JPS60582B2

JPS60582B2 - エンドレス平ベルトへの部材連結装置及び窓又は風除け用ワイパ装置

Info

Publication number: JPS60582B2
Application number: JP51106193A
Authority: JP
Inventors: ジエイムスカークビデニス
Original assignee: WYNSTRUMENTS Ltd
Current assignee: WYNSTRUMENTS Ltd
Priority date: 1975-09-05
Filing date: 1976-09-04
Publication date: 1985-01-09
Also published as: JPS5248767A; DE2639404C2; DE2639404A1; GB1490597A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、プーリ囲りに回転可能なエンドレスの平ベ
ルトへ部材を連結するための装置に関するものであり、
かつ英国特許、番号８８７１１４及び１０７６２８７の
明細書に記載されているような直線型の窓又は風除け用
ワィパ装置に関するものである。

（従来技術）一般に、直線型窓用ワィパ機構は「Ｖ」断面の駆動ベル
トを用いているが、該ベルトの深さは、リベット、スタ
ッド、又は止め金の通過を許すように十分深くしてあり
、ヮィパ駆動リンク部材又は連結棒、又は同様の都材の
取付けを容易にしてある。

加わるに、プーリの溝を、前記Ｖ断面の内表面に取付け
られた前記のような取付物の何れの部分に対しても間隙
を備えるよう、十分な深さにすることもできる。平駆動
ベルトを用いることによって、窓用ヮィパを駆動するの
に必要な動力の節約ができ、又、平ベルトは作製するに
より簡単でありかつ型に流し込んだり射出して形成でき
るので製造コストの節約が図られる。「Ｖ」断面ベルト
に関して述べたと同様の方法で薄い平ベルトに取付物を
取付けることは可能であるが、取付点のベルトの応力が
取付点において集中しないようにすることは難しく、そ
の結果ベルトの早期切断を生じる。又、プーリの周縁に
取付物のベルト内面に近接する部分に対して間隙を設け
るための溝を掘ることを避けることもできない。（目的
・構成）本発明の一面によれば、プーリ困り１こ回転可能なエン
ドレス平ベルトに部村を連結するための装置を提示する
ものであり、該装置は弧状面と貫通孔を備え、被連結部
材に連結されるパッドと、一のリム部を前記貫通孔に挿
通したクランプ部材とを有し、前記クランプ部材と前記
弧状面は、該弧状面の半径方向内方にスロットを形成す
ると共に該スロットに平ベルトを挿通させて該平ベルト
をクランプするように配置される。

望ましい態様として、前記貫通孔は前言己弧状面に関し
てその中心を偏芯させてある。

クランプ部材は金属の細片からなるものでもよく、金属
性クランプ部村の両リム部の自由端は折り曲げられて前
記弧状面の半径方向外表面と係合するようにされている
。前記装置は、前記ス。

ット内に配設された少なくとも１の弾発村からなる第１
の部材を備えていることが望ましい。望ましくは、弾発
材から第１の部材又な複数個から成るときはその各部分
が「前記弧状面と前記クランプ部材との間に介在するよ
うに配置されることがよい。より好ましくは、前記装置
は前記クランプ部の対向する両面とベルトとの間に介在
するように配置した弾発材から成る第２の部材を有して
いることが有利である。

該弾発材の各部分は前記クランプ部より中広であること
が望まれる。又、前記弾発材から成る第１の部材又はそ
の各部分が、前記スロットの方向に前記パッドより大な
る寸法を有することが望まれる。本発明の他の面によれ
ば、窓又は風除けのワィパ機構を提示するものであり、
該ワィパ機構は前述の装置によってワィパ駆動用リンク
部材に連結された回転可能なエンドレス平ベルトを有し
ている。

以下に本発明の実施例を図に従って説明する。

（実施例）第１図によれば、直線型ワィパ機構（平行運
動型ワイパ機構）は、ケーシング１を含んでおり、ケー
シング１は払拭されるべき窓又は風除けの外部に、適当
な支持具（図示せず）上に設置されている。

ケーシング１はエンドレスの平ベルト３を内包しており
、該平ベルト３はプーリ４及び５上を通過する。

プーリ４はシャフト（図示せず）に軸支されており、該
シャフトはたとえば電動モータと減速歯車装置（図示せ
ず）によって駆動される。ケーシングは、又、板状のキ
ャリッジ・プレート７を内包しており、該キャリッジプ
レート７は離隔して設けた一対のローラ８によって移動
される。ローラ８は水平ガイド（図示せず）の間を、か
つケーシングの上端部の下側を走る。キヤ１」ツジ・プ
レート７は、ケーシングと該ケーシングの上端及び下端
に夫々設けた上部垂直ガイド１１及び下部垂直ガイド（
図示せず）間を走る３つのローラー０を支持している。
キヤリツジ・プレート７は、アーム１３として下方に懸
垂し、該アーム１３は長孔１４を貫通してケーシング外
に突き出ている。

アーム１３はアーム１３に枢支された第２のアーム１５
を支持しており、この第２のアーム１５はワィパブレー
ド１６を支持している。キャリッジ・プレート７とそれ
に付設したワィパブレード１６は、リンク１７を駆動す
ることによって、図中左右方向の直線運動（平行運動）
を与えられる。

そしてリンク１７は１８でキャリッジ・プレート７に枢
支されており、１９で長形のクリップすなわちベルトパ
ッド２０を枢支している。ベルトパッド２０１まベルト
に常に連結されており、プーリ４及び５の半径にほゞ等
しい半径の弧状に形成されており、これによってプーリ
を容易に通過するようにしてある。キャリッジ・プレー
ト７の一方向の連行中ＩＪンクは引張り状態にあり、戻
りの運動中は圧縮状態にあることが理解されるであろう
。キャリッジ・プレート７が一方向の連行の端部に到達
したとき、リンク１７は第１図のようにベルトプーリ４
の直径上に位置し、更にベルト３が動くとりンク１７に
圧縮がかかり、キャリッジ・プレート７をベルト３の連
行の方向を矢印Ａで示した逆方向に動かす。

枢支点１９の位置は、それがブーリ４，５困りを通過す
るときベルト３のピッチ線の半径より４・のプーモＤか
らの半径上に位置するように配置されている。

ベルトのピッチ線の半径の８０％が連行の両端のキャリ
ッジの減速及び加速の最小値を与え「したがって最も
円滑な作動を与えることが判明した。第２図を参照すれ
ば「パッ２０は本発明に係る装置２１の一部を構成して
いる。

該装置は、駆動リンク１７に取付けられるディスク部２
２を含んでおり、リンク１７の平坦表面に平行にかつ連
結具１９によって完全に回転運動可能に取付けられてい
る。ディスク部２２の周縁にはパッド２０が設けてあり
、該パットは金属から成りかつ弧状の凹面（弧状面）２
３を有している。パッド２０は、連結臭１９の回転軸に
関しディスク部２２の軸万向に延びている。パッド２川
こは、長孔２４が貫通形成されており、孔２４は、ディ
スク部２２とパッド２０の接続部に近接した第１の点か
り、パッド中心と前記接続部間の第２の点迄軸万向に延
びている。孔２４は、変形可能なクランプ部村２５に適
応するように寸法が定められており、該クランプ部材２
５は金属片から成りかつ折り曲げられて直線状の交叉部
２６を有するＵ型に形成されている。交叉部２６の各端
部から２つの離隔された平行のリム部２７が延びている
。リム部２７の一方は、弧状面２３の半径方向内側から
孔２４を通るように配設されており、他のリム部２７は
、パッド２０の自由端３３に形成された矩形ノツチ３４
内に位置するように配設される。このようにして、弧状
面２３と交叉部２６はそれらの間にスロット２８を形成
する。ベルトラはスロット２８を貫通するように延びて
位層ずけられる。リム部２７，２７間のスペースはベル
ト３の中より大ではない。リム部２７は弧状面２３の半
径方向に長くした薄片をなし、これはベルト３に対して
支圧している。該リム部２７はベルト３の中より小の長
さを有している。更に、装置２１は、少なくとも１つの
、弾発材から成り、かつベルト３と弧状面２３との間に
位置する他の部材を有している。この他の部材が複数個
から成る場合はその各部分３０は、パッド２０の中より
長くかつ弧状に形成されており、中はベルト３と同じで
ある。装置２１の集合体を鰹立てるために、リム部２７
の自由端部３１は夫々互に対向するようにはゞ９００に
曲げられておりパッド２０の半径方向外表面３２に確固
と係合してベルト３、弾発性部村３０をパッド２０１こ
クランプしている。クランプ部材２５は終端３３と孔２
４の前記第２の点の間に位置するパッドの矩形部分を砲
持している。装置２１の上記構成は、装置２１の近傍に
あるベルトの中に渡る圧縮をわかちあい、それによつて
「ベルトがその上を走るプーリ４，５の緑部につまづか
ないことを確保している。更に、そのような圧縮はベル
トと装置との間のクランプ作用を改善し、それらの間の
正しい芯合わせを助ける。麓発材からなる前記部材又は
その各部分３０は、パッド２０の、ベルト３に対して横
切る方向の、端部がベルト３の外表面を摩耗することを
防ぐ。クラソプ部材２５によってかかる圧力による、各
部分３０の局部的変形は、交叉部２６の外表面をベルト
３の内表面と本質的に同平面内に位置するようにし、こ
れによってクランプ部材２５がプーリ４，５囲りを通過
する困難性を減少させる。

交叉部２６のウェブの目的はベルト３の内表面をこする
ことを防止することである。更に、前記弾発性部材又は
その各部分３０‘こベルト３を介して対面するウェプは
、クランプ部材２５によってベルト３にかけられる圧縮
荷重を広域に分散させる。プーリ及び５は、夫々金属よ
り大の弾発性を有する材料から成っており、それによっ
て、クランプ部材２５がプーリ表面に接触したときに、
プーリは摩耗されるというよりは瞬間的にへこまされる
だけである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る連結装置を含む直線型の窓又は
風除け用ワィパ装置の断面図、第２図は、本発明に係る
連結装置の、パッドとクランプ部を切り離して追加して
示した斜視図、である。図中の記号の意味は次の通りである。１…ケーシング、
３…エンドレス平ベルト、４，５…プーリ「７…キヤリ
ツジ・プレート、８，１０…ローラ、１６…ワイパプレ
ード、１７・・・ｌｊンク、２０小パッド、２３・・・
弧状面、２４・・・孔「２５・・・クランプ部材、２
６…交叉部、２７・・・リム部、２８・・・スロット、
３０…弾発材から成る第１の部分。第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】１（ａ）弧状面２３と貫通孔２４を備え、被連結部
材１７に連結されるパツド２０と、（ｂ）平ベルト３
の幅方向に延びる交叉部２６と、該交叉部２６の両端か
らそれぞれ前記弧状面２３の半径方向外方に延びるリム
部２７，２７を備えたクランプ部材２５とを有し、一
の前記リム部２７は前記弧状面２３の半径方向内側から
前記貫通孔２４を貫通し、前記両リム部２７，２７の
自由端部は前記弧状面２３の半径方向外表面と係合して
前記クランプ部材２５と前記弧状面２３とでスロツト２
８を形成し、該スロツト２８に平ベルト３を貫通させ
て該平ベルト３をクランプするようにしたことを特徴と
するプーリ囲りに回転可能なエンドレス平ベルトへの部
材連結装置。２特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記貫
通孔２４が前記弧状面２３に関して偏芯しているもの。
３特許請求の範囲第１項又は第２項記載の装置におい
て、前記クランプ部材２５が金属片であり、前記クラン
プ部材２５の各端部が折り曲げられて、前記パツド２０
の前記弧状面２３の半径方向外表面と係合しているもの
。４特許請求の範囲第３項記載の装置において、前記
クランプ部材２５が横方向に延ばされており、ベルトの
半径方向内面に対して支圧する支圧ウエブを形成してい
るもの。５（ａ）弧状面２３と貫通孔２４を備えたパツド２
０と、（ｂ）平ベルト３の幅方向に延びる交叉部３の
両端からそれぞれ前記弧状面２３の半径方向外方に延び
るリム部２７，２７を備えたクランプ部材２５とを有す
る部材連結装置で、前記パツド２０をワイパ駆動用リン
ク部材１７に回転自在に枢着し、一方、一の前記リム部
２７を前記弧状面２３の半径方向内側から前記貫通孔２
４を挿通させると共に、前記両リム部２７，２７の自由
端部を前記弧状面２３の半径方向外表面と係合させて前
記クランプ部材２５と前記弧状面２３とで形成したスロ
ツト２８に、プーリ４，５回りに回転するエンドレス平
ベルト３を貫通してクランプさせたことを特徴とする窓
又は風除け用ワイパ装置。６特許請求の範囲第５項記載の装置において、前記貫
通孔２３が前記弧状面２４に関して偏芯しているもの。７特許請求の範囲第５項又は第６項記載の装置におい
て、前記クランプ部材２５が金属片であり、前記クラン
プ部材２５の各端部が折り曲げられて、前記パツドの前
記弧状面の半径方向外表面と係合しているもの。８特
許請求の範囲第７項記載の装置において、前記クランプ
部材２５が横方向に延ばされており、ベルトの半径方向
内面に対して支圧する支圧ウエブを形成しているもの。９特許請求の範囲第５項記載の装置において、前記プ
ーリ４，５は金属より大なる弾発性を有する材料からな
るもの。