JPS6059520B2 - フイン安定装弾筒弾丸及びフイン安定装弾筒弾丸の製造方法 - Google Patents

フイン安定装弾筒弾丸及びフイン安定装弾筒弾丸の製造方法

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JPS6059520B2
JPS6059520B2 JP54100334A JP10033479A JPS6059520B2 JP S6059520 B2 JPS6059520 B2 JP S6059520B2 JP 54100334 A JP54100334 A JP 54100334A JP 10033479 A JP10033479 A JP 10033479A JP S6059520 B2 JPS6059520 B2 JP S6059520B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弾体と、合金から成る装弾筒と、合成樹脂外
被とを有する装弾筒弾丸、特にフィン安定装弾筒弾丸及
びフィン安定装弾筒弾丸を製造する方法に関する。
小口径弾丸とも呼ばれる装弾筒弾丸は極度に高い初速
を有する装甲破壊火器に利用される。
スイス国特許明細書５１２７Ｄ号にあるようなこの種
の公知の弾丸においては弾体の回りを囲んて装弾筒のセ
グメントが配置され、セグメントは放射状に回転バンド
およびパッキンバンドにより結合されている。装弾筒と
弾体との間には軸線方向への力の伝達のための伝動部材
が配置されている。この伝動部材は例えば数個の部分か
ら結合された”リングから成りかつ弾体の溝の中と装弾
筒の溝の中に係入される。 かかる弾丸の場合合成樹脂
外被の押出し鋳込み射出成形のための準備作業が時間を
とりかつしたがつて弾丸の合理化されたかつ廉価な量産
にとつては不利である。
すなわち装弾筒のセグメント、弾体および伝動部材は組
み立てられ、かつこれらの部分を結合する特殊の装置に
よつてダイカスト型の中に挿入されなければならない。
したがつて、装弾筒、弾体および伝動部材の組合せに際
し個々の部品が忘れられることが起り得る、そのわけは
特にこの公知の弾丸の場合装弾筒のセグメントの間の継
ぎ目は発射装薬による流過を防止するため条片によつて
緊塞されており、この継ぎ目は弾体軸線に対し横に指向
していてセグメントの中に切り込まれた溝の中に挿入さ
れているからである。スイス国特許明細書５３６４８１
号に表わされているようなこの種の他の弾丸の場合、弾
体はその後方部分を装弾筒のスリーブ状の突出部の中に
入れている。
弾体の後方部分には環溝が巻き込まれている。弾体に装
弾筒を固定するため突起が弾体の環溝の中に係入してい
る。この突起は装弾筒のスリーブ状の突出部上に放射状
に突き当るポンチによつて生成され、ポンチは装弾筒材
料を数個所において環溝の中へ押し込む。かかる弾丸に
おいては、装弾筒に弾体を固定するために特別の作業過
程を必要とする。
これに相応して装置も、装弾筒の突出部の材料から突起
を生成するように準備させられる。しかるにこの突一起
は弾体の周囲に沿つて若干の個所においてのみ弾体の中
に係入するが故に、環溝の大部分は装弾筒と弾体との間
の力の伝達には何ら寄与しない。重金属から製造された
弾体はこの取り巻いている溝によつて不必要に軽くされ
、弾丸の効力を低下！させる。本発明は特許請求の範囲
に表わされている如く、装弾筒弾丸の製造のため、量産
に適している簡単な方法を創造するという課題を解決す
る。
その外なお次の別の利点が達成される。すなわ二ち装弾
筒と弾体との間の連結は装弾筒の鋳造によつて形成され
ることによつて、一体的連結を作成する、装弾筒と弾体
の加工精度に関する要求は大巾に低下されるがそのため
に軸線の遊隙が発生することはない。
ク装弾筒と弾体とは鋳造の後１体を形
成して合成樹脂射出成形鋳型の中に入れられることがで
きる。鋳造の後冷却の間に装弾筒に発生する体積変化は
、装弾筒が冷い状態で弾体を固く包むことを実現する。
腔緘砲身から発射されるフィン安定装弾筒弾丸の場合、
このことは弾体と装弾筒との間に放射状の遊隙の発生は
不可能でありかつそれによつてアンバランスが発生する
危険が減少されるという別の利点として作用する。これ
は、運動方向に対し横に作用する力による弾体の負荷が
僅少であることを意味する。これはまた、弾丸のより大
なる効力の点で認められるような弾体の細長比を）向上
させることができる。その他の利点は、弾体に装弾筒を
固定するために備えられる凹所または取巻き部分は弾体
の全周囲にわたつて延びる必要がない点にある。
この凹所の大きさは装弾筒を弾体上、軸線方向に遊隙な
しに保持する大きさで充分である。これによつて弾体の
重量を軽減するような不必要な凹所は避けられる。これ
はまた、弾丸の効力向上に寄与する。装弾筒の固定個所
として連続する溝の代りに弾体の一部が横断面多角形状
にフライス削りされることもできる。
この種に処理された弾体においては普通の凹所を有する
弾体に比べて危険回転数を上げることができ、これは腔
緘砲身から発射されるフィン安定装弾筒弾丸において有
利なことである。以下図面の例によつて本発明を詳述す
る。
第１図によれば本発明による方法によつて製造されたフ
ィン安定装弾筒弾丸は次のように構成されている：弾針
または弾体１は装弾筒２および合成樹脂外被３によつて
囲まれている。
合成樹脂外被３は前方に１個の被帽７を保持する。弾丸
は後方へは薬莱４の中に進入している。第２図に表われ
ている如く装弾筒２は数個のセグメント２ａに分割され
ている。これらのセグメント２ａは両端においてリング
部分５として形成された保持部分（第１図）によつて弾
体１上で相互結合されている。弾体１は弾体と装弾筒と
の保持部分として外周上に凹所６を有し、装弾筒２は、
これらの凹所６に係入し装弾筒２と弾体１との間に生じ
うる移動を阻止する、突起６ａを備えている。第２図に
表われている如く、装弾筒２は合成樹脂外被３により囲
まれており、該外被はその周囲に多数の空所８を有し、
空所は重量節減に寄与する。
合成樹脂外皮３のこれらの空所８に面した隅角部は、砲
身から出た後外被３が破砕する破断個所１０を形成する
。本発明による製造方法は大体において次のステップを
包括している。
最初に自体公知の方法で弾体１が製造される。
第２のステップにおいては装弾筒２の製造が行われる。
このためには第３図による数部分の鋳型１１が使われる
。この鋳型は中子として弾体１を収容できるように構造
されている。鋳型は装弾筒２のセグメント２ａの数に相
当する数のセグメントから構成される。鋳型１１の各セ
グメントはそれ自体公知の方法で可動型１７を備えてい
る。これらの可動型１７は鋳型１１が閉じた状態て弾体
１に対して半径方向に抜き取られ、それによつて鋳造に
際し間隙９が生ずる。（第２図）。鋳型１１の中に弾体
１を挿入する場合凹所６が可動型１７の接触面の下に位
置しないことに注意しなければならない。装弾筒２の鋳
造に際しては開口部１２（第３図）を経て空洞１３の中
へ流体の合金が注入される。その際凹所６およびリング
５も鋳入される。冷却の後装弾筒２は弾体１と共に１体
として鋳型１１から取り出される。次のステップは合成
樹脂外被３の製造に使われる。
このために、弾体１と装弾筒２とから成る単位は中子と
して第２鋳型１４（第４図）の中に挿入される。この鋳
型は同じく、装弾筒２のセグメント２ａの数に相当する
数のセグメントから成り、このセグメントは同じく公知
の方法で、少なくとも空所８の一部分の生成のため可動
型１８を有する。別の可動型１９が鋳型１４の各セグメ
ントに軸線に押し込み可能に配置されている。。開口部
１５が鋳入されるべき空洞１６を例えば押出し鋳込み射
出成形装置と連絡させる。鋳造に際し装弾筒２の個々の
セグメント２ａの間の間隙９は合成樹脂外被３によつて
緊塞される。引き続いて該外被３の冷却の後鋳型１４か
ら、弾体１、装弾筒２および合成樹脂外被３から成る単
位は取り出される。リング部分５は砲身から射出される
際に装弾筒セグメント２ａの良好な分離を保証するため
スリットを設けられる。更にセグメント２ａのより良好
な分離のためにリング部分５は合成樹脂外被の鋳込後に
削りとられることもできる。
【図面の簡単な説明】
第１図はフィン安定装弾筒弾丸の第２図のＩ一Ｉ線に沿
つて縦断面図、第２図は同じ弾丸の第１・図の■一■線
に沿う横断面図、第３図は装弾筒のための鋳型の縦断面
、第４図は合成樹脂外被のための鋳型の縦断面を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 弾体１と、弾体１を把持し、隙間９によつて相互に
    区画された複数のセグメントを有する合金製の装弾筒２
    と、合成樹脂外皮３とを備えたフィン安定装弾筒弾丸の
    製造方法において、その周面上に凹部６を有する弾体は
    第一鋳型１１に装入され、可動型１７は弾体１に当接す
    るまで鋳型中半径方向に差込まれ、装弾筒を形成するセ
    グメントは続いて弾体上に直接鋳込まれ、その際半径方
    向におけるセグメント２ａの保持のための保持部分５、
    及び軸線方向におけるセグメント２ａの保持のために前
    記凹部６に嵌入する突起６ａとがつくられ、そして第二
    鋳型１４中に合成樹脂外皮３がそれ自体公知の方法で弾
    体１上及び装弾筒２上に鋳込まれることを特徴とする、
    フィン安定装弾筒弾丸の製造方法。 ２ 保持部分５として使用され、セグメント２ａを半径
    方向に保持するリング部分５が合成樹脂外皮３の鋳込の
    後に外される、特許請求の範囲第１項記載のフィン安定
    装弾筒弾丸の製造方法。 ３ 弾体１と、弾体１を把持し、隙間９によつて相互に
    区画された複数のセグメントを有する合金製の装弾筒２
    と、合成樹脂外皮３とを備えたフィン安定装弾筒弾丸に
    おいて、弾体１にはその周面上に凹部６が、そしてセグ
    メント２ａには該凹部に嵌入する突起６ａが設けられて
    おり、該突起６ａは該凹部を完全に充填しかつ弾体１上
    のセグメント２ａを移動阻止していることを特徴とする
    フィン安定装弾筒弾丸。
JP54100334A 1978-08-08 1979-08-08 フイン安定装弾筒弾丸及びフイン安定装弾筒弾丸の製造方法 Expired JPS6059520B2 (ja)

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JPS5525795A JPS5525795A (en) 1980-02-23
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IT (1) IT1122417B (ja)
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