JPS6057697B2 - コンデンサ素子の巻終り部の処理装置 - Google Patents

コンデンサ素子の巻終り部の処理装置

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Publication number
JPS6057697B2
JPS6057697B2 JP8645780A JP8645780A JPS6057697B2 JP S6057697 B2 JPS6057697 B2 JP S6057697B2 JP 8645780 A JP8645780 A JP 8645780A JP 8645780 A JP8645780 A JP 8645780A JP S6057697 B2 JPS6057697 B2 JP S6057697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
clamper
films
metallized
film
Prior art date
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Expired
Application number
JP8645780A
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English (en)
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JPS5712514A (en
Inventor
直治 田村
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Condenser Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Condenser Co Ltd filed Critical Hitachi Condenser Co Ltd
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Publication of JPS5712514A publication Critical patent/JPS5712514A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属化フィルムを巻回し素子を製作する際の、
コンデンサ素子の巻終り処理方法とその処理装置に関す
る。
ポリエステルフィルム等のコンデンサ用フィルムの表面
に金属被覆を蒸着した金属化フィルムは、蒸着技術の進
展に伴い、フィルム厚が3μ以下の薄手のものが開発さ
れ市場に供給されるようになつてきた。
かゝる薄物の金属化フィルムは、コンデンサを製作する
際の初工程てあり、電気的性能を左右する重要な工程で
ある素子の巻回工程において、従来の巻取機をそのま)
用いると短絡不良を発生することがわかつた。
これは薄手の金属化フィルムが切断された箇所において
カールし易いことであり、当初に一対の金属化フィルム
の切断長さを、巻終り部分において数ミリメートルすら
して切断し金属膜が接触しないよう短絡防止の対策がな
されているが、しかし、第1図で示すごとく、金属化フ
ィルム1、2の長さを違えて切断しても、巻取完了時に
第2図に示す如くカール6が発生し、金属被膜部4が互
いに接触してしまう場合があることがわかつた。
これがコンデンサとなつたときに短絡事故の発生要因と
なつていた。本発明は、かゝる現象を発見したことによ
り、カールを防止した処理方法及びその処理装置を提供
する。
本発明のカール防止処理方法を説明すると、一対の金属
化フィルム1、2を巻芯3の外周に所定巻数巻回した後
、カッターで巻終り端部の長さが違うように切断し、こ
の切断した巻終り端部に水やアルコール等の液体を少量
塗布し、金属化フィルムを接着させるとカールしにくく
なつた。
またカールしようとしても一体化されているから金属被
膜部4どうしが接触することがなくなつた。本発明のコ
ンデンサ素子巻終りの処理装置について図面に基づき説
明すると、11及び12は金・属化フィルム1、2の巻
始めを保持するクランパー本体である。このクランパー
本体11の下部には金属化フィルム1、2を切断するた
めのカッター13が取着されている。カッター13はカ
ッターブロック14の溝15の中を突切ることにより・
金属化フィルム1、2は切断され、素子5の巻終り部I
A、2Aが長さに違いをもつて形成される。これはカッ
ターブロック14の幅の分だけ長さに差ができる。巻芯
3は中心に溝があつて、この溝に金属化フィルムがはさ
みこまれ巻芯3が反時計方向に回転すると巻芯3上に巻
回され素子5が形成される。
巻芯3は紙面に対して垂直に前後直進すると共に、巻芯
レバー軸17を支軸としてA,B間をスイング移動しう
る構成となつている。クランパー本体12の一部には水
やアルコール等の液体20を貯蔵する貯槽21が設けら
れておりフェルト等の液浸透体22の一端部が液体20
に浸漬され、板バネ23に保持されながら他端部はクラ
ンパー12の先端部まで引出され、かつ金属化フィルム
の巻終り部1Aに接触する位置迄伸びている。本発明の
装置作用につき説明すると、第3図はクランパーが開放
している状態を示し、このとき、巻芯3はA位置にあつ
て金属化フィルム1,2を巻回中で、一カッターブロッ
ク14の位置はガイドローラ30,31の間に位置して
いる。
所定巻数巻終ると、第4図の如く、巻芯3はB位置に−
移動し、カッターブロック14も共に移動する。続いて
第5図の如く、クランパー11,12が閉じると、カッ
ター13がカッターブロックの溝15の間を突切り金属
化フィルム1,2を切断し、金属化フィルムは分離され
て、巻終り部1A,2Aと巻始め部1B,2Bが形成さ
れる。巻始め部1B,2Bはクランパー11,12で保
持され、巻終り部1A,2Aは板バネ23で保持されて
いる液浸透体22の先端部が接触し、この液浸透体22
が保有する液体20が金属化フィルムの巻終;り部に付
着するので、この液体20により、巻終り部1A,2A
はお互いに接着し一体化される。この後、巻芯3がさら
に回転すると、巻終り部1A,2Aが巻き付けられる。
素子5の巻きほごれは外巻きフィルムを用いる等任意に
行えばよい。金属化フィルムどうしを一体化したことに
より金属化フィルムは切断された箇所がカールすること
なく巻回されるのでショート不良は発生しない。本発明
は、以上に述べた如き構成のコンデンサ素子の巻終り部
の処理方法及びその処理装置であつて、巻回しようとす
る金属化フィルム3μ以下という薄物の場合に、金属化
フィルムが切断された終端でカールしてしまい、金属被
膜面がお互いに接触してしまうという現象が発生しない
よう、切断した直後にその箇所を液体を用い付着させ、
金属化フィルムどうしを接着し一体化することにより前
記問題点を解決し得たので、素子巻終り部のショート発
生を皆無にすることが可能になり、薄物金属化フィルム
の素子製作の歩留りが飛躍的に向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属化フィルムの長さを違えて切断された状態
を示す素子の巻終りの正面図、第2図は初断した金属化
フィルムの巻終り部がカールされることを示す素子の正
面図、第3図はクランパーが開放し巻芯に素子が巻回さ
れている状態を示す正面図、第4図は巻芯が下方に(B
位置)移動した状態の正面図、第5図はクランパーが閉
じ金属化フィルムが切断された状態を示す正面図である
。 図面において、1,2は金属化フィルム、3は巻芯、5
は素子、11,12はクランパー本体、13はカッター
、20は液体、21は貯槽、22は液浸透体、23は板
バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下部にカッターが固着されたクランパーと、液貯槽
    が設けられたクランパーとからなり、この液貯槽内に一
    端部が浸漬され、他端部がクランパーの先端部まで引出
    されかつ素子の巻終り部に接触する位置まで延長された
    液浸透体と、この液浸透体に重ね合わせた板バネとを有
    することを特徴とするコンデンサ素子の巻終り部の処理
    装置。
JP8645780A 1980-06-27 1980-06-27 コンデンサ素子の巻終り部の処理装置 Expired JPS6057697B2 (ja)

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JP8645780A JPS6057697B2 (ja) 1980-06-27 1980-06-27 コンデンサ素子の巻終り部の処理装置

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JPS5712514A JPS5712514A (en) 1982-01-22
JPS6057697B2 true JPS6057697B2 (ja) 1985-12-16

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ID=13887468

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6188232U (ja) * 1984-11-16 1986-06-09
JPH0754777B2 (ja) * 1985-02-16 1995-06-07 松下電器産業株式会社 金属化フイルムコンデンサ
JPS62168328U (ja) * 1986-04-16 1987-10-26

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JPS5712514A (en) 1982-01-22

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