JPS6059078B2 - 極低温鋼用高能率tig溶接材料 - Google Patents
極低温鋼用高能率tig溶接材料Info
- Publication number
- JPS6059078B2 JPS6059078B2 JP56025527A JP2552781A JPS6059078B2 JP S6059078 B2 JPS6059078 B2 JP S6059078B2 JP 56025527 A JP56025527 A JP 56025527A JP 2552781 A JP2552781 A JP 2552781A JP S6059078 B2 JPS6059078 B2 JP S6059078B2
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- JP
- Japan
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- less
- welding
- steel
- test
- weld metal
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
- B23K35/3033—Ni as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は9%ニッケル鋼主とする極低温鋼の高能率全
姿勢TIG溶接に適した溶接材料に関するものである。
姿勢TIG溶接に適した溶接材料に関するものである。
9%ニッケル鋼を主体とする極低温用鋼は、近年液化
天然ガスの需要が増大するにつれて、貯槽設備に多く使
用されている。 国内受入基地の貯槽は、地下タンク方
式と地上タンク方式があるが、地上タンクの場合、液化
天然ガスに接する内壁に9%ニッケル鋼が主に使用され
ている。
天然ガスの需要が増大するにつれて、貯槽設備に多く使
用されている。 国内受入基地の貯槽は、地下タンク方
式と地上タンク方式があるが、地上タンクの場合、液化
天然ガスに接する内壁に9%ニッケル鋼が主に使用され
ている。
9%Ni鋼を使用する地上タンクの組立て施工にあた
つて、立向姿勢を主とする全姿勢溶接を必要とする個所
があるが、この部分は全姿勢溶接に適している。
つて、立向姿勢を主とする全姿勢溶接を必要とする個所
があるが、この部分は全姿勢溶接に適している。
TIG溶接が実用されている。 9%ニッケル鋼TIG
溶接材料は、安全性優先の立場から、ニッケル基オース
テナイト系合金が実用されているが、ニッケル基オース
テナイト系合金は、9%ニッケル鋼より固相温度が低く
、かつ凝固温度範囲が広く全姿勢溶接において、30ダ
/min以上の溶着速度て溶接すると、溶融金属の凝固
状態が変化するとともに酸化し、溶融金属の広がりが得
られず、凸ヒートとなり、たれさがつてしまうことが多
く、品質がばらつきがみられ、健全な溶接継手が得られ
ないので、従来は止むを得ず20ダ/ min前後の溶
着速度で実用化されており、能率性が低いという欠点が
あつた。 本発明者らは9%Ni鋼を主とする極低温鋼
の高能率姿勢TIG溶接において、溶加材として用いる
ニッケル基オーステナイト系溶接材料の化学成分がヒー
ト形状に及ぼす影響を検討した結果、酸素と親和力の強
い元素が非常に大きな影響をもつているという新らたな
知見を得て、酸素と親和力の強い元素の適正含有範囲を
きめることによつて本発明をなしたものである。
溶接材料は、安全性優先の立場から、ニッケル基オース
テナイト系合金が実用されているが、ニッケル基オース
テナイト系合金は、9%ニッケル鋼より固相温度が低く
、かつ凝固温度範囲が広く全姿勢溶接において、30ダ
/min以上の溶着速度て溶接すると、溶融金属の凝固
状態が変化するとともに酸化し、溶融金属の広がりが得
られず、凸ヒートとなり、たれさがつてしまうことが多
く、品質がばらつきがみられ、健全な溶接継手が得られ
ないので、従来は止むを得ず20ダ/ min前後の溶
着速度で実用化されており、能率性が低いという欠点が
あつた。 本発明者らは9%Ni鋼を主とする極低温鋼
の高能率姿勢TIG溶接において、溶加材として用いる
ニッケル基オーステナイト系溶接材料の化学成分がヒー
ト形状に及ぼす影響を検討した結果、酸素と親和力の強
い元素が非常に大きな影響をもつているという新らたな
知見を得て、酸素と親和力の強い元素の適正含有範囲を
きめることによつて本発明をなしたものである。
即ち本発明は、Nl65〜76%、MOlO〜25%、
CO.l5%以下、SiO.5%以下、Mn2%以下を
含み、且つAeO.Ol〜1.5%、TlO.Ol〜1
.5%、MyO.Ol〜1.5%、ZrO.Ol〜1.
5%の1種または2種以上の合計が0.01〜1.5%
の範囲になるように含有し、又はこれにさらに加えてW
7%以下、CO5%以下、Cr5%以下、Nb2%以下
、V5%以下の1種または2種以上を含有し、残mヂe
と若干の不可避的な不純物よりなることを特徴とする極
低温鋼用高能率TIG溶接材料である。
CO.l5%以下、SiO.5%以下、Mn2%以下を
含み、且つAeO.Ol〜1.5%、TlO.Ol〜1
.5%、MyO.Ol〜1.5%、ZrO.Ol〜1.
5%の1種または2種以上の合計が0.01〜1.5%
の範囲になるように含有し、又はこれにさらに加えてW
7%以下、CO5%以下、Cr5%以下、Nb2%以下
、V5%以下の1種または2種以上を含有し、残mヂe
と若干の不可避的な不純物よりなることを特徴とする極
低温鋼用高能率TIG溶接材料である。
以下に本発明における構成要件の限定理由について述べ
る。
る。
先す、N】は本発明による合金の主体をなすもので、溶
接金属の組織を安定なオーステナイト組織にし、低温に
おけるじん性を向上させるものてあるが、安定したオー
ステナイト組織で、溶接部の強度を維持するために65
%以上が必要である。
接金属の組織を安定なオーステナイト組織にし、低温に
おけるじん性を向上させるものてあるが、安定したオー
ステナイト組織で、溶接部の強度を維持するために65
%以上が必要である。
76%を超えて添加してもそれ程効果が認められないこ
とから、上限は76%とする。
とから、上限は76%とする。
次に、MOは溶接部の強度を向上させるとともに溶接時
における高温割れを防止するが、10%未満では溶接部
の強度が不足てあり、また25%を超えると溶接部の強
度向上に対する効果がそれ程認められないので、10〜
25%とする。
における高温割れを防止するが、10%未満では溶接部
の強度が不足てあり、また25%を超えると溶接部の強
度向上に対する効果がそれ程認められないので、10〜
25%とする。
また、Cは溶接部の強度を向上させるが、0.15%を
超えるとじん性ならびに耐割れ性を劣化させるので、0
.15%以下とすることが必要である。
超えるとじん性ならびに耐割れ性を劣化させるので、0
.15%以下とすることが必要である。
さらに、Siは全姿勢溶接において良好なビード形状の
形成に効果があるが、じん性および耐割れ性を低下させ
る傾向があるので、0.5%以下とす.る必要がある。
また、Mnは溶接部の強度を向上させるが、2%を超え
るとじん性の低下する傾向があるので、2%以下とする
。
形成に効果があるが、じん性および耐割れ性を低下させ
る傾向があるので、0.5%以下とす.る必要がある。
また、Mnは溶接部の強度を向上させるが、2%を超え
るとじん性の低下する傾向があるので、2%以下とする
。
次に、Ae..Tl、My.Zrは、いずれもほぼ.一
同等に配素と親和力を有し、溶接金属を清浄にし、ブロ
ーホールなどの欠陥を防止し、じん性を向上させるが、
1種または2種以上の合計で0.01%未満では、脱酸
剤としての効果がなく、溶接欠陥を生じる。
同等に配素と親和力を有し、溶接金属を清浄にし、ブロ
ーホールなどの欠陥を防止し、じん性を向上させるが、
1種または2種以上の合計で0.01%未満では、脱酸
剤としての効果がなく、溶接欠陥を生じる。
一方、Ae..TilMyNzrの1種または2種*ゞ
以上の合計で1.5%を超えて含有すると、高能率全姿
勢TIG溶接において、溶接金属の凝固状態が変化する
とともに酸化して広がりが得られず、凸ビードとなりた
れさがつて、健全な溶接継手が得られないので、Ae.
.Ti..My..zrは1種または2種以上の合計で
、0.01〜1.5%の範囲にあることが必要である。
以上の合計で1.5%を超えて含有すると、高能率全姿
勢TIG溶接において、溶接金属の凝固状態が変化する
とともに酸化して広がりが得られず、凸ビードとなりた
れさがつて、健全な溶接継手が得られないので、Ae.
.Ti..My..zrは1種または2種以上の合計で
、0.01〜1.5%の範囲にあることが必要である。
なお、これらの成分は夫々の単独においても前記と同じ
理由により、その適正含有量範囲が夫々0.01〜1.
5%であることはいうlまでもない。さらに、本発明に
おいては、以上の成分に加えてW7%以下、CO5%以
下、Cr5%以下、Nb2%以下、V5%以下の1種ま
たは2種以上を含有せしめれば、溶接金属の強度向上の
効果を一段と助長することが出来る。
理由により、その適正含有量範囲が夫々0.01〜1.
5%であることはいうlまでもない。さらに、本発明に
おいては、以上の成分に加えてW7%以下、CO5%以
下、Cr5%以下、Nb2%以下、V5%以下の1種ま
たは2種以上を含有せしめれば、溶接金属の強度向上の
効果を一段と助長することが出来る。
まず、Wは溶接部の強度を向上させるのに効果があるが
、比重が大きく偏析しやすい上に7%を超えて含有して
も強度向上にそれ程効果が認められない。COは、Nl
と同じ特性を有し、強度を向上させるのに有効であるが
、5%を超えて含有しても相応な効果がない。
、比重が大きく偏析しやすい上に7%を超えて含有して
も強度向上にそれ程効果が認められない。COは、Nl
と同じ特性を有し、強度を向上させるのに有効であるが
、5%を超えて含有しても相応な効果がない。
Cr,Nb..Vは、ともに強度向上に有効てあるが、
Crを5%超えて含有させても相応な効果がない。
Crを5%超えて含有させても相応な効果がない。
Nbは、2%を超えて含有すると、じん性および耐割れ
性を劣化させるので、2%以下とすることが必要である
。またvは5%を超えて含有しても相応な効果がない。
ここて本発明の極低温鋼用TIG溶接材料の製造方法の
一例について言及すると、溶解は真空溶解炉か、または
そのに準する方式の溶解炉にて行い、酸素、窒素などの
不純物の混入が極力少なくなるように酸慮する。
性を劣化させるので、2%以下とすることが必要である
。またvは5%を超えて含有しても相応な効果がない。
ここて本発明の極低温鋼用TIG溶接材料の製造方法の
一例について言及すると、溶解は真空溶解炉か、または
そのに準する方式の溶解炉にて行い、酸素、窒素などの
不純物の混入が極力少なくなるように酸慮する。
圧延線引きし、所望の径に仕上げる。以下に本発明の効
果を実施例によりさらに具体的に述べる。
果を実施例によりさらに具体的に述べる。
実施例
第1表に供試溶接材料の化学成分および供試鋼板の組合
せを示す。
せを示す。
溶接材料は、直径1.6Wgf1φのワイヤに加工した
ものを用いた。第2表に供試鋼板の化学成分を示す。
ものを用いた。第2表に供試鋼板の化学成分を示す。
供試鋼板は、9%Ni鋼および5.5%Ni鋼で、突合
せ継手溶接試験は、板厚25.4Tfr!n、巾200
Tn!n、長さ450Ts!tの寸法のものを第1図に
示す開先形状に組立てて用いた。
せ継手溶接試験は、板厚25.4Tfr!n、巾200
Tn!n、長さ450Ts!tの寸法のものを第1図に
示す開先形状に組立てて用いた。
開先角度0=601、ルートフェースf=5Tfnとし
、積層は第2図に示すように、3層溶接後深さh=12
顛、巾w=18Tfr!nの形状に裏はつりしたのち、
さらに3層溶接した。溶着金属試験板は、板厚20Tw
t、巾200瓢、長さ450wnとした。裏当材は同一
鋼塊より加工した板厚6Tn1巾25Tn1長さ500
TIrmを用い、第3図に示す開先形状に組立てて用い
た。開先角度0=200、ルートギャップy=16顛と
し、積層は7層とした。溶接装置は、高能率全姿勢TI
G溶接が可能な装置を用い、電源は直流垂下特性、電源
特性は直流正極性とした。
、積層は第2図に示すように、3層溶接後深さh=12
顛、巾w=18Tfr!nの形状に裏はつりしたのち、
さらに3層溶接した。溶着金属試験板は、板厚20Tw
t、巾200瓢、長さ450wnとした。裏当材は同一
鋼塊より加工した板厚6Tn1巾25Tn1長さ500
TIrmを用い、第3図に示す開先形状に組立てて用い
た。開先角度0=200、ルートギャップy=16顛と
し、積層は7層とした。溶接装置は、高能率全姿勢TI
G溶接が可能な装置を用い、電源は直流垂下特性、電源
特性は直流正極性とした。
溶着速度を向上させるため、ワイヤに交流電流を通電し
たワイヤを加熱した。電極は、トリウム入りタングステ
ン電極4.0醜θを用い、シールドガスはNで流量20
e/Minとし、シールド効果を良好にするため溶接ト
ーチの外周にさらにシールドノズルを取付け、Arを流
量20e/Min流した。溶接姿勢は、立向姿勢とし溶
接は自動で行つた。
たワイヤを加熱した。電極は、トリウム入りタングステ
ン電極4.0醜θを用い、シールドガスはNで流量20
e/Minとし、シールド効果を良好にするため溶接ト
ーチの外周にさらにシールドノズルを取付け、Arを流
量20e/Min流した。溶接姿勢は、立向姿勢とし溶
接は自動で行つた。
溶接条件は、溶接電流230〜300A、溶接電圧10
〜13■、溶接速度5〜7crft/Minで行つた。
〜13■、溶接速度5〜7crft/Minで行つた。
ワイヤ溶着速度は、35f/Minとした。突合せ継手
溶接試験における溶接金属の凝固状態、酸化状況ならび
にヒート形状の観察は目視で行い、X線性能は、JIS
Z3lO6「スンレス鋼溶接部の放射線透過試験方法お
よび透過写真の等級分類方法」に準じて第1種欠陥(ブ
ローホールおよびこれに類する丸みを帯びた欠陥)と第
2種欠陥(細長いスラグ巻込みおよびこれに類する欠陥
)について欠陥の等級分類を行つた。試験結果の判定基
準として、溶接金属の凝固状態、酸化状況ならびにヒー
ト形状については、次の層を積層に際しグラインダ加工
など手直しをしなければ欠陥が生ずる恐れがあるものは
不可とした。
溶接試験における溶接金属の凝固状態、酸化状況ならび
にヒート形状の観察は目視で行い、X線性能は、JIS
Z3lO6「スンレス鋼溶接部の放射線透過試験方法お
よび透過写真の等級分類方法」に準じて第1種欠陥(ブ
ローホールおよびこれに類する丸みを帯びた欠陥)と第
2種欠陥(細長いスラグ巻込みおよびこれに類する欠陥
)について欠陥の等級分類を行つた。試験結果の判定基
準として、溶接金属の凝固状態、酸化状況ならびにヒー
ト形状については、次の層を積層に際しグラインダ加工
など手直しをしなければ欠陥が生ずる恐れがあるものは
不可とした。
X線性能は、1種欠陥、2種欠陥とも1級てあることが
必要である。
必要である。
溶着金属試験は、1『θ丸棒引張試験片およびJISZ
3l2の4号(2wrmVノッチ)衝撃試験片を採取し
、引張試験は室温で行い、衝撃試験は試験温度−196
℃とし、試験結果の判定基準としてN.■規格に準じ、
引張試験において、0.2%耐力375N/i以上、引
張強さ66(ハ)/i以上、伸び25%以上であること
が必要であり、衝撃試験においてVE−196℃34J
以上であることが必要である。
3l2の4号(2wrmVノッチ)衝撃試験片を採取し
、引張試験は室温で行い、衝撃試験は試験温度−196
℃とし、試験結果の判定基準としてN.■規格に準じ、
引張試験において、0.2%耐力375N/i以上、引
張強さ66(ハ)/i以上、伸び25%以上であること
が必要であり、衝撃試験においてVE−196℃34J
以上であることが必要である。
試験記号NO.l〜25は、試験板として9%N1鋼を
用い、NO.26は、5.5%N1鋼を用いた。
用い、NO.26は、5.5%N1鋼を用いた。
NO.l〜4は、Ae,Tl,My,zrを単独に含有
させた本発明例で、うずれも良好な結果が得ら−れた。
NO.5は、Nl含有量を65%未満とした比較例で、
溶着金属の引張強さがN−V期格を満足しない。
させた本発明例で、うずれも良好な結果が得ら−れた。
NO.5は、Nl含有量を65%未満とした比較例で、
溶着金属の引張強さがN−V期格を満足しない。
NO.6〜7は、MOの含有量が溶着金属の引張強−さ
に及ぼす影響例で、MO含有量が少ないと引張強さが低
下し、NO.7の比較例に示すように10%未満になる
とN・■規格を満足しない。
に及ぼす影響例で、MO含有量が少ないと引張強さが低
下し、NO.7の比較例に示すように10%未満になる
とN・■規格を満足しない。
NO.8〜10は、Cを多目に含有せしめたもので、C
が増すと溶着金属の引張強さが向上するが、一方におい
てはじん性が低下し、0.15%を超えて含有すると、
NOlOの比較例に示すようにじん性が、N・■規格を
満足しない。
が増すと溶着金属の引張強さが向上するが、一方におい
てはじん性が低下し、0.15%を超えて含有すると、
NOlOの比較例に示すようにじん性が、N・■規格を
満足しない。
NOll〜13は、SIを多目に含有せしめたもので、
Siが増すと全姿勢溶接において良好なビード形状の形
成に有効であるが、一方においてはじん性が低下し、含
有量が0.5%を超えるとN・■規格を満足しない。
Siが増すと全姿勢溶接において良好なビード形状の形
成に有効であるが、一方においてはじん性が低下し、含
有量が0.5%を超えるとN・■規格を満足しない。
NOl4〜15はMnを多目に含有せしめたもので、M
nが増すと溶着金属の強度は向上するが、一方において
はじん性が低下し、含有量が2%を超えるとN−V規格
を満足しない。
nが増すと溶着金属の強度は向上するが、一方において
はじん性が低下し、含有量が2%を超えるとN−V規格
を満足しない。
NO.l6は、AfO.OO2%およびTIO.OO3
%で合計0.05%含有した比較例で、突合せ継手溶接
試験におけるX線性能が1種欠陥3級てあつた。
%で合計0.05%含有した比較例で、突合せ継手溶接
試験におけるX線性能が1種欠陥3級てあつた。
NO.l7は、Ae,Ti,My,zrの合計で1.4
5%含有せしめた本発明例て、溶接金属の凝固状態、酸
化状況、ならびにヒート形状が良好であつた。
5%含有せしめた本発明例て、溶接金属の凝固状態、酸
化状況、ならびにヒート形状が良好であつた。
一方NO.l8は、Ae,Ti,My,Zrの合計で、
1.5%を超えて含有した比較例で、溶接金属の凝固状
態が変化し、酸化が多く広がりが得られず、凸ヒートと
なりたれさがつて健全な溶接継手が得られなかつた。N
c)19〜20は、Wを含有せしめた例で、いずれも溶
着金属の引張強さが向上し、じん性を良好であつた。
1.5%を超えて含有した比較例で、溶接金属の凝固状
態が変化し、酸化が多く広がりが得られず、凸ヒートと
なりたれさがつて健全な溶接継手が得られなかつた。N
c)19〜20は、Wを含有せしめた例で、いずれも溶
着金属の引張強さが向上し、じん性を良好であつた。
NO2lは、COを含有せしめた例で、溶着金属の引張
強さが向上し、じん性も良好であつた。NO22は、C
rを含有せしめた例で、溶着金属の引張強さが向上して
いるが、じん性がW,COの例より低くなる傾向がみら
れた。NO.23〜24は、Nbを含有せしめた例で、
溶着金属の引張強さが向上しているが、一方においては
じん性が低下し、含有量が2%を超えるとN−V規格を
満足しない。
強さが向上し、じん性も良好であつた。NO22は、C
rを含有せしめた例で、溶着金属の引張強さが向上して
いるが、じん性がW,COの例より低くなる傾向がみら
れた。NO.23〜24は、Nbを含有せしめた例で、
溶着金属の引張強さが向上しているが、一方においては
じん性が低下し、含有量が2%を超えるとN−V規格を
満足しない。
NO.25は、Vを含有せしめた例で、溶着金属の引張
強さが向上し、じん性も良好であつた。NO26は、5
.5%N1鋼を使用した例で、良好な結果が得られた。
強さが向上し、じん性も良好であつた。NO26は、5
.5%N1鋼を使用した例で、良好な結果が得られた。
以上、説明したように本発明による極低温鋼用高能率T
IG溶接材料は、9%Ni鋼を主とする極低温鋼の全姿
勢高能率TIG溶接において良好な溶接が出来、健全な
溶接継手が得られるものである。
IG溶接材料は、9%Ni鋼を主とする極低温鋼の全姿
勢高能率TIG溶接において良好な溶接が出来、健全な
溶接継手が得られるものである。
第1図は、突合せ継手溶接試験に用いた試験板の形状を
示す図、第2図は、突合せ継手溶接試験における積層要
領を示す図、第3図は、溶着金属性能試験に用いた試験
板の開先形状および積層要領を示す図である。 θ・・・・・・開先角度、f ・・・・・・ルートフェ
ース、h・・・・・・裏はつり深さ。
示す図、第2図は、突合せ継手溶接試験における積層要
領を示す図、第3図は、溶着金属性能試験に用いた試験
板の開先形状および積層要領を示す図である。 θ・・・・・・開先角度、f ・・・・・・ルートフェ
ース、h・・・・・・裏はつり深さ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Ni65〜76%、Mo10〜25%、Co0.1
5%以下、Si0.5%以下、Mn2%以下を含み、且
つAl0.01〜1.5%、Ti0.01〜1.5%、
Mg0.01〜1.5%、Zr0.01〜1.5%の1
種または2種以上の合計が0.01〜1.5%の範囲に
なるように含有し、残部Feと若干の不可避的な不純物
よりなることを特徴とする極低温鋼用高能率TIG溶接
材料。 2 Ni65〜76%、Mo10〜25%、C0.15
%以下、Si0.5%以下、Mn2%以下を含み、且つ
Al0.01〜1.5%、Ti0.01〜1.5%、M
g0.01〜1.5%、Zr0.01〜1.5%の1種
または2種以上の合計が0.01〜1.5%の範囲にな
るように含有し、さらにW7%以下、Co5%以下、C
r5%以下、Nb2%以下、V5%以下の1種または2
種以上を含有し、残部Feと若干の不可避的な不純物よ
りなることを特徴とする極低温鋼用高能率TIG溶接材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56025527A JPS6059078B2 (ja) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | 極低温鋼用高能率tig溶接材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56025527A JPS6059078B2 (ja) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | 極低温鋼用高能率tig溶接材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57139494A JPS57139494A (en) | 1982-08-28 |
JPS6059078B2 true JPS6059078B2 (ja) | 1985-12-23 |
Family
ID=12168509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56025527A Expired JPS6059078B2 (ja) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | 極低温鋼用高能率tig溶接材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059078B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109693055A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-30 | 江苏新航合金科技有限公司 | 油气管道用内壁堆焊耐高温耐腐蚀镍合金焊丝及制备方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4927732A (ja) * | 1972-07-11 | 1974-03-12 | ||
JPS50154033A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 | ||
JPS53134332A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Control system referencing memory unit |
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1981
- 1981-02-25 JP JP56025527A patent/JPS6059078B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4927732A (ja) * | 1972-07-11 | 1974-03-12 | ||
JPS50154033A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-11 | ||
JPS53134332A (en) * | 1977-04-28 | 1978-11-22 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Control system referencing memory unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57139494A (en) | 1982-08-28 |
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