、透過率の高い文字が太くなってしまうごとを防
止できる。

次に第２図に於て、本発明の実施例を示すブロック図を
順次説明する。ＩＮはＣＯＤから得られるアナログ映像
信号をアナログ−デジタル変換したＮビットのデジタル
信号である。これをう・ンチ回路ｌによって、記憶させ
る。次にう・ンチ回路１によって記憶された信号を次に
入力される信号との差を減算回路２によって演算する。

このランチ回路ｌと減算回路２によって映像信号の傾き
量を検出するための回路が構成される。

次に減算回路２で演算された出力の極大値の時間的位置
を検出するためにピーク位置検出回路６に減算回路２の
出力を供給する。このピーク位置に対応するパルス信号
で、その時間位ｒＬにわばる入力映像信号を記憶する記
憶回路を設ける。この回路か映像信号と比較基準となる
スライスｌ／べｌしを記憶する回路であり第２図中のス
ライスレベルメモリ回路５である。

また、減算回路２の出力する映像信号の傾さ量をＸ倍し
、かつその絶対値をめるＸ倍絶対値回路３の出力により
、ラッチ回路１の出力を減算するための減算回路４を設
ける。Ｘ倍絶対値回路３は、適切な２値化出力信号を得
て、再生文字が太くなることを防止し画質を調整するた
めの機能をもつ。

そして、ｇ算回路４により得られた出力信号と、スライ
スレベルメモリ回路５に予め記憶している信号出力とを
比較回路７によって比較し、その出力として、２値化さ
れた映像信号を得ることが出来る。

９はスライスレベル変更回路であって、入力映像信号１
の極小値から次に現われる傾き量信号２の極大個迄の区
間ｍを除く領域交を有効なスライスレベル領域として検
出し、入力映像信号１の最小値から傾き量信号２の最大
個迄の区間ｍのスライスレベルＡをその信号レベルに拘
らず固定の基亭値に補正（第１図中波形（４）の固定ス
ライスレベルＧ迄強制的に変更）するための回路である
。

このような回路９を設けることにより、小振幅の信号か
ら大振幅の信号に変わる部分において、傾き州のピーク
が遅く現われることに起因する小振幅時のスライス１／
ベルによる大振幅信号の誤った２値化出力（波形６にお
ける斜線部分）を防止することが出来る。その結果、ス
ライスレベル変更回路９からの変更信号を考慮したスラ
イスレベルメモリ回路５の出力は波形（４）の信号りと
なる。

尚、１０は遅延回路であり、減算回路４の出力と時間的
位相を同期させて、スライスレベルメモリ回路５に入力
映像信号を記憶させるために設けた時間調整のための回
路である。また、８は回路の動作タイミング制御用のク
ロック信号を発生するクロック発生回路である。

尚、本実施例はマイクロフィルムに関するものであるが
、一般のフィルムの再生、ファクシミリ、複写機等にも
使用可能である。

このように本実施例ではアナログ映像信号の傾き量の極
大値を検出し、この極大値に対応した映像信号を２値化
のだめの基準信号として用いるので、２値化基準信号を
常に映像信号のほぼ中央に設定することができ、固定し
た基準値で２値化動作した場合の様に、映像信号の変化
域外に基準値が存在してしまうようなことがない。

また、変化する映像信号には常に傾きのピーク値が現わ
れるので、これを用いることにより常に映像信号の変化
に対応した２値化用基準信号が得られる。

尚、アナログ信号の極性が反対の場合等においては傾き
量の極小値を検出し、これに対応した映像信号を基準信
号としてもよいことは明らかである。

〔効　果〕

以上説明した様に、本発明によると映像信号を２値化す
るための基準信号が簡単な構成で常にアナログ映像信号
の変化に合ったものとすることができ、従って、正確な
２値化を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明図、第２図は本発明の一実
施例を示すブロック図であり、１はラッチ回路、２．４
は減算回路、５はスライスレベルメモリ回路、６はピー
ク位置検出回路、７は比較回路、９はスライスレベル変
更回路である。 出願人　キャノン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アナログ映像信号を２値信号に変換する２　（＋ｆｉ化
   回路において、映像信号の傾き量のピークに対応する映
   像信号を基べら信号として、上記映像信号を２伯化する
   ことを特徴とする２値化回路。